目次
毛穴の黒ずみができてしまう原因
毛穴にたまる汚れ
毛穴に汚れがたまってしまう原因には2つあります。1つ目は毛穴の黒ずみです。肌細胞の生まれ変わりや、新陳代謝がうまくできていないことが原因で、毛穴に古い角質がた溜まり、皮脂と混ざり合います。これらが酸化することで毛穴が黒ずんでしまいます。
2つ目は毛穴が開いてしまっていることです。肌が乾燥したり、余分な皮脂の分泌などにより、毛穴がより大きくなるのです。そこに落としきれてない汚れやほこり、汗がたまって毛穴が大きく開いて黒ずみが生まれます。
▼さらに詳しい解説はこちら
毛穴が黒い原因は?黒ずみに効果的なケアで根本からしっかり治したい
鼻の産毛が濃い
明るい日差しの入る部屋の鏡の前で、小鼻の周りに産毛がたくさん生えていないかチェックしてみましょう。よく見ると薄い毛が生えているのがわかるかと思いますが、産毛の濃い人は肌が黒ずんで見えてしまいます。
カミソリで剃ってしまったりするのは肌にダメージを与えてしまうので、できるだけ避けましょう。ピンセットで無理矢理抜いたり、毛穴パックでも肌を刺激してしまう危険性があり、かえって毛穴が広がる可能性もあるので注意が必要です。
メラニン色素が活発
紫外線を浴びるととメラニン色素が増えて肌にシミができます。同じように毛穴にも、メラニン色素が増えて色素沈着を起こし、黒ずみができてしまうのです。また、毛穴の中の汚れや黒ずみを取ろうとして、ごしごし擦りすぎたり、指で毛穴の汚れを無理に押し出したりしてしまうと、その刺激によってメラニン色素が増えることがあります。
▼さらに詳しい解説はこちら
メラニンを徹底解説。メラニンの構造を理解して、適切な対策をしよう
スキンケア不足
洗浄力の高いクレンジングや洗顔クリームなどで肌を洗いすぎてしまうと、肌が乾燥して毛穴が開き、皮脂が不足してしまいます。すると、逆に皮脂がたくさん分泌されやすくなり、黒ずみが発生するもとになるのです。
クレンジングはごしごしこすらないようにすること。洗顔の際には泡で包み込むように洗い、肌を優しく保護してあげましょう。そして、自分の肌質に合った化粧水で、乾いた肌を潤してあげるスキンケアが必要です。
過剰なスキンケア
肌を美しくしたいと考えて、化粧水や乳液、美容液、クリームなどを過剰に使ってしまっていませんか?過剰な油分を肌に与えて、何度も肌に負担をかけ、摩擦などの刺激によって肌の黒ずみを引き起こしてしまうこともあります。
肌本来の持つ防御力が働き、毛穴を詰まらせてしまいます。これでは、せっかく綺麗になりたい気持ちがあって、念入りにスキンケアをしているつもりが無駄になってしまいます。できるだけ肌に刺激を与えないようにすることを心がけることが大切です。
ホルモンバランスの乱れ
女性は生理の前に、なんとなく身体の調子が悪かったり、肌の調子も良くなくて、肌荒れしやすくなったりしますね。ちょっとのことでイライラしたり、便秘がちになったり、頭痛や腰痛を引き起こしてしまう人もます。これはホルモンのバランスが乱れが関係しています。
日常生活をしていく上で、私たちはさまざまなストレスや悩みをも抱えて生きています。このような環境を送っていく上で、ホルモンの分泌が上手く機能しなくなり、毛穴がたるんだり、黒ずみなどの肌のトラブルが発生しやすくなります。
▼さらに詳しい解説はこちら
エストロゲン・プロゲステロンのことを知って、女性ホルモンを整えよう
下着や化粧品の摩擦の刺激
デリケートゾーンや、薄い皮膚で覆われている肌の部分は下着や化粧品を使用した際に起こる摩擦などの刺激によって、肌の黒ずみができやすくなっています。これは、肌の内側にあるメラノサイトという物質が身体の防衛反応によってメラニン色素を生成してしまうから。
結果、肌のターンオーバが低下してしまい、ダメージを受けた肌は、色素沈着を起こして肌の黒ずみの原因となります。
毛穴の黒ずみができやすい場所
鼻、額(Tゾーン)などの皮脂出やすいところ
鼻や額には汗をかきやすいパーツ。これは皮脂を分泌している皮脂腺の数が特に多いからなのです。皮脂は肌を弱酸性に導き、雑菌の繁殖防いだりしくれる役割を持ちます。
ですが、汗をかくと毛穴が大きく開いて汚れが入りやすく、その毛穴に詰まった汚れが酸化してしまい、角質と混ざり合って角栓というものができます。これがよく言われる「いちご鼻」と呼ばれるものです。いちごの小さい種のように角栓が黒ずんでしまった状態です。
頬などの乾燥しやすいところ
肌のターンオーバー、肌の生まれ変わりは年齢とともに低下していきます。それとともに、特に頬や目の周りの皮膚は皮脂分泌も低下するので、とても乾燥しやすく、外部からの刺激を受けやすくなっています。そのため、毛穴に詰まった汚れがたまりやすく、古い角質が肌に残ってしまいます。
水分の浸透力を邪魔をしてしまう古い角質は、肌を守るためにどんどん厚くなって黒ずんでいくという、悪循環をたどっていくのです。
ワキ、Vラインのデリケートゾーン
ワキやVラインなどの外から見えにくいデリケートな部分は、下着などが肌と触れることでメラニン色素が沈着したり、古い角質が溜まったりすことで黒ずみが発生します。肌は刺激にとても弱い性質をもつので、自己防衛反応からメラニン色素を分泌させています。
ワキやVラインのデリケートゾーンは、汗によって蒸れたり、生理などの影響で雑菌が繁殖しやすいにで、絶えず肌ストレスを感じています。洋服や下着は、コットン素材やシルクなどの肌に優しいものを選ぶようにすると良いでしょう。
またカミソリで剃ったり、ピンセットによる毛抜きを行なったりすることでも、肌に多大なダメージを与えて色素沈着を起こしてしまいます。脱毛剤や制汗剤なども肌に負担をかけ、黒ずみの原因となりますので注意しましょう。
毛穴の黒ずみが解消できる洗顔方法
酵素洗顔を使う
週に2回程度の酵素を使った洗顔で、古い角質や余分な皮脂や、毛穴の汚れを取り除くことができます。酵素洗顔は肌のタンパク質や脂肪を分解するので、肌のくすみ、毛穴の黒ずみの気になる方はぜひ試してもらいたい洗顔方法です。
肌のざらつき感が解消されて、化粧水や美容液が肌へ浸透する力がアップするだけでなく、メイクのノリもよくなります。
▼さらに詳しい解説はこちら
酵素洗顔で滑らかで明るい肌へ。酵素洗顔の効果や人気の洗顔料紹介
丁寧に優しく泡立てて洗顔をする
マスカラや、濃いアイメイクを落とす時には専用のクレンジングを使いましょう。ごしごしと肌を擦ったりすることで、色素沈着を起こし、肌の黒ずみを余計に悪化させてしまうことになります。
洗顔をする際も、ネットなどで洗顔料をよく泡立ててホイップ状にし、優しく肌を包み込むような感じで洗いましょうね。
ぬるま湯で優しく洗い流す
洗顔に使う水の温度は32度くらいがベストだと言われています。熱すぎる温度では肌に必要なうるおい成分まで落としてしまい、乾燥やくすみの原因になります。
また冷たすぎる温度の水では、毛穴が開かないので、肌に付着している汚れを落としきることができず、毛穴が詰まってトラブルを起こしやすくなってしまいます。
デリケートゾーンの黒ずみに効果的なケア法
弱酸性の石鹸で優しく洗う
デリケートゾーンの石鹸は、弱酸性のものを使うのがポイント。普通の石鹸やボデイーソープはアルカリ性でできていて、もともと存在している常駐菌までも洗い流してしまうので、肌にとっては強いダメージを与え、黒ずみを悪化させる影響があります。
アロエやミョウバン、ジャムウ、甘草エキス、カミツレエキスといった成分が配合されているものを選びましょう。デリケートゾーンの持つ特有な臭いを消してくれたり、かぶれやかゆみ、黒ずみを防いでくれる作用を持っているのでおすすめです。
泡をデリケートゾーンに2分以内放置する
女性同士でも、なかなかデリケートな部分の洗い方については話す機会もないので、自己流のやり方で過ごしてきた方もおられるのではないでしょうか?
弱酸性の石鹸を泡立てネットでしっかりと泡立ててから、傷つけないように優しくデリケートゾーンに乗せて洗浄してあげましょう。十分なケアをしないと、雑菌がうまく洗い流せないばかりか、不快な臭いが残ってしまいます。
ぬるま湯でしっかりと優しく洗い流す
熱すぎる温度や冷たい温度の水では、肌への負担がかかってしまいます。ごしごしと強く擦ったりすることで黒ずみは悪化するので、優しくしっかりと洗い流すことがポイントです。デリケートゾーンはメラニンの活性化が他の部位の皮膚と比べて、とても高いので色素沈着を起こしやすく、ちょっとした刺激でも黒ずみのもとになります。
顔の毛穴の黒ずみにオススメのクリーム
withCOSME ピューレパール 30g
トリプルヒアルロン酸、プラセンタ、トリプルコラーゲン、天然のビタミンE配合で、肌に最適なうるおい成分を与えます。商品に使用されているプラセンタは水溶性で美白効果も期待できます。
他にもグルチルリチン酸2Kという甘草由来成分、米ぬかエキスが肌の透明感をアップをサポートしてくれます。肌の黒ずみを解消しながら、保湿もできる美容成分入り、何より低刺激性なので肌にも優しいところが魅力的ですね。
また独自の技術で成分をナノ化させ、厚くなってしまった角質にも保湿成分が浸透するように開発。合成着色料や香料、シリコン、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤などは一切入っていませんので、安心して使用できる薬用ジェルです。
ニーナジュー 薬用アットベリージェル 60g
こちらは5種類の美白成分のプラセンタ、グリチルリチン酸2K,天草フラボノイド、トウキエキス、エイジツエキス配合でメラニンの生成を制御します。そして保湿成分のセラミド、エラスチン、トレハロース、アラントイン、美白成分浸透性コラーゲン、オリゴヒアルロン酸は成分をナノ化させ、角質層にまで美容成分が行き渡ります。保湿効果だけではなく、肌の張りや細胞のターンオーバーを整え、黒ずみも解消してくれます。
また、肌に優しい天然の植物成分もプラスされ、桑エキスの抗酸化作用が、デリケートゾーンの気になるニオイも抑えてくれるという、本当にたくさんの機能が詰め込まれたオールインワンジェルクリームなのです。
デリケートゾーンの黒ずみに効くケアクリーム
イビサ ホワイトニングクリーム 35g
サクラ葉抽出液、カモミラエキス、ダイズエキス、オウゴンエキスなどの天然由来の植物成分配合で、肌に優しい成分がたっぷり入ったクリームです。それに加えて、グリチルリチン酸とトラネキサム酸という薬用成分が、黒ずんだ肌を蘇らせ、美肌へと導いてくれる美白ホワイトニング効果に優れた商品です。
敏感肌の方にも安心な無着色、無香料です。もちろん、鉱物油、アルコール、パラベンは一切使用されていません。イビサのホワイトニングクリームはコンパクトなチューブタイプなので、少量から取り出すことができます。またパッケージのデザインが見た目、化粧品のような感じなので、ポーチの中に入れて持ち歩いても周りから気付かれなることも少ないです。
ビズキ HerbalRabbit NaturalGelCream 35g
黒ずみケアクリームとして、たくさんの女性雑誌やメディアに掲載されて話題沸騰中の商品です。
水溶性プラセンタエキスがメラニン色素の沈着を抑えて、デリケートゾーンの黒ずみを解消いてくれます。その他にもビタミンC誘導体、グリチルリチン酸2K、コメヌカエキスの美白成分も配合されています。また保湿効果の高いトリプルヒアルロン酸、トレハロース、セラミド、コラーゲンが肌のバリア機能を保護してくれます。
こちらのパッケージは、とても可愛いうさぎのデザインが使用されていて、自然の精油か抽出されたバラの香りがほんのりと香り、気持ちもとても癒されますよ。
シーオーメディカル ホスピピュア 30g
湘南美容外科と共同開発された、天然由来成分が凝縮されたクリームです。メラノサイト刺激因子の働き自体を阻止して、肌の黒ずみのもとになる原因そのものを作らせないトラネキサム酸が配合されています。
敏感肌の方にも使用できるように天然由来の成分を取り入れ、肌にとっても優しいスクワランやシアバターが入って、保湿ケアも同時にできます。黒ずみケアの効果がある商品には、天然由来のものではない成分を含むものもありますが、こちらのホスピピュアはヒメフロウエキスやニーム葉、ローズマリー、ルナホワイトなど13種類ものオーガニック成分が配合されているので安心ですね。
【応用編】重曹を使った黒ずみ解消法
重曹はどのようなアイテム
重曹の化学名は炭酸水素ナトリウムといいますが、人体には無害とされているので、よく医薬品や食品添加物にも使われているものです。
重曹は歯磨き粉やクレンザーの中にも含まれています。また脱臭効果もあったり、フライパンなどの焦げ付きを取る時にも使われたりと、キッチンでも大活躍ですね。
重曹が毛穴の黒ずみに効果的な理由
重曹の細かい粒子を利用して、スクラブ洗顔をするという利用方法があります。この重曹の粒子が肌の汚れや黒ずみ、毛穴の汚れを取ってくれる効果があるのです。
ドラッグストアなどで、必ずスキンケア用や食用に作られたものを使用して下さいね。洗剤用の重曹は粒子が粗いので肌を傷つけてしまったりするので注意しましょう。
重曹ケアのやり方
普段、使っている洗顔料を泡立てネットで、ホイップ状になるまで泡立てます。次にスキンケア用の重曹を、ほんのひとつまみ程度加えてよく混ぜ合わせます。
そしてお顔全体を優しく包み込むように洗って下さい
もし時間に余裕があるなら、重曹パックもおすすめです。まず、重曹に水を混ぜ合わせます。お顔に乗せるので、柔らかめのペースト状になるくらいの固さがポイントです。それを黒ずみの気になる部分に優しく塗布して、10分から15分くらいパックします。
最後は、32度くらいのぬるま湯で洗い流しましょう。
注意点
洗顔の際にごしごしと強く洗ってしまうと、肌を刺激してトラブルのもとになり、色素沈着を招く結果となってしまいます。特に重曹パックの場合は、洗顔料を使わずにそのまま肌に塗布するので、洗い流すときには肌を擦らないことが大切です。またお湯の温度にはくれぐれも注意して、肌に必要なうるおい成分まで洗い流さないようにしましょうね。
毛穴の黒ずみを解消する食べ物
健康的な肌を作るタンパク質
たんぱく質には、動物性タンパク質を多く含む、鶏肉、豚肉、牛肉、魚介類、チーズなどの乳製品と、植物性タンパク質を多く含む芋類、大豆、米やパンなどがあります。ダイエットのために、これらの摂取量を減らそうとする方が多いですが、実はとても危険なのです。タンパク質は筋肉や臓器、皮膚、骨などの形成に大きく関わり、免疫力を高める働きなど、人間の身体を構成する上でとても大切な役割を担っているからです。
もしダイエットをする時には、低カロリーで高タンパク質である納豆や鶏肉をおすすめします。納豆は細胞を再生し、肌のターンオーバー促進効果もあるので肌のくすみ改善が期待されます。また鶏のもも肉はジューシーで柔らかく、コラーゲンも豊富なので、肌の乾燥を防いで美肌作用があるのでおすすめでよ。
メラニン色素の増加を抑えるビタミンC
ビタミンCが多く含まれている食品は、アセロラやゆず、キウイ、柿などの果物類、赤ピーマン、黄色ピーマン、ケール、にがうりなどの野菜です。ビタミンCはメラニン色素の増加を抑制するので、シミの改善が期待されます。皮脂の分泌も抑制してくれる効果もあるので、毛穴の黒ずみを目立たなくする効果があります。
また強い抗酸化作用があるので、肌トラブルの少ない体質になります。ビタミンCが欠乏することで肌の張りがなくなったり、しわができやすくなりますので、積極的に体内に取り入れていきましょう。
黒ずみから守る鉄分
鉄分には肌の代謝を促進させる効果があります。女性には生理があるので、鉄分が不足して貧血になりがちです。これは血液中の酸素を運ぶ働きを持つヘモグロビンが低下することで、身体全体に巡る酸素の量が減ってしまうことが原因。鉄には動物性の食品に多いヘム鉄と、植物性の食品に多い非へム鉄がありますが、ヘム鉄の方が身体への吸収率が高いです。
ドラッグストアでも鉄分サプリメントは手に入りますが、やはり、レバーやひじき、ほうれん草、小松菜、鰹、ブリ、といった鉄分を多く含む食材からバランス良く摂取することが効果的です。またビタミンCを多く含む食品を一緒に摂ることで、鉄分が吸収しやすくなり、肌のターンオーバーが上手く機能し、毛穴の黒ずみを解消してくれるでしょう。
美白・美肌を作るコラーゲン
コラーゲンはタンパク質の中の1つです。タンパク質を減らすと同時に、コラーゲンも摂取することができなくなります。コラーゲンは美肌を作るのに欠かせない存在で、肌の弾力を保持するだけでなく、身体の代謝機能を維持する作用を持つので、人間にとってはなくてはならない重要なものなのです。
コラーゲンを多く含む食材には豚足や軟骨、牛すじなどがありますが、これらは脂肪分が高いものが多いので、摂取する量は大体5〜10グラムが良いとされています。
毛穴の黒ずみをスッキリさせて美しい素肌を手に入れよう
デリケートゾーンや毛穴の黒ずみがなくなると、自分にとても自信が持てるようになりますよね。天然由来の保湿効果や美白成分の入った安全性の高いスキンケアを心がけたり、低カロリーで高タンパク質の食品やビタミンCや鉄分などを積極的に食生活に取り入れることで、肌の黒ずみから解消されて、必ず美肌を手に入れることができますよ。