ヒアルロン酸化粧水の上手な選び方と使い方。目標はワンランク肌

2017.07.19

ヒアルロン酸化粧水の上手な選び方と使い方。目標はワンランク肌

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

ヒアルロン酸は人間の体内にあるゼリー状の物質。粘性が高く、水分含有量が高いという特徴から、保湿に優れていることから、多くの化粧水に配合されています。乾燥肌を軽減する、ヒアルロン酸化粧水の選び方と効果的な使い方を調べてみました。

INDEX

目次

    ヒアルロン酸の特徴

    高分子で簡単に分解されない

    ヒアルロン酸は、分子量 (粒子)が大きい物質です。高分子ヒアルロン酸とも呼ばれています。分子量が大きいので、化粧水の成分として使用されている場合、肌に浸透することはほとんどありません。

    粘性が高い

    ヒアルロン酸は、ゼリー状の物質です。粘性が高い「ムコ多糖類」の1つで、保水能力が高く、肌表面に水分を含んだ膜を作る働きをします。

    弾力性がある

    ヒアルロン酸は肌のしわやたるみを防止する働きをします。赤ちゃんのように、ヒアルロン酸がたくさん存在する肌は、もちもちとした弾力のある肌です。

    水分の含有量が高い

    ヒアルロン酸は、ムコ多糖類のなかでも、水分の含有量が高い物質です。1gで6Lの水を蓄えることが可能。肌内部のコラーゲンやエラスチンの隙間に存在し、水分を保つことで、肌の乾燥を防ぎます。

    水分保持力に優れる

    ゼリー状の成分のヒアルロン酸は、水分保持力に優れています。真皮の重さの約6~8割が水分ですが、その水分を保持できるのは、ヒアルロン酸のおかげなのです。

    体の中でクッションの役割をする

    ヒアルロン酸は、皮膚や軟骨、筋肉の主成分とされています。水分を抱え込みクッションの役割をし、細胞同士を結び付ける働きをしています。弾力性があるので外部からの衝撃を和らげる働きもします。

    老化とともに減少する

    ヒアルロン酸は、体内で生成される物質です。加齢とともに、細胞生成する線維芽細胞の働きが弱り、ヒアルロン酸の生成量も減少します。

    個人差はありますが、30代から減りはじめ、40代では赤ちゃんの半分、60代になると4分の1程度になります。線維芽細胞を活性化させるためにも、バランスの良い食生活を心がけましょう。

    • ヒアルロン酸化粧水の上手な選び方と使い方。目標はワンランク肌
      ヒアルロン酸化粧水の上手な選び方と使い方。目標はワンランク肌
      7705-1:ヒアルロン酸は肌にも体内にも必要。

      ヒアルロン酸は何となくお肌にいい、そんなイメージをお持ちだと思います。もちろんお肌を若々しく保つのに必須の成分です。 まずはお肌に与える作用は水分をしっかり挟み込むイメージです。このバランスが崩れるとお肌の乾燥が進んでいきます。30代〜40代あたりから急激にバランスを崩しやすくなります。 また、ヒアルロン酸は体にも実は必須です。膝などの動きを滑らかにする役割があるので、年齢を重ねるうちにヒアルロン酸が減り、どんどん体内からなくなってしまいます。それが高齢の方によくある膝の痛みの原因にもなります。ヒアルロン酸は肌にも体内にも必要なので、お肌だけではなく、内側からの摂取も必要となります。また女性ホルモンや自律神経の働きにも大きく関わってくる成分。意識して内側からも外側からも摂取しましょう。

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    ヒアルロン酸が化粧水に配合される目的

    乾燥肌にうるおいを

    肌表面の乾燥を防ぐことを目的としています。つまり、肌表面に化粧水で膜を作り、角質層の水分の蒸発を防ぐのです。それが、肌のうるおいを与えることになります。

    お肌にハリやツヤが出る

    ヒアルロン酸は分子量が大きいので、化粧水として肌に塗っても、肌内部までは届きません。表皮の外側の角質層に留まって、水分を保持します。肌内部の水分が蒸発しないことにより、お肌にハリやツヤを与えてくれるのです。

    化粧水に配合されている「加水分解ヒアルロン酸」の特徴

    浸透型ヒアルロン酸ともいう

    加水分解ヒアルロン酸は、肌の奥まで化粧水が浸透するので、浸透型ヒアルロン酸とも呼ばれています。その他に、低分子ヒアルロン酸とも呼ばれます。

    ヒアルロン酸を低分子化させたもの

    一般的なヒアルロン酸に水や酵素を混ぜて、分解しました。ヒアルロン酸の低分子化といいます。通常のヒアルロン酸よりも、分子が小さくなっています。

    粘性が低い

    ヒアルロン酸よりも低分子化したので、粘性が低くなりました。通常のヒアルロン酸よりもさらりとした感触になります。分子が小さくなったので、角質層に浸透して水分を保持する効果があります。

    化粧水に配合されているスーパーヒアルロン酸の特徴

    「アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム」ともいう

    スーパーヒアルロン酸には「アセチル基」という物質が含まれています。化粧品メーカーが研究開発した「アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム」の別名が、スーパーヒアルロン酸なのです。

    分子量は1万~10万程度

    ヒアルロン酸には「水酸基」という原子の集団があります。その一部を「アセチル基」へ変化させたものがスーパーヒアルロン酸です。このアセチル基は肌に吸着しやすいという特徴があるのです。
    分子量も大きさが1万~10万程度と低分子です。

    粘性が低い

    低分子なので粘性は低く、さらっとしています。角質にまで浸透するので、通常のヒアルロン酸よりも保水力は優れています。

    多量の水分を保持しつつ、肌表面にとどめる

    水に溶けやすく混ざりやすい性質と、水に溶けにくく混ざりにくい性質の両方があります。空気中の湿度に関係なく、肌の水分量を保つことができます。

    また、油となじむ性質があるので、肌の皮脂ともなじみます。肌に水分を留めることができ、角質へ水分を与えることができるのです。

    ヒアルロン酸化粧水を選ぶときのポイント

    自分に合ったヒアルロン酸化粧水の選定基準

    成分表示をチェックする

    化粧水のパッケージや裏面には、成分表示が記載されています。成分表示で初めの方にヒアルロン酸が表示されているものを選びましょう。化粧水の成分でヒアルロン酸の配合が多い目安になります。そのほか、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分と相性が良いグリセリンが配合されているかも確認してください。グリセリン、ヒアルロン酸の順番で記載されている商品は、ヒアルロン酸化粧水としては良い商品といえます。

    使用感が好みのものを選ぶ

    毎日使うものですから、使用感が自分の好みに合うものを選びましょう。香り付きのものを選んでもいいですし、感触が好みのものでもいいです

    パッチテストを行う

    はじめて使うものは、自分の肌に合うかパッチテストをしてみましょう。
    やり方は簡単です。ガーゼに化粧水を染み込ませ、背中か二の腕の内側に貼ります。
    その上から、油紙を乗せ、絆創膏で固定。2,3日そのままの状態で過ごします。
    化粧水は乾いてしまうので、たまに確認し、乾いていたら、継ぎ足します。2,3日たっても、皮膚に変化がなければ、使用できます。

    無香料、無着色、無添加、アルコールフリーのものを選ぶ

    アルコールや香料、添加物は肌への負担になります。アルコールは化粧水の防腐剤として配合されています。アルコールは蒸発します。蒸発することで、肌内部の水分まで蒸発してしまいます。それから、香料は石油由来の成分が使われています。アルコールも、着色料もアレルギーの原因になる可能性があります。

    アクセーヌ/モイストバランスローション

    さらりとした使い心地の化粧水です。肌につけた時から、角質層に浸透します。そして、細胞の1つひとつがうるおいます。

    ■肌表面で水分をキャッチするヒアルロン酸と角質層内で水分を抱え込むジグリセリン配合

    ドクターシーラボ/VC100エッセンスローション

    柑橘系のとろりとした化粧水です。ヒアルロン酸Naと加水分解ヒアルロン酸が配合されています。
    ■ビタミンC誘導体配合、美容成分の浸透力を高める

    PlusRay/フラーレストモイストローションプラス

    天然ナノヒアルロン酸が配合されています。とろりとしたテクスチャーです。
    ■水溶性フラーレン、天然ナノコラーゲン、ビタミンC誘導体配合、高い保湿力

    ヒアルロン酸化粧水の魅力を実感できるお手入れ方法

    使用量、使用方法を確認する

    まずは、お使いの化粧水のパッケージ・裏面に記載されている使用量、使用方法の確認をしましょう。誤った使用量、使用方法は、お肌の乾燥の原因にもなります。記載されている方法で使用しましょう。

    手で軽く化粧水を温め、優しく顔全体を覆う

    化粧水の浸透力をたかめるため、手のひらに化粧水をとり、手の温度で化粧水を温めます。洗顔後、直接肌につける、コットンなどを使用するなどはしないようにします。

    手のひらに取るのは、適量の半分の量を取ります。手のひらで優しく顔全体を覆うようにします。化粧品を浸透させます。洗顔後やお風呂上りは、肌が乾燥していますのですぐに化粧水でケアを行います。

    手のひらを使ってなじませる

    化粧水は手のひらを使い、ゆっくりと顔になじませます。手のひら全体で顔をつつむようにします。こうすることで、乳液、クリームが伸ばしやすくなります。

    再び化粧水を手に取り、乾燥しやすい目元口元に指でなじませる

    再び、化粧水を手に取ります。乾燥しやすい目元や口元を指のお腹で軽く押さえ浸透させます。目元はあまり強く押さえないようにしましょう。

    手のひらが肌に吸いつくくらい、化粧水をなじませる

    手のひらが肌に吸いつく感じがしたら、顔全体に化粧水がなじんだことになります。この後は、乳液、クリームをつけてお手入れは完了です。

    ヒアルロン酸の性質を理解し、エイジングケアのために上手に選んで

    ヒアルロン酸はもともと、私たち人間の体の大事な成分の1つです。ストレスや加齢とともに生成能力も弱ってきます。ヒアルロン酸の生成が少ないと、肌の弾力がなくなり、乾燥するといった状態になります。ヒアルロン酸化粧水を使用するときは、肌の状態、好みで選びましょう。

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