オイリー肌改善のために見直すべき、生活習慣とケア方法とは

2017.07.18

オイリー肌改善のために見直すべき、生活習慣とケア方法とは

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

気づくとテカテカと光っているオイリー肌。皮脂の過剰な分泌によって、見た目が悪いだけでなく、ニキビや吹き出物などの肌トラブルを招きやすいものです。そんなオイリー肌改善のポイントを学んでいきましょう。

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目次

    オイリー肌を改善する方法

    スキンケアをする

    オイリー肌は、何らかの原因によって、皮脂が過剰に分泌されてしまっている状態です。油分のみが多いものと思われがちですが、お肌の水分量も多く、適度にうるおいのある状態です。皮脂の分泌を抑えるスキンケアを行うことによって、最も肌トラブルが少ない普通肌の状態に持って行くことができます。

    適切な洗顔を行い、皮脂分泌の抑制や引き締め効果のある化粧品を使ってケアをしていきましょう。しかし、皮脂を取り除く力の強い洗顔料や化粧品は、お肌のうるおいまで奪ってしまうことがありますので注意が必要です。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    間違った洗顔が原因だった!正しいスキンケアでオイリー肌にサヨナラ

    生活習慣を見直す

    オイリー肌には、生活習慣による影響が大きく関わっています。睡眠不足や喫煙など、体にストレスがかかってしまうと、交感神経が過剰に働き、男性ホルモンの分泌が促されます。男性ホルモンには、皮脂分泌を促す働きがあり、オイリー肌となってしまうのです。

    肌タイプは一生変わらないものだと思われがちですが、このような生活習慣の変化や健康状態などによって変化していきます。スキンケアばかりが注目されがちなオイリー肌ですが、生活習慣の見直しこそ大切なポイントです。

    摂取する食べ方や栄養素をチェック

    オイリー肌の原因は、皮脂の過剰な分泌によるものですが、食生活の改善によって皮脂の分泌量をコントロールすることができます。油分や糖分の多い食べ物は皮脂分泌を促しやすいものです。それに対して、ビタミンのたっぷり入った野菜などは、脂肪や糖質の代謝を促し、皮脂分泌を抑えてくれます。

    こってりとした食べ物やジャンクフード、甘いお菓子などを控え、野菜中心の食生活をしていくことが、オイリー肌改善に大切です。

    季節的な影響を考える

    夏の間だけオイリー肌になってしまう方も多いのではないでしょうか。実は肌タイプには、季節や天候なども大きく影響しています。

    乾燥と言えば冬だと感じている方がほとんどだと思いますが、夏は紫外線のダメージによってバリア機能が弱まり、お肌が乾燥しやすい時期なのです。乾燥したお肌を守ろうと皮脂の分泌が過剰となり、オイリー肌になりがちです。

    美容医療と医薬品と使う

    オイリー肌が原因で、ニキビや吹き出物を繰り返している方は、医療機関や美容クリニックの力を借りることをおすすめします。ケミカルピーリングやイオン導入などの美容ケアを受けたり、オイリー肌改善のための薬を出してもらえたりします。

    オイリー肌を洗顔で改善

    クレンジングでメイクをきれいにとる

    1日の終わりにはメイクや皮脂、汚れをしっかりと落とすことがスキンケアの基本です。ここでしっかりと落としておかないと、顔に残った皮脂が酸化し、毛穴詰まりやニキビを引き起こしやすくなってしまいます。

    また、クレンジング選びにも注意が必要です。クレンジング剤にはさまざまな種類があり、中でもオイルタイプが主流となっています。しかし、オイリー肌の方には、余分な油分を与えてしまう恐れがあるため、クリームタイプやミルクタイプのものがおすすめです。

    一日の適度な回数で洗顔

    洗顔の回数は、1日に2回がベストだと言われています。よく「朝の洗顔は水洗いが良い」「朝は洗顔しなくても良い」など、洗顔しないスキンケアを耳にすることがありますが、これは乾燥肌向けのスキンケアです。元々の皮脂量が少ない乾燥肌の方は、朝の洗顔は最低限に抑えた方が良い場合もあります。しかし、オイリー肌の方は皮脂が過剰に分泌されている状態なので、朝と夜の2回、しっかりと洗顔料を使って皮脂をオフするようにしましょう。

    洗顔料は肌にあったものを使う

    オイリー肌と言っても、1人ひとりお肌の状態は異なっています。「オイリー肌にはこれ」「口コミで高評価」と言われる商品もありますが、すべての方に効果があるわけではありません。いくら評価の高い洗顔料であっても、自分のお肌に合わなければ、思わぬ肌トラブルを招いてしまう恐れがあります。合わないと感じた洗顔料は使用を中止し、自分のお肌に合っているものを見極めていきましょう。

    強くゴシゴシ洗い過ぎない

    洗顔の目的は、お肌の汚れや皮脂を落とすことです。オイリー肌の方は、汚れや皮脂を落とすためにしっかりと洗っている方もいるかもしれませんが、ゴシゴシと強く洗ってしまうのは、肌トラブルの原因になります。

    洗顔のポイントは泡です。洗顔料をしっかりと泡立てて、顔に滑ららせるようにして、優しく洗うようにしましょう。

    オイリー肌を自分でお手入れ改善

    余分な皮脂を取り除く

    顔のテカリを感じたら、あぶらとり紙やティッシュなどを使って余分な皮脂を取り除くようにしましょう。見た目がよくなるだけではなく、皮脂の酸化によってニキビや毛穴詰まりを防ぐことにつながります。

    しかし、皮脂の取り過ぎにも注意が必要です。そもそも皮脂とは、お肌を守るために分泌される天然のクリームのこと。肌表面の皮脂をすべて取り除いてしまうと、お肌が乾燥したり余計に皮脂が分泌されたりしてしまいます。

    肌を引き締める化粧品を選ぶ

    「オイリー肌」の方のスキンケアには、収れん化粧水がおすすめです。収れん化粧水とは、お肌を引き締めたり、汗や皮脂を抑制したりする効果のある化粧水です。植物抽出エキスやビタミンC誘導体などの成分が含まれています。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    オイリー肌向け化粧水とは?悩みや生活習慣改善法・選ぶポイント

    保湿性の高い化粧品を選ぶ

    皮脂が多いから乳液は必要ないと言われることもあるオイリー肌ですが、化粧水のあとには乳液やクリームをつかってしっかりと保湿することが必要です。わたしたちのお肌は、保湿をせずにいるとお肌が乾燥してしまい、皮脂を分泌することでお肌を守ろうとします。セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が含まれた化粧品を使い、お肌の乾燥を防ぐことが健康なお肌を保つために大切です。

    しかし、保湿が大切だからと言って、ワセリンのような油分がたっぷりと含まれた化粧品を使ってしまうのは逆効果となる可能性があります。皮脂量の多いTゾーンと乾燥しやすいUゾーンで化粧品を分けるのもおすすめです。

    食べ方でオイリー肌を改善

    中性脂肪の多い食べ物を過剰に摂取しない

    中性脂肪は、オイリー肌の天敵です。皮脂とひと言で言ってもその中には様々な成分が含まれていますが、そのうちの約40%が中性脂肪なのです。そのため、中性脂肪に変わりやすい食べ物を必要以上に摂取してしまうと、皮脂分泌が促されてしまいます。お肉やバターなど、中性脂肪の多い食べ物の摂り過ぎに注意することが大切です。

    ファーストフードなど余計な油分を摂取しないよう心がける

    多くのファーストフード食品の中には、たっぷりの脂質と食品添加物が含まれています。そのため、皮脂を分泌させるだけではなく、ニキビや吹き出物もできやすくなります。

    ファーストフードのみならず、気軽に食べられるインスタント食品にも同じことが言えます。安くて気軽に食べられるとても便利なものではありますが、頼り過ぎてしまわないように気を付けましょう。

    脂肪の吸収を抑える食べ物・飲み物を摂取する

    中性脂肪は、オイリー肌の原因であることをお伝えしましたが、そんな中性脂肪を下げてくれる食品があります。食物繊維の多い野菜や、ポリフェノールを含むウーロン茶などが有名です。中性脂肪を上げやすい食品を摂る際に、一緒に食べるようにすると中性脂肪の蓄積を抑えることができます。

    また、中性脂肪を抑える食べ物としてトウガラシが挙げられることがありますが、トウガラシに含まれているカプサイシンには、中性脂肪を脂肪酸に変換する働きがあります。脂肪酸は、皮脂の中の約16%を占めている成分です。皮脂分泌が促されてしまう可能性がありますので、トウガラシ以外の食べ物で中性脂肪を抑えましょう。

    オイリー肌の改善のための栄養素

    ビタミンCは皮脂のコントロールする

    美肌の救世主ともいわれるビタミンCには、皮脂の分泌をコントロールしてくれる働きがあります。また、抗酸化作用も持っているため、分泌された皮脂の酸化によって起こる肌トラブルを防いでくれます。

    ビタミンCといえば、レモンですが、他にもいちごやゆず皮、ブロッコリーなどに多く多く含まれています。ビタミンCは水溶性の栄養素で、体内に蓄積しておくことができないため、毎日適量ずつ摂っていくことが大切です。

    ビタミンB2は皮脂の分泌量を適性にコントロールする

    ビタミンB2は、脂質の代謝に関わる栄養素です。有害な過酸化脂質の代謝を促進し、脂肪の蓄積や皮脂の過剰な分泌を抑えてくれます。また、粘膜や皮膚を健康な状態に保ってくれる作用もあります

    ビタミンB2は、うなぎや納豆、アーモンドなどに多く含まれています。ビタミンCと同じく水溶性のビタミンですが、オイリー肌だからと言ってサプリメントから過剰に摂取してしまうと、しびれやかゆみなどの症状を起こしてしまうことがあるので摂り過ぎには注意しましょう。

    ビタミンB6はビタミンB2と協力して皮脂の分泌をコントロールする

    ビタミンB6は、主にタンパクの代謝に関わり、健康な髪の毛やお肌を作ってくれる栄養素です。ストレスを緩和してくれる効果もあり、男性ホルモンや皮脂分泌の抑制にも効果があります。ビタミンB2の働きをサポートしてくれるため、一緒に摂取することによって皮脂抑制効果が高まります。

    カツオやマグロ、にんにくなどに多く含まれており、オイリー肌の改善には欠かせない栄養素です。

    オイリー肌の改善のため生活習慣を見直す

    適度な運動をする

    運動には心肺機能を高め、血行を促進する効果やリラックス効果などがあります。健康的なお肌を作るためには、健康的な身体であることがとても大切です。特にストレッチは、疲労回復効果によってストレスを軽減できるほか、血行が良くなりお肌の細胞に良質な栄養が行き届きやすくなるため、おすすめです。

    ストレスをためない

    ストレスは、皮脂分泌量を増加させる原因です。体がストレスを感じると交感神経が過剰に働くようになり、男性ホルモンの分泌が促されます。男性ホルモンには、皮脂分泌を促す働きがあり、オイリー肌になりやすいのです。男性ホルモンのほかにも、ストレスを受けた時に分泌されるアドレナリンやノルアドレナリン、コルチゾールなども皮脂分泌を促進させてしまいます。

    質の高い睡眠をとる

    わたしたちの体は、深い眠りについている間に成長ホルモンが分泌され、疲労回復や傷ついたお肌の修復を行っています。睡眠不足や熟睡できない日々が続いてしまうと、体の修復が間に合わなくなってしまい、お肌の状態を悪くしてしまうのです。また、ストレスが溜まりやすくなり、皮脂が分泌されやすくなってしまいます。

    質の良い睡眠とは、長時間眠り続けることではなく、しっかりと熟睡して成長ホルモンを適切に分泌させることです。そのため睡眠前には、熟睡を阻害する強い明かりやブルーライトを避け、リラックスできる状態を作りましょう。

    タバコを吸わない(受動喫煙含む)

    喫煙をすると、タバコに含まれている有害物質(タール)によって、活性酸素が働くようになります。活性酸素はお肌を攻撃してしまう有害な分子であり、その働きを抑えるためにはビタミンCが必要です。ビタミンCは美肌の救世主ですが、せっかく摂取をしても活性酸素のために使われてしまい、お肌まで行き届かなくなってしまいます。

    また、タバコに含まれるニコチンには血管が委縮させる作用があり、血行不良を起こしやすくなります。栄養素が正常に運搬されなくなり、お肌の新陳代謝の遅れにもつながっていまいますので、喫煙はなるべく避けることがお肌のためです。

    お酒を飲みすぎない

    適度なアルコールには、血行を促しリラックス効果を与えてくれることもありますが、飲み過ぎには注意が必要です。アルコールは血糖値を上昇させやすい飲み物です。インスリンが過剰に分泌されるようになり、皮脂分泌の増加にもつながります。

    また、アルコールは熟睡を妨げるものでもあります。睡眠不足の状態となり、お肌に悪い影響を与えてしまいます。

    美容医療を利用してオイリー肌を改善

    イオン導入で老廃物を排出しお肌を再生へと導く美容法

    イオン導入とは、お肌に電流を流し、美容成分をお肌の内部まで浸透させる美容法です。ビタミンC誘導体が主に用いられています。ビタミンCには、コラーゲンの生成を促してシミやしわを改善するなどのあらゆる美肌効果を持っています。もちろん、皮脂抑制効果もありオイリー肌の改善にも役立つ成分です。ケミカルピーリングと併用するとお肌により効果的です。

    ケミカルピーリングで健康的で美しい肌つくり

    ケミカルピーリングは、薬剤をお肌に塗り、古い角質を取り除く美容法です。お肌の新陳代謝が促され、健康的なお肌を再生することにつながります。ピーリングというと乾燥肌対策のために行われることが多いですが、美容皮膚科で行ってくれるケミカルピーリングは、1人ひとりの肌状態に合わせて強さや薬剤の種類を選んでもらえるためオイリー肌の方でも安心です。オイリー肌のほかにもニキビやニキビ跡の治療として行われています。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    ケミカルピーリングが自宅でできる?憧れのツルツルたまご肌を目指す

    医薬品を使ってオイリー肌を改善

    脂質肌改善漢方を使う

    漢方薬を飲むことによって、皮脂分泌が過剰となった体質を改善することができます。大人ニキビに効く「竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)」や体内にこもる熱をとる「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」などがありますので、自分の悩みに合わせて取り入れてみるのも良いでしょう。

    トレチノインを使う

    トレチノイン(レチノイン酸)は、ビタミンA誘導体のことです。ニキビ肌やオイリー肌改善の治療薬として用いられており、皮膚科にて処方されています。

    トレチノインには、古い角質を剥がしてターンオーバーを促したり、皮脂の分泌を抑えたりする効果があります。また、真皮層ではコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促してくれるため、シミやしわの改善にも役立つものです。

    オイリー肌の人は常に携帯していると便利グッズ

    あぶらとり紙で手軽に皮脂をとる

    あぶらとり紙は、金箔を作る際に使用される箔打紙が元となっています。メイク崩れを起こしているようなときでも、メイクは落とさずに皮脂だけを吸収してくれるため、オイリー肌の方はメイクポーチにいれて携帯しておきたいアイテムです。

    しかし、使いすぎてしまうと必要な皮脂までも取り除いてしまい、オイリー肌悪化の原因です。あぶらとり紙は、何枚使っても脂が取れてしまうほどの強い皮脂吸収力がありますが、1回1~2枚程度にしておきましょう。

    ポケットティッシュで皮脂を吸収

    あぶらとり紙だけではなく、ティッシュでも皮脂を取ることができます。あぶらとり紙では皮脂を吸収しすぎてしまうことをお伝えしましたが、ティッシュにはあぶらとり紙ほどの吸収力はありません。必要以上に皮脂を取ることを防げるため、あぶらとり紙を使うよりもお肌にやさしいと言われることもあります。メイク直しにも使えるので、ポケットティッシュを携帯していると便利です。

    パウダータイプのファンデーションでメイク崩れの大急処置

    ファンデーションにもさまざまな種類がありますが、スティックタイプやクリームタイプのファンデーションには油分が多く、オイリー肌の方には向いていません。パウダータイプ、またはミネラルタイプがおすすめです。持ち運びもしやすいものですので、メイクポーチに入れて携帯しておくと、いざという時に役立ちます。

    オイリー肌を改善して快適な1日を過ごそう

    オイリー肌改善のためには、皮脂の分泌を防ぐための体質づくりが大切です。正しいスキンケア方法を覚え、生活習慣の乱れを改善することによって、テカりのない快適な1日を過ごせるようになります。皮脂の取り過ぎに注意し、保湿対策をしっかりと行っていきましょう。

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