体臭・加齢臭・ワキガ予防を予防。気を付けたい生活習慣とは

2017.07.19

体臭・加齢臭・ワキガ予防を予防。気を付けたい生活習慣とは

すべて

NADECICA編集部
NADECICA編集部

自分や家族の体臭に悩んでいませんか。体臭が気になると、楽しいはずの外出がストレスになり、毎日を楽しめなくなってしまいますよね。体臭は食生活やお風呂の入り方を工夫することによって、体臭を予防することができます。

INDEX

目次

    体臭の原因

    ニオイの原因とメカニズム

    体臭は、身体から分泌される汗や皮脂、そしてお肌の角質にいる常在菌によって発生します。汗や皮脂は、本来ほぼ無臭です。しかし、お肌の表面で汗や皮脂に含まれる成分が酸化したり、常在菌によって物質が分解されたりすることによって、独特なニオイを放つようになります。

    食べ物が原因で体臭に

    汗や皮脂に含まれる成分には、普段食べている食べ物が大きく影響しています。ファーストフードやスナック菓子など、脂肪分や糖分が多く含まれている食べ物は、皮脂の分泌を促しやすいものです。本来、皮脂はお肌を保護するための大切なものですが、過剰に分泌されることによって、美容面で悪い影響を及ぼすようになります。

    腸内環境が悪いと体臭の原因に

    わたしたちの腸内には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌という3つの菌がありますが、このうち体臭を悪化させる原因となるのが悪玉菌です。腸内に便が長い時間溜まったり、脂肪分や糖分を摂り過ぎたりすることで、悪玉菌が優位となり、体臭を発生させてしまう元になります。体臭を予防するためには、善玉菌が優位の良い腸内環境を保つことが大切です。

    入浴で体臭予防をするポイント

    身体は優しく洗う

    体臭が気になる日はニオイ菌を落とそうと、念入りに身体を洗ってしまいがちです。しかし、その洗い方がより強烈な体臭を招いてしまう恐れがあります。

    身体をゴシゴシと強い力で洗ってしまうと、石鹸に含まれる界面活性剤によって、お肌の常在菌までが落とされてしまいます。常在菌が減ってしまうことによって、身体本来が持つ洗浄力が弱まり、ニオイの元となる悪玉菌が増加し、体臭を悪化させてしまうのです。

    また、ゴシゴシと洗うことで、皮脂が洗い流され、その反動で皮脂の過剰な分泌を招いてしまうことがあります。皮脂と汗と混ざり、ニオイの原因になってしまうのです。身体を洗う際には、泡で洗うことを基本として、摩擦を与えてしまわないように気を付けましょう。

    ニオイの強い部分を念入りに洗う

    わたしたちの身体には、ニオイの出やすい部分とそうでない部分があります。ニオイの強い部分はしっかりと洗い、そうでない部分はお肌を守るために泡で洗うことがおすすめです。

    頭皮

    わたしたちの身体の中で、もっとも皮脂の分泌量の多い場所です。そのため、ニオイも発しやすくなります。頭皮を揉むようにシャンプーをして、毎日しっかりと洗い流しましょう。

    耳、首

    皮脂の分泌量も多いのですが、顎の下や耳の後ろなどは洗い忘れの多い部位でもあります。周囲にいる人たちの鼻の高さに近く、ニオイが伝わりやすいので、洗い忘れに注意しましょう。

    脇の下

    脇の下には、他の部位とは異なるアポクリン腺という汗腺があります。アンモニアや尿素が、皮脂腺から分泌された脂肪酸と混ざり、独特のニオイを発してしまいます。入浴時にしっかりと洗うほか、日中もこまめに汗を拭き取り、清潔な状態を維持しましょう。

    皮脂の分泌量はほとんどありませんが、汗をかきやすい部分です。靴を履いて過ごすことが多いため、汗がこもってニオイの元に。指1本1本を丁寧に洗うほか、爪をしっかりと切っておくことが大切です。

    夜に入浴するように心がける

    体臭のひどい方の中には、朝風呂にした方が良いのではないかと考える方もいるかもしれません。しかし、夜眠る前にお風呂に入らずに、朝風呂のみで済ませることは、体臭悪化の原因となってしまうのです。

    お風呂に入ることによって、体内にある乳酸を減少させることができます。また、乳酸が少ない状態で睡眠をとることによって、体内のアンモニア濃度が減少し、体臭を抑えることができるのです。

    入浴時にはなるべく湯船に入ってリラックスし、たっぷりと睡眠をとることが体臭予防、そして健康な身体を維持するための基本です。

    ボディソープより石鹸が体臭予防に効果的

    皮脂を落としすぎない

    「容器に入っているので衛生的」「パッケージがおしゃれ」そんな理由からボディソープで身体を洗っている方も多いかと思います。しかし、体臭予防にはボディソープよりも固形石鹸の方が良いとされているのです。

    ボディクリームは、身体と同じ弱酸性で作られていることが多く、一見「お肌にやさしい」という印象を抱きます。しかし、弱酸性でもしっかりと汚れを落とせるように洗浄力の高い成分が含まれており、余分な皮脂までを洗い流してしまいやすいのです。また、界面活性剤がいつまでもお肌に残りやすく、お肌とぴったりと張り付いたままとなってしまいます。

    それに対して、固形石鹸は弱アルカリ性。お肌が一時的にアルカリ性に近づきますが、肌本来が持つ作用により、弱酸性に戻ります。この時、石鹸に含まれていた界面活性剤も洗浄力をなくし、後に残りにくいのです。また、固形石鹸の強すぎず弱すぎない洗浄力によって、余分な皮脂のみを落とすことができます。

    化学物質が少ない

    わたしたちが普段使っているボディソープやシャンプーの中には、「ラウレス硫酸Na」や「ラウリル硫酸Na」などの合成界面活性剤が含まれています。「ラウレス硫酸Na」は、強い洗浄力・脱脂力を持つ界面活性剤。その分、お肌が受けるダメージもとても大きいのです。「ラウリル硫酸Na」は、「ラウレス硫酸Na」よりもさらにお肌への刺激が更に強く、肌環境を悪くしてしまいます。

    固形石鹸も化学反応を起こして作られたものであり、化学物質のひとつではありますが、固形石鹸にはとても長い歴史があり、安全性も確認されています。製造しているメーカーや商品による違があるものの、固形石鹸の方がよりお肌にやさしいことが多いのです。

    体臭を予防するには固形石鹸がいい?お勧めの石鹸と体の洗い方まとめ

    食事で体臭予防をするときのポイント

    腸内環境を整える食品を摂取する

    冒頭でお伝えしたように、体臭には食べ物や腸内の状態が大きく関わっています。ファーストフードやコンビニ食品、スナック菓子などは腸内環境を悪くしやすいものです。今現在、お肉中心の食生活となってしまっている方は、野菜中心の食生活に変えることによって、体臭の改善が期待できます。

    食物繊維と乳酸菌を含む食品を摂取する

    腸内環境を良い状態に保つために、摂っていきたいのが食物繊維と乳酸菌です。食物繊維はさまざまな野菜に含まれており、お通じを促してくれる効果があります。腸内に老廃物が溜まることを防ぎ、体臭予防に効果的なのです。

    乳酸菌は、ヨーグルトやお味噌、キムチなどに多く含まれており、善玉菌を増やしてくれる効果があります。善玉菌が増えることによって、腸内環境が整い、体臭や口臭、便などのニオイ改善を期待できます。

    体臭予防に効果がある食品

    オレイン酸が豊富な「食物油」

    料理の際に使う油には、さまざまな種類がありますがオリーブ油やキャノーラ油などの食物油がおすすめです。食物油には、オレイン酸が多く含まれています。オレイン酸は、悪玉コレステロールを減らすほか、酸化を防ぐ効果があり、体臭予防につながるのです。

    腸内の有害細菌を減らす「酢」

    体臭予防のためには、お酢も効果的です。調味料や飲料として使用されるお酢ですが、防腐・抗菌効果を持っています。そのため、毎日少しずつお酢を摂取していくことによって、体臭の改善を期待することができます。また、口から摂取するだけではなく、お風呂の浴槽の中にお酢を入れた酢風呂によって、身体を外から殺菌することもおすすめです。

    蒸れを防いで体臭予防

    こまめに汗を拭く

    汗をかいて蒸れてしまうと、雑菌が繁殖しやすくなり、体臭の元となってしまいます。そのため、汗をかいたらすぐに拭き、あとに残さないようにすることが体臭予防のひとつです。

    汗により雑菌が繁殖してしまうと、その時に来ている衣類にも付着し、これがニオイ菌として残ります。洗濯をすることによって、衣類のニオイはなくなったかのように思いがちですが、ニオイ菌は簡単には落ちません。ほんの少しの汗でも、ニオイを発しやすくなってしまいます。

    その日1日の体臭予防にはもちろん、衣類をいつまでも清潔に保つためにも、こまめに汗を拭き取り雑菌の繁殖を防ぐことが大切です。

    脇毛を剃ると蒸れが防げる

    体臭の中でも特に気になるのが脇から出ている独特なニオイ、つまりワキガです。ワキガを防ぐためには、ワキ毛はなるべく剃っておくことをおすすめします。なぜならば、ワキ毛はニオイを発する雑菌の住処になってしまうからです。お肌表面が高温多湿状態となり、雑菌の繁殖も促されてしまうのです。

    しかし、ワキ毛を剃ることによって、お肌のバリア機能が低下してしまうのもワキガを招く原因となります。剃ったあとのケアも怠らないようにしましょう。
    ▼さらに詳しい解説はこちら
    ワキガは脇毛を剃って対策できるって本当?効果的な方法を伝授

    体臭予防には汗が大切

    サラサラとした汗には匂いがない

    体臭の天敵とされている汗ですが、良い汗と悪い汗があります。ワキ以外のほとんどの場所にある汗腺は、エクリン腺というものです。エクリン腺から分泌される汗の99%は水分でできており、わずか1%の中には塩分や尿素などが含まれています。サラサラとしており、しょっぱくて無臭の良い汗です。

    しかし、悪い生活習慣や精神的なストレスなどによって、汗腺の機能が弱ってしまうことがあります。この時に分泌される汗は、ベタベタとしており蒸発しにくく不快な悪い汗です。アンモニアなどの不純物が含まれており、お肌の常在菌によって不純物が分解されることによって、ニオイを発するようになります。

    体臭を防ぐためには適度な運動を心がける

    サラサラとした良い汗をかくためには、汗腺の機能を高めてあげることが大切です。そのためには、エアコンの効いた室内ばかりで過ごすことを避け、適度な運動をしていくことが大切です。運動不足によって自律神経の乱れが生じると、汗をコントロールする機能が弱まり、悪い汗をかきやすくなってしまうのです。ウォーキングやランニングなどの有酸素運動を生活の中に取り入れていきましょう。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    「ウォーキングの効果」気軽にはじめて健康美人を目指そう

    体臭予防用石鹸に含まれている主な成分

    殺菌効果のある「ミョウバン」

    ミョウバンは、はるか昔から体臭対策に用いられており「世界最古のデオドラント剤」とも呼ばれています。水に溶けると酸性になる性質を持っています。ミョウバンが含まれた石鹸を使うことによって、お肌が酸性の状態となり、ニオイの元となるアルカリ性の雑菌を殺す働きがあるのです。

    また、ミョウバンは消臭効果や収れん・制汗効果も優れており、体臭予防にとても効果があります。

    皮脂の酸化を抑えるカテキンなどの「ポリフェノール」

    ポリフェノールは、抗酸化作用があり、ニオイの元となる物質を取り除いてくれる働きを持っている成分です。ポリフェノールと言っても約5,000もの種類があり、アントシアニンやカテキンなどが有名です。赤ワインや緑茶、ウーロン茶、野菜などわたしたちの身近にある様々な食べ物・飲み物にも含まれているので、内側・外側から積極的に摂取していくことをおすすめします。

    殺菌・消臭効果のある「柿渋」

    体臭や加齢臭に効果があるものとして、柿渋石鹸が有名です。柿渋とは、渋柿の果汁を元として作られた液体のことで、殺菌・消臭効果を持っています。

    柿渋に含まれている柿タンニンには、ニオイの元となる悪臭成分を除去してくれる働きがあります。柿タンニンが悪臭成分と結合し、他の成分に変化させることによって、ニオイの元を消し去ってくれるのです。

    防臭効果のある「銀イオン」

    銀イオン(Ag+)は、デオドラントスプレーやさまざまな除菌・消臭グッズに含まれているため、既に銀イオンのアイテムを持っている方も多いのではないでしょうか。

    銀は金属の中でも酸化をする力が強い成分です。体臭の原因となる細菌の中に入り込み、その細菌の活動を抑制してくれる働きがあります。体臭改善にはもちろん、衣類や生ごみの消臭などさまざまなものに役立ちます。

    体臭予防に効果のある石鹸

    ペリカン石鹸 ファミリー柿渋石鹸

    すっきりさっぱりとした洗い上がりになる柿渋石鹸。柿渋エキス(柿タンニン)の効果で、ニオイの元に働きかけます。

    ジャパンギャルズ エテルノ 薬用 柿渋石鹸

    国産の柿渋エキスが体臭をしっかりと予防してくれるボディ用石鹸。さっぱりとした洗い上がりが特徴です。

    京都やまちや 薬用 濃い柿渋石鹸

    高濃度の柿渋エキスを配合した薬用石鹸。キメ細かい泡で身体を包みます。

    スリーアップ 柿渋と茶樹

    天然由来成分を原料として作られた無添加石鹸。ユーカリエキスによって、防腐・防臭・抗菌・収れんなどの効果を期待できます。

    体臭を予防して気持ちいい毎日へ

    体臭を予防するためには、今使っているアイテムを見直したり、生活習慣を改善したりということが大切です。今すぐ実践できるものもありますので、是非今日から体臭予防のための生活をスタートさせてみてください。気になる体臭が改善されるようになれば、仕事もプライベートもより楽しめるはずです。

    当社は、この記事の情報(個人の感想等を含む)及びこの情報を用いて行う利用者の判断について、正確性、完全性、有益性、特定目的への適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただくと共に、必要に応じてご自身で専門家等に 相談されることを推奨いたします。

    記事のお問い合わせはこちら

    CATEGORIES

    アイケア&アイクリーム
    EYE CARE & EYE CREAM
    クレンジング
    CLEANSING
    コンシーラー
    CONCEALER
    ボディローション&ミルク
    BODY_LOTION&MILK
    まつげ美容液
    EYELASH_SERUMS
    化粧水
    SKIN_LOTION
    洗顔料
    FACIAL_WASH
    美容液
    ESSENCE
    SNSをフォローして
    最新の口コミをチェック!
    SNS ACOUNT