日焼け後の効果的な対処法とは?肌の再生に必要な栄養分の補い方

2017.09.27

日焼け後の効果的な対処法とは?肌の再生に必要な栄養分の補い方

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

つい油断してしまう日焼け。正しい対処やケアを行い、肌の炎症を最小限に抑えて修復を早めることが重要です。肌サイクルの仕組みや肌にとって必要な栄養分とは?いざという時のために知っておきたい対処法や基礎知識を理解して美しい肌を手にいれましょう。

INDEX

目次

    地上に届く紫外線の種類

    UVAと呼ばれるA波

    A派とは紫外線の中に含まれる一種で、肌に浴びてもすぐに赤くなるなどの炎症が出てくるのではなく、将来的にシワやシミなどの発生に関わってくるといわれています。すぐに炎症がでないことから肌への刺激は少ないように錯覚してしまいがちですが、A波は波長の長い紫外線のため肌の奥深くまで到達し、さまざまな影響を与えてしまう恐ろしいものなのです。

    UVBと呼ばれるB波

    A波と同様B波も紫外線の中に含まれるものですが、肌に浴びてもすぐに炎症にならないA波とは異なり、B波は肌を赤くしたり、水膨れができたりと炎症を起こしてしまいます。このように肌にダメージを与えてしまうと、皮膚がんやシミ、そばかすを引き起こす原因にもなってしまいます。

    A波の影響

    内側まで浸透しコラーゲン組織を破壊

    はじめに説明したように、A波は波長の長い紫外線のため肌の奥深くまで浸透してしまいます。オゾン層や窓ガラスを通り抜けやすい性質をもっているため、対策をしなくてはついうっかりたくさんのA波を浴びてしまいまず。そして肌内部にあるコラーゲン組織まで届き、ハリや弾力を生むために必要な細胞を傷つけてしまうのです。

    しみやしわなどの原因となる

    A波は肌に浴びてもすぐに炎症が起きにくいため、ダメージを受けているという自覚症状を持ちにくいのですが、確実に肌内部のコラーゲン組織に損傷を与えてしまいます。コラーゲン組織には肌にハリや弾力をもたせるために必要な、エラスチンやヒアルロン酸などを作り出すのに必要な細胞が存在します。この細胞がダメージを受けてしまうということは、将来的にしみやしわなどができてしまう原因となってしまうのです。紫外線は曇りの日も晴れている日も常に降り注いでいるため、うっかり長時間浴びてしまわないよう注意が必要です。

    B波の影響

    表面の細胞を破壊する

    A波が肌内部の奥深い細胞にダメージを与えるのに対し、B波は肌表面の細胞を傷つけてしまいます。よく夏場に外に出て長時間日を浴びた際に肌が赤みを帯びたり、水膨れになるのはこのためです。B波はエネルギーが強く肌表面の炎症は皮膚がんやシミの原因となってしまうこともあるため、むやみに長時間体に浴びてしまうのは危険です。

    しかしA波と異なりB波はオゾン層や雲に阻まれる量が多く、地上に届くのは全紫外線の10%程度とごく少量なのです。そのため普段からできるだけ直射日光を浴びないよう対策を行えば、防ぐことのできるダメージも多いのです。

    メラニン色素を酸化させ肌を黒くする

    メラニンは紫外線や様々な影響から肌を守るために作られます。そのメラニンが紫外線によって生成される活性酸素によって酸化することで黒く変化し、それが蓄積することによって肌を黒くするのです。メラニンは肌を守るために生成されるものですが、直射日光を浴びすぎてしまうと作られたメラニンの周りにもまたメラニンが作られるため、部分的に色素が沈着してしまうためシミになってしまう可能性も考えられるのです。

    日焼けが治るまでの期間

    1.2~6時間で皮膚が赤みを持つ

    日焼けをすると通常2時間から6時間で肌が赤みを帯びてきます。この状態は火傷をしているのと同じような状況のため、この段階で正しいケアを行わないと日焼けが治る期間も長引いてしまうのです。赤みが出てきたら冷たい水や保冷剤などでしっかりと冷やしてあげることが大切です。また、冷やしたのちに赤みを帯びた部分の熱がとれたら、できるだけ肌に優しい化粧水や乳液を使用して肌を保湿してあげることも大切です。

    2.赤みの後ヒリヒリと痛みが出る

    赤みがひいてきた後はヒリヒリと痛みが出てくる人が多いかと思います。ヒリヒリとした痛みにはやはりしっかりと冷やす事がとても重要ですが、冷やした後に十分保湿をしてあげなければいけません。しかし、気をつけなければいけないのは美容に特化した高級な化粧水や乳液は肌への刺激が強く、さらに肌を傷つけてしまい兼ねません。日焼け直後の肌にはできる限り低刺激で優しく、自分に合うものを使用するようにしましょう。

    3.3~8日で肌が赤黒くなる

    肌の赤み、痛みが治まってくると次はいよいよ肌が赤黒くなってきてしまいます。赤黒くなるのははじめにも説明したようにメラニンによる影響です。メラニンは色素が沈着しても、ターンオーバーいう肌の生まれ変わるサイクルによって角質層から剥がれ落ちて元の肌の色に戻ります。しかし一部のメラニンが生成を続けてしまうことがあり、それがシミやそばかすになってしまう場合もあります。

    メラニンの生成を抑えるにはビタミンCを摂取することが効果的だといわれています。食事やサプリメントから摂取することができ、メラニンの生成を抑えるだけではなく、コラーゲンの生成を促してくれる働きもあるため積極的に摂取したい栄養分です。

    4.ターンオーバーの28日で肌の色が戻る

    ターンオーバーとは、上記でも触れたように肌の新陳代謝ともいわれている生まれ変わりのサイクルです。通常、このターンオーバーが正常に行われていれば28日だといわれており、肌も本来の色に戻るといわれています。

    しかし、正常に行われていない場合は肌の色が戻るまでに時間を要してしまいます。ターンオーバーが正常に行われず遅くなってしまう原因としては、年齢によるものと乾燥によるものに分かれます。年齢によるものは仕方ない部分はありますが、乾燥によるものは対策ができます。スキンケアを行う際に保湿に力をいれるなど常日頃から気にかけて改善してゆくことが大切です。

    ホットクレンジング

    日焼け後の対処方法

    冷やして炎症の進行を抑える

    日焼けをしたときはとにかく冷やすことが大切だといわれます。これは、先ほども触れたように肌が火傷を負ったのと同じような症状のため、冷やすことで炎症の進行と痛みをやわらげることができるからです。冷たいシャワーを患部にあてたり、水に浸したタオルで優しくおさえるなど、できるだけ刺激を与えずに患部を冷やすことで炎症の進行を抑えることができるのです。

    こまめに水分補給をする

    日焼けをしたときにケアしなくてはならないのは肌だけではありません。日焼け直後は体に水分が足りていない状態なので、こまめに水分補給をしなくては体のだるさや不調を招く恐れがあります。水分を取ることで体が正常な機能を取り戻すことができるため肌だけではなく体内にもしっかりと水分を入れてあげるとよいでしょう。

    念入りな保湿をする

    日焼け後に保湿を行うべき理由はこれを怠ると将来的に肌質がゴワゴワしてしまったり、シワやシミにつながってしまう可能性があるからです。そのときにさほど肌に大きな炎症は現れなくとも、積み重ねにより将来の自分の肌にダメージを負わせてしまうことになるのです。乾燥状態の肌に更なるトラブルを招いてしまうのを未然に防ぐため、また将来の自分の肌への投資のために日焼けをした際の保湿は念入りに行なって下さい。

    睡眠をしっかりとる

    一見、日焼けとは関係なさそうな話ですが、実は日焼けした後の睡眠の質はその後の肌に大きく関わってきます。肌は私達が夜寝ている間に修復されるのです。なぜ夜なのかというと、日中は脳の方に取られてしまっている栄養分や酸素が肌にもまわってくるためです。そのため睡眠中に肌は修復に必要なそれらを取り入れあるべき状態へと再生してくれるのです。日焼けした後の数日間はしっかりと睡眠時間を確保することがおすすめです。

    ビタミン類を摂取する

    日焼け後の対処法は外部のケアだけではなく、食べ物から摂取できる栄養分によって改善されるものもあります。ビタミン類にはメラニンの生成を抑制する働きや、新陳代謝を促進する働きがありダメージを受けた肌の修復には必要不可欠な栄養分をたくさん含んでいます。果物やジュース、サプリメントなど自分に合った方法で摂取してみてはいかがでしょうか。

    日焼け後に肌に痛みがあり思うように肌に直接ケアが行えない場合などには、このように外部から栄養分を摂取するのもよいかもしれません。また、肌に痛みがありなかなかひいていかない時は医療機関で診てもらいましょう。冷やすことで痛みが治まる場合もありますが、氷水など冷たすぎるのはNGとなってまうため冷やすことで痛みを和らげるのも限界があります。痛みが長引く際には早めに正しい処置をしてもらうのがよいでしょう。

    美肌のための保湿

    日焼け後のお手入れ方法

    痛みがある場合は保湿ローション

    日焼け後の肌には保湿ローションがおすすめです。肌が乾燥してしまっていると余計にダメージを負ってしまい痛みを感じてしまいます。肌が乾燥状態ということは敏感になっているということなので、少々の刺激でも炎症をひどくしてしまう可能性もあります。そのため肌に痛みがある場合には保湿ローションで十分に潤いを与えてあげて、乾燥や外部からの刺激から肌を守ってあげることがおすすめです。

    いきなり美白化粧品を使うのはNG

    美白化粧品など美容に特化した化粧品は刺激が強く、日焼けしたてのダメージを負った肌にいきなり使用するのは危険です。肌が弱ってしまっているところに刺激の強いものを使用してしまうと痛みや炎症をひどくしてしまう可能性があ ります。美白化粧品を使用する際には肌の状態をしっかりと落ち着かせて、肌に使用したときに痛みが生じないかなど様子を見ながら取り入れるようにしましょう。日焼け後にはワセリンがおすすめ

    日焼けをした後の肌には保湿をすることが大切だというのはお話しましたが、保湿のためにはワセリンも非常におすすめです。ワセリンは保湿効果が高いといことに加え、傷などを治す働きもしてくれます。日焼けをした時は肌の角質層がダメージを受けている状態にあるので、そこにワセリンを塗ってあげると再生する力が促されるため回復がみこまれます。ワセリンは唇や、赤ちゃんの肌にも使えてとても便利なアイテムなのでいざという時の対処法でワセリンを使用できる機会も多いかもしれません。

    ワセリンパックのやり方

    1. 1.まずは化粧水で肌を整える
    2. 2.炎症部分にワセリンを塗る
    3. 3.ワセリンを塗ったところをラップで巻く
    4. 4.10~20分後にラップを外す

    日焼け後の対処法としてワセリンパックという方法があり、上記のような手順で行うことで水分を失っている状態の肌に十分に保湿をしてあげることができます。ただ肌にワセリンを塗るだけではなく、ラップで巻いてしまうことにより空気を遮断し痛みを和らげたり、少しでも乾燥から守る役割を果たしてくれます。自宅で行える簡単な対処法なのでぜひ試してみてください。

    日焼け後の肌の炎症や酸化に効果的な成分

    外部炎症作用を持つコウエキス

    日焼け後の炎症を抑える成分にコウエキスというものがあります。このコウエキスは炎症の原因となるヒスタミンという成分の生成をおさえる働きがあります。そのため炎症が起こるのを抑制してくれる効果が期待できます。また、メラノサイトの発生も抑えてくれるためシミを予防する目的としても積極的に取り入れたい成分だと言えます。

    抗酸化作用を持つムラサキシキブエキス

    はじめにも書きましたが、メラニンが酸化することで肌は黒く変化します。その対策としてムラサキシキブエキスという成分があります。この成分はメラニンを黒く変化させてしまう原因となる活性酸素を分解しメラニンが酸化してしまうのを抑制してくれる働きがあります。このように抗酸化作用が高く、メラニンや活性酸素に対抗できる肌の強い味方なのです。

    コウエキス配合の化粧品

    ベネフィーク クリーム

    この商品はワレモコウエキス、グリセリン配合で肌の炎症を抑えてくれると共に、肌全体をひきしめてハリや潤いを与えてくれます。また、薬用美白有効成分 m-トラネキサン酸がメラニンの生成を抑える働きをしてくれるためシミやそばかす予防にもなります。普段のスキンケアにはもちろん、日焼け後のダメージを受けた肌にぜひ取り入れたい商品です。

    ドクターシーラボ ハーバルセラムO2

    こちらは自然治癒力を高めると共にダメージをケアし、美しい素肌へと変えていくためのローションです。15種類の植物エキス配合で、健康な肌へと改善してくれます。日焼け後の弱っている肌にはダメージを改善するだけではなく自然治癒力を高めることも大切なケアになってくるため非常におすすめです。

    プリオール ジェル美容液

    こちらの美容液は、肌の炎症を抑えてくれるワレモコウエキスや、肌にハリや弾力を与えてくれるヒアルロン酸やコラーゲンを含んでおり、肌の奥深くまで潤いを浸透させてくれます。ハリ感をキープしてくれるため、乾燥による小じわも目立たないよう働きかけてくれます。

    美肌に欠かせないスキンケアアイテム

    ムラサキシキブエキス配合の化粧品

    DECENCIA(ディセンシア) サエル ホワイトニング クリーム クリアリスト

    ムラサキシキブエキス配合のこちらの商品は高い抗酸化力を持っており、肌機能の低下を抑えてくれます。また同時に美白有効成分によって肌に潤いを与えて、透き通るような美肌へと導いてくれる薬用美白ジェルクリームです。

    ハウス オブ ローゼ ホワイトニング スポッツCT

    こちらも保湿成分であるムラサキシキブエキス配合で潤いを欲している肌にみずみずしさを与えてキメの整った肌へと改善してくれます。またこちらの商品はノンアルコールで作られているため、敏感肌や乾燥肌の方への刺激も少なく、優しい成分で作られているのもおすすめのポイントです。

    うっかり日焼けをしないために気をつけること

    日差しの強いところに出かけない

    肌を日焼けさせないためにはまず日差しや直射日光の強いところには出向かないというのが一番確実ではありますが、日常生活を送る中で避けきれない場合もあるでしょう。

    そんな中でも無防備に過ごすのではなく、避けれる日差しは避けるように心がけるだけでもダメージは小さく抑えられます。日焼け止めは欠かさず使用し、窓際の日当たりの強い席やスペースを避けたりできる限り日陰を歩くなど、自分で行える対策は沢山あります。些細な対策の積み重ねが肌を守ることに繋がるのです。

    こまめに日焼け止めを塗り直す

    日焼け止めは外出前にしっかりと塗っていても、1日体を動かしていると自分でも気づかない間に汗をかくなどして落ちてしまうことも珍しくありません。日焼け止めは外出前だけではなく、汗をかいたあとや外に出る際にはこまめに塗り直し肌を日差しから守る必要があります。

    最近ではメイクを落とさなくともメイクの上からでも吹き付けられるスプレータイプやミストタイプの日焼け止めもたくさん出てきているため、手間をかけずに手軽に行える対策を見つけてこまめに日差しから守ることが大切です。

    内側外側の両方からアプローチし日焼けした肌を美肌に戻そう

    日焼け後の肌への対策は内側からと外側からの両方から行うことで効果的に元の肌へ戻すことができます。正しいケアや効果のある成分を理解していればついうっかり日焼けをしてしまった場合にもすぐに対処することができ、炎症を最小限に抑えることに繋がるのです。

    自己流の誤ったケアをしてしまっては炎症をさらにひどくしてしまったり、回復を遅らせてしまう可能性もあるので本当に正しいケアなのか慎重に判断するように気をつけて。美しい肌を取り戻すために日焼け後の対策について正しい知識を持ってケアするよう心がけましょう。

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