目次
保湿クリームを選ぶ際に押さえておきたいポイント
保湿クリームと乳液の違いを理解する
基礎化粧品にはいくつかのアイテムがありますが、化粧水の後に美容液をつけて乳液、保湿クリームという順番でお手入れしますね。でも保湿クリームと乳液は何が違うのか、両方つける必要があるかと疑問に感じたことはありませんか?
この2つはどちらも油分を補う目的で使用しますが、違いは乳液は水分量が多くて軽め、保湿クリームは油分が多くてこってりとしています。
目的は同じなので、必ずしも両方使う必要はありません。使い分けの仕方は、乳液は油分をあたえるために顔全体に塗り、保湿クリームは目元や口元などの集中ケアをしたい部分に塗るとよいでしょう。
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潤った健康的なお肌に保湿クリームは必要ない
皮脂の分泌が足りていると感じているなら、油分が控えめの乳液でスキンケアを完了させれば充分です。自ら潤っている肌に必要以上に油分をあたえることは、かえって肌トラブルを引き起こす要因ともなりえます。
40歳前後からは肌の油分が低下しだすので、乳液に加えて乾燥が気になる部分に保湿クリームもプラスしてあげるとよいでしょう。
ただし肌質には個人差があり年齢で判断できるものではありません。乳液と保湿クリームの違いを理解して、自分に合ったお手入れをすることが大切です。
乾燥でお肌のバリア機能低下ならセラミド
乾燥が気になる場合は、保湿のカギを握るセラミドが配合された保湿クリームがおすすめです。潤いのある肌は角層内の水分がしっかりと蓄えられていますが、各層内の水分は主にセラミドが主成分の細胞間脂質によって保たれています。
セラミドが不足すると、肌の乾燥が進んでバリア機能の低下にもつながってしまいます。加齢と共に減少するので、積極的に補いたい成分です。
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超乾燥肌はセラミドで潤い肌に。加齢でなるカサカサ肌を改善しよう
肌荒れやかゆみもあるなら炎症作用のある成分を
肌荒れやかゆみが気になる人には炎症作用のある保湿クリームをおすすめします。炎症作用のある成分として、アラントインやグリチルリチン酸2Kなどがあります。
アラントインは皮膚の炎症を抑えて傷の修復を早める抗炎症剤で、厚生労働省に認可されている有効成分です。グリチルリチン酸2Kは皮膚科の処方薬にも使用されている植物由来の成分です。
オイリー肌ならビタミンC誘導体が入ったものを
オイリー肌でべたつきが気になる場合は、ビタミンC誘導体入りの保湿クリームを試してみるとよいでしょう。ビタミンC誘導体はビタミンCが皮膚により浸透しやすくなるように改良されたもので、皮脂の分泌をコントロール作用があるといわれています。
そのほかにも抗酸化作用やコラーゲンの生成を促進する作用もあり、女性のさまざまな肌悩みに応えてくれる優秀な成分です。
混合肌ならパーツごとに使い分け
額から鼻にかけてはてかりが気になるのに口周りはかさつくといった、混合肌でお悩みの人も少なくないですね。
同じ顔の中で異なる悩みがあるので、化粧品選びも大変です。混合肌の場合には、それぞれのパーツの悩みごとに効果の違う保湿クリームを使い分けてみるのも1つの方法です。
テクスチャーや使い心地も考えてみて
保湿クリームは基礎化粧品の中では一番油分の多いアイテムになります。しかしこれは一般論で、化粧品メーカーごとにテクスチャーやこってり感もずいぶんと違います。
使い心地が気に入らないと使用を続けるのが苦痛になることもあるので、テクスチャーや使用感も考慮して選ぶことも大切でしょう。
コストパフォーマンスの高い物を選ぶ
せっかく自分の肌に合っていて気に入ったとしても、コストパフォーマンスが悪ければ使い続けるのは難しくなってしまいます。
ただし高価な保湿クリームでも、1回の使用量が少なくて高い効果が実感できれば、コスパが良いと感じられるかもしれません。期待する効果と価格のバランスを考えて、自分にとってコスパの良いものを選ぶようにしたいです。
クリームは、化粧水・美容液・乳液の効果を寝ている間にしっかり閉じ込めてくれる役割があります。
スキンケア用品は、ラインナップ通りの物を使用した方が効果的とは言われています。ご自身の肌の悩みに合わせて肌質に合っていれば、特別に高い商品を使う必要はありません。(※配合されている成分には気を付けましょう)私は、その日の肌の状態で何種類か使い分けておりますが、夜のクリームだけは同じ物を使い続けております。お値段は少ししますが、全薬工業さんから出ている「ジュレリッチシリーズのエタン」伸びが良いので少量で顔全体に使用でき3ヶ月は使えますので、1日当たりのコストはとても安上がりです。肌への御褒美も兼ねて、ご自身に合ったクリームで美肌を手に入れていきましょう。 「保湿クリームランキング」気になる肌悩みに応えてくれるのは?さんを0人が応援しています! SNSでシェアすることで、モデルの表示順位がアップします。
「気を付ける」べき事とは何か
敏感肌はアルコールや防腐剤に気を付けて
敏感肌の人は化粧品を選ぶときに、成分には充分気を付けたいです。特にアルコールや防腐剤が入っていないかどうか気になるかもしれませんね。
刺激の強いアルコールは避けたほうがいいですが、防腐剤は化粧品の品質を維持するためには不可欠な存在で、なんらかの防腐効果のある成分が配合されているものがほとんどです。
敏感肌の人はいくつか試してみて、自分の肌に合っているものを見つけましょう。
界面活性剤の種類に注意を
多くの乳液やクリームには、水分と油分を乳化して混ぜ合わせるための界面活性剤が配合されています。界面活性剤ときくと、なんとなく肌に悪いのではと考える人も少なくないかもしれませんね。
界面活性剤にはアニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性界面活性剤の4種類あり、フェイスクリームには安全性の高いノニオン界面活性剤が配合されていることがほとんどです。
ちなみに洗剤に多く配合されているのは、洗浄力に優れたアニオン界面活性剤。クリームや乳液にとって界面活性剤は必須の成分ですし、安全性は考慮されているので、神経質になることはないでしょう。
使用期限内に使い切る事を心掛ける
化粧品にも使用期限というものがあります。長期間使っていても見た目にあまり変化がないので、つい期限を気にせず使ってしまうかもしれませんね。
しかし一度開封すると時間がたてばたつほど品質は下がってしまい、肌に悪影響をあたえかねません。多くのメーカーが推奨するように、使い始めたら指定された期限内に使い切るようにしましょう。
洗顔も見直して
高級な保湿クリームを使っているのにいまいち実感がわかない…。こんな場合、普段の洗顔はしっかりとできているでしょうか?
たとえば間違った洗顔で角層肥厚が起こっていると、いくら高価なクリームをつけても肌の奥まで浸透されません。水やお湯で洗っていないか、こすりすぎていないかなど洗顔方法を一度見直してみてください。
お肌にあわないなら使うのをやめて
あれこれと検討した末に購入した保湿クリームが、いざ使い始めたら自分の肌には合わなかったということもありえます。
一時的に肌が敏感になっていて合わない場合もあるかもしれません。しかし化粧品に配合されている成分にアレルギー反応を起こすこともあるので、赤みやかゆみなどの症状が出たらすぐに使用するのを中止しましょう。
すぐ皮膚科へ受診
新しい化粧品を使用して赤みやかゆみなどの症状が出たら、使用をやめるだけでなく早めに皮膚科を受診することもおすすめします。
病院にトラブルの原因となった化粧品を持参すると、パッチテストをしてもらえます。その結果次第で本当にアレルギーなのか、もしくは別の皮膚疾患なのかきちんと調べてもらえるので安心です。
保湿クリームを混ぜて使うのはNG
保湿クリームは肌に油分を与える以外にも、美白やリフトアップなど特定の効果が期待できるものも多いです。女性なら多くの美容効果を期待するものですが、複数のクリームを混ぜ合わせて使うことはおすすめできません。
肌悩みが複数ある場合は一番気になっている悩みを最優先して、それに見合った保湿クリームを使用するようにしましょう。
エイジングケアまで考えているなら
コラーゲンやエラスチンを増やすサポートのある物を
肌を保湿するだけでなく、将来に備えてエイジングケア効果も期待するならコラーゲンやエラスチンを増やす働きのあるものを選ぶとよいでしょう。
肌の主要成分であるコラーゲンをエラスチンがつなぎ止めて支えることで、肌のハリや弾力が保たれています。コラーゲンやエラスチンは年齢と共に減少するので、増やしてあげることでハリアップにつながります。
美白成分が配合されている物を選ぶ
大人の女性の多くは美白ケアに興味があるのではないでしょうか。フェイスクリームには美白成分が配合され、肌に透明感をあたえてくれるタイプのものも多くあります。シミやくすみが気になっているという人には、美白有効成分が配合されたクリームをおすすめします。
エイジングケアも保湿が大事
エイジングケアにはコラーゲンとエラスチンをおすすめしましたが、やはり美肌の基本は肌をしっかりと保湿をすることです。潤いのある肌というのは、若々しい印象をあたえてくれるものです。肌を保湿することが最終的にはエイジングケアへとつながるので、まずは保湿することを最優先させるとよいでしょう。
エイジングケアもできる保湿クリームランキング
1位 キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム
乾燥性敏感肌向けのスキンケアブランド「キュレル」の医薬部外品フェイスクリーム。肌に負担をかけにくいノンアルコールで、外的刺激から肌を守ってバリア機能を高めるセラミドが配合されています。炎症剤も配合され、肌が不安定になりやすい季節でも安心。
2位 ルルルン ルルルンプレシャス クリーム(保湿タイプ)
「超濃厚 エイジングケア生マスク」がキャッチフレーズのフェイスクリーム。年齢肌に着目した成分が配合され、キメを整えて透明感のある肌に。独自開発の特殊構造を採用し、保湿効果が持続します。保湿クリームとしては手軽に使える価格帯でコスパも優秀です。
3位 DECENCIA(ディセンシア) アヤナス クリーム コンセントレート
敏感肌向けエイジングケアシリーズのフェイスクリームです。特殊技術で肌のバリア機能をサポートし、美肌成分の効果を高めてエイジングケアにアプローチ。2つの天然植物エキスが配合されてリラックス効果も。敏感肌に優しいノンアルコール、パラベンフリーです。
4位 ロコベースリペア ロコベースリペア クリーム
乾燥肌用の皮膚保護保湿シリーズのハードタイプクリーム。防腐剤無添加の実現のために水分量を極力減らした結果、硬めのテクスチャーに。セラミドなど3つの肌脂質成分が角質層まで浸透して、肌のバリア機能をしっかりサポートします。
5位 ドゥ・ラ・メール クレーム ドゥ・ラ・メール
世界中で愛されているドゥ・ラ・メールの象徴ともいうべき人気のクリーム。リッチで贅沢な感触で、海藻由来の独自保湿成分「ミラクル ブロス」が肌にハリをあたえます。乾燥肌をバランスよく潤し、敏感肌を落ち着かせてしっかりキープ。
HAKU メラノクール ホワイトソリッド
冷蔵庫で冷やして使ういままでにないタイプの美白固形クリーム。陽射しを浴びてほてった肌を冷却し、メラニンを抑制します。ソリッド状のテクスチャーを肌にのせるとバターのようにとろけて、独自美白有効成分の「4MSK」がシミも抑制。冷蔵庫での保管に便利な冷却バッグ付き。
6位 DHC GE リッチムース マスク
ヒアルロン酸やプロテオグリカンをはじめとした美肌成分が配合された新感覚の泡マスク。液だれしない濃密泡が肌にピタッと密着して、シワなど気になる溝にすきまなく入り込みます。液晶乳化法が採用され、角層の奥まで美容成分がすばやくなじんで美肌をサポート。
7位 クレ・ド・ポー ボーテ ラ・クレームn
独自成分のイルミネイティングコンプレックスEX配合のハイパフォーマンスクリーム。コクのあるなめらかなクリームがすばやく溶け込み、肌のかさつきやハリ不足などの不調を寝ている間に整えます。薬用有効成分のレチノール誘導体やシミ・そばかすを防ぐ4MSKが配シミやソバカスを防いでくれます。
8位 SHISEIDO フューチャーソリューション LX トータル Rクリーム
未来の肌まで考えた、資生堂の本格派エイジングケアラインの夜用クリーム。肌内部に存在する悪玉因子に注目して開発された独自技術で、ダメージを受けた肌に睡眠をたっぷり取ったような満足感をあたえます。洗練されたホワイトフローラルの香り。
9位 オバジ ダーマパワーX リフトクリーム
オバジ初のタイムサイエンスシステムを採用した高機能なリフトクリーム。コラーゲンを支えるエラスチンの量を増やす”エラスプロ”を2倍に増量。独自の高浸透技術のディープターゲットデリバリー採用で、角層の奥深くまで浸透してハリと弾力のあるピンとした肌に。
10位 世田谷コスメ モイストリッチフェイスクリーム
一般女性の声を反映し、原料や使い心地にこだわって開発された世田谷コスメのフェイスクリーム。ヒアルロン酸やプラセンタ、コラーゲンをはじめ厳選された保湿成分が濃縮されています。べたつかないのにサラッと仕上り、大容量でたっぷり使えるのにお手頃価格も魅力。
正しい保湿クリームの使い方はエイジングケアの基本
美容液がお肌になじんでから
洗顔の後にまずは化粧水を塗って美容液を塗り、最後に油分の多い保湿クリームでフタをします。お手入れするアイテムが多くてさっと済ませたくなるかもしれませんが、保湿クリームは美容液がきちんと肌になじんでからつけるようにしましょう。
なじむ前につけてしまうとそれぞれが混ざり合ってしまい、せっかくの美肌効果が半減してしまいもったいないです。
使用量はかならず守る
保湿クリームもいろいろありますが、各メーカーごとにそれぞれ適切な使用量も違ってきます。もったいないからと量を減らしたり、または効果がありそうだからと必要以上に多く使うのはNGです。
クリームの効果をしっかりと実感するためにも、まずはメーカーの説明をしっかりと確認して推奨された使用量を守るようにしましょう。
手のひらであたためてから
保湿クリームを容器から出したら、肌に直接塗っていませんか?実は化粧品は温めてから使ったほうが、冷たいままで使うよりも肌に浸透しやすくなるのです。
まずは手のひらにクリームを取り、両手を合わせて体温と同じくらいの温度に温めてから肌に塗ると、より効果がアップするのでおすすめです。
顔を中央から外へまんべんなく
クリームの塗り方ですが、まずはクリームに表記されている1回分の量を手に取ったら、額・鼻・両頬・あごの5か所に置きます。後は顔の中央から外側に向けて、優しくまんべんなく広げるようにしてなじませましょう。
すり込むようにしたりこすったりすると肌に刺激をあたえてしまうので、摩擦をあたえないように優しくぬることが大切です。
保湿クリームは正しくつかって美肌へ
保湿クリームは肌を潤すだけでなく、美白やエイジングケアのプラスアルファの効果まで期待できます。
しかし使う量や順番を守らなかったり、または間違った洗顔で肌の土台が整っていない状態で使用しても、思ったような効果が実感できないかもしれません。きちんと保湿クリームの効果を引き出すためにも、しっかりと理解したうえで正しく使用したいですね。