目次
クレンジングウォーターの特徴
クレンジングウォーターとは
クレンジングウォーターは、コットンに含ませてふき取ることでメイクを落とすクレンジング剤です。水で化粧が落ちるのかと疑問に思う方もいると思います。
クレンジングウォーターは主成分は水ですが、水で化粧を落とすわけではなく界面活性剤で化粧の油分を溶かし、それをふき取って化粧を落とします。水道など水がない場所でも使えるので、気軽にどこでも使えるのが特徴です。
洗浄力が高い
水のようにサラサラとした質感が特徴のクレンジングウォーターはいろいろな種類のクレンジング剤の中でも洗浄力が高いといわれています。クレンジングウォーターは水と界面活性剤で構成されているものが多く、この界面活性剤が化粧品に含まれる油分を溶かして洗い流す働きをします。
界面活性剤が多く含まれているタイプは特に洗浄力が高いので、ウォータープルーフなど落ちにくい化粧も簡単に落とすことができます。
成分の水分比率が高い
クレンジングウォーターは、名前の通り水分を多く含んでいます。クレンジング剤は主に水分・油分・界面活性剤の3種類の成分で構成され、その配合の割合によってクレンジング剤の種類が変わります。
クレンジングウォーターは油分を含まないオイルフリーのものが多いので、ベタつかずさっぱりとした使用感が好まれている理由の一つです。
W洗顔が不要
クレンジングウォーター以外の一般的なクレンジング剤には油分が多く含まれているため、メイクを落としたあとの肌に残った油分を洗顔料を使って洗い流さなければいけません。しかし、クレンジングウォーターは油分が少ない上、コットンに含ませて界面活性剤と共に汚れをふき取るのでそのあとさらに洗顔をする必要がありません。
ただし、全てのクレンジングウォーターがW洗顔不要とは限らないので、商品の説明をよく確認しましょう。
保湿成分が含まれているものもある
クレンジングウォーターにもたくさんの種類がありますが、保湿成分がたっぷり含まれていて化粧水感覚で使用できるものもあります。このようなタイプはW洗顔不要なだけでなくその後化粧水をつける必要もありません。
つまり、これ一つでクレンジング・洗顔・化粧水の三役を果たしてくれるのです。
クレンジングウォーターの魅力
すぐにメイクが落ちる
クレンジングウォーターはさっとコットンに含ませてふき取るだけなので、リビングのソファでもベッドの上でも場所を選ばず使えます。わざわざ洗面所で水を使わず疲れて帰ってきてもすぐにメイクが落とせるので、忙しい人にはぴったりです。
ベタつきの少ない使い心地
クレンジングウォーターの特徴の一つが水のような使い心地です。水分量が多く油分が少ないので、まるで水そのもののような質感です。そのため、ベタつかずさっぱりとしています。
ただし、肌に本来必要な油分まで取り除いてしまうと乾燥の原因になるおそれがあるので、クレンジングのあとはなるべく化粧水でしっかり保湿してください。
朝の洗顔代わりになる
クレンジンクウォーターには角質をふき取ってくすみを抑える効果があるものもあります。このようなタイプを洗顔の代わりに使うこともできます。
寝ている間にも肌からは皮脂が分泌され汚れが溜まってしまいます。できればたっぷりの泡で洗顔したいところですが、忙しい朝はクレンジングウォーターでさっとふき取るだけ。これで簡単に汚れを落とせます。
洗面所で洗顔する工程が省けるのは、忙しい朝の時間短縮にもなります。
まつエクにも使える
まつエクは油分の多いクレンジング剤を使うと外れてしまうおそれがあるので、主成分が油分のオイルクレンジングなどは向いていません。クレンジングウォーターは主成分が水である上にオイルフリーのものも多いのでまつエクをつけている方にはとてもオススメです。
▼さらに詳しい解説はこちら
マツエクは適したクレンジング選びが重要。長持ちさせる秘訣とは
ふき取り化粧水代わりになる
ふき取り化粧水とは古い角質や肌に残った汚れをふき取るアイテムですが、クレンジングウォーターも同じように使うことができます。
ふき取り化粧水のように洗顔後、肌に残った油分や汚れを落とすことで肌を整えます。そのあとたっぷりの化粧水でしっかり保湿しましょう。
化粧直しにも使える
油分が肌に残っていると、化粧がうまく肌になじみません。そのため、油分を多く含んだクレンジングは化粧直しには向いていませんが、油分を含まないクレンジングウォーターは直したい部分をさっとふき取るだけで、そのまま化粧直しができます。
実際にプロのヘアメイクの方も仕事現場でメイク直しやメイクチェンジをする際、クレンジングウォーターを使うことが多いといいます。
クレンジングウォーターの種類
界面活性剤を使っていない
クレンジングウォーターは主に水と界面活性剤によって構成されていますが、油分を溶かして洗い流す成分である界面活性剤が洗浄力の要です。しかし、界面活性剤は刺激が強くアレルギーを起こしたり、肌に必要な油分まで奪ってしまうこともあるので、肌の弱い人は注意が必要な成分でもあります。
しかし、最近ではアルカリイオン水を使用することで界面活性剤を使わず、成分が水だけでできているものもあります。界面活性剤を使っていないので肌に優しいクレンジング剤ですが、ウォータープルーフなど、メイクによっては落ちにくい場合もあります。
界面活性剤が天然由来
界面活性剤といっても、大きく分けて石油系と天然由来の2つに分けられます。天然由来は植物などから作られているので、肌に優しいといわれます。
天然由来といっても、肌の油分を取りすぎることもあるので使ったあとはしっかり保湿をしましょう。
石油系など合成界面活性剤が使われている
短時間でしっかりメイクを落とせる洗浄力の高いものを求めている方はこのタイプがおすすめです。界面活性剤は肌に良くないといわれますが、肌に刺激の少ない界面活性剤の開発も進んでいるので、自分に合ったものを選ぶことが大切です。しかし、肌の弱い方は注意が必要なので、商品の成分表示を確認してください。
敏感肌も使えるものがある
敏感肌は刺激に弱くデリケートな状態なので、刺激の強い界面活性剤やアルコールの含まれるクレンジング剤は向いていません。界面活性剤を多く含んでいるクレンジングウォーターも本来は敏感肌にはあまり良くないのですが、中には敏感肌のために無添加やアルコールフリーなど刺激が少なく肌バリアを意識して作られているクレンジングウォーターがあります。
最近は、敏感肌用のクレンジングウォーターの種類も豊富なので、自分の肌に合ったものがきっと見つかります。不安がある場合は、まず顔以外の場所で一度試してから使うと安心です。
クレンジングウォーターの使い方
手ではなくコットンに出して使う
クレンジングウォーターは、まずコットンにたっぷりと染み込ませます。コットンはひたひたに染み込ませるのがポイントです。乾いた部分があると肌に摩擦で負担がかかるので要注意です。コットンは1回のクレンジングでだいたい2~4枚程度使います。
ポイントメイクにはなじませてからふき取る
クレンジングウォーターを含ませたコットンをマスカラやアイライナーにのせ、メイクが溶けるまで数秒なじませます。そのあとやさしくふき取ります。
リップも同様にコットンを軽く押し付けてからふき取るときれいに落とすことができます。細かい部分が綿棒につけて落としてもよいです。
ゴシゴシこすらない
クレンジングウォーターでメイクを落とすときの注意点は、力を入れてこすらないことです。摩擦が加わると肌に負担がかかり、炎症を起こしたり乾燥の原因になるおそれがあります。特に目元など肌が薄くデリケートな部分はこすってしまうとシワやたるみにつながってしまうこともあるので、絶対やめましょう。
慣れないうちはどうしてもゴシゴシ力を入れてしまいがちですが、たっぷりのクレンジングウォーターを化粧が溶けるまでしっかりなじませれば強い力は必要ありません。
人気のクレンジングウォーター
ビオデルマ サンシビオ エイチツーオー D
フルクトオリゴ糖やキシリトールなどの保湿成分と鎮静効果のあるキュウリ果実エキスを配合し、肌を鎮めて整えます。オイルフリーなのでべたつかず、さらっとした使い心地です。この商品は皮膚科学に基づき敏感肌用に作られているので、肌をいたわりつつメイクはしっかりと落としてくれます。
チャコット フォー プロフェッショナルズ クレンジングウォーターM
バレエやダンスなどの舞台用のアイテムを開発しているブランドなので、舞台用のしっかりメイクも簡単に落とせる洗浄力を誇りながら、子どもでも使える無添加、低刺激を実現した商品です。メイク落とし・洗顔・化粧水の役割をこれひとつで果たしてくれるオールインワンアイテムなので日々のスキンケアの時間短縮にも活躍します。
Koh Gen Do クレンジングウォーター
保湿成分のミネラルを豊富に含んだ温泉水を使って作られた商品です。ヨモギ葉エキスやローズマリー葉エキスなど6種のハーブの成分によって肌のうるおいを保ちます。アルコール不使用なので肌への刺激も少なく、さっぱりとした使い心地です。
我的美麗日記(私のきれい日記) クレンジングウォーター
メイク落とし・洗顔・化粧水の役割を一本で果たしてくれるオールインワンタイプのクレンジングウォーターです。肌にやさしい天然由来成分を贅沢に配合しているので肌への負担が少なく、忙しい朝のふき取り化粧水としてもぴったりです。洗い流す必要がないのでメイクを落としたあとはそのままフェイスマスクでケアするのが簡単でおすすめです。
JCプログラム JCクレンジングウォーター
コットンではなく手のひらに取りメイクとなじませて落とすタイプのクレンジングウォーターです。100%オイルフリーなので濡れた手でも使えます。植物由来洗浄成分がしっかり汚れを落としますが、必要な皮脂までは取りすぎず肌にやさしくしっとりとした使い心地です。
ディオール インスタント クレンジング ウォーター
肌を保護する植物性成分ピュアリリーが配合されています。素早く汚れを落とし爽やかでさっぱりとした使い心地です。あらゆる肌タイプに使えてやわらかくフレッシュな肌にしてくれます。
コーダリー クレンジングウォーター
フランスのワイン畑のブドウに含まれるポリフェノールの抗酸化作用に注目し、スキンケアに活用したブランドコーダリーのクレンジングウォーターです。鎮静効果があり、肌にうるおいも与えてくれます。植物由来の品質にこだわって作られているので、超敏感肌にもオススメの商品です。
ドクター・リンサクライ DLSクレンジングウォーター
皮膚科のドクター桜井麟のメソッドから生まれたスキンケアブランドのクレンジングウォーターです。人工的なクリームなどに頼らず、素肌のうるおいを考えて研究開発されているので、肌に負担をかけないオイルフリーながらしっかりメイクを落としてくれます。
Peau Blanche クレンジングウォーター
この商品はコラーゲン、ヒアルロン酸、セラミドなどの成分配合でしっかりと保湿をしてくれます。また、洗い流し不要なので水がない場所でも気軽にメイク落としができます。
時間短縮にはクレンジングウォーターが便利
クレンジングウォーターは場所を選ばず簡単にメイク落としができる便利なアイテムです。夜遅く疲れて帰宅してもコットンでさっと素早くメイク落としができるので時間短縮になり、朝の洗顔代わりやふき取り化粧水としても使えるので、毎日忙しくなかなかスキンケアに時間がかけられない方におすすめです。
時間短縮に便利なクレンジングウォーター。上手に取り入れてスキンケアに活用しましょう。