目次
手軽にできる肌質チェック
肌の状態は季節や体調によって変わる
肌質は季節の変わり目に変化しやすいと言われています。春夏は気温が高くなり、皮脂や汗の分泌が多くなるため、脂性肌になりやすく、秋冬は気温が下がり、血行不良で潤いが肌に行き渡らず乾燥肌になりやすくなります。なるべく体温を一定に保つことで肌質の変化を防ぐことができます。また花粉症などのアレルギーを持っている方は体調の変化により肌質も変化しやすいです。アレルギーが出ている時は体の免疫力が下がっているので注意が必要。
洗顔後のスキンケアをせず10分放置するだけ
正しい洗顔後、化粧水など何もつけずに10分間放置します。正しい洗顔方法とは、手を洗い、クレンジングをしてメイクをしっかり落とします。その後洗顔料を使い、良く泡立てて洗顔をし、最後36℃くらいのぬるま湯ですすぎます。洗顔後、何もしないでいると肌がつっぱってくるのは誰にでも起こります。ここですぐ乾燥肌だと判断してしまうのはまだ早いです。つっぱりがなくなってしばらくしてからの肌状態でチェックしましょう。肌のどんな部分から水分や油分が出てくるかが判断ポイントです。
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洗顔後、何もせずに10分置くだけで簡単に自分の肌質がわかるセルフチェック方法。私は乾燥肌だろうと思いながらも、10分待ってみると、、、脂質感が!脂性肌でした!今まで、乾燥肌用の化粧品を使っていましたが、見直すきっかけになりました。自分の肌質がわからなくて、化粧品店で散々店員さんに説明していましたが、こんなに簡単にわかるなんて!!是非試してみて、自分のお肌を知ってほしいです。
10分後鏡で肌の状態を確認する
10分後、肌の状態を確認する時に、まず肌のつっぱり感を見ます。その後Tゾーンにテカリがあるか、または全体的にテカリがあるか、どうかを見ます。肌は敏感肌、乾燥肌、脂性肌、混合肌、普通肌の5種類あります。自分がどのタイプなのか見てみましょう。タイプによって、水分補給や保湿やクレンジングのどれを重点的に行えばいいのか見えてきます。
額から鼻にあたるTゾーンの状態を見る
Tゾーンは皮脂腺が多いため、どうしてもテカリが出てしまいがちな部分です。皮脂腺はもともと、適切な量を分泌していますが、その適切な量を超えて分泌された時、テカリとして顔に出てしまいます。テカリを抑えるためにケアも必要ですが、天然クリームと言われるほど、皮脂により肌環境が守られていることもあるので、過剰に皮脂のケアのし過ぎには注意。
頬からアゴにかけての輪郭部分にあたるUゾーンの状態を見る
UゾーンはTゾーンとは全く逆で皮脂分泌が少ない部分の為、とても乾燥しやすいです。乾燥すると肌のバリア機能が低下し、大人になってもトラブルが出やすい箇所です。特にフェイスラインのニキビは90%が乾燥によるものです。いかに保湿をすることが重要になります。
顔全体のつっぱりや乾き・テカリを確認する
洗顔後、顔がつっぱる感じは経験されている方は多いと思います。つっぱりとは何かに引っ張られたような感じのことを言います。原因は水分が急激に蒸発してしまうことです。肌の角質が薄くなっていると肌にテカリが出たり、肌になめらかさがないなどという症状が出てきます。
肌質チェック後の肌診断
触るだけでピリピリする「敏感肌」
日焼けをしているわけでもないのに、肌がピリピリする場合は皮膚が薄くなっている可能性があります。皮膚が薄くなっているということは角質層が薄くなっているということです。角質層が薄くなっていると肌のバリア機能が機能せず、外部の刺激が肌内部まで直接届いてしまいます。ピリピリの原因はここあります。改善するためにはとにかく保湿をすることです。化粧水をたくさん付けることも大事ですが、保湿クリームでしっかり水分量をキープすることが大切です。
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化粧水後のヒリヒリ感はレスキューサイン。実は敏感肌予備軍かも?
肌が乾いてつっぱりTゾーンもテカリがない「乾燥肌」
乾燥肌の原因は肌の水分量の低下によるものです。水分量の不足の原因は、間違ったスキンケア、睡眠不足やストレス、肌の皮脂分泌量の低下などさまざまな理由が考えられます。肌が乾燥しているとメイクのノリが悪くなってしまったり、乾燥が原因で痒みが出てしまうこともあります。乾燥対策としてセラミド配合の化粧水やクリームを使用し、保湿することです。
全体的にテカっている「脂性肌」
脂性肌は皮脂が過剰に分泌されている状態のことです。皮脂は必要なものですが、過剰に分泌されてしまうと、毛穴が詰まりやすくなりニキビの原因や、毛穴の開きが目立つようになったり、顔が全体的にテカってしまいます。
脂性肌のスキンケアのポイントは余分な油分を取り除き、保湿をすることです。クレンジングで余分な皮脂をしっかり落とします。皮脂が多いと汚れが付きやすく、菌も増えてしまいます。皮脂をしっかり落とそうとオイルタイプのクレンジングを使用する場合が多いですが、取り過ぎは良くないのでミルクタイプのクレンジングがおすすめ。
頬が乾きTゾーンがテカっている「混合肌」
混合肌は部分によって肌質の状態が異なることです。顔は特に乾燥しやすい、テカリが気になるなど部分ごとに少しづつ違っています。目元、口元は乾燥しやすいですが、鼻は脂性になりがちです。対策として、化粧水はしっとりタイプを選ぶこと。テカリばかり気にしてさっぱりタイプの化粧水を選びがちですが、テカリの根本的な原因は乾燥です。乾燥している箇所はトラブルが起きやすいので、なるべく刺激が少ない、肌へ負担の少ない化粧水を選びましょう。
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混合肌でもう悩まない。自分の肌質を少しずつ改善させるポイント
肌のつっぱりもテカリもない「普通肌」
誰もが理想とする普通肌。水分、油分のトータルバランスが良く肌トラブルとは無縁の普通肌。普通肌でも日々のスキンケアは欠かせません。普段は普通肌でも、季節の変わり目など乾燥しやすい時期にカサカサしてしまうこともあります。マスクローションで水分補給をしてあげたり、時間のある時はマッサージやピーリングなどスペシャルケアをしてあげることも必要です。
5種類の肌質の特徴
肌がすべすべでバランスがよい普通肌
水分、油分のバランスが良く保たれていて一番理想的な肌質です。洗顔後のつっぱり感もなく、Tゾーンのメイクが崩れることもなく、優秀な肌です。ニキビなどの肌トラブルも心配ありません。
しかし、体調や季節などで、カサつきやベタつきを感じることも。普通肌でも乾燥性と脂性の2種類があり、環境の変化でどちらにでも傾いてしまうことがあります。そうならないためにも、普通肌でも正しい日々のスキンケアは怠らないようにしましょう。
皮脂が多めで水分が少ない混合肌
Tゾーンはテカリ気味だけど、Uゾーンは乾燥するなどといったように、部分的にカサつきが見られたり、その部分によって肌質が違うのが混合肌。実は日本人に多いのは混合肌です。肌質はいつも一定でなく、体調や気候や年齢に応じて変化していきます。日本は他の国に比べて気候の変化が激しいので混合肌が多いのかもしれません。
また脂性肌と乾燥肌の混合肌の他にも、脂性肌と普通肌の混合肌など組み合わせは人によって異なります。混合肌の方の場合はどのタイプの混合肌なのかしっかり見極めることが大事です。
毛穴が開き皮脂が多く水分も多い脂性肌
脂性肌は何かの原因で皮脂の分泌が過剰になっている肌のことを言います。症状はテカリやすい、ベタつきやすい、赤ニキビや吹き出物ができるなどさまざま。その中でも脂性肌でも乾燥が原因の脂性乾燥肌と言うものも最近は多いようです。表面はテカテカしているのに肌の内部は乾燥している状態。
脂性乾燥肌は洗顔方法を見直すことで改善されます。ゴシゴシ洗顔ではなく、しっかりと泡を立てて優しく汚れを浮かすように洗顔をします。泡立てるのが苦手な方は洗顔ネットがおすすめ。
水分も皮脂も少なめ乾燥肌
乾燥肌は水分も油分も少なく皮膚がカサカサしている状態のことを言います。乾燥していることで肌表面のバリア機能が低下し、外部からの刺激に弱くなってしまいます。乾燥肌を放置していると小じわや白ニキビができやすい肌環境になってしまいます。肌内部にあるセラミドが減り、水分を保てなくなることが原因です。セラミドは高い保湿力をもつ成分で水分の蒸発を防ぎ、肌の潤いを保っています。
乾燥肌はとにかく保湿。保湿力の高い化粧水や保湿クリームでスキンケアを行うことです。乾燥で肌表面は弱くなっているので肌にあまり負担をかけないような洗顔とスキンケアが必要です。
肌がヒリヒリしやすい敏感肌
敏感肌は化粧品や洗顔料、紫外線などの外部刺激に弱く、かゆみや痛み、かぶれを引き起こしてしまう肌のことです。乾燥による肌のバリア機能の低下のより角質が荒れてしまい、引き起こされます。肌の保湿成分が何らかの原因で減少してしまうことが原因。敏感肌にはスキンケア、生活習慣、ホルモンバランス、遺伝などの体質により左右されます。アレルギーなど体調の変化で肌に症状が出てしまうこともあります。肌や体調へのちょっとした配慮で肌を整えることができます。食生活や睡眠時間など行えるものから改善していきましょう。
他にもある肌質チェック方法
化粧品のカウンターでプロによるチェック
肌質はセルフチェックもできますが、どうしても自分での判断に自信が持てない場合はプロによるチェックを受けることができます。常時肌質チェックを行えますので、利用しましょう。プロに見てもらうことで、その肌質に合った正しいスキンケア方法も同時に教えてもらうことができます。
皮膚科を受診する
セルフケアでお手上げの場合は皮膚科を受診することをおすすめします。ニキビや肌荒れは自分でケアをしていくよりも皮膚科を受診し、薬を出してもらうことが改善への最短の近道です。乾燥肌で皮膚科を受診するのは少し大袈裟と感じてしまいますが、最近では顔の肌トラブルで皮膚科を受診する方は増えています。セルフケアで悪化してしまう可能性もありますので、医師の専門的な指示を聞き、ケアをしていきましょう。
WEBやアプリによる肌診断
肌診断と言われると、わざわざコスメ販売店まで行かなきゃいけないの?と思いますが、今はスマホアプリで簡単に肌診断をすることができます。販売店でプロに見てもらうには一度化粧を落とさなくてはいけません。人前でスッピンになるのは抵抗がありますよね。しかし、アプリでは質問に対し答えるだけで肌診断をしてくれます。またスキンケアのアドバイスや、肌質に合った化粧品まで教えてくれます。
肌質チェッカーという機械を利用する
自宅で簡単にできる肌質チェッカーも販売されています。ピュアスキンチェッカーと言い、たった7秒肌に当てるだけで、水分量、油分量、柔軟性の測定をして結果が表示されます。お値段もとてもリーズナブル。自分の肌質チェックにも使用できますが、スキンケアの後に使用してみて、自分に合ったスキンケア用品なのかをチェックすることに使用してみてもいいかもしれません。結果はプラス、マイナスの表示なのでが少し難点に用ですが、大まかな数値は測定できそうです。
専用キッドを使った遺伝子検査
最近では肌質をDNAで検査することができます。DNA BEAUTYと言う肌質遺伝子検査の専用キッドを購入し、口の中の粘膜を取り、郵送すると約2~3週間で結果が届くというものです。結果には肌質遺伝子の詳細と、スキンケアの2部構成になっています。肌質のみでなく、しみ、そばかす、しわ、たるみ関連の数値も載っています。遺伝子タイプに合わせたスキンケアを提案してくれるのは今まで自分ではわからなかった肌質結果が出てきそうですね。
肌質を見極めふさわしいスキンケアを行おう
もしかしたら自分の肌質を間違って認識しているかも…間違ったスキンケアでは肌をどんどん悪い方向へ導いてしまいます。化粧品の効果が得られない、肌トラブルがなかなか改善されない、そう感じた時は肌質チェックのタイミングです。改めて肌質をチェックし直し、正しいスキンケア方法でケアをしていきましょう。自分での判断が難しい場合はプロによるチェックを受けましょう。