目次
日焼け対策にパウダーファンデーションを使うメリット
肌への負担が低くなる
日焼け止めだけで紫外線をカットするためには、日焼け止めを肌に厚塗りをする必要があります。また、効果を持続させるためには、2~3時間ごとに塗り直しをしたなくてはなりません。肌に優しいタイプの日焼け止めも販売されていますが、刺激の弱い日焼け止めでも、何度も塗り直しを繰り返すことで、肌への負担は大きくなっていきます。
その点、パウダーファンデーションであれば、通常のメイクの範囲で使用するだけで、紫外線をカットする効果を発揮してくれるので厚塗りをする必要がありません。また、化粧直しのときにも、メイクの上から軽く付け足す程度ですむので、肌への負担を最小限に抑えることができます。
紫外線の防止効果が高い
パウダーファンデーションは、顔料の密度が高く、肌への密着性が高いという特徴があります。肌にしっかりと密着することで、紫外線が肌に入り込むことを防止する効果を得ることができます。
また、パウダーファンデーションは、紫外線散乱材に似た働きします。肌に付けているだけで、紫外線を跳ね返す効果があります。このような点から、パウダーファンデーションであれば、紫外線防止効果をウリにしていない製品でも、ある程度の紫外線防止効果を期待することができるのです。
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日焼け止めにはパウダーファンデーションが決め手!使い方を伝授
塗り直しが簡単にできる
塗り直しが簡単であるという点も、パウダーファンデーションを使うメリットのひとつです。日焼け止めを使用している場合、日焼け止めの効果が薄れてきたタイミングで重ね塗りをしたいところですが、化粧をした肌に日焼け止めを塗り直すことは容易ではありません。日焼け止めを塗ったあとに、化粧直しする必要もでてきます。
パウダーファンデーションだけであれば、化粧がくずれたと感じたタイミングで上から重ね塗りするだけなので、ほんのひと手間で日焼け対策が完了します。重ね塗りでも肌への密着性が高いので、紫外線から肌を守ってくれます。ただし、化粧をしたから時間が経過すると粉浮きすることがあるので、その点は注意しましょう。
クレンジングで楽に落とせる
敏感肌の人は、刺激が強い専用のクレンジング剤を使用した洗顔を避けたいところです。落ちにくいとされるウォータープルーフなどの日焼け止めは、専用のクレンジング剤を必要とすることも多く、落としたいときにも簡単には落ちてくれません。きれいに落とそうと力が入ると、肌を保護する働きをしてくれている角質層まで剥がれ落ちてしまうことがあります。
パウダーファンデーションなら、通常の化粧を落とす行為だけで洗顔が完了します。重複した洗顔により肌を痛めることもありません。低刺激のパウダーファンデーションを使用していれば、専用クレンジング剤もいらないので、肌への負担はさらに少なくなります。
酸化しないためシミが出来にくい
一度開封して使用し始めた日焼け止めは、空気中の酸素に触れることで少しずつ酸化を始めます。酸化した日焼け止めを皮膚に塗ると、皮膚から体内に入り込み、体内の酸化が進みます。体内の酸化の進行が活発になると、その体内の酸化の進行を防ぐ働きを持つメラニン色素も活性化してしまいます。その結果、せっかく日焼け止めを使用したにも関わらず日焼けをしてしまったり、シミができやすい体質になってしまいます。
日焼けやシミの元となるメラニン色素を活性化させないためには、体内の酸化を防ぐことが重要です。酸化してしまった日焼け止めの使用を控え、紫外線を防止する効果のあるパウダーファンデーションを代用しましょう。パウダーファンデーションは酸化しないため、体内の酸化も進行せず、シミを増やす原因になることはありません。

UV対策を意識したベースメイクの方法
保湿でしっかり土台を作る
まずは、肌をしっかり保湿することで、メイクの土台を作っていきます。洗顔後は化粧水をし、保湿成分配合の美容液を多めにつけましょう。ファンデーションの粉浮きが心配な人は保湿クリームも併用してください。保湿後は、美容液や保湿クリームが自分の肌にしっかりなじむまで、10分くらい時間を置きましょう。時間を置かないと、肌を保湿しきれず、ファンデーションが浮いてしまいます。ファンデーションがしっかり密着できる土台作りをすることが重要です。
ファンデーションを均等に塗る
保湿後は、化粧下地などを塗らず、直接パウダーファンデーションを塗りましょう。化粧下地を塗らない方が、肌への密着度が増し、より日焼け止め効果を発揮します。下地がないので、ファンデーションの伸びが悪く感じるかもしれませんが、時間を置くと自然と肌になじんでいきます。顔全体にムラなく均等に塗ることを意識してください。
フェイスパウダーをムラなくはたく
仕上げにフェイスパウダーをムラなくはたきます。フェイスパウダーは、おしろいやルースパウダーといった方が耳なじみがある人が多いかもしれません。このフェイスパウダーが、紫外線散乱剤のような働きをして、紫外線が肌に侵入することを防いでくれます。ムラがあると、仕上がりが美しくなりだけでなく、フェイスパウダーが付いていない部分だけ日焼けしてしまうことがあります。ムラなくはたくよう注意しましょう。
化粧直しのときも、ファンデーションを塗り直すより、フェイスパウダーをはたく方が手間もかからず、厚化粧にならず、きれいに仕上がります。フェイスパウダーをこまめにつけ直すことが、紫外線対策としてはかなり効果的です。

UV対策のためのファンデーションの選び方
密着力の高いパウダータイプ
ファンデーションには、リキッドタイプやクリームタイプもありますが、紫外線の防止効果を求めるのであれば、パウダーファンデーションを選びましょう。肌への密着力が高いので、紫外線から肌を守ってくれます。また、パウダーファンデーションを使用することで、紫外線散乱剤と似た効果も得ることができます。
UVカット機能がついている
紫外線防止がアピールされていないファンデーションでも一定の日焼け止め効果は期待できますが、UVカット機能がついているファンデーションであれば、さらに効果的です。ただし、刺激が強いものは肌荒れの原因となるので、低刺激タイプのものを選びましょう。
油分の配合量が少ない
油分が多いファンデーションは、油浮きすることがあり、肌への密着度が落ちます。肌に密着することで紫外線防止の効果を発揮するので、日焼け止め対策を優先する場合には、油分の配合量が少ないパウダーファンデーションを使用することをおすすめします。
石鹸だけで落とすことが出来る
刺激の強い専用のクレンジング剤を必要とするファンデーションは、肌への負担が大きく、また、落とすために強くこすり過ぎて、肌を傷めつける原因となることがあります。石鹸だけで落とすことができるくらい肌に優しいファンデーションを選ぶことで肌荒れを防ぎましょう。
原料にミネラル成分を主成分としている
ミネラル成分を主成分としたファンデーションをおすすめします。ミネラル成分が主成分として化粧品は、肌への刺激が少なく、敏感肌の人でも使用できるものが多くあります。防腐剤や界面活性剤など、肌への刺激が強い成分がなるべく少ないものを選ぶよう心がけましょう。

UV対策に使えるおすすめのミネラルファンデーション
オンリーミネラル ファンデーション
肌に優しい高品質ミネラル100%のミネラルファンデーションです。日焼け止め、コンシーラー、ファンデーション、フィニッシングパウダー、化粧下地の5つの機能が一つになったオールインワンファンデーションなので、手早くメイクが完了します。超微粒子パウダーを使用し、肌に吸いつくような使用感なので、まるでつけていないかのような心地よさをキープしてくれます。
エム・エス・エイチ タイムシークレット ミネラルUVパウダー
UVカットとスキンケア効果を併せ持つパウダーファンデーションです。。紫外線をガードしてシミや毛穴の目立たない肌へと導いてくれます。リンゴ培養細胞エキスやヒアルロン酸Naといった美肌エッセンスを配合しているのでしっとり潤い肌を実現します。皮脂吸収パウダーなので油浮きせず、日焼け止め効果が期待できます。
24h cosme プレミアム カバー&エアリィ ファンデーション
100%天然由来原料にこだわったミネラルファンデーションです。スティックファンデーションのカバー力と保湿力、そしてパウダーファンデーションの軽さを両立することを実現した新しいタイプのファンデーションで、閉塞感を感じさせないサラッとした使用感です。シミや毛穴を感じさせない素肌感の高い自然なツヤ肌を実現してくれます。
エトヴォス タイムレスミネラルファンデーション/SPF26PA++
アルブチンやビタミンC誘導体、ヒアルロン酸、ヒト型セラミド3、6IIなどの整肌成分と保湿成分を配合しているミネラルファンデーションです。ミネラル独特のツヤ感を抑えて、マットな質感に仕上がります。クレンジングを使わず、通常の洗顔料で落とすことができるので、敏感肌の人には特におすすめです。
ベアミネラル ベアプロ パウダー ファンデーション
90%ミネラルとビタミン配合で、軽やかで快適なつけ心地のパウダーファンデーションです。重ね塗りしても厚塗り感がでないのに、気になる部分はきちんとカバーして理想のヌード肌を実現します。つけたけのヌード感を長時間持続できることも魅力です。

日焼け予防効果の高いパウダーファンデーション
マキアージュ ドラマティックパウダリー UV
SPF25・PA++のUVカット機能がついたファンデーションです。ムース生まれのパウダリーなので、つけた瞬間からふんわり軽く広がり、肌に溶け込むようにフィットし、毛穴や色ムラ、乾燥さえも軽々とカバーしてくれます。肌ざわりまで心地よく、美しい仕上がりを持続することができます。
シャネル ル ブラン コンパクト ラディアンス
SPF25・PA+++のUVケアファンデーションです。微細な丸型セラミックとプレート型セラミックを組み合わせたスマート サーマル コンプレックスが、気温や湿度の変化から肌を守る“盾”のようにはたらき、肌は快適な心地よさに包まれます。気候の変化による不快感をやわらげ、肌トーンを整えたうえに維持してくれます。
クレ・ド・ポー ボーテ タンプードルエクラ
透明感に満ちあふれた輝きをまとった美しさを実現するパウダーファンデーションです。肌上での粉末の状態まで追求した革新的なテクノロジーが、光の層をまとったような輝きを演出するためです。SPF22・PA++のUVカット機能がついているので、敏感肌の人にもおすすめです。
コフレドール ビューティオーラパクトUV
自然なハイライト効果を頬や鼻すじにもたらし、肌全体が透明感のある仕上がりへ導くパウダーファンデーションです。SPF26・PA++のUVカット機能があるので、日焼け対策にぴったりです。肌のくすみも毛穴も均一にカバーするのに、透明感のある仕上がりを実現してくれ、素肌でいるような、軽やかな使い心地です。
ディオール ディオールスキン フォーエヴァー コンパクト エクストレム コントロール
まるで素肌がきれいなように感じさせる「素肌感マット」を演出するパウダーファンデーションです。新テクノロジーの超微粒子「スマートブロッティングパウダー」が毛穴をしっかりカバーしながら、軽いつけ心地でお直しいらずの持続力を実現します。日本の「ノイバラ」のローズフルーツ成分配合しているので、肌に優しくいたわります。

日焼けでファンデの色が合わない場合の対処法
自分の肌の色味を知る
まずは自分の肌の色味を知るところから始めましょう。ファンデーションのカラーにはたくさんの種類がありますが、色味と明るさの掛け合わせでカラーが設定されています。ファンデーションの色味は大まかに3つに分類されます。
一つ目が赤みがやや強い肌色の人向けのピンク系、二つ目が標準色とされるオークル系、三つ目が黄色みが強い肌の人向けのベージュ系です。自分の肌の色味と合わないファンデーションを選んでしまうと、明るさをいくら調整しても肌にはなじんでくれません。ファンデーションを選ぶときには、必ず肌に試し塗りをして、自分の肌の色味に合ったファンデーションを選びましょう。
自分の肌の色味を判断しかねる場合には、化粧品の販売員にアドバイスを受けることをおすすめします。メイクのプロのアドバイスを受けることで、自分の肌の色にぴったりのファンデーションに出会えるかもしれません。
メイク全体の色をワントーン下げる
肌を明るく見せることを意識しすぎて、明るいファンデーションを使用していると、白く浮き上がり、メイクが不自然な仕上がりになります。また、首より明るい色のファンデーションを使っていると、必要以上に厚塗りになったり、老け顔に見えてしまったりします。
厚塗りしているように感じているのであれば、現在の色よりもワントーン暗めの色に下げたメイクをしてみましょう。そうすることで、白く浮き上がることなく、自然な肌の色でメイクを楽しむことができます。
ファンデーションは首の色に合わせる
UVカット効果のあるファンデーションを使用していると、顔よりの首が日焼けして、肌が黒くなっていることがあります。その場合、もともとの顔の色に合わせたファンデーションを使用すると、白浮きして不自然な仕上がりになってしまいます。日焼け後にファンデーションを選ぶときは、首の色を基準に選びましょう。首の色と合わせることで、顔と首の色味に差が出ず、自然な仕上がりになります。
首との境界にもファンデーションを塗る
自分の肌の色に似たファンデーションを選ぶことはできても、肌とまったく同じ色というわけにはいきません。そのため、首の色に似た色のファンデーションを選んでも、顔だけにファンデーションを塗ってしまうと、ファンデーションを塗っていない首との境界が際立ってしまい、隠したかった日焼けも隠すことができません。顔と首の境目の部分にもファンデーションを塗ることで、境目をぼやかして、日焼けを感じさせない肌を作りましょう。
ハイライトをTゾーンと顎に使う
ワントーン下げた色のファンデーションを使うことで、顔の印象が暗くなるのではないかと不安になりますが、その不安はハイライトを使うことで解消されます。Tゾーンと顎にハイライトをいれることで、顔が立体的に見えるようになり、実際のファンデーションの色より顔色が明るく見せることができます。また、ハイライトを使うことで、ファンデーションの厚塗りを防ぐ効果もあります。
下地は透明なものを選ぶ
ファンデーションの下地に使用する化粧品に色味があると、その色味が肌の色にも影響します。せっかく首の色に合わせたファンデーションを選んでも、下地に肌を明るくみせるものを使用していては、顔と首の肌の色の違いが露呈し、結局は白浮きしてしまうことになります。下地は透明なものを選んで使用することをおすすめします。
ブロンズメイクに挑戦する
日焼けした肌を活かし、思い切ってブロンズメイクに挑戦してみるものひとつの方法です。ブロンズメイクと聞くと、真っ黒に日焼けした肌をイメージしてしまうかもしれませんが、適度な日焼け肌は、引き締まって見え、魅力的です。ブロンズメイク用のファンデーションもありますし、シェーディングにブロンザーを使用して立体感を出したりして、日焼けを楽しむことも考えてみましょう。

負担のかからない方法で日焼けから肌を守ろう
日焼け対策をするのには日焼け止めが必ずしも必要というわけではありません。日焼け止めが合わない肌質の人は、日焼け止めを使わずに紫外線を防止する方法を検討してみましょう。自分の肌質を知り、その肌により負担のかからない方法をみつけて、日焼けから肌を守りましょう。