目次
ガサガサ唇の荒れる原因
リップクリームの塗りすぎによる荒れ
実はリップクリームは塗りすぎると逆効果。リップクリームを塗る際は、少なからず摩擦が発生します。この摩擦が、唇への刺激となって荒れてしまう原因となるのです。
唇をケアしているつもりが、いつの間にか炎症を悪化させてしまうことも。リップクリームを塗るのは、乾燥が気になるときだけにしましょう。1日に何度もリップクリームを塗ってしまう方は要注意です。
空気の乾燥が原因
唇は、角質層が薄いという特徴を持っています。また、汗腺などがないため保湿をしにくい部分。外部の乾燥に大きく左右されやすいのです。
空気が乾燥していると、唇もガサガサに荒れてしまいがち。暖房機の使用や、クーラーの乾燥で唇が荒れてしまう方も多いです。室内の乾燥が気になるときは、加湿器などを用いて50%程度の湿度を保ちましょう。
歯磨き粉による唇の荒れ
歯磨き粉には、歯に付着した油汚れを除去するためにラウリル硫酸ナトリウムという合成界面活性剤が多く配合されています。この成分は、歯磨き粉には欠かせないものの、やや刺激が強いもの。
敏感肌の方や、唇が弱っている場合はガサガサの原因となってしまいます。歯磨き粉は少量でも十分な洗浄効果が得られます。付けすぎに注意して使用しましょう。
紫外線による唇のダメージ
肌への影響が懸念されることが多い紫外線ですが、実は唇にもダメージを与えます。紫外線により日焼けをしてしまうと、ガサガサしたりひび割れを起こしてしまうのです。
唇の紫外線対策は、日焼けや防止、UVカット成分配合のリップクリームで行いましょう。特に、紫外線が強い夏は十分に注意が必要です。
▼さらに詳しい解説はこちら
この夏必見。日焼け対策にUVカットのリップを使って唇をケア
普段の食生活の乱れ
外食やコンビニ食が多かったりと、食生活が乱れていると唇も荒れてしまいがちです。これは、脂質・糖質の摂りすぎやビタミンの不足が関係しています。
唇のケアをするのであれば、偏った食生活は避け、バランスの良いメニューを食べましょう。野菜を中心として自炊を行うことをおすすめします。また、飲酒や喫煙にも注意です。
頻繁に唇を舐めてしまう事も原因
唇を舐めるのが癖になっている方も多いと思います。唇を何度もなめると、油膜がなくなってしまいます。油膜がなくなると、唇は乾燥しカサついた状態に。
唇を舐める代わりに、リップクリームを塗るようにしましょう。癖なので、直すのは難しいですが、毎日気を付けることで徐々に改善できるでしょう。舐めらないように可愛い口紅を塗るのもひとつの手段です。
香辛料による刺激も原因
唇はとてもデリケートな部分。香辛料による刺激も非常に受けやすいです。唐辛子などを食べて唇が腫れあがった経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
香辛料などの刺激物の食べ過ぎは、胃にも良くない上に、唇にも悪影響。唇が荒れているときや、ケアをしたいときには避たほうが良い食材です。
ガサガサ唇にすぐできるケア方法
ラップでできるリップパック
乾燥してガサガサな唇はラップでできる簡単リップ対策でプルプルにできます。手順はとても簡単。
必要な材料
・蒸しタオル
・リップクリーム
・ラップ
手順
1.蒸しタオルで唇を温める
2.リップクリームをたっぷり塗る
3.切ったラップを唇に乗せる
4.3~5分程度放置して剥がす
たった4ステップなので手軽ですね。温かい唇にリップクリームを塗ることで、高い保湿効果に期待できます。
砂糖で簡単シュガースクラブ
肌の弱い方でも安心して唇ケアができるのがシュガースクラブ。こちらも手順はとても簡単です。
必要な材料
・オリーブオイルなどの植物油
・砂糖
手順
1.砂糖と同量のオリーブオイルをよく混ぜる
2.清潔な手で唇に塗布する
3.3~5分程度放置する
4.ぬるま湯で洗い流す
砂糖には水を浸透させる高い保水性があります。オイルを含んだ砂糖を唇に乗せることで、保湿を行います。シュガースクラブはオリーブオイルのほか、ココナッツオイルなどのオーガニックオイルで製作可能です。
ビタミンCの摂取で改善
唇が乾燥したり、ガサガサしてしまうのはビタミンC不足が考えられます。ビタミンCが不足していると、唇や皮膚が乾燥しやすいのです。ビタミンCをしっかり補うことで、唇の乾燥を改善できます。
ビタミンCは、アセロラやキウイフルーツなどに豊富に含まれているので積極的に摂取しましょう。パセリやブロッコリーなども食事に取り入れやすいのでおすすめです。
▼さらに詳しい解説はこちら
化粧水で肌美人に。悩みを解決してくれるビタミンC誘導体とは
デリケートな唇は摩擦が天敵
クレンジングは優しく丁寧に
ついついゴシゴシと力を入れてしまいがちなクレンジングですが、肌にも唇にも良くありません。乾燥の原因になってしまうことも。
クレンジングを行う際は、くるくると優しく丁寧に。刺激を与えないように行っていくことがポイントです。また、高温での洗顔は乾燥を引き起こします。クレンジング剤を洗い流す際は、ぬるま湯を使用しましょう。
食後の口ぬぐいによる摩擦
食後は口元の汚れが気になるので、ティッシュやハンカチで強くぬぐってしまいがち。デリケートな唇には、口ぬぐいの摩擦もダメージになってしまいます。
口を拭うときも優しく、ポンポンと。化粧室などで水分を含んだハンカチを使用すると少ない力で落とせます。使用するハンカチも、ガーゼハンカチなど肌に優しいものがおすすめです。
色素沈着に気を付けて
唇をこすったり、刺激を与えると活性酸素が発生し、メラニン色素が生成。色素沈着をしてしまうことがあります。
一度色素沈着をしてしまうと、改善には時間がかかります。普段から唇に刺激を与えないように心掛けることが大切です。唇に刺激を与えるのは、習慣や癖による行為が多いです。刺激につながる行為はしっかり防ぐようにしましょう。
自分にあったリップクリームの選び方
刺激のある成分のないもの
唇のケアを行うにあたって、刺激となるものは厳禁。メンソール・香料などの成分が刺激となってしまうこともありますので、十分注意してください。
唇が荒れている場合には、低刺激で無添加のリップクリームを選ぶと良いでしょう。敏感肌やデリケートな唇の方でも安心して使用できます。
石鹸で簡単に落とせる
ゴシゴシと洗い流さなければいけないリップクリームは、唇ケア用品として向いていません。石鹸で簡単に落とせるものを選びましょう。
簡単落とせるリップクリームを選ぶことで、摩擦の発生を防止し、ガサつきや色素沈着を防ぐことができます。クレンジング剤を付けずに落とせるものが良いですね。
日中の紫外線対策「UVカット」
紫外線は、唇の乾燥やひび割れを引き起こす大きな原因。日中外出する際は、しっかりと紫外線対策を行う必要があります。
外出時にはUV成分配合のリップクリームを塗ったり、日傘や帽子で対策を行いましょう。また、日焼けをしてしまった唇は、しっかりと保湿することが大切です。荒れてしまった場合は、無理に皮を剥がさないようにしてください。
保湿成分にぷるぷるの唇に
唇の乾燥やガサつきを対策する上で、一番重要となるのがリップクリームに含まれる保湿成分。高い保湿成分を持つリップクリームを使用することで、ぷるぷるの唇が目指せます。
セラミドや、ホホバオイルなどの高保湿成分が含まれているリップクリームがおすすめです。塗るたびに唇にうるおいを与えます。
▼さらに詳しい解説はこちら
お肌の保湿機能と美肌力アップのための保湿成分。あなたはどこまで知っている?
手作りのリップクリームを試してみる
市販のクリームが唇に合わない場合は、手作りのリップクリームを試すのもひとつの手段。簡単な手順で製作できます。
必要な材料
・蜜蝋
・植物オイル
・ケース
作り方
1.植物オイルと蜜蝋を容器に入れ、湯煎する
2.よくかき混ぜる
3.十分に混ぜあわったらケースに注ぐ
4.冷蔵庫で冷やして固める
できあがりはリップバームのようなテクスチャーとなります。蜜蝋と植物オイルの量はケースの大きさによって調整しましょう。
正しい塗り方で健康的な唇へ
塗る回数は少なくが鉄則
1日に何度もリップクリームを塗ると、摩擦によって逆効果となってしまいます。塗る回数は最低限に留めましょう。
目安としては、1日5回。お出かけ前の1回と毎食後の3回と、乾燥が気になったときの1回で十分です。何度も塗ってしまうのを防ぐためにも、リップクリームを塗るタイミングを決めておくと良いですね。
唇の縦ジワに沿って丁寧に
リップクリームは横にグリグリと塗ってしまいがち。ですが、乾燥やひび割れを起こしやすいのは縦。唇は、縦に繊維が入っているのです。
リップクリームは横に塗るのではなく、縦ジワに沿うように縦方向に動かしながら塗るようにしましょう。シワの奥まで、しっかりと塗布するように心掛けてくださいね。
洗顔後すぐに塗って乾燥防止
洗顔後の肌はとても乾燥していますよね。それと同様に唇も乾燥しています。洗顔後はすぐにリップクリームを塗るようにしましょう。
肌に化粧水で水分を補うのと同じく、唇もリップクリームでしっかりと水分を補ってあげる必要があるのです。荒れているときは、ラップでパックをしたり、スクラブを試してみるのもおすすめです。
使って損はないおすすめリップクリーム
DHC 薬用リップクリーム
オリーブバージンオイルやアロエエキスをはじめとした、植物成分が配合されているリップクリーム。ナチュラルな使い心地でありながら、高い保湿力があります。
人の皮脂に最も似た油脂成分を使用しているため、べたつかずに自然に唇へ浸透します。
また、甘草誘導体やビタミンEなどの保護成分が配合されており唇のケアにぴったりです。
ヴァセリン オリジナル ピュアスキンジェリー
唇の表面をピュアスキンジェリーがコーティング。角質層にある水分を逃がさずに、しっかりと唇に留めます。そのため、うるおいをずっとキープできるのです。
また、ヴァセリン オリジナル ピュアスキンジェリーは無着色で、防腐剤無添加。敏感肌や刺激に弱い方でも安心して使用できます。小さめサイズなので持ち運びにも便利ですね。
小さい頃からずっと楽器を吹いていたので唇の乾燥にはとても敏感でした。お風呂の時に顔用のシュガースクラブを優しく唇に使用してヴァセリンをたっぷり塗ってラップを被せて少し置く… ヴァセリンはとっても安くて少しの量ですごくウルウルするので一番重宝していました。寝る前にハチミツを塗ってラップを被せて寝るのもなかなか効果ありますよ♩ 唇ケアはこれでバッチリ。荒れを治して健康的なプルプル唇を目指そうさんを0人が応援しています! SNSでシェアすることで、モデルの表示順位がアップします。
ニベア ニベア ディープモイスチャーリップ
はちみつ、ローヤルゼリーエキス、オリーブオイルをはじめとした5つの保湿成分が配合されています。これらは保湿効果がとても高いため、しっかり唇のうるおいをキープします。
さらに、紫外線から唇を守るためにSPF20・PA++のUVカット成分を配合。紫外線による乾燥や日焼け、皮剥けを防止できます。毎日の唇ケア用品として使用できますね。
カントリー&ストリーム ハニーフルリップ
はちみつやシアバターといった美容成分がたっぷり配合されています。うるおいを与えながら、きちんと唇を保護します。
はちみつの保湿ベールが作用し、乾燥しがちな唇もなめらかプルプルに。唇ケアのほか、口紅の下地にも使用できます。黄色の可愛いパッケージなので、使用するのも楽しくなりそうですね。
メンターム 薬用スティックレギュラー
カンフルやメントールが有効成分として配合されています。唇にうるおいを与え、乾燥による荒れを防ぐことが可能です。リップケアの定番と言っても過言ではありませんよね。
さわやかな香りで、使い心地も軽いのが特徴。べたつかず、快適に使用できます。甘い香りが苦手という方にもおすすめです。
ユリアージュ モイストリップ
保湿成分として、ヒアルロン酸ナトリウム、ルリジサ種子油、シアバター、ミツロウが配合されています。これらによってしっかりと唇にうるおいを与えるのです。荒れや乾燥対策としても非常に効果的です。
また、パラベン・着色料無添加ですので低刺激。敏感肌や唇が荒れている方でも、安心して使用できますね。
サベックス リップクリーム スティック
デリケートな唇をカサツキ・乾燥からしっかり守ります。うるおい成分がしっかり浸透し、みずみずしさをキープ。紫外線対策としても有効です。
また、ツヤツヤ感が出るのでリップグロスとしても使用できます。甘いバニラの香りで、使い心地も抜群です。硬めのテクスチャーでべたつきもありません。
医薬品と医薬部外品の違い
医薬品には副作用がある
医薬品は、病気の治療を目的とした薬のことを指します。厚生労働省より有効成分の効果が認められた成分が配合されています。病気の治療を目的とする医薬品には副作用がつきものです。これは、薬に対して身体が過敏に反応してしまったり、本来の目的とは異なる部位に薬が作用してしまうため。
副作用の症状には、軽度・重度など差があるものの、必ず何らかの副作用があります。1つの薬にもいろいろな副作用がある場合もありますので、医薬品を使用する前にしっかりと確認しましょう。
医薬部外品は治療が目的ではない
医薬部外品は治療が目的ではありません。医薬部外品は予防や衛生などを目的としたもの。厚生労働省が効果・効能を認めた成分が一定の割合で含まれています。そのため、目的とする効果はしっかりと発揮されるものの、病気の治療としての使用はできないのです。
治療が必要とされる場合は、医師の処方やドラッグストアで医薬品を入手するようにしましょう。
薬用も医薬部外品と同じ「予防」が目的
医薬部外品とともによく見かける薬用という言葉。こちらも医薬部外品と同様で「予防」を目的とした商品となります。そのため、薬用であっても病気の治療をすることは不可能。あくまでも、症状の予防や衛生を目的として使用するようにしましょう。また、効果・効能に関しても医薬部外品ともに認められています。
正しく使ってリップケアを
リップクリームは、正しく使えば唇の乾燥やかさつきといった症状を予防できます。
正しい使い方をよく守り、デリケートな唇のケアを行っていきましょう。
セルフケアで治らなければ皮膚科へ
リップクリームの使用や、パックで唇の荒れが治らない場合は皮膚科を訪れましょう。
荒れが2週間以上続いている場合は、特に注意。ヘルペスやアレルギーなど何らかの病気が関係している可能性があります。
デリケートな唇はこまめなケアでぷるぷるリップ
刺激に弱く、とてもデリケートな唇。毎日のケアもとても大変。ですが、今回ご説明したケアの方法を実践すれば、つやつやプルプルの唇を目指せます。唇のケアは、毎日続けていくことで効果を発揮します。継続してケアを行い、カサつかないすこやかな唇を手に入れましょう。