体臭は食生活で変わる?気になる臭いを体の中から改善するコツ

2017.07.18

体臭は食生活で変わる?気になる臭いを体の中から改善するコツ

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

体から出るいやな臭い。気になり始めると笑顔も消えてしまいます。意外と知られていないのが食べ物と体臭の関係性。体臭が発生するメカニズムを知っておき、控えるべき・摂るべき食べ物を日頃から意識しながら、楽しく改善を目指していきましょう。

INDEX

目次

    体臭と食べ物の関係

    体臭は汗と皮脂が混ざり肌の雑菌を増殖させることにより発生

    実は、汗そのものは臭くないということをご存知でしたか?実際には、汗と皮膚の表面に存在する皮脂が混ざり、その皮脂に含まれる「脂肪酸」が酸化し「過酸化脂質」へと変化することでいやな臭いを放つようになるのです。

    脂肪酸の分泌量が正常であればひどい臭いにはなりませんが、生活習慣などによりその分泌が過剰になえうと過酸化脂質の量も増え、目立った体臭へと繋がってしまいます。

    偏食は発汗や皮脂を過剰に分泌させ体臭を強める

    生活の中には発汗や皮脂の過剰分泌を引き起こす原因は多く潜んでいますが、その1つとして挙げられるのが偏食です。偏食をしてしまうと、肝臓への負担が大きくなってしまうのです。

    肝臓は口から摂取した食べ物の大半を処理する臓器なので、その肝臓が疲れて弱ってしまうと脂肪の代謝も悪くなるため皮脂として過剰に分泌されるようになるのです。

    また、肝機能が弱まることで自律神経への乱れにも繋がります。
    それによって暑くなくても汗が出てしまうなど、異常な発汗の要因にもなってしまいます。

    体臭をきつくさせる食べ物

    動物性脂肪が多いもの

    体臭の原因となる脂質は、動物性脂肪と植物性脂肪に分けられます。その中でも「動物性脂肪」は、中性脂肪、コレステロールにもなる飽和脂肪酸を多く含むのですが、この飽和脂肪酸がにおいの元となるのです。

    ▪具体的な食材:肉類・牛乳・チーズ・バター・揚げ物・スナック菓子など

    辛いもの

    辛いものを食べていると次第に汗が噴き出してきますよね。この現象のとおり辛さのもととなるスパイス類には、汗腺を刺激して汗の分泌を通常よりも高めるといった働きがあります。それにより汗と空気中の雑菌が融合する確率もあがり、臭いの元となるのです。

    またスパイスには微生物を殺菌する作用を持つものもあり、過剰摂取により腸内細菌のバランスを崩してしまうことがあります。それにより腸内環境が悪化し、体臭が発生してしまいます。

    アリシンが含まれているもの

    「アリシン」とはニンニク由来の強い抗菌・抗カビ作用をもつ化合物です。この成分が含まれる食べ物を摂取すると、アリルメチルサルファイド(AMS)という成分に分解されます。AMSは体内で分解されることなく尿や血液中にそのまま入り込むため、汗として分泌されることで体臭の原因になるのです。

    ▪具体的な食べ物:ニラ、ニンニク、玉ねぎ、長ネギ、らっきょうなど

    お酒やアルコールを含むもの

    お酒にも多く含まれるアルコールは、体内で分解されると「アセトアルデヒド」や「酢酸」という物質に変わります。このアセトアルデヒドは二日酔いの原因となる物質で、青臭い臭いや二日酔いの人の体臭の臭いとなるのです。

    また、尿として排出しきれなかったアルコールが汗とともに分泌されることで、酢酸のようなすっぱい体臭の原因にもなります。

    カフェインを含む物

    カフェインは体臭の原因につながります。ただ、あくまでも過剰摂取をしてしまった場合で、「胃腸の不調」「不眠」「貧血」「自律神経の乱れ」「抗酸化力の低下」を引き起こし、それぞれが体臭の原因になります。

    ▪具体的な食べ物:コーヒー・紅茶・コーラ・チョコレートなど

    体臭を予防する食べ方

    油とタンパク質をひかえバランスのいい食事を心がける

    食事は、酸とアルカリのバランスが重要だと考えられています。油やタンパク質を多く含む肉などの動物性脂肪は酸性食品であり、こればかり食べていると尿が酸性に傾き体の不調を招きます。

    私たちの皮膚を守ってくれる常在菌のはたらきも弱まるため、においやすくなると言われています。健康的な弱アルカリ性の尿をキープするため、肉を食べるときは一緒に緑黄色野菜や海藻、果物、きのこを摂取するなど、バランスのいい食事を心がけましょう。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    体臭に効果的な対策とは?ニオイを防ぐ食べ物とオススメサプリメント

    代謝をサポートする成分を含むサプリメントを利用する

    食べ物でコントロールするのが難しいという方は、サプリメントの利用をおすすめします。そこでおすすめなのが「ウコン」です。

    ウコンは、肝臓のはたらきを強化する成分です。食べ物は主に肝臓で代謝されるので、肝臓のはたらきを助けることが体臭の予防につながるのです。まずはウコンをサプリメントで気軽に取り入れてみるのも良いかもしれません。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    気になる体臭。おすすめのサプリを使って悩みを解決しましょう

    体臭を抑える食べ物

    脂質の酸化を抑えるリコピンやβ-カロテンなどの抗酸化物質

    リコピンやβ-カロテンは抗酸化物質といわれ、体内物質の酸化を抑えてくれるはたらきを持ちます。それにより脂質の酸化も抑えるため、体臭のもととなる過酸化脂質へと変化するのを妨げることができます。

    サラダや小鉢によく使用される野菜に多く含まれるので、お肉を食べるときなどに積極的に副菜として取り入れるといいでしょう。

    ▪具体的な食べ物:トマト・かぼちゃ・ニンジン・ほうれん草・パプリカなど

    脂肪を分解しタンパク質の代謝を促進するビタミンB2やビタミンB6

    ビタミンB2やビタミンB6は脂肪を分解し、タンパク質の代謝を促進することで体臭の原因となる物質をなくしてくれるはたらきがあります。

    ▪具体的な食べ物:(B2)卵・納豆・さんま・ししゃもなど
    :(B6)バナナ・かつお・まぐろなど

    腸内環境を整える食物繊維やオリゴ糖

    食物繊維には水に溶ける「水溶性食物繊維」と水に溶けない「不溶性食物繊維」がありますが、どちらも体内に不要なものの排出を促す特性を持ちます。それにより腸内環境を整えることで、消化物の滞りを助け、体臭が発生するのを抑えます。

    また、オリゴ糖は腸内の善玉菌の増加と悪玉菌の減少にはたらくことにより整腸作用を示し、臭いの素となる消化物の滞りを防ぎます。

    ▪具体的な食べ物:生野菜・海藻類(めかぶ、わかめなど)・キノコ類・玄米など

    皮膚粘膜の健康や消化器系の保護に役立つ食べ物

    体臭を改善するうえで重要になってくるのは、食べ物の消化や吸収・代謝を担う内臓をケアすることです。とくに消化器官の粘膜は普段意識を向けないところですが、この粘膜が弱ると臓器そのものの働きが弱まってしまいます。

    よって、皮膚粘膜の健康や消化器系の保護にはたらく食べ物は、体臭を抑えるために欠かせないものとなってきます。

    ▪具体的な食べ物:鶏のモモ肉など

    アンモニア臭を抑えてくれるクエン酸が多い食べ物

    アンモニア臭とは「疲労臭」ともいわれています。肝臓や腎臓などの機能低下により、本来は体の中でうまく処理されるはずの「アンモニア」が分解されずに体に残り分泌される汗と混ざって排出されることで、汗が尿臭のようなツンとしたアンモニア臭を発してしまう体臭です。

    そこで酢に含まれるクエン酸は体内の乳酸を分解し疲労感を取り除くとともに強い殺菌力もあるため、摂取することで体臭のもととなる乳酸・アンモニアの低下へとつながるのです。

    ▪具体的な食べ物:梅干し、柑橘類など

    オリーブ油やシソ油など植物油

    一般的に油は酸化しやすく、脂質が汗として排出された際に、においの元となる過酸化脂質になりやすいといわれています。

    ただ、オリーブ油やシソ油は少し異なる性質を持ちます。体外にあるときは他の油と同様に酸化しやすいのですが、体内に入ると酸化しにくい物質に変化するのです。よって、他の油と比較して体臭を抑えることができます。

    クエン酸を多く含む食べ物

    身体疲労による乳酸の増加によって体内環境が酸性に傾くことでおこる体臭、また過酸化脂質による体臭をダブルで抑えてくれるのがクエン酸です。クエン酸は乳酸と過酸化脂質を強力に分解することができるので、体臭を抑えることができます。

    ▪具体的な食べ物:酢の物、梅干し

    茶カテキンが多く含まれている緑茶

    茶カテキンは体臭に対してプラスの働きを示します。まず、におい成分と結合し臭いを中和するため、におい成分のはたらきを抑えることができす。芳香剤のように別の臭いで隠すわけではなく臭いの元から絶つことができるのです。

    また茶カテキンは抗酸化作用も有しています。皮脂が酸化し常在菌に分解されることで体臭になるのですが、その酸化を抑制することができるため臭いに結びつくことがなくなります。

    さらに、茶カテキンには殺菌効果があります。すべての臭いを作りだしているのは雑菌ですので、殺菌こそが体臭防止に重要な意味を持つのです。カテキンは天然成分でもあり、飲み物として使われてきた成分ですので、人体に害を及ぼすことなく殺菌効果を得ることができるのです。

    便秘による体臭の予防法

    乳酸菌など善玉菌や善玉菌のエサになるオリゴ糖を摂る

    便秘を引き起こすと腸内の滞留物が腐敗し体臭の原因となってしまうため、予防・改善することが大切です。そして腸内環境を正常に保つうえで重要なのが「善玉菌」の存在です。善玉菌は腸を活発にさせ、また便秘を引き起こす原因となる悪玉菌を減らしてくれる物質です。

    そして、善玉菌のはたらきを助けるのがオリゴ糖です。オリゴ糖は善玉菌の栄養源となる物質であり腸内環境を整えるのに効果的であるため、積極的に摂取していきましょう。

    ▪具体できな食べ物:ヨーグルト・チーズ・ごぼう・大豆など

    食物繊維をたくさん摂る

    食物繊維には水に溶ける「水溶性食物繊維」と水に溶けない「不溶性食物繊維」がありますが、どちらもそれぞれ体内の老廃物を排出するはたらきがありますので便秘を改善するには非常に適した成分です。

    この働きを持つことから、食物繊維含有をうたった便秘解消のサプリメントも多く見かけるようになりました。自分に合った方法で取り入れるといいかもしれません。

    ▪具体的な食べ物:野菜・芋類・豆類・キノコ類

    体臭予防に効果的なめかぶ

    アルギン酸が含まれ、フコイダンと共に体臭成分の排出を行う

    めかぶ独特のヌルヌル成分には、フコダインが多く含まれます。フコダインは腸内で食物繊維のような働きをし、アンモニアや硫化水素などのにおい成分を包みこみ、便として排出するのを促してくれます。

    またアルギン酸も多く含まれ、フコダインと共に体臭成分を排出する役割を果たすのです。

    納豆とセットでめかぶをとると効果的

    納豆は不溶性と水星の食物繊維がバランスよく摂取できます。不溶性は腸壁を刺激することで便を硬くし、水溶性は便を柔らかくする働きを持ちます。また納豆菌は善玉菌を多く含むため、腸内環境を整えることで体臭予防になるのです。このようなことから、めかぶと納豆を一緒にとると体臭予防効果が倍増するといわれています。

    腸内における善玉菌は1日しか定着できないため、毎日それぞれ一パックずつを混ぜたものを摂取することが理想的です。

    体臭が気になる人は食生活を見直してみよう

    このように、食べ物は私たちの体に大きな影響を与えています。しかし食べたいものを必要以上に我慢したり、苦手なものを食べ続けたりすると、その行為自体がストレスに感じられて体臭の原因になってしまうこともあります。

    「今日はお肉と一緒にサラダもたくさん摂ろう」「めかぶも納豆も好きだから、日常的に取り入れてみようかな」といったように、楽しく自分にあった体臭対策を行っていってくださいね。

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