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何故まつげは抜けてしまうのか
目をこすってしまう
まつげは皮下に埋まっている長さが2mm程です。目が痒くて思わずこすってしまったりメイクを落とすクレンジングの時に目元をこすってしまうと、まつげの根元に直接刺激を与えてしまいます。
これは、まつげは抜ける直接の原因になってしまいます。まつげは思っているより簡単に抜けてしまうのです。目がかゆい場合は冷やしたり、目元専用のリムーバーを使ってクレンジングをするなど、できるだけ目を擦らない工夫をしましょう。
ビューラーをすることで抜けてしまう
日々のメイクでビューラーを使用することもまつげが抜ける原因の一つです。まつげをカールさせようと強く引っ張りすぎたり、1日に何度もビューラを使ったりしないように注意しましょう。
また、ビューラーのゴムを変えていないと、まつげがゴムにくっつきやすくなり抜けたり、マスカラやアイシャドウの汚れが付いたりしてまつげが傷んでしまいます。まつげも髪と同じで熱に弱いため、ホットビューラーの熱もまつげが傷む原因になります。
しかも、少し間違えれば、まぶたを火傷してしまう可能性もあります。ビューラーを正しい方法で使用し、なるべくまつげに負担をかけないようにしましょう。
まつエクやまつげパーマ
まつエクやまつげパーマはまつげのボリュームやカールが維持できるので、マスカラだけでは物足りず定期的に行なっている人も多いです。まつエクは強力な接着剤を使っているので、まつげに大きな負担や余計な重みがかかります。また、通常まつげが抜ける周期よりも早く抜けやすくなります。
まつげパーマは、パーマ液と熱でのダメージが大きいです。まつげの毛周期より早い頻度でまつげパーマを行えば、何度もパーマ液が塗布され、まつげを構成するタンパク質が壊されることになります。
まつげが水分を保てなくなり、徐々にパーマがかかりにくく、抜けやすいまつげになってしまいます。まつエクとまつげパーマ、どちらも頻繁にすると、まつげにとって良くありません。適度に行うか、できるだけ行わないようにしましょう。
食生活などの生活習慣
まつげも体の一部なので、まつげの状態は食生活の影響を受けています。添加物の多い食事や油っこいもの、アルコールの摂りすぎなどの偏った食生活も、まつげが抜ける原因になります。健康なまつげのためには、バランスの良い食生活が欠かせません。食生活は、まつげだけでなく健康維持の基本です。健康のためにも、食生活をぜひ見直してみましょう。
まつげを不意に触ってしまう
普段の生活で、気づいたらまつげを触っているということも少なくないと思います。まつげを触って無理にまつげが抜けてしまうと、毛母細胞にダメージを与えまつげが生えてこなくなる可能性もあります。できるだけまつげには触らないように意識しることが必要です。
まつげが抜け続けるのは病気の可能性も
頭皮だけじゃない円形脱毛症
円形脱毛症というと頭皮に起こるイメージがありますが、まつげも髪と同じ「毛」なので同じ症状が起こる可能性があるようです。円形脱毛症の原因は、ストレスが大きいと言われています。目にトラブルがないのに突然まつげが抜けるときは、皮膚科や眼科を受診してみましょう。
つけマが影響する結膜炎
つけまつげの接着剤などが、結膜や角膜に触れることにより強い炎症が起こります。目の粘膜の近くで化学物質を使うのですから、薄くて弱い目の周りの皮膚は炎症を起こしてしまうのです。結膜炎が進むと、まつげを支える毛根の周囲組織がただれて、まうげが抜けていきます。また、角膜に起きると視力低下につながる怖い病気です。
女性にありがちなホルモンバランスの乱れ
女性は、特に歳を重ねるとホルモンバランスが乱れやすくなります。また、生活習慣やストレスでも、ホルモンバランスが乱れることがあります。ホルモンバランスが乱れると、体に様々な症状が現れ、まつげも抜けやすくなります。
女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンの2種類があります。エストロゲンは、コラーゲンを生成し髪にハリ・ツヤを与え、健康な髪へと成長させる働きがあります。プロゲステロンは、皮脂分泌を促したい毛の周期を伸ばす働きがあります。この2つの女性ホルモンが乱れたり減ったりすると、髪だけでなくまつげも抜ける原因になるのです。
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まつげは抜けると生えにくい
髪の毛よりも毛の生え変わりが遅い
体毛が生え変わるサイクルを毛周期と言います。まつげにも、もちろん毛周期があり約1ヶ月~5ヶ月程度です。まつげの毛周期には、成長期・退行気・休止期とあり成長のスピードがゆっくりなので、ダメージを受けているまつげだと、生え変わるのが遅い、またはなかなか生えてこない場合もあります。
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長さにも個人差があり伸びにくい
日本人のまつげの長さは5mm~10mmと個人差があり、ある程度の長さで止まります。また、まつげが伸びにくいのは、成長がゆっくりの割に抜けてしまうのが早いためです。さらにダメージを受けたまつげだと、伸びきる前に抜けてしまう場合も少なくありません。
ケアしていないと減っていく一方
これまでお伝えした通り、まつげは日々の生活の中でダメージを受けています。そのためケアしていないと、どんどんんどん減っていく一方なのです。まつげが抜けていく原因は様々なので、まずは自分のまつ毛が抜ける原因を知り、正しくケアすることが大切です。
意外と知らないまつげに悪影響なもの
誰の顔にもいる顔ダニ
基本的には日本人のほとんどの人に顔ダニがいると言われています。顔ダニはデモデスクと呼ばれる寄生虫で、まつげの根元や毛根や皮脂腺に潜んでいます。この顔ダニが増えてしまうと、肌トラブルやまつげのトラブルが起こります。クレンジングや洗顔をしても、アイメイクの落とし残しがあったりしてまつげ周辺が清潔でないと、顔ダニが発生しやすくなります。
うつぶせ寝による摩擦
うつぶせに寝ると、まつげが枕や布団に摩擦されている状態になります。この摩擦により、まつげが抜けてしまうのです。また、人間の頭は意外と重いです。重さでまつげを押さえつけたり摩擦しているので、まつげに負担がかかるのもああり前ですよね。寝癖を変えるのはなかなか難しいですが、できるだけうつ伏せで寝ないように注意しましょう。
落とし損ねた化粧汚れ
化粧をしたまま寝るのは当然ですが、アイメイクが残ったままでも、もちろんまつげには悪影響です。通常のクレンジングだけではアイメイクまで綺麗に落とすのは難しいので、目元専用のリムーバーを使います。目元用のリムーバーを使う際に、コットンで擦るのも良くありません。コットンにリムーバーをつけ、目元にコットンを置き、メイクをなじませてクレンジングで落とすようにしましょう。
日常のストレスが原因にも
アイメイクや目をこする、など外からの刺激以外にまつげが抜ける原因には、ストレスがあると考えられています。まつげを含む体毛は、血液から送り届けられる酸素や栄養素を、毛根に存在している毛母細胞が吸収することで成長しています。
ストレスがたまると自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、まつげの成長に必要な酸素や栄養素が毛母細胞に届かなくなります。また、ストレスが円形脱毛症の原因になることもあります。そうして、まつげが弱まったり抜けやすくなってしまうのです。
まつげが抜けないためには
まつげに栄養を与える
まつげも髪と同じで栄養が必要です。コシのある健康なまつげを維持するには、成長期のまつげをなるべく長く維持することがポイントです。成長期のまつげをできるだけ長く維持し、まつげのダメージや抜けるのを防ぐために、体の内側と外側からの両方でまつげに栄養を与えましょう。
まつげ美容液で外からケア
まつげに必要な外側からの栄養には、まつげ美容液を塗りましょう。まつげは日々、アイメイク、マスカラ、クレンジングなどで多少ダメージを受けています。
まつげ美容液は、まつげに必要な栄養素を補い、保湿してくれる効果があります。また、抜け毛を防ぐ効果も期待できるので、まつげの成長期を長く維持することにもつながります。まつげ美容液を使用するときは、成分などにも注意してまつげに優しい商品を選びましょう。
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海藻やたんぱく質を摂取して中からケア
まつげ美容液の外側からの栄養に加えて、バランスの良い食事で内側からも栄養を与えます。特に海藻などに含まれるミネラルや、肉・魚・豆類などに含まれるたんぱく質は、まつげの成長に大きく関わる栄養素です。
不足しないよう意識して食べるようにしましょう。
目元のコスメ使用を減らす
まつげが抜けるのが気になるときは、思い切って目元のコスメの使用を減らしてみましょう。まつエクやまつげパーマをしている人はしばらくやめて、普段はアイラインやアイシャドウも使わずナチュラルメイクで過ごすことも必要です。
ストレスフリーで健やかなまつげを育成
健やかなまつげを育成するためにも、ストレスを溜めないようにすることも大切です。ストレスは、まつげだけでなく、髪やいろいろな体調に影響します。ストレスを溜めないようにリフレッシュする方法を見つけ、健やかなまつげを育成しましょう。
まつげを健康におすすめまつげ美容液
アンファー スカルプD ボーテ ピュアフリーアイラッシュ プレミアム
まつげをケアしながらコーティングするまつげ美容液。大人まつげを作り出します。美容成分がまつげをガードし、マスカラ下地としても使用可能。こすらずお湯で簡単にオフできるフィルムタイプなので、目元に負担がかからず、桃との肌ケアもできます。鉱物油・アルコール・パラベン・石油系界面活性剤・ファイバー・合成香料・有機合成香料の7つのピュアフリー処方でアレルギーテスト済みです。
アンファー スカルプD ボーテ ピュアフリーアイラッシュ プレミアム
キングダム ツーステップマスカラE
保湿成分のヒアルロン酸を配合し、潤いを与えハリとコシのある健やかなまつげに導くマスカラ。まつげのカールを1日キープする半透明の下地と、ボリューム&ロングマスカラのダブルタイプです。細く短いまつげも、しっかりとした上向きのまつ毛に仕上げます。汗や皮脂、水に強ウォータープルーフです。
キングダム ツーステップマスカラE
アイメイクに力を入れる人は要注意
アイラインは極力避ける
アイラインは目の際にラインを入れるため、まつげの根元に負担がかかります。さらに、アイラインを落とすためのクレンジングの摩擦で、まつげ自体にもダメージを与えるのも当然です。アイラインも極力避け、ナチュラルメイクで過ごす日を作りましょう。
力いっぱいのビューラー使用は禁止
アイメイクにビューラーは欠かせないアイテムです。ビューラーは強制的にまつげを引っ張ってカールさせるため、直接まつげにダメージがかかります。ビューラーのゴム部分に、まつげがくっついていることも少なくないでしょう。ビューラーを使用するときは、力を入れすぎないように注意が必要です。
アイプチなど目周辺の薬剤の使用は避けること
アイプチやつけまつげは、簡単に目元の印象を変えられます。アイプチやつけまつげを着けるときに、目の際に合わせます。このとき接着剤がまつげにくっついてしまうと、落とすときにまつげも一緒に抜けてしまうのです。できるだけ、目周辺の薬剤の使用は避けるようにした方が良いでしょう。
まつげに悪いものを知り健康的なまつげを作ろう
まつげが抜ける原因は様々です。完全にダメージのないまつげを作るのは難しいですが、正しいケアを心がければ、健康的なまつげを目指すことができます。
まずは、まつげが抜ける原因やまつげにとって悪いことを知り、正しいケアを。まつげに外側と内側の両方からの栄養を与えることを意識しましょう。
最近は「まつ育」という言葉も出ています。毎日のメイクや生活の中で思い当たるものがあったら、今後の「まつ育」のために改善していって方がよいでしょう。
今のまつげのケアで、今後何年も先のまつげの状態が大きく変わっていきます。コシのあるまつげであることによって、アイメイクも生きてきます。まつエクやつけまつげに頼らない健康的なまつげを目指しましょう。