目次
まぶたがくぼむ原因
コラーゲンなどのハリ不足
加齢により顔が老けて見えるのは、いくつか理由がありますが、その中でももっとも大きな原因となっているのが、コラーゲン不足によるもの。肌のハリを若々しく保つためには、このコラーゲンは必要不可欠。しかし、加齢とともにコラーゲンは徐々に現象していき、次第に肌の皮膚のコラーゲンも減っていくことで、皮膚がたるんでしまい、結果的にそれが老け顔の原因となります。
ちなみにコラーゲンには「分子量」と「低分子量」の2つで分かれているケースが多いです。どんな違いかと言えば、分子量が多いほどコラーゲンは肌の表面に止まり潤いを与える一方で、分子の小さい低分子量は肌の奥、さらに角質層までコラーゲンが浸透します。肌の表面だけでなく、その奥にまで入り込むことで、よりしっかりとしたハリを生み出すことができるという点で、低分子量コラーゲンの注目は高まっています。
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目の周りの筋肉の衰え
老け顔にコラーゲンといった成分が不足しているだけでなく、単純に表情筋などの筋肉が衰えてしまうことで肌のたるみが発生してしまいます。特に目の周りの筋肉の衰えは著しく、それに伴うたるみもまた顕著に出てきます。目の周りには眼輪筋と呼ばれるドーナツ状の筋肉で覆われていますが、この眼輪筋が衰えてしまうと、まぶたがたるみ、くぼんだりして、老け顔の原因になります。
スマートフォンやパソコンによる疲労
日頃の生活習慣による原因も大きく関わっています。特に目に関しては、スマ—トフォンやパソコンの長時間の使用により、眼球疲労が促進され、まぶたの筋肉を落としてしまうことに繋がります。寝る前に軽くスマートフォンを見てしまうと、スマートフォンから発する光【ブルーライト】が睡眠障害を引き起こしやすくなり、ズルズルと疲れ目が翌朝に引き継がれてしまうことも。また夜更かしなども同様に、目の疲れを促進させてしまいます。
皮下脂肪が少ない
意識をしないとわからないものですが、目の下にも皮下脂肪はあります。そして、その皮下脂肪が少なくなると、眼球や骨格に沿うようにして皮膚が落ち込み、そのせいで目にくぼみが生じることもあります。そのため、比較的痩せ型の女性がこういった目のくぼみによる老け顔に高い確率でなりやすいです。
一日の疲れがとれる睡眠ができていない
目の疲れによる眼球疲労により、眼輪筋が衰えくぼみが生じてしまうこともあります。目の疲れを取る方法は色々ありますが、一番効果的なのはとにかくしっかりとした睡眠をとること。しかし、多くの方は一日の疲れがとれる睡眠ができていません。夜ふかし等による生活習慣の崩れもまた大きな原因となっています。現代病とも言える、睡眠不足により、翌日も疲れ目を引きずったまま仕事に出かける方も多いのではないでしょうか。
手軽なふきとりクレンジングの使用
お仕事や、冠婚葬祭、お友達とのお付き合いなど、さまざまなシーンで女性というのはメイクをする機会があります。しかし、そのメイク自体が肌へダメージを与えているのです。濃い目のメイクをすればなかなか落ちにくいので、クレンジングにも力がこもって強めの力で擦っていませんか?メイクが肌に残っている状態が長く続けば、肌の老化を早め、擦ることでダメージも与えます。
しかし、この擦り付ける力が強すぎると、肌に摩擦が生じてしまい、とりわけ皮膚の薄い目元付近へのダメージは著しく、シワやクマを作りやすくなってしまうのです。
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拭き取りクレンジングで忙しくても時間短縮。簡単なのにしっかりケア
まぶたのくぼみ改善に人気ケア商品
肌美精目もと集中リンクルケアマスク
合成香料は一切使用しておらず、無鉱物油により敏感肌に悩まされている方でも安心して使用できます。密着しやすいシートマスクによるパック効果により、肌の奥にまでしっかりと成分が浸透し、ピンポイントでケアしてくれます。
特に目のくぼみを解消するだけでなく、まぶたのやせや目尻のこわばりなど、目の周辺でよく起こるトラブルを解消してくれる際に大変効果的な製品となっています。単に美容目的に使うのではなく、エイジングケアとしても使用したい方におすすめです。
ロスミンローヤルロスミンリペアクリームホワイト
無着色で無香料、さらに無鉱物油という肌トラブルを抱えている方にとって大変実用的な、肌に優しい薬用化粧品です。注目すべきは、アルブチンとトラネキサム酸の2つの有効成分による小ジワへのアプローチでしょう。成分によりメラニンが発生するのを防ぎ、肌荒れやキメまで整えるため、肌トラブルの中でも特に小ジワに悩まされる方におすすめできます。
2018年7月現在、「ローヤルロスミンリペアクリームホワイト」とシミや小じわを体の内側からケアする「ロスミンローヤル(医薬品)」のセットが通常価格13,500円(税抜)のところ3,800円(税抜)で試すことができます。
まぶたのケアにおすすめの美容液
AXXZIABEAUTYEYES INTENSIVECAREESSENCE
ヒアルロン酸やビタミンC、バラベンフリーといった、目元集中ケアをするうえで優れている美容液となっています。透明感だけでなく、ハリやツヤ、保湿といったアプローチを受けることができるため、単純にエイジングケアとしてだけでなく、美容効果としても最適です。無着色なので、敏感肌に方にはおすすめです。
リンクルショット メディカルセラム
ニールワン真皮浸透処方と呼ばれる、独自のシワ改善メカニズムを採用することにより、「シワを改善」することに特化した製品となっています。メーカーの研究により発見された、シワが発生する新しい原因(日常的に生まれる表情シワを肌が傷と勘違い=シワ)をブロックするため、これまでの製品にはない効果が期待できます。
また「B.A ザ アイクリーム」はポーラ最高峰ブランド「B.A」のアイクリームで、 独自の保湿成分「月桃葉BAリキッド」「アケビ茎エキス」を配合。ゆるくなった目元を引き締めてくれます。
まぶたのくぼみにならないための注意点
目をかいたり触るときは優しく
目の周りの皮膚は非常に薄くできているため、少しの刺激でも敏感に反応してしまいます。前項でも紹介した拭き取りクレンジングでダメージを過剰に受けてしまうのはそのためです。だからこそ、目をかいたり触る時には、なるべく強い力で行うのではなく、そっと優しく行うようにしましょう。
目が疲れた時はつぶる
目の疲れを解消するにはセルフケアで十分な場合もあります。ちょっと目が疲れたなぁと感じた時は、適度に目をつぶり、眼球を休ませることが大切です。1分ほど目をつぶるだけでもショボショボした感覚がなくなるはずです。こうした何気ないセルフケアの積み重ねにより、眼球疲労もかなり軽減されます。
パソコンやスマホ使用時はこまめに休憩する
パソコンやスマホなどのブルーライトは眼球に対して非常に大きなダメージを与えています。過剰な光による目の疲れは、堆積していくと、視力低下だけでなく、眼輪筋が凝り固まりやすくなり、血流も悪化。その結果、代謝が悪くなり目のくぼみもより促進させてしまうことにもなります。そのため、それらの機器を使用したら、なるべく1時間毎に使用を止め目を休めるなど、こまめな休憩をとるようにしましょう。
アイメークを落とす時は強くこすらない
メイクを落とす際に、拭き取り式のクレンジングの方が便利なので、根強いユーザーもいることでしょう。しかし、擦るときの摩擦で肌トラブルを引き起こす原因にもなりかねません。特に目の周辺は一番気を遣いたいところ。そのため、アイメークリムーバーなど、たとえ頑固なアイメイクであってもスムーズに落とすことができる製品を使用するようにしましょう。
まぶたのくぼみの予防法
乾燥しないように保湿する
乾燥肌に悩まされる方に多いのが、保湿がしっかりと行われておらず、それが原因で肌のみずみずしさが損なわれ、同時に外部刺激によるキズやシワが目立ってしまうことにあります。それに限らず、皮膚の水分量というのは加齢とともに減っていくため、保湿クリームや美容液による保湿は欠かせません。
特にまぶた周辺の皮膚は薄く、他の皮膚よりも水分の蒸発量も多くなってしまうため、より一層保湿に対して重点的に行う必要性があります。
夜更かしせず肌のゴールデンタイムには寝る
冒頭でも申しあげましたが、生活習慣が乱れることで肌トラブルを引き起こす原因にも繋がります。そのため夜更かしは控え、しっかりとした睡眠時間を確保することが大切です。理想は、肌のゴールデンタイムと呼ばれる、入浴後3時間以内に睡眠すること。入浴後は成長ホルモンによる新陳代謝が活発に働き、その時に睡眠も取ることで体をしっかり休ませることができます。
ホットタオル等で目の周りを温める
目を長時間酷使すると、肌の筋肉が固まり、それが原因で血流の流れも悪くしてしまいます。血行不良は肌トラブルを引き起こす原因にもなるので、なるべく常に血流よくするのがベスト。その際に効果的な、ホットタオルなど温かいもので目を覆い、目を休めることです。それにより血流の流れもよくなり、疲れ目改善にも結びつきます。
目の周りをストレッチする
また、目の周りをストレッチすることで筋肉の凝りをとることも効果的です。アイマスクや温かいものをすぐに用意できなくても、ストレッチなら場所や時間を選ばずに行うことが可能です。数分程度のストレッチを毎日行うだけでも、血行不良を改善することができますし、目のくぼみ対策にも繋がります。
ストレッチをしてまぶたのくぼみを解消
眼輪筋を鍛える方法
ここでは目の周りをストレッチし、眼輪筋を鍛えるために効果的な方法をご紹介したいと思います。やり方としては下記の順番を参考に、実際にやりながら覚えてみましょう。
手順
1.両手の人差し指と中指をVの字にする
2.目頭に中指を目じりに人差し指をのせる
3.それぞれ軽く押し上げる
4.その時目を薄目にして10から20秒そのままでいる
以上で完了です。文字で見ると難しいかもしれませんが、一度覚えてしまったら場所に関係なく行えます。眼輪筋を鍛えることで、上下まぶたのたるみや目の下のクマを解消させる効果があるため、老け顔対策として美容液に頼るよりも効果的です。ただ、一点だけ注意したいのは、このストレッチを毎日継続して行うこと。
基本的に普通に生活しているだけでも人の目は疲労していくもの。そのため、週に何回とかいうものではなく、隙間時間を見つけては行うようにしていくのがポイントです。特に眼輪筋は筋肉になるため、一回やっただけで放置してしまうと、またすぐに固まってしまいます。
目だけを動かすストレッチ
最後に指を動かさず目だけでストレッチするやり方をご紹介します。指を使わないことから、よりどこでも実行しやすく、また目だけ動かすことで、より眼輪筋を意識することもできるでしょう。それでは、具体的な流れを以下の方で見ていきます。
手順
1.目を左右上下ななめに順番にゆっくり動かす
2.まばたきを10回する
以上です。たったこれだけいいの?と感じる方も多いかもしれませんが、実際これだけのストレッチを継続して行うだけでも血行が良くなり、目の疲れはかなり解消されていきます。実際にやって見るとわかりますが、目だけ意識してゆっくり動かして見ると、それだけの作業なのに意外としんどいと感じる方もいるかもしれません。つまりそれだけ、眼輪筋が衰えている証拠です。
ちなみに1のストレッチは、ある程度緩急つけてやって見るのもいいですよ。例えば、最初はゆっくりとやり、次にかなり目に力を入れるイメージで動かしてみるなど。普段そこまで使わない筋肉であるため、なるべくこちらのストレッチに関しても、毎日空いた時間を見つけて実行してもらいたいです。
まぶたのくぼみを解消して若々しく
いかがでしたでしょうか。まぶたのくぼみは加齢によるものだから仕方ないのかなぁと諦めてしまう女性の方も数多くいると思いますが、そこで対策を行わず諦めてしまうのは大変もったいないことです。
特に現代では、美容液やクリームなど、どんどん製品としての質も上がっていますので、エイジングケアとしてどんどん使用していただきたいです。
また、生活習慣や筋肉の衰えも老け顔になってしまう原因になると申し上げました。そのため、単純に加齢が原因ではなく、自分のライフスタイルを少し見直してみるだけでも、人の見た目そのものも全然異なってくると思います。
もし美容液やクリームで効果がないと感じたら、そういった点にも留意して、実際に行動へ移してみるのもありです。若々しい肌を保つためにも、小さな努力を忘れずに。