顎のニキビの治し方。スキンケアと食生活から徹底的に見直そう

2017.07.12

顎のニキビの治し方。スキンケアと食生活から徹底的に見直そう

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

いつの間にかできては痛みを伴うことの多い顎ニキビ。気をつけているつもりでも簡単には治ってくれないし、このまま跡が残らないか心配…。自分でできる正しい治し方は?早くきれいに顎ニキビを治す方法を、改めて整理してみましょう。

INDEX

目次

    顎ニキビを治す市販薬の成分

    角質を軟化させるサリチル酸

    サリチル酸は、肌表面の角質層を薄くして柔らかくする効果があり、またニキビの原因であるアクネ菌の繁殖を防ぐ効果のある成分です。顎ニキビをできにくくする効果に付け加えて、化粧水や美容液などの浸透力を高める効果が期待できます。

    メラニンを抑制するビタミンC誘導体

    ビタミンC誘導体は、肌に吸収されにくいビタミンCを、角質層へ浸透しやすい形に改良した成分です。メラニン色素の生成を抑える効果があるため、しみやニキビ跡の色素沈着を防いでくれます。また、皮脂分泌を抑え、抗炎症作用もあるため、過剰な皮脂分泌によりできた顎ニキビの治療に効果があるとされています。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    化粧水で肌美人に。悩みを解決してくれるビタミンC誘導体とは

    炎症を鎮めるアラトイン

    アラトインとは、少し前に注目されたカタツムリの美容効果などで注目されている成分で、刺激を抑制し傷の修復を促進する効果があるため、さまざまな薬品や化粧品に使われています。刺激が弱く新しい組織の形成を補助してくれるので、悪化が進んでしまった赤ニキビや黒ニキビにも有効です。

    皮脂を吸収する硫黄

    硫黄は、皮脂分泌を抑制して肌の表面を乾燥させる効果があるため、特に思春期のニキビ治療に効果的な成分です。また、角質層を柔らかくし、アクネ菌の減少につながる殺菌作用も持つので、ニキビ抑制を助けてくれる優秀な成分と言えますね。

    赤みを抑えるグリチルリチン酸

    グリチルリチン酸は、強い抗炎症作用と抗アレルギー作用で知られる成分です。顎ニキビにありがちな赤く腫れたニキビなどの炎症の改善を早めてくれます。かゆみや痛みも抑えてくれるので、日中気になってうっかり触って悪化を招くということも起こりにくくなりますね。

    顎ニキビを治すためのスキンケア

    メイクはクレンジングで浮かせて落とす

    顎ニキビの治療には、しっかりとしたクレンジングが必須です。これを怠ると、ニキビを治すどころか悪化させてしまう場合があるので注意が必要ですよ。まず洗った手に適量のクレンジングを取り、手のひらで温めましょう。こうすることで肌に馴染みやすくなり、毛穴の汚れを出しやすくなります。

    クレンジングを皮脂の多いTゾーンから顔全体に塗っていき、やさしく指先で円を描くように顔全体をマッサージします。くるくると顔の中央から外側に向かってやさしく指を滑らしましょう。毛穴の奥の汚れが浮いてきたら、最後はしっかりとぬるま湯で洗い流しましょう。冷水よりも肌への刺激が少なく、毛穴が開きクレンジングも落ちやすくなるのでぬるま湯の方がベターです。

    顔はきめ細かい泡の力だけで洗う

    肌への刺激を減らすために、洗顔料はしっかり泡立てましょう。泡立ちネットがあると便利です。
    ぬるま湯で弾力を感じるくらい洗顔料を泡立てたら、顔に乗せて両手で円を描くように顔全体を洗います。手が直接肌に触れないように、泡を顔表面と手のひらで挟むイメージで、泡が顔を撫でるようにやさしく洗います。汚れのたまりやすい小鼻や顎は指を使ってやさしく洗いましょう。

    顎のすすぎ忘れに注意

    顔全体を泡でまんべんなく洗ったら、ぬるま湯で洗い流します。強くこすらず、手ではなくぬるま湯が顔に触れるようなイメージで、泡が落ちきるまで顔全体にかけていきます。洗い残しがあるとそれがまたニキビや肌荒れの原因になるので、おでこの生え際や頬なども泡が落ちているか確認しましょう。

    意外と盲点なのが顎の下です。落ちてきた泡と水滴が顎の下に隠れていることがあるので、ここも最後にすすぎ忘れがないように確認しましょう。流しおわったら、清潔なタオルでやさしく肌を押さえるようにしっかりと拭き取ってください。

    化粧水は手で温めてから浸透させる

    肌をしっかりと洗ったら、化粧水などが浸透しやすい環境が整ったことになります。より肌になじむように、化粧水を手にとったら両手で温め、手のひら全体で肌にやさしく押し当てていくようにつけていきます。

    あくまでも「浸透させる」ことをイメージしながら、顔全体にやさしくなじませていきましょう。ただし、もしニキビの箇所がヒリヒリと刺激を感じた場合は、その部分は控えるようにしてください。

    治るまでメイクは薄めにする

    顎ニキビを治すためには、なんといっても刺激を避け、なるべく清潔を保つことが必須です。とはいえ、目立つ部分なので何もしないわけにはいきませんね。メイクは極力、薄めにしましょう。肌に触れるブラシやスポンジも清潔なものを使い、刺激を与えないように気を遣いましょう。

    今はニキビのケアを兼ねた化粧下地なども売られているので、試してみるのもいいかもしれませんね。

    顎ニキビの治りを助ける食べ物と栄養

    便秘を予防する食物繊維

    顎ニキビは胃腸の疲れや便秘により悪化することがあります。ストレスや生活習慣の乱れによって腸内環境がバランスを崩し、肌へと影響します。

    日頃から食物繊維の豊富な野菜やきのこを食べ、便秘になりにくい体作りを意識しましょう。体内の毒素をしっかりと排出するリズムを確立することで、顎ニキビの改善や予防につながります。

    女性ホルモンに似た働きの大豆イソフラボン

    顎ニキビができる要因のひとつ、ホルモンバランスの乱れ。ホルモンバランスを整えるためには、大豆や豆乳が効果的といわれています。これは、大豆に含まれる大豆イソフラボンという成分が女性ホルモンと似た働きをするためです。

    女性ホルモンは肌に潤いをもたらしつつ皮脂の分泌を抑えるとされているので、それに似た働きを持つ成分をおいしく意図的にいただけるのはありがたいですね。

    脂質の代謝に関わるビタミンB6やB2

    肌の代謝を安定させ、ターンオーバーを促す作用があるのがビタミンB6です。レバー、まぐろ、ニンニクなどに多く含まれています。脂質を分解する働きを持ち、毛穴の皮脂の詰まりにくくするのがビタミンB2です。納豆やチーズ、ヨーグルトなどに含まれています。

    みずみずしい健康的な肌にはこれらの成分は必須といえますね。

    抗酸化作用のあるビタミンE

    ビタミンEは高い抗酸化作用で知られる成分です。顎ニキビの一因である活性酸素を抑制してくれます。酸化した皮脂により発生した活性酸素が皮膚細胞を傷つけ炎症化してしまうのを、ビタミンEが防御してくれるのです。主にナッツ類や玄米、アボカドなどに含まれています。

    ただし体に溜まりやすい成分でもあるため、摂りすぎには注意しましょう。皮脂分泌を促す男性ホルモンの分泌を促す成分もあるので、バランスに気をつけて取り入れましょうね。

    ストレスを抑えるカルシウム

    よくストレスは美肌の敵といわれますが、これはストレスによりホルモンバランスの乱れが引き起こされ、肌の新陳代謝に影響するためです。そんなストレスを緩和してくれる優秀な成分がカルシウム。牛乳や小魚、小松菜などに多く含まれているので、日頃の食生活から上手に摂取するよう心がけましょう。

    生活改善で顎ニキビの治りを早めるには

    質の良い睡眠をとる

    食べ物の他に、生活の見直しで顎ニキビの治りを早めることができます。規則正しい生活を心がけ、睡眠時間を十分にとること。それも、質の高い睡眠をとることが大切です。

    肌のターンオーバーを促進し、肌再生を促す成長ホルモンが分泌されやすいゴールデンタイムと呼ばれる時間をしっかりと熟睡状態でとれることが重要です。ゴールデンタイムとは、諸説ありますが、最近では眠りについてから3〜4時間の時間帯とされています。

     

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    安眠のツボ押しと不眠解消の生活習慣を身に付けてスッキリ目覚めよう

    半身浴で冷え症予防

    冷え性に悩まれている女性の方は多いのではないでしょうか。冷え性は血液循環が悪くなり、血液の中に溜まった老廃物が新陳代謝を下げ顎ニキビの悪化を引き起こすことがあります。また、ニキビ改善のために大事な睡眠の質も下げてしまいます。

    ぬるめのお湯(38度〜40度)で半身浴をすることで、体の奥から温まり、その後の睡眠にも入りやすくなります。忙しいとついついシャワーで済ませがちですが、効果的に体を温め疲れを取るためにも、半身浴を実践し、冷え性の改善と予防を心がけましょう。

    適度な運動で新陳代謝を促す

    適度な運動は、汗をかくことで体内に溜まった毒素を排出してターンオーバーの正常化をもたらし、顎ニキビの治りを促進してくれます。また、寝つきも良くなるのでまさに良いこと尽くし。まずは日常に負担にならない程度に軽い気持ちでウォーキングやストレッチなどを取り入れてみてはいかがでしょうか。

    生理前はなるべくリラックスして過ごす

    生理前の時期は、皮脂の分泌を盛んにする黄体ホルモンの分泌が多くなるため肌が敏感になり、顎ニキビができやすくなります。この期間は、ストレスも感じやすいので、リラックスを心がけ、半身浴や軽い運動で免疫力の強化を心がけましょう。

    こまめな水分補給で血の巡りを良くする

    顎ニキビを早く治すには、水分をしっかりと取るように努めましょう。血液中の老廃物を流すのに約1〜2Lの水分が必要と言われています。カロリーや糖分の多いジュースではなく、便秘解消やストレス軽減作用を期待できるミネラルウォーターや、内臓を温め消化吸収力を高めてくれる白湯を飲むようにしましょう。

    ツボ押しで女性ホルモンを活性化

    ツボを刺激することでも顎ニキビの解消を促進することができます。
    まずは、合谷(ごうこく)というツボ。手の甲の親指と人差し指の根元にある骨の間にあり、大腸の調子を整えたりストレスを緩和させることができます。顎ニキビの原因である便秘の解消に役立ちます。

    そして中脘(ちゅうかん)というツボは、お腹の中心線上のみぞおちとおへその真ん中にあり、胃の働きを良くしながら、女性ホルモンの分泌を促す効果があります。
    簡単に取り入れやすいので、普段からぜひ実践したいですね。

    顎ニキビ解消の鍵は女性ホルモン

    顎まわりやフェイスラインのニキビは、ホルモンバランスの乱れによる影響が特に大きいのです。このホルモンバランスを整えるには、ひとつだけの方法ではなく、総合的な生活の見直しが改善へ早道です。できることから取り入れて習慣化していけば、顎ニキビの改善はもちろん、そもそも顎ニキビ自体ができにくくなります。

    肌ケアの仕方や日常生活にぜひ対策方法を取り入れ、女性ホルモンの分泌を促し、ストレスフリーな生活を心がけましょうね。

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