目次
トウガラシの辛味成分カプサイシンが持つダイエット効果
基礎代謝を上げて脂肪燃焼を促す
そもそも基礎代謝というものは、呼吸をしたり、心臓を動かしたりと、人間が生きていくために最低限必要なエネルギーのことをいいます。何もしなくても消費されるエネルギーでもあって、1日に消費するエネルギーの約70パーセントになるといわれています。
また、基礎代謝は筋肉と関係があるといわれています。筋トレなどをして筋肉量を増やし、基礎他代謝を高めていくと、ダイエットに効果的な食べても太りにくい体へとなっていくのです。
そして、唐辛子は体の体温を上げ、発汗を促してくれる食べ物です。唐辛子を食べて汗をかくことによって、基礎代謝も上がりやすくなり、痩せやすい体になっていくということなのですね。
▼さらに詳しい解説はこちら
簡単なストレッチを日常に取り入れる。基礎代謝をアップする方法
便秘改善でぽっこりお腹を解消する
カプサイシンという成分が唐辛子には含まれています。このカプサイシンは、腸などの消化器官を刺激し、腸の運動を促す働きがあります。ですので、便秘改善にも唐辛子が効く、ということなんですね。便秘改善のために、唐辛子を利用している国もあるほど、世界的にみても唐辛子は便秘改善の効果を期待されている食べ物だということでしょう。
また、カプサイシンの働きだけでなく、実は食物繊維も唐辛子には多く含まれているのです。ですので、この食物繊維も便秘解消の効果の一つだと考えられているんですよ。
むくみ太りを解消する
唐辛子には、カリウムという成分も含まれています。このカリウムは、カルシウムやナトリウムと一緒に筋肉や神経の働きを正常な働きに保つための必要不可欠な成分です。
カリウムは、腎臓の老廃物の排泄を助ける働きをしたり、正常な血圧に保つ働きをしたり、腸や腎臓などの筋肉の働きを正常に保つ働きをしたりと、大事な役割があるのです。そして、カリウムを摂取することで代謝機能を高めることができます。
むくみ太りを解消するためには、血液の流れをよくする必要がありますので、代謝機能を高めてくれるカリウムが必要だということなのですね。

特にダイエット効果があるのはカプシノイドという成分
日本では手に入りづらい甘いトウガラシに含まれている
カプシノイドとは唐辛子成分の一つで、辛さはなんと、唐辛子の辛み成分であるカプサイシンの1000分の1にしかないほどなのです。辛みがない、新種の唐辛子から抽出される成分なのですよ。
体への負担が少ない
カプシノイドは、普通の唐辛子と違って辛みがありません。「CH-19甘」とも呼ばれるほど。ですので、辛みがないので胃腸への負担も少なくなります。
代謝を高める効果がある
カプシノイドは、1日に約50キロカロリーもの基礎代謝をアップさせるといわれています。また、脂肪燃焼効果もあり、内臓脂肪を提言させてくれる働きもあるのです。代謝を高めるとダイエットにも効果的だといわれているので、嬉しいポイントですよね。
現時点ではサプリメントでの摂取しか手段がない
辛みがなく、甘い唐辛子。辛みもないから摂取しやすいのですが、残念ながら日本では栽培されていません。カプシノイドを摂取しようとするには、サプリメントから摂取するしかないのです。

カプシノイド配合のおすすめサプリメント
カプシエイト ナチュラ
こちらは、1回の服用につき、カプシノイド3ミリグラムが配合されています。カプシノイドが主成分となったサプリメントで、燃焼しやすい体つくりをサポートしてくれます。また、飲みやすい風味のサプリメントだともいわれています。唐辛子の燃焼力を感じることもできるので、断食中の方も、物足りなさを感じることがなくなるでしょう。
アミノバイタル カプシ
こちらは、カプシノイド類を1ミリグラム、アミノ酸として、BCAAやグルタミン、アルギニンの1500ミリグラムを摂取できるサプリメント。アミノ酸は運動時にとても重要になってきますが、吸収も素早く行われます。快適に運動を行いながら、効率的な燃焼をサポートしてくれます。味もグレープフルーツのすっきりとした味なので、飲みやすくなっています。

サプリメントの正しい飲み方
1日の摂取量を守る
サプリメントは、不足がちな栄養を手軽に摂取することができます。ですが、栄養が摂れるからといって、過剰摂取すると逆効果になる場合もあります。サプリメントの容器に記載されている1日の摂取量を守って摂取していきましょう。ビタミンAやビタミンDは、大きな健康障害が表れることもありますので、注意しましょうね。
噛まずに水で飲む
お茶などで飲む人もいると思いますが、コップ1杯分程の水で飲むのが基本的な飲み方です。水で飲むことにより、栄養を素早く小腸へ移動させてくれます。お茶やコーヒーで飲んでしまうと、カフェインやタンニンなどが栄養素とくっついてしまい、化学変化を起こして別の物になって体内への吸収が悪くなってしまうのでご注意を。サプリを飲んだ後30分位も、お茶や牛乳は飲まない方が効果的です。
長期的に継続させる
サプリメントは、薬とは異なって短期間で効果を期待することはできません。サプリメントは、継続的に飲み続けていくことで、体を作っている細胞の隅々にまで栄養が行き渡っていきます。そして、栄養が行き渡ったら免疫力や自然治癒力をアップさせ、いろいろな効果を出してくれるのです。
サプリメントを摂るということは、それなりに何か期待をしていることだと思いますので、まずは3カ月、飲み続けるようにしてみましょう。

サプリメントの摂取に注意が必要な人
妊娠中の人
サプリメントをたくさん摂取してしまうと、奇形児が生まれる可能性があります。サプリメントのボトルなどにも注意書きで書いてある場合もありますが、サプリメントを摂取する場合には、医者に相談してからの方が良いでしょう。
授乳中の人
授乳中の人も要注意です。母乳を通して、赤ちゃんに影響を及ぼす可能性があるともいわれています。妊娠中と同様に、サプリメントを摂取する場合には医者に相談してみましょう。
薬を服用している人
服用している薬の種類にもよりますが、薬とサプリメントの相性によって、服用している薬の効果に影響を及ぼす場合があります。
小さな子どもや高齢の人
大体のサプリメントは、基準を大人として作られています。ですので、大人が摂取するときと同じ分量で子どもや高齢の人がサプリメントを摂取すると、過剰摂取による副作用を引き起こす場合があります。
アレルギー体質の人
サプリメントの原材料に、アレルギー物質が入ったサプリメントもあります。友達などにサプリメントをあげる時には、一声アレルギーがあるかなど確認してからの方が良いでしょう。

唐辛子ダイエットの効果を高めるおすすめの運動
プールで泳ぐ
水泳は、とてもダイエット効果がある運動です。水泳は全身を使う有酸素運動。消費するカロリーも多く、水圧で呼吸筋も鍛えられるのでダイエット効果もあがるのです。水泳は、きれいな筋肉が体についていくので、ダイエットだけではなく体形維持にもおすすめの運動だといわれています。
さらに、プールは体温よりも水温が低いので、自分の体が体温を保とうとはたらき、エネルギーを使うことになります。なので、代謝が上がって痩せやすい体質になるのです。
ラジオ体操を行う
ラジオ体操は、皆さんも1度はやったことのあるでしょう。ラジオ体操は、体に無理のない程度の簡単な動き、そして普段は使わないような筋肉だったり関節だったりを動かせることができます。また、ラジオ体操は基礎代謝も無理なく上げることができます。
ラジオ体操は、第一と第二を合わせても6分半ほどしかありませんので、生活に取り入れやすいと思います。第一と第二を両方行ったときに消費するカロリーは、約25キロカロリーといわれています。ストレッチをするよりも、ラジオ体操をした方がカロリー消費は大きいんですよ。
スロージョギングを行う
ジョギングは、脂肪燃焼にとても効果的な運動だといわれています。ダイエットに効果的な走り方は、息を切らして早いペースで走るジョギングよりも、息を切らさずにゆっくり走るスロージョギングが効果的なのです。歩いているくらいのペースで走るジョギングですので、足の負担も最小限に抑えられます。
スロージョギングの消費エネルギーは、ウォーキングの約1.6倍にもなるといわれています。ゆっくりなペースなので、精神的にも楽しんで行えそうですよね。
▼さらに詳しい解説はこちら
ゆっくり走る!スロージョギングは通常ジョギングの1.6倍の効果!
室内で昇降運動を行う
昇降運動も、基礎代謝を上げることができ、リバウンドもしにくい体へと導いていくことができます。有酸素運動だけでなく、大胸筋や腹筋、背筋なども一緒に鍛えていくことができます。昇降運動をするときには、5センチ以上の高さがある台から始めるようにしましょう。急に高い台から運動を始めると、筋肉や筋を痛めてしまう場合もあります。
また、室内でも行えるので、手の空いたときや少し時間のある時に簡単に行うことができるので良いですよね。

基礎代謝を更に上げるおすすめのダイエット運動
腹筋が引き締まるクランチ
クランチは、出っ張ってしまったお腹を引き締める効果があったり、腹筋を6つに割ったりするための基本である運動です。
まずは、床の上に仰向けになります。下にマットなどを敷いても大丈夫です。膝は曲げた状態で床の上に降ろしても良いですが、低めの椅子などに足を乗せておくと、正しい姿勢で腹筋を鍛えやすくなります。手は、頭の後ろでは組まずに耳のあたりで軽く添える程度にします。
お腹よりも上の部分は、力を入れずにリラックスさせましょう。息をゆっくりと吐きながら、お腹を中心にして体を丸め、おへそを見るような体勢になります。このときに、背中の下の方は床についたままにしておきます。体を起こすというよりかは、丸めるという方がクランチの正しい姿勢になります。
これ以上は無理だというところまで体を丸めていきましょう。体を限界まで丸めたら、そこで息をはききって、少しの間姿勢をキープします。そして、息を吸いながらゆっくりと体を元に戻していきます。このときに、起き上がったときよりもゆっくりと時間をかけながら行うことがポイントです。
下半身を引き締めるスクワット
スクワットは、下半身全体を鍛えることができる心強いエクササイズなのです。筋肉をつけることによって、基礎代謝を高め、太りにくい体を作ることができます。スクワットは足が太くなるイメージを持っている女性もいると思いますが、女性はよっぽどのトレーニングを積まない限りは、筋肉が大きくなるということはありません。筋肉がつきにくいので何にもトレーニングをしないままだとだらしない下半身になってしまいます。
スクワットをするには、まず足を肩幅よりも少し広めに開きます。このときに、指先を外側に向けて立つようにしましょう。手は腰か胸の前、頭の後ろのどれかにおくようにします。そして、息を吸いながらお尻を突き出すように、太ももが床と平行になるように意識しながら下にしゃがんていきます。
しゃがんだら、息を吐きながら体をゆっくりと起こしていきます。膝が完全に伸び切らないところで止めて、この動作を繰り返し行っていきます。
スクワットはそれなりに負荷が強い運動です。膝や腰などに痛みがあるときは無理せず休みましょう。痛みが出てきたときも、我慢せずにすぐに中止した方が良いです。
二の腕を引き締めるプッシュアップ
プッシュアップは二の腕を鍛えることが出来る運動で、肩幅よりも狭い位置で手を置いてトレーニングすることで、二の腕をメインに鍛えることができるのです。トレーニング中、脇が開いていかないように意識しながら行いましょう。
まずは、肩幅よりも狭い位置で手を置きます。腕は真っすぐ下におろし、腕が体から離れていかないように注意します。そして、二の腕を意識しながらゆっくりと体をおろしていきましょう。
元に戻るときには、体重が腕に乗っていることを意識しながらゆっくりと元の体勢に戻っていきます。このとき、背筋が反らないように真っすぐになるよう意識します。トレーニング中は、二の腕を意識しながら行いましょう。10~15回を2~3セット行うようにしていきます。

ダイエット以外にも期待できるトウガラシの効果
冷え性を改善する
唐辛子は、全身の血行を促してくれる食べ物なので、冷え性改善にもとても大切な食べ物です。最も体を温めてくれる食べ物といわれているほど。唐辛子の成分である、カプサイシンの働きによって、体が温められるんですよ。
唐辛子を食べても体は温まりますが唐辛子湯に入るのも効果的な方法です。唐辛子を5~10個、刻んで布袋に入れてお風呂の中に入れておきます。そして、このお湯にゆっくりと浸かり、体の芯から温まりましょう。皮膚の弱い人は、唐辛子の量を少なめに調整して入ってみてくださいね。
抗酸化作用による老化の防止
ビタミンEには、抗酸化作用があるといわれていますが、このビタミンEを取り入れた食事をすることで、老化防止の効果があるのです。ビタミンEとは、唐辛子やホウレンソウ、ピーナッツなどに多く含まれている栄養成分です。
このビタミンEを摂取するときに、ビタミンAやビタミンCと一緒に摂取していくことで効果を高めるといわれています。ビタミンAやビタミンCは野菜に多く含まれている栄養成分ですので、サラダを作って食べることで習慣的に摂取していけます。ドレッシングをかけるときも、ビタミンEを多く摂取するためにオリーブオイルで作られたドレッシングを使うようにしましょう。
美肌になれる
汗をかくと、その水分によって肌も潤いますが、すぐに蒸発してしまいます。しかし、唐辛子の成分であるカプサイシンは、毛穴から油分を排出する働きを持っています。なので、唐辛子を食べると水分をためる油分が分泌されて、保湿力が高くなるのです。
誰もが憧れる美肌ですが、キープしようとすると保湿だけではなくて、適度な油分も必要になってきます。そうでないと、水分をキープすることができずに結果もイマイチになってしまいます。
コレステロール値を下げる
唐辛子の成分であるカプサイシンは、コレステロールにも効果があるといわれています。カプサイシンは、コレステロール値の上昇を抑える働きがあり、生活習慣の予防にも繋がる大切な成分なのです。
また、カプサイシンは血行促進も期待することができ、体にとても良い効果を導いてくれるのですね。
食欲を増加させる
唐辛子はダイエットに効果がある食べ物と言われていますが、食欲増加にもあたる食べ物なのです。唐辛子は、必要以上に胃を刺激する食べ物で、唐辛子を食べたことによって、体が驚いてしまい、アドレナリンを放出して体を守ろうとします。
この「体を守ろうとするとき」に多くのエネルギーが消費されるのですが、体は消費された分と同じ量のエネルギーを補給しなければならないと判断します。なので、食事を要求してしまうということなのですね。
痛みを抑える
唐辛子には、昔から天然の鎮痛作用があるといわれています。カプサイシンは、痛みを伝達する物質のみを壊してしまう働きもあります。カプサイシンを患部に塗ると、脳に痛み物質が行かなくなり、痛みを感じなくなります。そして、カプサイシンが痛み物質を引き寄せて破壊させてしまうのです。
痛みだけでなく、かゆみも痛みと同じように抑えられるといわれています。アトピーや虫刺されのときのかゆみ止めとして、唐辛子を進め療法もあるそうですよ。
免疫力を高める
カプサイシンには、毛細血管の収縮作用の働きを強める効果もあるのです。毛細血管の収縮作用の働きが強まると、血流がスムーズになって、白血球が活性化し、免疫力が高まります。免疫力が高まると、風邪などの予防に効果的ですので、上手く取り入れていきたいですね。

取りすぎには注意トウガラシの副作用
粘膜を刺激する
唐辛子は体にいいだけでなく、摂りすぎると体に影響が出てきます。唐辛子は刺激が強いので、大量に摂取してしまうと体内の粘膜が傷ついてしまいます。胃の粘膜が傷ついてしまい、胃が荒れたり、喉が痛くなってしまったり、下痢になってしまったりする危険性が出てきます。
感覚が麻痺する
カプサイシンを多く取り入れると舌を麻痺させてしまいます。また。長期間摂取していると、味覚障害になる危険性も出てきます。また、カプサイシンを摂取した刺激によってアドレナリンが過剰に分泌され、神経が興奮してしまい、神経を弱まらせてしまうことにも繋がります。
トウガラシの効果でダイエットを成功させよう
唐辛子は、代謝をあげたり発汗作用があったりと、ダイエットには欠かせないといっても過言ではない食べ物です。辛い物が苦手な方でも、甘い唐辛子のサプリメントも販売されているので体に取り入れやすいと思います。
過剰摂取してしまうと、体にも毒なので、適量を守って、運動もプラスさせながらダイエットを成功させましょうね。