手のひらマッサージの方法は?ツボやポイント、効果的に全身を整える

2017.08.04

手のひらマッサージの方法は?ツボやポイント、効果的に全身を整える

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

手のひらのマッサージは、手軽に行うことができ、積極的に取り入れたいマッサージのひとつ。足同様に、手にもさまざまなツボがあり、気になる症状の改善にも効果があります。手のひらマッサージで、全身を整え、手のひらから健康的な体を目指しましょう。

INDEX

目次

     

    手のひらマッサージの効果とその理由

    手のマッサージで全身の不調を改善できる

    手には、足と同じようにさまざまなツボがあり、刺激することで全身に働きかけることができます。マッサージで手のひらをほぐすことで、全身の不調を改善することができるのです。

    なかなか解消しにくい、疲労やコリ、冷え、むくみなど、さまざまな気になる症状を、手のひらマッサージで改善していきましょう。

    マッサージすることで一気に血流がアップ

    足同様に、手は、身体の末端となるため、どうしても血流が悪くなりがち。マッサージすることによって、手のひらの血流を促し、冷えやむくみを防ぎます。また、手のひらから、全身にも働きかけ、全身の血流を促すことができるのです。

    手のひらは毛細血管が集中する箇所

    手のひらには毛細血管が集中しており、マッサージによって直接働きかけることができるので、マッサージによる効果を実感しやすくなります。手のひらをマッサージすることで、全身の血流を促して、リラックス効果を感じることができ、全身の疲れを癒すのに効果的です。

    手のひらマッサージのメリット

    自分の体の不調に気づける

    手のひらをマッサージしていると、コリや痛みのある部分に気づくことがあります。手には、反射区とよばれる面があり、体に不調な器官があると、その器官の反射区がこわばり、刺激すると痛みを感じるのです。

    内臓など、自分で気づきにくい部分の不調は、反射区の反応によって気づくことができ、体調を整えるのに役立ちます。

    時間がなくても手軽にできる

    マッサージには、さまざまなものがありますが、手のひらのマッサージは、いつでもどこでも行えるのが魅力です。使うのは、手だけなので、場所や時間を選ばず、やりたいと思ったときにすぐ行うことができます。

    全身のマッサージをするには、ある程度の時間が必要ですが、手のひらだけならささっと行うことができるので、気軽に楽しむことができます。

    パートナーにしてあげることでスキンシップに

    手のひらのマッサージは自分で行うこともできますが、人にやってもらうことでよりしっかりほぐすことができ、効果をより高めることができます。他のマッサージと比べて、対面してやることが多い手のひらマッサージは、会話を楽しみながら行えるのもメリットのひとつ。

    夫婦やカップルなど、パートナーにしてあげることで、コミュニケーションをとるよい機会となり、スキンシップを楽しむことができそうです。

    ?気づいたときにセルフケアできる

    手は、自分でマッサージすることができるので、気づいたときにすぐ行うことができます。日常生活のほとんどの場面で使う手には、知らず知らずのうちに疲れが溜まりがち。いつでもどこでもできる手のひらマッサージを取り入れていきましょう。

    体の他の部分のマッサージは、人目が気になったり、自分で行いにくかったりと、マッサージのタイミングを逃し、疲労が積み重なってしまうこともしばしば。溜めこむ前に、疲れを癒してあげられるセルフマッサージは、手のひらマッサージだからこそできること。

    うまく取り入れ、手のひらから全身を癒してあげましょう。

    手のひらマッサージをする時のコツ

    手のひらを広げるようにして行う

    手のひらをマッサージするときには、手のひらを広げることを意識して行いましょう。普段の生活で使うことの多い手は、動きによって縮こまりやすくなり、血流が悪くなってしまいます。

    縮こまり、疲れが溜まりやすくなった手のひらを、しっかり広げるようにしてマッサージし、疲労やコリから解放してあげましょう。

    痛くなく、気持ちいい程度の圧をかける

    適したマッサージの強さには個人差がありますが、気持ちよいと感じるくらいの力がよいでしょう。強すぎると痛みを感じることがあり、反対に、弱すぎると効果を感じられないこともあります。痛みを感じない程度に、気持ちよいと感じるくらいで行っていきましょう。

    押したときに、鈍い痛さを感じる場所を探してみる

    マッサージを行うと、手のひらにある反射区が反応して、ズーンと響くような鈍い痛みを感じることがあります。老廃物が溜まっていたり、対応する器官が弱っていたりするため、しっかりほぐしてあげることが大切です。

    全身を効果的に整えるためには、鈍い痛いを感じる場所をみつけ、しっかり刺激してほぐしましょう。ただし、強い痛みがある部分は、マッサージするのは控えた方が安心です。

    気持ちいいと感じる場所は重点的に

    刺激して、気持ちよさを感じる部分は、長めに行うとよいでしょう。気持ちいいと感じる部分には、疲れやコリが溜まっているため、マッサージによる効果を実感しやすくなります。

    また、気持ちよさを味わうことで、体だけでなく、リラックス効果も感じることができます。手のひらのマッサージで、心も身体も癒されたいですね。

    単独で押すよりもほかのツボも一緒に押す

    手のひらにはさまざまなツボがあり、刺激することで、対応する器官に働きかけ、気になる症状を改善するのに役立ちます。また、効果をより高めるためには、1カ所だけでなく、他のツボも一緒に刺激するのがおすすめです。

    疲労やコリなどは、1つの部分だけが原因ではなく、全身のさまざまな部分が原因となって起こります。そのため、さまざまなツボを刺激することで、バランスよく改善することができます。

    ゆっくり丁寧に押す

    マッサージは、ゆっくり行いましょう。ていねいに刺激することで、十分にほぐし、効果を高めることができます。いきなり強い力で行うと、体にとって刺激となることも。マッサージによる気持ちよさを十分に味わいながら、ていねいにほぐし、体をほぐしていきましょう。

    手のひらマッサージの外せないポイント

    親指と小指の付け根はもみこむように押す

    親指と小指の付け根を、それぞれ、母指丘(ぼしきゅう)、小指丘(ししきゅう)とよびます。普段、酷使している手指は、付け根の部分をほぐすことで、疲れやコリを解消することができます。

    ほぐしたい部分に、もう片方の手の親指を当て、手の甲側を支えるように他の4本指を添えます。気持ちいいと感じるくらいまで、しっかりとほぐしましょう。自分でも簡単に行うことができます。

    また、相手にやってあげるときには、両手を使って効果的にもみほぐしましょう。まず、相手に片手を出してもらいます。相手の親指と小指に、自分の両小指をひっかけ、両手で手のひらを広げるようにして支えます。

    この形が手のひらマッサージを行うときの、基本的な形になります。親指で、相手の母指丘と小指丘をしっかりほぐしてあげましょう。

    指の間もしっかりマッサージしよう

    普段なかなか広げることの少ない指の間にも、疲れがたまりやすくなります。指の間を広げて、しっかりマッサージすることで、血流を促し、疲労回復に効果的です。指と指の間の、水かきのようになっている部分をつまむようにして刺激していきましょう。

    また、指の付け根の骨と骨の間のくぼみも、ほぐしていきます。頻繁に使っている指の疲れをほぐし、手のひらから血流を促していきましょう。

    指の付け根から先までも握るようにする

    手のひらをしっかりマッサージしたあとには、指の付け根から先まで、握るようにして伸ばしていきます。マッサージによって促された血流を、より整えることができ、全身の血流を促す効果があります。

    手のひらのマッサージの一番最後に取り入れるとよいでしょう。

    手のひらの代表的なツボ

    さまざまな効果が期待される合谷(ごうこく)

    親指と人差し指の骨が合流するところにあるくぼみには、合谷というツボがあり、さまざまな効果が期待できます。目や頭、首など、主に首よりも上の部分に効果があるとされています。

    また、脳にも刺激が伝わりやすく、精神的な面における、ストレスなどにも効くといわれています。親指を使って、ズーンと響くように刺激しましょう。くぼみを押しながら、やや人差し指側の骨に当てるような感覚で刺激すると効果的です。

    ?自律神経の補正効果がある労宮(ろうきゅう)

    血流を促し、自律神経を整える効果があるツボ、労宮は、手のひらの中心部分にあります。こぶしを作ったとき、中指と薬指の先の間に位置し、親指で垂直に押すようにして刺激していきます。

    イライラしたときや、緊張しているときなど、刺激することでリラックス効果を期待できます。覚えておくといざというとき使えて便利です。

    肩こり解消に効果的な後けい

    小指の付け根に位置するツボ、後けいは、肩こりに効果的です。手のひらの小指側の側面をなぞると、ちょうど小指の付け根あたりに、骨が出っ張っているのを見つけることができます。その骨の下部分が後けいです。

    親指で垂直に押し込むようにして、刺激しましょう。押しにくいときや、押しても響いた感覚がないときには、ペンなどを使って刺激するのもおすすめです。解消しにくい肩こりを、しっかり刺激して、働きかけていきましょう。

    ?イライラに効果のある心穴(しんけつ)

    イライラを鎮める効果のある心穴とよばれるツボは、中指の第一関節の真ん中にあります。イライラして気持ちが落ち着かないときなど、ゆっくりと押しながらほぐし、心を落ち着かせましょう。

    両手のそれぞれ1カ所を刺激すればよいので、イライラしたときに、その場でさっと取り入れやすいツボです。覚えておくといつでもどこでもできるので、安心です。

    冷え性にきく命門(めいもん)

    小指の第二関節の真ん中に位置するツボ、命門は、血流を促す効果があります。血流を促すことで、体を温める効果が期待できるので、冷え性改善にぜひ刺激していきたいツボです。

    冷えは、寒い冬だけでなく、夏のエアコンなどによっても起こります。冷え性に効果的な命門を刺激し、体を冷えから守りましょう。腰にも同じ、命門とよばれるツボがあり、手と同じように血流促進に効果があります。効果的に取り入れていきましょう。

    胃腸の調子が悪いときは小腸(しょうちょう)

    人差し指の第二関節の真ん中にある、小腸。消化不良や下痢など、胃腸の調子が悪いときに刺激したいツボです。弱りがちな胃腸に、ツボを刺激することで、胃腸へと働きかけます。

    胃腸が弱いと感じる人は、いきなり強く刺激せず、少しずつ様子をみながら刺激していきましょう。毎日継続していくことで、胃腸の働きを高めていきます。

    手のひらマッサージの効果をさらにアップさせる方法

    お風呂上がりなどの温まったときに行う

    手のひらのマッサージは、いつでもどこでも行えるのが魅力ですが、より効果を高めるためには、マッサージのタイミングも意識するのもおすすめです。お風呂上がりなど、体が温まり、血行がよくなったときに行うことで、さらに血流を促し、効果を高めることができます。

    お風呂上がりのスキンケアやボディケアをするタイミングで取り入れるとよいでしょう。肌も清潔になり、気持ちよくマッサージをすることができます。

    寝る前などのリラックスタイムに行う

    寝る前のリラックスタイムに、手のひらのマッサージを行うのも効果的です。手から全身の血流を促し、よりリラックスすることができます。1日の疲労やストレスなどを、手のひらマッサージによって解消し、ゆったりと過ごせそうです。

    血流を促し、リラックスすることで、眠りにつきやすく、さらに睡眠の質を高める効果も期待でき、疲労回復にもおすすめです。

    ?ハンドクリームなどを使って滑りをよくする

    マッサージをするときには、何もつけずに行うと、摩擦が起こり、肌に負担がかかることがあります。ハンドクリームやオイルなどを使うことで、滑りをよくし、スムーズにマッサージを行うことができます。

    ハンドクリームでケアするときに、一緒にマッサージを取り入れると、忘れずに継続しやすくなります。毎日のマッサージでより効果を高めていきましょう。

    ?1分でも毎日続ける

    手のひらのマッサージによる効果を高めるためには、継続することが大切です。1回でも効果はありますが、目に見えた効果を実感するためには、毎日少ない時間でもよいので続けていきましょう。

    継続するためには、生活習慣の中に組み込んでしまうのもおすすめです。例えば、入浴後のスキンケアのときに一緒に行ったり、洗い物など家事を終えたタイミングで行ったりすると、忘れずに毎日取り組みやすいですね。

    手のひらマッサージの注意点

    お年寄りや子どもにするときは力加減を弱める

    手のひらのマッサージは、ある程度力を入れた方が効果的ですが、お年寄りや子どもに行うときには、力加減を弱める必要があります。同じような力で行ってしまうと、刺激が強すぎたり、体の負担となってしまったりすることがあります。

    かえって体調を崩してしまうことがあるので、弱めの力で、様子をみながら少しずつ行います。痛みを感じる場合には、すぐにやめましょう。体を効果的に整えるマッサージは、体の負担にもなりやすくなります。

    お年寄りや子どもにマッサージをするときには、注意して行うようにしましょう。

    発熱時・空腹時は控える

    手のひらだけをマッサージしていても、ツボや反射区によって、全身のさまざまな器官に働きかけてしまうので、体調が悪いときに行うと、体の負担となってしまうことがあるので注意が必要です。

    また、食後すぐのときには、消化するため、胃に血液が集まっている状態になります。ここでマッサージを行うと、消化の妨げとなることも。空腹時には行いやすいですが、血流が促され、ツボ刺激により体の中の動きが活発になります。

    スポーツを行うときのような感覚で、完全な空腹時には行わない方がよいでしょう。発熱しているときや空腹なとき、そして満腹のときにはマッサージを控えることが大切です。

    爪を立てないようにする

    マッサージするときには、爪を立てないように気をつけましょう。しっかりマッサージしようとすると、つい爪を立ててしまうなどして、肌を傷つけてしまうことがあります。

    マッサージを行うときには、手のひらや指の腹を使って、肌に密着させるようにして刺激していきましょう。マッサージは、できれば爪を切った状態で行うのが理想です。ネイルを楽しみたい人などは、できるだけ爪は短い方が安心です。

    ツボを押すときなど、どうしても爪が当たってしまうときには、ペンなどの硬い棒を使って、刺激するのもおすすめです。肌への負担を抑えて、しっかり刺激することができます。

    手のひらマッサージで全身の疲れを癒そう

    体の疲れを癒したいとき、症状によってさまざまなマッサージをすることができます。しかし、足や肩など、靴を履いているため、出先ではできなかったり、人目が気になって思うようにできなかったりと、マッサージするタイミングが取りにくいですね。

    手のひらのマッサージは、手さえ空いていれば、いつでもどこでも行うことができるのが魅力。手のひらをマッサージすることで、全身にも働きかけることができるので、気になる症状の対策にぜひ取り入れたいマッサージです。

    自分以外にも、パートナーに行うことで、マッサージ効果だけでなく、会話などコミュニケーションの一つとして楽しむこともできます。1日の終わりに、体だけでなく、心もリラックスできそうです。

    手のひらマッサージで、身も心もほぐし、疲れを癒しましょう。

     

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