目次
唇に縦ジワができる原因
うるおい不足による乾燥が目立つ
皮脂を分泌して乾燥を防ぐ皮脂腺が肌には存在します。しかし、唇には皮脂腺がありません。そのため唇はうるおいが不足しがちになり乾燥しやすい場所です。
乾燥してうるおいがなくなるとひび割れを起こしやすくなります。乾いた土がひび割れているのと同じ原理です。乾燥してひび割れを起こすと、縦ジワが刻まれてしまうので目立ってしまいます。
年齢により唇の弾力がなくなる
唇は会話や食事など動きが多い部分なので、そのぶんエネルギーをたくさんしようする部分です。そのため老化が早い傾向があるといわれています。
縦ジワが目立たずふっくらとして弾力がある唇にはうるおいが必要です。うるおい成分であるコラーゲンは年齢の衰えとともに、生成も衰え少なくなります。コラーゲンが少なくなり弾力を失った肌は、シワができやすく縦ジワを深く刻んでしまうので縦ジワが目立ってしまいます。
紫外線のダメージで乾燥する
唇は角質層が薄いので、紫外線などの刺激から細胞を守るメラニンが少ない部分です。そのため角質層のバリア機能が弱く、肌よりも紫外線のダメージを受け細胞が破壊されやすい部分といわれています。紫外線は細胞を破壊するときに、うるおい成分のコラーゲンにもダメージを与え乾燥しやすい唇になるので、縦ジワが目立つようになります。
タバコによる血管の収縮や血流の悪化
タバコに含まれているニコチンは血管を収縮させてしまいます。血管が収縮すると血流が悪くなり、老化を進めてしまいます。また、一酸化炭素によって酸欠状態になることも老化を進めてしまう原因です。老化が進んでしまうことでコラーゲンの生成が少なくなるので、縦ジワが目立つようになります。
また、タバコのフィルターは唇の水分を奪うので乾燥も進んでしまいます。そのためタバコを長時間くわえていたりすると縦ジワが深く刻まれてしまうので、喫煙のしすぎはあまりいいことがありません。
普段から行ってほしいリップケア
保湿成分のあるリップ美容液を使う
保湿するならリップクリームだけで十分では?と思う方が多いでしょう。
しかし、リップ美容液にはうるおいを与えるコラーゲンなどの保湿成分が豊富に含まれているので、リップクリームよりも高い保湿機能があります。そのためリップクリームよりも唇をうるおし、なめらかにするのです。
また、リップクリームをつけたまま寝てしまうと余分な油分を唇に残してしまうので、唇が荒れてしまうことがあります。リップ美容液には完全夜用のものがあり、寝ている間も保湿ケアができます。
リップ美容液は夜にも使用でき、朝も下地として使用できるものを選ぶと便利です。
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日中はUV対策機能付きのリップクリームで紫外線対策
紫外線は唇にダメージを与え、乾燥を引き起こしやすくします。唇は紫外線を浴びても目に見える変化があまりありません。縦ジワができてしまう原因はいくつかあるので、唇は紫外線のダメージが原因だと気がつきにくい部分です。だからこそ日頃から常に、紫外線のダメージをカットするUVケアを意識することが大切です。
日中の外出時はUV対策の機能がついたリップクリームを使用しましょう。UV対策の機能がついたリップクリームを使用することで、紫外線が唇に与えるダメージを軽減できます。
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唇に蒸しタオルをあて血行をよくする
唇の血行が悪いと唇の老化を早めてしまいます。老化は唇に縦ジワを刻んでしまう原因です。蒸しタオルを唇に当てることで、唇が温まるので血行をよくします。蒸しタオルは濡らしたタオルをレンジで40秒から1分ほど温めるだけで作れるので、手軽に行えるリップケアのひとつです。
リップクリームを使い分ける
リップクリームにはさまざまな種類があります。唇に与える効果もさまざまなので、自分の唇の状態や目的に効果的なリップクリームを使用する必要があります。唇が荒れてひどい場合は薬効効果のある薬用のものを、昼間は紫外線対策に効果があるもの、夜は保湿効果が高いものをなどリップクリームを使い分けるようにしましょう。
唇のメイクをきちんと落とす
口紅などのリップメイクは唇に負担をかけています。そのためメイクがきちんと落とされず、汚れが残っている状態だと唇に負担をかけ続けています。唇に負担がかかると刺激になり唇は荒れ、シワが目立ってしまいます。また、化粧品の色素が沈着してしまうのでくすみの原因になってしまいます。リップメイクはきちんと落とすようにしましょう。
食事でビタミンB2を摂る
ビタミンB2は「成長を促すビタミン」と呼ばれていて、皮膚や粘膜を再生したり老化を防止したりする効果があります。ビタミンB2を摂るとターンオーバーを促し健康な皮膚や粘膜へ再生するので、皮膚や粘膜を正常な状態に保つことができます。
唇は粘膜でできています。美しい肌や唇を保つために、ビタミンB2は必要不可欠です。ビタミンB2は水溶性ビタミンのひとつで、尿と一緒に排出されてしまいます。そのためこまめに摂取しなくてはなりません。牛乳やヨーグルト、レバー、うなぎ、うずらの卵などにビタミンB2は豊富に含まれているので、積極的に取り入れるようにしましょう。
唇のためのスペシャルケアも行う
週1回のシュガースクラブを行う
シュガースクラブはハチミツと砂糖でできているデリケートな唇の手入れができるアイテムです。シュガースクラブを唇にのせ、優しくこすって洗い流すだけなので簡単で手軽なケア方法のひとつ。
砂糖の結晶が唇の表面にある古い角質を落とし、ターンオーバーを促すので唇のくすみなどに効果があります。また、ハチミツが唇を保湿するので、縦ジワの原因である乾燥にも効果があります。
ワセリンやはちみつの上にラップをし唇パックをする
ワセリンやはちみつは保湿効果が高く、リップクリームより唇に与える刺激が少ないのでケアアイテムとして有効です。ワセリンやはちみつを唇に塗り、上からラップをして放置するだけで簡単に唇パックを行えます。パックをする前に蒸しタオルで唇を温めてあげると、唇が柔らかくなりより高い保湿効果が期待できます。
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唇のマッサージで血流をよくする
唇は粘膜でできていて皮膚より薄い部分なので、血行が悪いとすぐくすんで見えてしまいます。血行はマッサージでよくすることができるので、唇のマッサージを行ってあげましょう。
マッサージはくるくると円を描くように行います。唇はデリケートな部分なので、力を入れすぎず優しく行うことがポイントです。ワセリンを塗ってからマッサージを行うと滑りがよくなり、唇にうるおいも与えるのでオススメです。
口元のシワに効くツボ押し
唇の縦ジワが目立つと老けて見えてしまうように、口元にシワがあると老けて見えてしまいます。地倉(ちそう)と呼ばれるツボは口周りのシワに効果があるといわれています。地倉は口角の延長戦とほうれい線が交わる場所にあるツボです。
ツボ押しは指の腹で3秒かけて押し、3秒かけて緩めるような感じでゆっくりとツボを指圧して行います。リンパや血管が集中している場所なので、優しく押すように心がけましょう。
縦ジワを目立たなくするリップメイク方法
リップクリームはシワに沿って縦に塗るのが原則
リップクリームを塗るときに横に塗っていませんか?リップクリームを横に塗ってしまうと、唇に摩擦が起き刺激を与えてしまい唇が荒れる原因になってしまいます。唇には縦にシワが入っているので、シワの流れに沿って縦に塗るようにしましょう。
リップクリームは事前に少し温める
リップクリームはポーチの中などに入れ続けていると冷えて固くなってしまいます。固いままリップクリームを唇に塗ると、唇が引っ張られ摩擦が起きやすくなるので唇に刺激を与えてしまいます。
リップクリームを塗る前に動かさずに唇に当て、唇に熱で温めてから塗ってあげるとスムーズに塗ることができ摩擦を起こしにくくなります。また、温めることでリップクリームの保湿成分が唇に浸透しやすくなるのです。
リップライナーで唇のボリューム感を出す
唇を大きくふっくらと見せることで、縦ジワを目立たなくできます。リップライナー使用し唇の輪郭を元の輪郭よりオーバーに描くことで、ふっくらとした唇に見せることができるのです。リップライナーは自分の唇と似た色を使用することで、違和感なく唇にボリュームを出せます。
リップコンシーラーを使い全体をカバーする
唇にリップコンシーラーを使用することで、唇の縦ジワをカバーし目立たなくします。また、元の唇の赤みを消すので口紅やグロスの発色もよくなります。リップコンシーラーはのせすぎるとヨレやすくなってしまうので、少しずつのせるようにしましょう。
リップグロスを先に塗る
リップメイクをする場合、通常は口紅を塗ってからリップグロスを塗ります。しかし、口紅を先に塗ってしまうと口紅が縦ジワに入り込んでしまい、唇の縦ジワを目立たせてしまいます。
口紅を塗る前に透明なリップグロスを塗ってあげると、唇の縦ジワにリップグロスの膜ができコーティングされます。そのため口紅が縦ジワに入り込みにくくなり、唇の縦ジワをカバーできます。リップグロスを塗った後に軽くティッシュオフすると、唇の縦ジワを程よくカバーできるのでオススメです。
リップブラシで最後に口紅を塗って完成させる
リップグロスを塗った後、口紅は最後に塗ります。しかし、口紅を唇に直接当て塗ってしまうと先に塗ったリップグロスがヨレてしまいます。
口紅はリップブラシを使用して塗りましょう。リップブラシを使用することで、リップグロスがヨレにくくなります。また、唇の端など細かい部分まではみ出すことなく、丁寧に塗ることができ仕上がりが綺麗になります。
意外とやってしまう唇によくないこと
めくれていると気になって唇の皮をむく
唇が乾燥したり荒れると皮がむけてしまうことがあります。唇のめくれている皮が気になるからといって皮をむいてしまうと、出血して唇に傷跡が残ってしまったり雑菌が入って唇が炎症を起こしてしまったりする可能性があるので、無理やり皮をむいてしまうのは厳禁です。皮をむく癖がある方は注意しましょう。
乾燥している唇を舐める
乾燥した唇を舐めると唾液で湿った状態になるので、唇がうるおったように見えます。しかし、唾液が蒸発する時に唇の水分も一緒に蒸発してしまうので、唇を余計に乾燥させてしまいます。
唇を舐め続けるとザラザラした舌先が唇に摩擦を起こし刺激を与え、炎症を起こしてしまうことがあります。「なめまわし皮膚炎」と呼ばれる皮膚炎になってしまうこともあるので、乾燥した唇を舐めるのはやめましょう。
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わたしも昔はよく唇をなめていました。なめた時は潤った気になるのですが、やはり乾燥するんですよね。そしてまたなめての繰り返し。完全に悪循環でした。 そして唇の皮が気になるので、歯でめくったり。ヒリヒリするし、治るのに時間もかかります。 年齢を重ねるにつれて、症状はすぐに、そしてヒドく現れるようになったので、今は唇のケアはかかせません。
唇の縦ジワが気になる…。ケアをしてシワ知らずなふっくらリップに!さんを0人が応援しています!
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リップクリームを頻繁に塗らない
リップクリームを塗りすぎると唇がもともと兼ね備えている自然治癒能力を奪ってしまいます。自然治癒能力には唇を刺激から守るバリア機能などがあり、奪われてしまうと乾燥を悪化させてしまうことがあります。
リップクリームを塗る頻度は1日3回、多くても5回までがベターです。リップクリームを塗る回数が多い人はお風呂上がりに塗るなど、リップクリームを塗るタイミングを考えるとリップクリーム本来の発揮するので使用する回数が減るでしょう。
正しいリップケアで唇の縦ジワをなくそう
唇の縦ジワが目立つと老けて見えてしまいます。
唇の縦ジワはうるおいが不足したり、紫外線のダメージを受けたりすると唇が乾燥して目立ってしまいます。唇は粘膜でできていて非常にデリケートな場所です。そのため刺激を受けやすい場所であり、縦ジワが目立ってしまうだけではなくくすみなどのトラブルも起きやすいです。
縦ジワを目立たなくしたりくすみなどのトラブルを解消したりするためには正しいリップケアを知り、普段から意識してリップケアをする必要があります。また、唇の皮をむいたり唇を舐めたりする癖がある場合は改善する必要があります。
正しいリップケアをして縦ジワが目立たない美しい唇を手に入れましょう。