目次
ルースパウダーの基本と魅力
ルースパウダーの正確な意味や使い方を知っている人は意外と少ないものです。パウダーの種類はさまざまなため、仕上がりの違いや役割を把握していないまま、なんとなく使っていることも多いのではないでしょうか。
まずパウダー類の総称は「フェイスパウダー」といい、そこから粉末状の「ルースパウダー」と粉末が固められた「プレストパウダー」にわかれます。日本名や商品名から定着しておしろいやパウダーファンデーション、フィニッシュパウダーなど呼ぶものもあります。
そして今回特集するルースパウダーには肌質を整えたり、透明感や煌めきを出して仕上がりをよりきれいにしたり、下地やファンデの持ちをよくするなどの役割があります。化粧直しよりも毎朝の仕上げに向いているため、メイクの仕上がりを左右するものととらえるのがよいでしょう。
プチプラルースパウダーのおすすすめな選び方
項目 |
選び方の解説 |
解説 |
選び方1 |
肌質で選ぶ |
テクスチャ、使用感、密着度などが自分の肌と相性がよく、ストレスを感じないパウダーを選びましょう。 |
選び方2 |
仕上がりで選ぶ |
マット肌にするのか、ツヤ感をプラスするのかなど、ファッションや気分で仕上がりを変えてみるのも楽しみ方の一つです。 |
選び方3 |
なりたい肌色で選ぶ |
肌質だけでなく肌色も補正できるカラーパウダーを使ってなりたいイメージに近づけましょう。 |
選び方4 |
機能性で選ぶ |
スキンケア・エイジングケアがメイク中にできるアイテムもあります。 |
選び方5 |
配合成分もチェックする |
肌に負担の少ない成分でできているのか、美容・保湿効果のある成分は配合されているのかなどもチェックするのを忘れずに。 |
肌質で選ぶ
乾燥肌の人はパウダーがのりにくい上に、商品によっては皮脂を吸着するものもあるため苦手に感じる人が多いようです。乾燥肌の人でも使いやすいものはヒアルロン酸や植物オイルなどの保湿成分をたっぷり含んだややしっとりとしたテクスチャのパウダーです。逆に油性肌の人は汗・皮脂に強いサラサラタイプのパウダーを選んでみましょう。
仕上がりで選ぶ
ルースパウダーの仕上がりは基本的にはふんわりとしたやさしい印象に仕上がります。マットタイプは甘い印象のためマシュマロ肌、ドール肌をつくるのにぴったりです。肌のアラをなくしつるりと陶器のような肌づくりに時間をかけたい人は、仕上げにルースパウダーを使いましょう。
またパウダーのタイプを選ぶことで今っぽいツヤ肌に見せることもできます。パールやラメが配合されているものは光沢感がでて、肌につやっとした表情を与えます。頬やおでこ、鼻筋だけにのせハイライトとして使っても立体感がでるのでおすすめです。
なりたい肌色で選ぶ
ルースパウダーもクリアタイプやコントロールカラーがあるため、演出したい肌感に合わせてカラーを選びましょう。ピンクは血色感のある明るさがでて、ハイライトとして使うとふんわりとナチュラルな立体感がでます。
パープルは白っぽさがあり、透明感が抜群です。ホワイトやブルー、グリーンより白浮きしにくいため仕上げに使いやすいカラーです。クリアはファンデーションやコンシーラーの色を活かしつつ、肌を整えてくれます。
機能性で選ぶ
ルースパウダーの多くは、ファンデに重ねることで肌との密着度を上げたり、汗・皮脂を吸着してヨレやテカリに強くします。また細かい粒子のため毛穴カバー効果が高く小鼻周りにも最適です。
またUV効果やパールやラメでツヤ感が演出できるもの、カラー補正できるものなどルースパウダーの種類は豊富でそれぞれ得意な役割があります。
下地や液体の日焼け止めはメイク中だと日中塗り直すことができませんが、UVカット機能付きのパウダーだと肌を整えたり、ケアしながら日焼け対策ができます。そのためドラッグストアなどでは日焼け止め用のルースパウダーも多く見られます。
配合成分もチェックする
肌の負担になる成分が入っていないか、肌にプラスに働く成分は配合されているのかもコスメ選びでは重要です。無鉱物油、ノンアルコール、無香料などの肌刺激にならないようにこだわった商品や化学成分ではなく植物成分の効果で肌を整えられるものを積極的に選んでください。成分表がシンプルで余分なものが極力抑えられているものかチェックしてみましょう。

プチプラルースパウダーの人気ブランド・メーカー
ブランド・メーカー |
特徴 |
チャコットフォープロフェッショナルズ |
主にバレエ関連の事業を行うメーカーのコスメティックラインブランド |
イニスフリー |
肌と自然環境にやさしいスキンケア・コスメブランド |
クリアラスト |
BLCメーカーのベースメイクに特化したブランド |
チャコットフォープロフェッショナルズ
バレエを中心としたステージ用コスメとして開発
はじめはステージ用として開発されていたため、発色のよさ崩れにくさがが一般的なコスメよりも優れ、プロダンサーやヘアメイクアップアーティストの御用達ブランド。今では一般市場でも流通しプチプライスながらも性能の高さが注目され人気を集めています。また子どものダンサーのために肌に負担の少ない原材料が使われています。
イニスフリー
チェジュ島でとれる自然の恵みを届けるスキンケアブランド
韓国の南の島であるチェジュ島には手つかずの自然の美しさがあふれています。その島からとれた原料をもとに商品を開発しながら、エコグリーンライフキャンペーンに参加し自然や環境を守る取り組みを積極的に行っています。ブランドのシンボルには4つの意味が隠されており、自然や消費者に対しての真心や誠意が込められています。
クリアラスト
ファンデーションなしでベースメイクできる
クリアラストはメーカー「BLC」のメイクアップラインのブランドの一つです。毛穴などカバー力のあるパウダーや下地やファンデなしで美肌に仕上げられる商品が揃います。フェイスパウダーを中心にシリーズ累計500万個販売し14年以上愛され続けているロングセラーを生みだしています。
ちなみにフェイスパウダー一つでファンデやコンシーラー、UVカット機能があるため、カバーメイクや持ち運びコンパクトとしても優秀です。美白・薬用・紫外線対策などバリエーションも豊富で自分のニーズに合うものが見つけられます。

プチプラルースパウダーの総合おすすめ人気ランキング
ルースパウダーは各種ブランドで品質のよい商品が多いですが、特に目立った魅力を持ち、口コミ人気の高いものをランキングにしました。
5位 エクセル クリア ルーセントパウダー
エクセル クリア ルーセントパウダー |
評価 |
肌質で選ぶ |
保湿成分が豊富に配合されているため、乾燥肌の人にも対応 |
仕上がりで選ぶ |
肌のアラを整え、透明感・明るさをアップさせる |
なりたい肌色で選ぶ |
クリアタイプのためどんなファンデの色にも合う |
機能性で選ぶ |
メイクしながら保湿ケアができる。毛穴カバー |
配合成分をチェックする |
パパイヤエキス・スターフルーツエキスなど天然由来の保湿成分配合 |
100万個突破のロングセラーのスフレ仕上げパウダー
クリアタイプのパウダーのため、肌の質感と整え、透明感を演出できます。軽くきめ細かいパウダーでフィット感もよく、ファンデや下地でカバーしきれなかった毛穴をナチュラルにカバーします。どんなベースメイクも重ねるだけで、スフレのような軽くきれいな肌に仕上げます。また肌を整えるだけでなく、肌色補正パウダーを配合したことで、光の反射によって小じわやくすみを飛ばし顔全体を明るく見せる効果があります。
エクセル クリア ルーセントパウダーの口コミ・評判
ファンデの上にしっかり重ねても厚塗り感がでず、粉浮きもしなかった。
-
パールがなじむとよりツヤとラメ感が自然になってファンデの色や質感を邪魔しない。
クッションファンデのようなツヤ感を残したいファンデの上からでもツヤを潰さず、むしろパウダーのパール感でツヤが上品になり好評のようです。カバー力やキープ力を上げる為にファンデの上にしっかり重ねている人が多く見られます。
4位 エテュセ プレミアム CCルースパウダー
エテュセ プレミアム CCルースパウダー |
評価 |
肌質で選ぶ |
皮脂によるテカリを抑えてくれるため、脂性肌にも対応 |
仕上がりで選ぶ |
ハリ感のあるツヤ肌仕上げ |
なりたい肌色で選ぶ |
明るさと血色感のある肌色 |
機能性で選ぶ |
肌色補正・毛穴カバー・エイジングケア |
配合成分をチェックする |
ヒアルロン酸配合 |
肌色を補正するCCタイプのルースパウダー
ピンク色が持つ明るさの補正効果で血色感と透明感を演出できます。パウダーの粒子が非常に細かく、粉っぽさが出にくい点も魅力です。そのため、肌のうるおいやハリ感を残しながらツヤっとした仕上がりがパウダーでも叶えられます。ファンデや下地の質感をより活かすにはブラシでさっとのせるか、パフで軽くはたくのがおすすめです。
エテュセ プレミアム CCルースパウダーの口コミ・評判
ベビーピンクタイプは透明感がしっかりでて顔がぱっと華やかになった。
下地だけでなくパウダーでも血色の悪さをカバーできるのが嬉しい。顔の印象もふわっと柔らかくなる。
市販で買える肌色補正のルースパウダーが少ないためこの商品に人気が集中しています。またオークル系のファンデーションと相性がよいためファンデの色を変えた際にセットで購入するのもおすすめのようです。
3位 イニスフリー(innisfree) ノーセバム ミネラルパウダーフェイスパウダー
イニスフリー ノーセバム ミネラルパウダーフェイスパウダー |
評価 |
肌質で選ぶ |
汗・皮脂のコントロールに優れており油性肌にも対応 |
仕上がりで選ぶ |
サラサラ肌仕上げ |
なりたい肌色で選ぶ |
ファンデーションの色味を活かす |
機能性で選ぶ |
皮脂吸着、皮脂調整 |
配合成分をチェックする |
ミネラル塩・メンタアルベンシス葉エキス |
汗・皮脂を抑えてサラサラ肌に導くコントロールルースパウダー
テカリ肌の原因の汗・皮脂をコントロールし、メイクしたてのすべすべ感を長時間キープ。皮脂吸着パウダーが皮脂を吸い、皮脂調整ミネラルパウダーが発生をおさえるため、テカリによるメイク崩れを防ぎます。皮脂によって老けたりくすんで見えないように、パフで皮脂が多く出る箇所を中心にしっかりたたきこみましょう。
イニスフリー(innisfree) ノーセバム ミネラルパウダーフェイスパウダーの口コミ・評判
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パフでしっかりのせるとマットに、ブラシでのせるとツヤ感を保ちつつベタつきを抑えてくれるので仕上がりも気に入っています。
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このパウダーを重ねていると夕方頃でもテカった感じではなく、程よいツヤ肌のようになってメイク崩れも気になりませんでした。
爽快な使用感とパウダーのサラサラ感が気持ちがよい点も使い続けたくなる理由に繋がっているようです。いつも時間がたつとテカっていた箇所が、テカらなくなったという驚きの声が多く挙がっています。
2位 モイストラボ BB+ ルースパウダー
モイストラボ BB+ ルースパウダー |
評価 |
肌質で選ぶ |
乾燥肌・油性肌でも使いやすい |
仕上がりで選ぶ |
ふんわりサラサラ仕上げ |
なりたい肌色で選ぶ |
明るく透明感のある肌色 |
機能性で選ぶ |
SPF30・PA++ |
配合成分をチェックする |
ヒアルロン酸・コラーゲン・セラミド |
スキンケアと崩れにくさを追求したルースパウダー
独自に配合したマルチBBコントロールパウダーが、ファンデや皮脂の油分を吸着し密着力を高めながら崩れにくくします。気になりやすい毛穴はしっかりカバーしつつも、ふんわりとした肌の透明感は損なわず、長時間メイクしたてをキープ。またスキンケアがメイク中にもできるように、ヒアルロン酸・セラミドなどの保湿成分をたっぷりと配合し、肌内側の水分を閉じ込めてうるおいを守ります。同ブランドの人気BBクリームの塗布後の仕上げにも相性がよいです。クリアタイプのため、BBクリームのカラーやカバー力はそのままにサラサラ感と透明感をアップさせます。
モイストラボ BB+ ルースパウダーの口コミ・評判
朝のスキンケア時もテカったときや汗ばんだ顔もすぐにサラサラにしてくれます。
透明タイプのためしっかりのせても顔が白浮きしません。ツヤ感も程よくパールも上品で気に入っています。
肌の仕上がりが自然で皮脂崩れ防止機能も高いため、リピート率が非常に高い商品です。日焼け止め代わりや化粧直しパウダーとして常備している人も多いようです。
1位 チャコット フィニッシングパウダー
チャコット フィニッシングパウダー |
評価 |
肌質で選ぶ |
敏感肌にも対応 |
仕上がりで選ぶ |
パウダーの種類が豊富で仕上がりに多様性がある |
なりたい肌色で選ぶ |
なりたい肌色を細かく調節可能 |
機能性で選ぶ |
タイプによって特化した機能が変わる |
配合成分をチェックする |
天然色素使用 |
舞台映えから日常使いまで考えた多様性のあるルースパウダー
フィニッシングパウダーは4タイプ12種類とバリエーションが豊富です。そのため肌のトーン調節や色補正、ハイライトなどニーズに合わせやすく選びやすい。掲載のナチュラルカラーはファンデの風合いは活かしつつ、肌色のトーンアップが叶います。
ベージュ色のトーン調整タイプはなりたい肌色に合わせカラーを細かく選びやすいです。パール・ラメ配合タイプはゴールドの微粒子パールでシミ・くすみを飛ばしながら色補正できるカラーもあるため、肌悩みをカバーしつつ明るさと透明感を肌に与えます。クリアタイプは透明感と明るさに特化。UVタイプは保湿しながら肌に負担の少ないパウダーで紫外線をカット。
チャコット フィニッシングパウダーの口コミ・評判
カバー力がしっかりあるため、ファンデなしで下地の上に重ねても使えます。肌がサラサラして気持ちがいい。
プチプライスなのに容量があり毎日使ってもコスパがよい。
品質もさながら容量が多くお得感も強いため、その点でも人気に繋がっています。長時間の外出、夏場のおでかけ、メイク直しの時間がないときなどあらゆるメイク崩れを防ぎたい場面で重宝し、数年リピートしている人も目立ちます。

ルースパウダーでベースメイクをもっと綺麗にしよう
ルースパウダーをベースメイクの仕上げに使うことで完成度や持ちがアップすることがわかりましたね。
最後にパウダーをつけるときのポイントとしてベールをかけたようなふんわり仕上げにしたいときには、ブラシで軽くのせ、肌にしっかり密着させてカバー力を上げたいときは、パフで全体にたたきこんでなじませることを覚えておきましょう。またのせ方のコツとして、顔の中心から外側に広げていくとハイライト効果や立体感が高まってメリハリがでます。
その日のメイクのイメージやファッションに合わせてパウダーの使い方、カラーなど選んでみるとよりメイクが楽しくなりますし、肌の仕上がりがよくなれば印象も変わり、褒められ肌をゲットできるでしょう。