目次
小顔になるためには?
小顔に有効的なツボ押しを行う
スキンケアやメイクでも顔を引き締める方法はあります。実際に引き締まった小顔を目指すのであれば、簡単な方法はツボ押しです。ツボは全身をながれる14本の経絡(けいらく)上に存在します。
経絡は大まかにいうと気の流れのことで、気の中継地点ともいえるのがツボ(経穴)です。WHOで認められているツボの数は、全身で361個。諸説ありますが、顔には触覚の50%が集まっており、40個以上のツボが存在します。
ツボを押すことで気の流れや血流を活性化させられます。小顔に効果の出やすいツボを覚えて、すっきりとしたお顔にしていきましょう。
なぜ顔が大きく見えるのか?
むくみやたるみがあるせいで大きく見えてしまう
顔が大きく見えるのは、むくみやたるみのせい。生活習慣の乱れや、飲酒などによって血流が悪化し、筋肉が固くなります。血行不良になると、老廃物がたまりやすく、脂肪までつきやすくなるのです。
顔がすっきりしていると、相手にも好印象を与えられます。たるみは、深いシワをつくってしまう原因にもなるので、今のうちからケアしておきましょう。
▼さらに詳しい解説はこちら
顔のリンパを流してむくみを解消、すっきりとしたフェイスラインに
顔のツボ押しで小顔を目指せるのか?
筋肉のコリと血流悪化を改善させればよい
むくみやたるみは、固まった表情筋と血流の悪さによって起こります。ツボを押すことでリンパや気の流れがよくなり、血流が促進し老廃物が流れやすくなります。そして、筋肉がほぐれ、皮膚の温度が上昇します。
ツボ押しはマッサージ効果もあるので、リフトアップにつながり顔が引き締まります。続けていくと、シワが目立たなくなりますよ。
無表情だと表情筋が動かないので、血行が悪くなりむくみが生じます。水分を摂取しすぎて内臓が弱っているかもしれません。毎日数回鏡の前で表情をつくり、顔の筋肉が硬くなっていないかチェックしてみましょう。
ツボ押しで何が得られるか?
自然治癒力アップに繋がり体に起こる異常を回復へ導く
ツボは東洋医学の考え方で、WHOが医学的に効果のある治療法と認めています。ツボ押しは、内臓の働きがよくなって、自然治癒力がアップするので、体の異常が回復するという効果があります。
顔のツボ押し効果は、自然治癒力がアップすると気の流れや血流がよくなり、小顔効果はもちろん、乾燥を防いだり、シワを薄くしたり、眼精疲労軽減や歯痛解消などの効果も期待できます。
ツボの押し方
図解でツボの位置をチェックしても、実際に位置が正しいのか不安になってしまいます。しかし、位置はそれほど重要視せず、押してみて気持ちのいいところを探してみましょう。体調によって位置も少し移動します。感覚をつかむのに少し慣れが必要です。
ツボ押しの際は、皮膚を傷つけないよう爪は短めにし、清潔にしておきましょう。ツボを直接指のはらで押す場合と、ツボ周辺をほぐすように押す場合があります。ほぐす際は、滑りやすくなるようオイルやクリームを塗ってください。
効果的を実感しやすいのは、入浴中や入浴直後の血行が良くなっているときです。ツボは息を吐くタイミングで押すようにするとよいでしょう。押して離すたびに血行がよくなるのを実感できます。
頬車(きょうしゃ)の効果
顔のむくみ・二重あご・フェイスラインのたるみ・ぜい肉解消
主に顔のむくみたるみ、二重あご、ぜい肉解消に効果があります。また、歯やあごの痛みの軽減や、唾液を増やすので口臭予防にも効果があります。ぜい肉解消につながるツボというのはうれしいポイントですね。
下あごの角の斜め上あたりにある
エラの角の斜め上あたり、口をあけるとくぼみができる場所に「頬車」はあります。指の腹で強めに押してから、円を描くように周囲を5秒マッサージします。1日5回行うと効果的です。
太陽(たいよう)の効果
顔のむくみ解消と二重まぶたをつくる
「太陽」は顔と目のむくみ解消につながります。目のむくみが取れると、スッキリとした二重まぶたになれます。また、このツボは眼医者いらずと言われるほど眼精疲労に効果的です。
眉毛とこめかみの間にある
眉とこめかみの間に位置し、目に近いツボなので、目に入らないよう気をつけましょう。人差し指で押し、中指と薬指を自然にそえると安全です。力を入れすぎないよう3〜5秒、じわ~っとゆっくり押してください。
親指で押す場合は、残りの指で頭をささえるようにして、左右同時に30回ほど心地よさを感じる強さで押しましょう。
まぶたのむくみ解消と目元のシワ・涙袋のたるみ改善
まぶたのむくみと涙袋のたるみが改善するので、すっきりとした目元に。目尻のシワが薄く、眉毛の育成になるなど効果がありますよ。
黒目の上、眉毛の真ん中あたりにある
眉には3ケ所ツボがありますが、そのうちの一つが「魚腰」です。眉毛の真ん中あたりで、黒目の上辺りにへこんでいるところがあると思います。神経が肌の表面近くまできているツボなので、人によっては痛いかもしれません。
親指で、下から押し上げるようにしてやさしく押しましょう。押しすぎると逆効果です。眉あたりの骨に、指をひっかけるようにして押すのもやめましょう。眼球が圧迫されてしまいます。
球後(きゅうご)の効果
目元のシワやたるみ解消
目元のシワやたるみ解消に聞くのが「球後」です。筋肉が落ちてたるんだ目元には、黒っぽいクマができやすくなります。球後は目の周りの筋肉に作用するので、クマやまぶたの痙攣にも効果的です。
目の中央と目尻の間にある骨のくぼみの位置にある
目の下の骨の縁で、目の中央と目尻の間のくぼみに位置します。皮膚がとても薄い場所なので、人差し指の腹を使い、やさしく圧をかけるように押しましょう。メイク前や化粧水を塗る際など、合間を見つけて指圧してみてください。
四白(しはく)の効果
頬の血行不良・顔のむくみ解消、顔全体の筋肉を和らげる
肌の代謝や循環を促して、頬の血行改善、むくみ解消、顔全体の筋肉を和らげる効果があります。目の疲れやめまいにも効果があるので、立ちくらみしたときなどに試してみましょう。
目の中心の真下のくぼみから指1本分下のあたりにある
目の中心から指1本分下あたりに「四白」があります。押したタイミングで、人によっては鼻の横にピリピリと刺激が走るかもしれません。ツボに指の腹をあてて、円を描くように回しながら押します。10回程度、やさしい力で行いましょう。
承漿(しょうしょう)の効果
顔や首のむくみ解消
あごのあたりにあるので、顔から首にかけてのむくみを解消してくれます。口内炎や口のゆがみなど口周辺のトラブル改善効果や、シミや色素沈着の改善効果も。
下唇の中央下にあるくぼみからやや下あたりにある
下唇の真ん中の下にくぼみがあり、くぼみの少し下あたりに「承漿」があります。中指と薬指の腹で、5秒押してゆっくり離すのを5回繰り返して行います。
地倉(ちそう)の効果
表情筋のコリを緩め、顔のむくみ解消
「地倉」は表情筋のコリを緩めて乾燥やくすみを改善し、顔のむくみ解消に効果的なツボです。
口角の1cm外側にある
口角の1cm外側、左右対称にあります。人差し指の腹で5秒押して離すのを、左右同時に5〜10回繰り返してみましょう。口角も上がって、魅力的な口元になれます。
下関(げかん)の効果
顔のむくみやたるみ解消、血行を良くし代謝アップ
顔のむくみやたるみを解消し、血行促進して代謝もアップする若返りのツボです。「下関」はほうれい線を薄くする効果もあります。下関は強めにツボ押しすると、上下の歯にひびく感覚があるので、歯痛や歯周病に効果のあるツボともいわれています。
耳の穴から頬の側に向かったすぐの場所にある
耳の穴からまっすぐ頬側に向かったすぐのところで、口を開けると骨が盛り上がる場所にあります。口は閉じたままで、人差し指の腹をあて、上に向かって軽く押し上げるように指圧します。左右同時に5秒押して離すのを、5〜10回繰り返しましょう。
巨りょう(こりょう)の効果
頬のたるみやシワ除去、ほうれい線を薄くする
「巨りょう」は笑顔のツボと言われます。上唇を引き上げる筋肉に作用するので、頬のたるみを改善します。ハリもアップするのでシワを改善し、ほうれい線を薄くする効果があります。顔全体の神経にも作用して、顔の麻痺や痙攣、目や口のゆがみにも効果的。
目の中心の真下と小鼻の横の位置を結んだあたりにある
目の中心の真下と、小鼻の横を結んだあたりに位置します。下関と同様に、人差し指の腹を使って、下から上へ向かって押してください。回数も同様に。人差し指だけで押すのが不安定であれば、中指も添えて指圧してみましょう。
顴りょう(けんりょう)の効果
目尻から真下、頬骨の一番高い所からやや下のへこんだ所にある
巨りょうは目の中心から真下でしたが、「顴りょう」は目尻から真下をたどります。頬骨の高いところから少ししたにあるくぼみに位置します。下から押し上げるようにして、クルクル回しながら押しましょう。左右同時に5〜10回行ってください。
散笑(さんしょう)の効果
頬のむくみやたるみ二重あごの解消、ほうれい線を薄くする
「散笑」は頬のむくみやたるみ、二重あごや表情筋のコリ解消に効果的です。また、ほうれい線のライン上にあるので、ほうれい線を薄くする効果もあります。巨りょうや地倉と組み合わせて指圧すると、さらに効果的でしょう。
小鼻と口角の中央にある
小鼻と口角の中央に位置します。ほうれい線上にある3つのツボのうちの一つ。人差し指の腹で、押しては離しを5〜10回繰り返しましょう。離すタイミングで、ゆっくり力をゆるめるようにしてください。
上廉泉(かみれんせん)の効果
首についたぜい肉除去、二重あご解消
「上廉泉」は首に近い位置にあるツボなので、首のぜい肉や二重あご解消に効果的です。顔と首の境界線がはっきりしなくなってきたら、試したいツボ。フェイスラインがすっきりします。声の枯れや痛みも軽減してくれます。
あごの裏側の真ん中で少しへこんだところにある
あごの裏側をさわって少し凹んだところに位置します。あごをあげて首を伸ばした状態で、両手の親指をつかって、ゆっくり押して離すことを5〜10回繰り返しましょう。
上廉泉と頬車を同時にツボ押しすると、フェイスラインが引き締まります。女性は右手の親指を下にして、両手の親指を重ねます。重ねた親指を上廉泉にあて、人差し指は頬車にそれぞれあててください。数十回、やさしくこすり上げるように刺激しましょう。
ツボ押しの注意点
やりすぎには注意が必要
最初は強く押して、やり過ぎてしまう傾向があります。朝晩のスキンケアの最後に取り入れるなどして、気長に継続するよう心がけてみましょう。
即効性が高い治療法ではないので、すぐに小顔になるとは限りませんが、続ければ確実に変化は訪れます。
私は指を沿わせるだけでは筋肉のほぐれやリンパが流れてると感じることができずに、ついつい指に力が入ってしまいます。
以前フェイスラインを入念にマッサージした次の日、顎が少し腫れてしまい触るだけで痛みが出てしまいました。
リンパ管を強く押してしまい炎症を起こしてしまったことが原因でした。
それからは優しく指から伝わる少しの圧力でマッサージすることを心がけています。 【小顔になれるツボ】お金をかけず手軽にむくみをスッキリさせる方法さんを0人が応援しています! SNSでシェアすることで、モデルの表示順位がアップします。
体調が優れないときは避ける
心臓や腎臓に疾患がある、ツボ押しポイントをケガしている、食後すぐのタイミング、妊娠の可能性がある、発熱しているときなどはツボ押しを控えましょう。悪影響を与える可能性があります。
顔ツボ知識を得てすっきり小顔を目指しましょう
顔のツボを押すポイントは、とにかく優しく押すこと。皮膚が薄いですし、グリグリ押してしまうと、痛みなど不調を引き起こしてしまいます。気持ちよく感じる範囲でおこなうのがおすすめです。
むくみやたるみ、代謝アップなど、改善したい部分に応じて、試してみてください。ツボを組み合わせて刺激するのも、相乗効果が期待できますよ。