目次
シミにおすすめの化粧水とは?
美白成分が配合された化粧水を選ぶ
シミとは、皮膚の中にメラニンが蓄積されて色素沈着を起こし、もともとの肌の色より濃く見える部分のことです。種類も、肝斑や老人性色素斑、炎症後色素沈着などさまざまです。紫外線を浴び続けることでも、食生活の乱れや睡眠不足などでもシミの原因となります。
できてしまったシミを全て消すことは難しいですが、きちんとケアを行えば薄くすることは可能です。美白作用のある成分が含まれた化粧水を使用しましょう。
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素肌に透明感!美白化粧水の効果と知っておきたい有効成分
香りや使用感にストレスを感じないものを選ぶ
シミは、皮膚のターンオーバーを繰り返しながら、少しずつ薄くなっていきます。できてからあまり時間の経っていない薄いシミは、効果を感じるまでにあまり時間がかかりませんが、何年もかけてできてしまったシミは、効果を感じるまでにはそれ相当の時間がかかります。
化粧水は使い続けて効果がでてくるため、ある程度の期間続けていけるように、香りや使い心地、価格帯など自分の気に入ったものを探してみるといいでしょう。
シミ化粧水におすすめな美白成分
美白効果の高いハイドロキノンとアルブチン
ハイドロキノン
ハイドロキノンは、麦芽やコーヒー、ブルーベリーやイチゴなどに含まれる天然の成分です。抗酸化作用があり、チロシナーゼ酵素といって、シミの原因となるメラニンを生成する酵素の活性化を抑える働きや、メラニン色素を生成するメラノサイトそのものを減少させたり、できてしまったメラニンを薄くする作用があります。
皮膚の表皮にできてしまったシミに効果的で、肝斑や老人性色素斑、ニキビ跡や虫さされ、炎症後の色素沈着などに有効ですが、肌の奥の真皮に及んでいる色素沈着にはあまり効果が期待できません。また、作用の働きが強い分、肌へ与えるダメージも大きくなります。高濃度のハイドロキノンを使用することで、炎症やかぶれ、皮膚の色が白く抜けてしまう白斑といった症状がでることがあるため注意が必要です。
アルブチン
アルブチンには大きく分けて2種類あり、コケモモや梨などに含まれている成分をもとに作られる美白成分の「アルブチンα」と、ウルワウルシなどのツツジ科のハーブなどから抽出される天然成分の「βアルブチン」。βアルブチンは、肌との親和性が低く効果が出にくいため、肌との馴染みがよくβアルブチンの10倍ほどの効果があるといわれているαアルブチンが化粧品などには多く使われています。
アルブチンは天然の成分をもとに作られていることや化合物の関係から、同じ美白成分のハイドロキノンと比べると、肌にやさしく安定性があります。シミの原因となるチロシンとチロシナーゼ酵素の結合を阻害してメラニンの発生を抑える働きがあり、シミを予防する効果が期待できます。
アミノ酸の一種で炎症を抑えるトラネキサム酸
シミ、そばかすの治療や美白効果のある成分としてトラネキサム酸があります。もともと、抗炎症効果や、抗アレルギー効果、止血効果があり、湿疹やじんましんなどの治療に使われてきましたが、シミの1種である肝斑への治療効果が認められたことから、シミの治療にも使われるようになりました。
シミのもととなる物質のプロスタグランジンなどを抑制し、メラニンの生成を抑えてシミやそばかすなどを防ぐ効果があります。
複数のアミノ酸やビタミン、ミネラルなど含まれているプラセンタエキス
さまざまなアミノ酸やビタミン、ミネラルなどを含んだプラセンタエキスにも、美容効果があります。プラセンタは若返りの成分とも呼ばれ、ターンオーバーを促進させて肌にハリを与え、いきいきと保つ働きがあります。古い角質がはがれ落ちやすくなり肌細胞が活性化することで、肌にハリが出るとともに、シミの元となるメラニンも肌の表面へ押し上げられて排出されやすくなり、メラニン色素が沈着しにくくなるなどの効果が期待できます。
他にも、肌にハリをもたせてシワを目立たなくさせる働きのあるコラーゲンの生成を助けたり、活性酸素の働きを抑えて老化を防いだり、血行を促進するなどの効果があります。
開いた毛穴を引き締めたり皮脂の分泌を抑えるビタミンC誘導体
ビタミンCを肌に浸透しやすく改良したものに、ビタミンC誘導体があり、その中でもパルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、別名APPSは、肌への浸透率がとても高く美肌効果が期待できます。
他にも、リン酸アスコルビルMgやリン酸アスコルビン酸ナトリウムなどがあり、それぞれの特徴を生かしてさまざまな化粧水に配合されています。抗酸化作用や肌の新陳代謝を促して肌をなめらかにしたり、メラニンの色素沈着を防ぐなどさまざまな働きが期待できます。さらに、ナノ化などの分子が小さく浸透しやすくなったビタミンC誘導体は、肌の奥の真皮まで届いて、シミやしわ、肌のたるみなどを改善する効果が期待できます。
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NADECICA世代の方でシミがまだない、という方もそろそろシミに対するケアができる化粧水を選んで対策を! シミを防ぐと広告でうたわれてるものは、医薬部外品の化粧水です。いろんな美白成分がどんどん進化している美容界ですが、必ずと言ってもいいほど入っているのはビタミンCです。ただ、成分名にはビタミンCと記載がありません。ビタミンC誘導体とフラーレンは最強の相性です。メラノサイトまで届く成分を勉強して選びましょう。私のオススメはbeautymallの化粧水です。種類やテクスチャーも好みで選べますよ。
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化粧水で肌美人に。悩みを解決してくれるビタミンC誘導体とは
美白化粧水の役割
皮膚に潤いや美容成分を与えて、次に使う美容液やクリームを角質層まで浸透しやすくする
化粧水には、肌にうるおいを与えて整える作用があります。化粧水のほとんどの成分は水分です。肌にしっかりと水分を与えることにより、肌表面がやわらかくなるためその後の美容液や乳液、クリームなどが馴染みやすくなります。美容成分を効率よく肌へ浸透させるためにも、忘れずにつけるようにしましょう。
医薬部外品の美白化粧水に期待できること
日焼けによるシミ・そばかすを防ぐ
美白化粧水には、美白成分によって、シミの原因となるメラニンの生成を抑えたり、日焼けによって活発化したメラニンの色素沈着を防ぐ働きが期待できます。美白有効成分として知られる、アルブチンやトラネキサム酸、ビタミンC誘導体やプラセンタエキスが配合されているものを選びましょう。
肌に潤いを与える
乾燥が気になる場合には、保湿成分のセラミドやヒアルロン酸が含まれているものもおすすめです。細胞と細胞の間を埋めて、水分を蓄えて保湿する働きがあり、高い保湿効果を期待できます。
美白化粧水の正しい使い方
化粧水はタオルで水分を拭き取ってからすぐにつける
洗顔後は、時間が経過するごとに肌表面の水分が蒸発するため乾燥してしまいます。乾燥することで、肌への浸透率も下げてしまうので、できるだけ乾燥を防ぐためにも水分を拭き取ったあとにはすぐに化粧水をつけるようにしましょう。
コットンではなく手でつける
化粧水は手でつけることがおすすめです。コットンには手のひらのような凹凸が無いため、均等につけられることなどがメリットですが、使用時に毛羽立つことによって肌を傷つけてしまう可能性もあります。手でやさしく馴染ませていくようにしましょう。
手で軽く化粧水をあたため、そのまま優しく顔全体になじませる
化粧水は手でつけることがおすすめです。化粧水を手のひらに広げ、顔全体を包むように頬や額、あごや目元、鼻などにまんべんなく馴染ませます。その際には、肌をこすらずに、やさしく押し当てるようにハンドプレスしましょう。手のひらで化粧水を温めることにより、浸透率も上がります。
目元や口元など乾燥しやすいところには重ね塗りする
目元や口元、小鼻(鼻の両側のふくらんだ所)は、凹凸があり化粧水などがつけにくく、乾燥しやすい場所です。意識的にしっかりとケアするようにしましょう。乾燥が気になるところへは、重ね塗りをすると効果的です。少しずつ指の腹で伸ばしながら、やさしく馴染ませましょう。
シミにおすすめの化粧水
肌ラボ 白潤プレミアム 薬用浸透美白化粧水
紫外線ダメージによるシミを細胞レベルからケアします。美白成分のホワイトトラネキサム酸や、抗酸化成分のビタミンC、ビタミンEを配合。浸透力にすぐれ、さらさらですべすべの肌に整えます。
アクアレーベル ホワイトアップ ローション(II)
しっとりなめらかなつけ心地の美白化粧水です。美白有効成分のm-トラネキサム酸配合。肌あれ防止有効成分で、シミやそばかすを防ぎうるおってみずみずしい、透明感のある肌へ導きます。
DECENCIA(ディセンシア) サエル ホワイトニング ローション クリアリスト
美白有効成分がメラニンの生成を抑える薬用美白化粧液です。肌につけるとスッと馴染み、内側からうるおいと透明感のある肌へ整、冴えわたるような白肌へ導きます。
HAKU アクティブメラノリリーサー
うるおいを与えながら拭き取るように馴染ませます。美白有効成分、整肌、保護成分ソフリングリリーサーを配合。拭き取ることでメラニンを含む不要な角質を除去して透明感のあふれる肌へ整えます。しっとりとした使い心地も魅力です。
ドクターシーラボ VC100エッセンスローション
浸透型ビタミンC誘導体を配合、ハリ、弾力のある肌へ導きます。オレイン酸誘導体とウィルブライトで美容成分の浸透力を高めます。美容液のように濃厚な化粧水で、しっとりとしたつけ心地が魅力です。なめらかなうるおい溢れる肌へ整えます。
メンソレータム メラノCC 薬用しみ対策 美白化粧水
美白有効成分の高浸透ビタミンC誘導体が、角質層まで浸透しメラニンの生成を押さえます。うるおいを与えながら、しっかりとシミ対策ができることも魅力です。さわやかな柑橘系の香りでさっぱりとした使い心地です。
PlusRay フラーレストモイストローションプラス
肌に染み込みやすい水溶性フラーレン配合で、明るくすべすべの肌へと導きます。天然ナノヒアルロン酸や天然ナノコラーゲン、新型ビタミンC誘導体・パルミチン酸などを配合し、高い保湿力や肌のハリ、弾力を守ります。
ちふれ 美白化粧水 W
2つの美白有効成分アルブチンと安定型ビタミンC誘導体を配合。メラニンの生成を抑えてシミ、そばかすを防ぎます。保湿成分のヒアルロン酸、トレハロースを配合し、肌にうるおいを与えて透明感のあふれる肌に導きます。無香料、無着色、ノンアルコールタイプのため、肌にやさしいことも魅力です。
無印良品 敏感肌用薬用美白化粧水・高保湿タイプ
岩手県釜石の天然水を使用。有効成分としてビタミンC誘導体を配合し、日焼けによるシミ、そばかすを防ぎます。天然うるおい成分のアンズ果汁、グレープフルーツエキスを配合。無香料、無着色、無鉱物油、パラベンフリー、アルコールフリー。肌にやさしく低刺激なため、敏感肌でも安心。
サイクルプラス エンリッチ ローション
高浸透型ビタミンC(APPS)誘導体が角質層まで浸透し、シミやそばかすを防ぎます。4種類のヒアルロン酸とナノWカプセルとの相互作用で保湿成分を閉じ込めて、うるおいの溢れる肌へと導きます。無香料、無着色、無鉱物油、パラベンフリー、アルコールフリー。
美白化粧品が有効なシミ
炎症性色素沈着(肌荒れ記憶じみ)
過去のニキビや肌荒れなどで、皮膚が炎症を起こしたり傷が色素沈着してできたシミのことを炎症性色素沈着といいます。皮膚が炎症を起こすと、活性酸素が発生しメラノサイトを刺激して、黒色メラニンを生成します。黒色化したメラニンが皮膚に残った状態です。ビタミンC誘導体や、ハイドロキノンなどの美白成分が効果的といわれています。
老人性色素斑(日焼け記憶じみ)
老人性色素斑は、一般的なシミの1種です。紫外線や加齢が主な原因で、時間の経過によって現れます。本来、肌のターンオーバーによってメラニンは排出されますが、加齢な
どの原因によりターンオーバーが追い付かず、排出しきれなくなると肌に色素沈着として残ってしまいシミになります。美白成分も有効とされますが、日頃からできるだけ紫外線を浴びないようにするなど、こまめに注意することが大切です。
お肌にピッタリの化粧水で、シミをケアしましょう。
シミに効果的な美白成分にも、シミの元となるメラニンを生成することを防ぐもの、出来てしまったメラニンの色素沈着を薄くするもの、肌のターンオーバーを活性化させるものなどさまざまな種類があります。自分の目的や肌の状態に合った美白化粧水を選びましょう。
できてしまったシミは、肌がターンオーバーを繰り返すことにより、シミのもととなっているメラニンが少しずつ肌の表面に押し上げられて排出されることで、消えていきます。皮膚科など専門のクリニックで行うレーザー治療などは、比較的短時間で効果が実感できますが、化粧品のケアの場合は、使い続けていくことで少しずつ効果が現れてきます。香りや使い心地なども含めてぜひ自分に合った化粧水を見つけて、大人の美肌を手に入れましょう。