目次
乾燥肌の原因
洗いすぎている
乾燥肌になる原因の1つに、洗顔による油分の取りすぎがあります。念入りに洗顔をしすぎると必要な油分まで洗い流してしまいます。
夜は日焼け止めやメイクをしっかりと落とすためにメイク落としや洗顔料での洗顔をしたら、朝は水洗いだけで洗顔するようにしましょう。洗いすぎが原因による乾燥肌なら約1週間でよい状態の肌に戻るでしょう。
こすりすぎている
洗顔やメイク時に肌を指でこすりすぎることによって、角層に傷をつけて肌の保水力が低下してしまいます。キメの細かい弾力のある泡のできる洗顔料を選び、よく泡立てた泡だけで優しく包み込むように洗うようにしましょう。泡がクッションの役割になるため肌への摩擦を軽減してくれます。乾燥肌の時こそ洗顔法を見直してみましょう。
空気の乾燥
空気の乾燥が原因の場合もあります。空気が乾燥する冬はもちろんですが、健康な肌なら夏のエアコンによる乾燥も乗り越えられますが、水分を保持する力が弱まっている乾燥肌にはダメージが大きくなってしまいます。
空気中の湿度が30%以下になると肌への影響も出てきます。スキンケアでしっかりと肌の保湿をすることはもちろんですが、部屋の湿度も乾燥機などで工夫して30%以上保ちましょう。
紫外線の影響
紫外線は、肌の水分を保持したり外部からの刺激から守る肌表面の皮脂バリアを壊してしまいます。肌バリアが失われた肌は、角質を溜め込み肌を守ろうとするので、角層が厚くなります。化粧水などの浸透も悪くなり保水能力は弱まります。
肌バリアが弱くなっている肌には紫外線が肌の奥まで入りやすくなって、肌深層部での炎症が乾燥肌を深刻化させます。紫外線対策をきちんとし乾燥肌の一因である紫外線から肌を守りましょう。
▼さらに詳しい解説はこちら
日焼け止め「最強アイテム」。美肌を守るための紫外線対策
ストレスがたまっている
日々のストレスを溜め込むことも乾燥肌の原因となります。ストレスには、肌の外から与えられる刺激「外的ストレス」と、精神面での疲れや睡眠不足など不規則な生活習慣による「内的ストレス」があります。ストレスによって、肌の潤いを保つために必要な女性ホルモン「エストロゲン」が減少してしまうのです。
また、ホルモンバランスがストレスによって崩れることでストレスホルモン・男性ホルモン・副腎ホルモンが分泌され、肌のターンオーバーを乱すことでの肌が荒れてしまい、乾燥肌の原因となってしまいます。ストレスを溜め込まないよう上手に発散していきたいですね。
炭水化物の食べ過ぎ
炭水化物は体を動かすために必要な栄養素の1つですが、摂りすぎは肌を老化させてしまいます。
美肌には欠かせないコラーゲンはタンパク質になりますが、炭水化物を摂りすぎることで、糖化反応という「摂りすぎた余分な糖質が体内のタンパク質などに結びついて細胞などが劣化する現象」を起こします。お肌のハリも無くなってくるため乾燥肌の原因にもなってしまうのです。
年を重ねる
年齢とともに肌の保水力は落ちてくるため肌表面の乾燥もしやすくなってきます。健康な肌なら適度な皮脂と水分の分泌で肌の保護をしてくれるのですが、年を重ねることで肌の保護機能が低下していき、発汗や皮脂分泌が落ちていきます。
角質細胞間脂質であるセラミドの減少も伴い乾燥肌の原因。十分な保湿を心がけてしっかり肌の保護をすることが大切です。

乾燥肌を改善する方法
洗顔に時間をかけすぎない
たっぷりの泡でゆっくり洗顔できれいな肌にしたい気持ちはわかりますが、洗顔に時間をかけると必要な皮脂までとりすぎるなどの肌へ刺激を与えることになります。
洗顔料の泡は、肌の上にのせた時から汚れを吸着し始めるので、何分も洗っていると肌は水分も油分も取られすぎてしまうので、洗顔はさっと優しく泡で包むように洗い、しっかりとすすぎ落としましょう。乾燥肌に悩む時ほど、洗顔時間は短ければ短いほどよいでしょう。
クレンジングの洗浄成分に気を配る
洗い流せるタイプのクレンジング剤には、メイクを浮かせるオイル分が水に溶けやすくなるよう洗浄成分に界面活性剤が使用されています。
実は界面活性剤はメイクだけでなく、肌の角質層のセラミドなども洗い流してしまうので、乾燥が気になる肌には界面活性剤の含まれていないものを選びましょう。
化粧水は手で付ける
化粧水を自分の手でつけることで、どのくらいの量を使えばいいかがわかります。また、手の平で化粧水が温まる事で肌へ浸透しやすくなるというメリットがあります。
また乾燥肌は刺激に弱いので、コットンの使用はやめたほうがいいでしょう。手のひら・指の腹で優しく肌になじませましょう。優しく顔全体浸透させるように意識するとよいですね。
乳液でカバーする
乳液をつけ水分・油分の補給をしましょう。さらに、保湿力を上げるために、洗顔をした後、化粧水より先に乳液をつけることもおすすめです。洗顔後、バリア機能が落ちてしまった肌に、乳液をつけることで保湿効果が上がります。
生活習慣を整える
乾燥肌について注意する最も大切な生活習慣に、睡眠時間があります。肌の新陳代謝であるターンオーバーは睡眠中におこなわれるため、睡眠時間の不足でターンオーバーが乱れると、肌の保湿に重要なセラミドなどの細胞間脂質がうまく生成されなくなり肌の乾燥となってしまいます。十分な睡眠を取るように気をつけましょう。
運動不足も原因の1つ
食生活や睡眠などの生活習慣、スキンケアに気をつけているにもかかわらず乾燥肌が改善されない。そんな原因の1つとして運動不足が考えられます。
運動不足で新陳代謝が落ちると、血行が悪くなるなど肌のターンオーバーへの影響がでてきます。毎日続けられるような、ストレッチなどで体を動かしましょう。
屋内の空気を乾燥させない
水分保持力が弱くなっている乾燥肌には、部屋の空気の乾燥は大きなダメージになります。エアコンの設定温度に気を配ったり、加湿器を使用して部屋の湿度を保つなどの工夫をして乾燥した空気から肌を守りましょう。
ビタミンやたんぱく質を摂取
ターンオーバーの正常な働きを保つビタミンB群や、乱れたターンオーバーを正常に戻す働きのあるタンパク質を積極的に摂りましょう。
乾燥肌には大切なビタミン。特にビタミンB群はターンオーバーを正常な状態に保つ働きがあり、タンパク質はコラーゲンを構成しているので不足すると肌へのダメージが大きいのです。

乾燥肌におすすめの化粧水ランキング
SK-2 フェイシャル トリートメント エッセンス
発売以来、長く愛されていて、多くのビューティー・アワードを受賞しているSK-2の名品です。天然成分ピテラ(肌に潤いを与え、ダメージから守る成分)90%以上配合で、ビタミン・アミノ酸・ミネラルなどの、肌に有効な成分がたっぷりと配合されているので肌荒れに効果的な化粧水です。乾燥に悩む肌におすすめです。
ドクターシーラボVC100エッセンスローション
「高浸透型ビタミンC」という、水溶性ビタミンC誘導体と油溶性ビタミンC誘導体の浸透力をあわせ持つ「進化したビタミンC誘導体」配合です。ビタミンをしっかり肌へ送りこむことができる整肌成分です。
これによって肌のサイクルを整えて、ハリと弾力を与えながら肌のトラブルにも対応しなめらかな肌を保つことができます。とろみのある化粧水となっていて角層までしっかり潤いを届けてくれます。
ネイチャーコンク 薬用 クリアローション
ヨクイニンエキス配合の拭き取り化粧水で、保湿・美白・引き締め・肌荒れ防止と多機能化粧水です。使用後の美容液や乳液が浸透しやすい肌になります。
プラセンタエキス・ラベンダーエキスなどの保湿成分配合で、アルコールフリーとなっているので、乾燥肌には優しい化粧水となっています。
アクセーヌ モイストバランス ローション
「超微細ナノカプセル」が角質層まで浸透し、肌表面の水分を逃さない役割として「ヒアルロン酸」、肌内部の水分を保持する「ジグリセリン」と肌の乾燥の悩みに応えてくれます。
肌にのせた瞬間からサラッとベタつかず、1回の使用で12時間も潤いが持続します。
低刺激・無香料・無着色・アルコールフリーと肌に優しい化粧水です。
コスメデコルテ 化粧液(モイスチュアリポソーム)
多重層リポソーム(保湿成分の1つであるリン脂質を使って水中で作るカプセル)採用の「モイスチュアリポソーム」の愛称で長年親しまれている保湿美容液です。
直径0.1ミクロンという小さなリン脂質のカプセルが肌につけるとすぐに角層深くまで浸透し、潤いのある肌に整えて、カサつく肌をいつまでもしっとりと保湿してくれます。
d プログラム モイストケア ローション W
カサついた乾燥肌をうるおいで満たし、透明感のある、しっとりなめらか肌へと導いてくれます。乾燥肌に悩む方向けの化粧水です。
肌には「美肌バリア機能」という、肌の角層を良い状態に整えて、見ても触れても美しい肌を生み出す力を持っています。乾燥しがちな肌に必要な、美肌バリア機能を保つ化粧水。
クレ・ド・ポー ボーテ ローションイドロA
濃密なうるおいが、クリアで明るい美しい肌へと導いてくれます。肌荒れ・乾燥を防いで、しなやかで健やかな肌状態を保ち続けてくれます。
まろやかな化粧水が角層のすみずみまで浸透し、キメを整えハリつや肌を作り出してくれます。天然ローズに希少なランなどが調香された、エレガントで清々しい香りも魅力です。レフィルもあるので続けて使用する方には嬉しいですね。
イプサ ザ・タイムR アクア
イプサ独自の保湿成分「アクアプレゼンター3」が潤いを肌表面に留まらせて、抱え込んだたっぷりの水分が潤いの持続する肌を作ってくれます。
肌が一度に受け入れられる水分量には限りがあります。その問題を解決してくれるのが、乾いた分だけ補水をして、肌が乾く隙なく潤い続けてくれる「アクアプレゼンター3」となります。乾燥肌は過剰に皮脂分泌をしてしまうため潤いを満たすことが大切になるので、肌の保湿に有効なヒアルロン酸も多く配合されています。
アルコール無添加の医薬部外品化粧水です。
菊正宗 日本酒の化粧水 高保湿
菊正宗の純米吟醸酒配合で、日本酒1升分の主要アミノ酸が含まれる高保湿化粧水です。日本酒に含まれるアミノ酸は、化粧品がない時代の肌に保湿効果をもたらしていたそうです。
肌の主成分となるコラーゲンを作るアミノ酸とともに、保湿成分であるプラセンタエキスも配合されています。とろみのある化粧水が乾燥の気になる部分にすっと馴染んで、しっとりとした肌にしてくれるでしょう。
アルージェ モイスチャー ミストローション II (しっとり)
乾燥で敏感になっている肌に優しく浸透するミストタイプ。界面活性剤、パラベンを含まない低刺激性で、ナノ粒子のミストが角層全体を整えて、潤いを長時間持続します。
「ビオセラミド」という動物由来の天然セラミドが配合されているため保湿力に優れています。メイクの上からも使えるので、潤い補給がいつでもできるのは嬉しいですね。医薬部外品化粧水。
アルビオン 薬用スキンコンディショナー エッセンシャル
キュレル ローション
化粧水に配合されているユーカリエキスには収れん作用、抗菌作用、血行促進など肌荒れを改善する効果があります。潤い成分セラミドとともに乾燥した敏感な肌を外部刺激から優しく守ります。また消炎作用のあるアラントイン配合。弱酸性・無香料・無着色・アルコールフリーで消炎剤も配合されている医薬部外品化粧水です。
バリアリペア プライマルブースター
化粧水をつける前に使い、潤いを与える導入美容液です。ミルク状の美容液は角層まで素早く浸透して、次に使う化粧水を馴染みやすい肌にします。
パワーフードとして注目されている玄米由来で独自の保湿成分である複合成分「ライスミルクコンプレックス」が配合され、肌を守る保湿成分や油分を補い潤いに満ちた肌へと導いてくれます。
オードムーゲ 薬用ローション
肌荒れ・ニキビなどの肌トラブルに対応した薬用スキンケアブランド「オードムーゲ」は50年以上の歴史のある老舗ブランドです。
薬用ローション(医薬部外品)はロングセラー商品で、肌の余分な汚れと皮脂を落とし、肌を清潔保ちます。抗炎症成分配合でニキビの原因菌を殺菌して、肌荒れを防ぎます。
B.A ローション
ポーラを代表するエイジングケアライン「B.A」のローション。配合されているポーラの独自成分「ゴールデン LP」(タイ周辺で、高価なシルクの原料として使われる「黄金繭」の中でも希少な種類を使い抽出された保湿成分)はB.Aを代表する成分の1つで、肌と一体化するように馴染み、みずみずしくハリのある肌に整えます。
女性を輝かせる花「イランイラン」甘い香りの「ブラックバニラ」スパイシーな「ブラックペッパー」の3つのフェアトレード天然香料が使用されており、内からも美を与えてくれるような香りです。
プラスレイ フラーレストモイストローションプラス
本物の保湿成分と美容成分だけで作られた美容液と同等な成分たっぷり配合の化粧水です。ノーベル化学賞受賞の最高級の美容成分「水溶性RSフラーレン」にはビタミンCの175倍もの抗酸化力とプラセンタの800倍のコラーゲン生成促進力で保湿作用を高めてくれます。
天然ナノヒアルロン酸・コラーゲン・新型ビタミンC誘導体などの配合で、エイジングケアにもよい化粧水です。
ヘパソフト 薬用顔ローション
ワセリンベースなので、うるおいをしっかり長時間持続してくれます。ワセリンを微細化していることにより、しっとりしてるのにベタつかない使用感の乳液ローションです。
有効成分のひとつである「ヘパリン類似物質(保湿)」が乾燥肌や肌荒れで潤いを保つことができなくなっている肌の深部の乱れに働きかけることで水分保持力がアップ。無着色・無香料・ノンアルコールで医薬部外品と乾燥肌に優しく使えます。
ソフィーナ ボーテ 高保湿化粧水 とてもしっとり
iTPS複合体が保湿効果、角層までのうるおいの浸透力と角質細胞の中のケラチン線維に水分を抱えこませるので、角層から柔らかで、潤いに満ちた肌へと導きます。古来より美容に重宝されていた月下香の花から抽出される月下香培養エッセンスαが肌を乾燥から防ぎます。
リッツ リバイバル セラムローション
3種の保湿成分エクトイン・コラーゲン・プリテオグリカンと肌を整えるビタミンC配合でベタつかずに角層のすみずみまでうるおう濃密保湿。エイジングケアのための浸透型ローションが弾力のあるお肌へと導いてくれます。

乾燥肌は化粧水と毎日の心がけで改善する
乾燥肌を改善するためには、自分にあった化粧水を選んで正しい使い方をすること。そして、毎日の生活の中でも「部屋の空気の乾燥に気をつける」「炭水化物を摂りすぎないでビタミンとタンパク質を摂る」「ほどよい運動をして血行を良くし、ターンオーバーの正常化を目指す」などを意識してみましょう。できることからトライして、乾燥知らずのふっくらうるおう健康的な肌を目指しましょう。