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クエン酸ピーリングの効果と利点
ニキビやニキビ跡、黒ずみなど幅広い悩みに効果あり
古い角質が溜まっていると、毛穴が詰まりニキビが発生し、肌のターンオーバーが乱れます。肌のターンオーバーが乱れると、肌の生まれ変わりがスムーズではないので、肌がガサガサになり黒ずんでしまうのです。
古い角質を取り除いてあげることで、肌のターンオーバーを活性化させます。クエン酸ピーリングは古い角質を剥がすだけではなく、メラニンが含まれている角質も落としてくれるので、シミやくすみなどのニキビ跡も解消してくれるのです。
クエン酸ピーリングを行えば、ニキビ予防だけではなくシミやくすみなどのニキビ跡の解消、肌の黒ずみなどあらゆる肌の悩みを解消できます。
ニキビ跡に関してはピーリング以外にも色々とケアの方法があります。以下の記事でニキビ跡のケアについて色々と紹介していますので是非参考にしてみてください。
クエン酸が古い角質を取り除く
肌の角質は重なって何層も重なっています。古い層が剥がれ落ちると、新しい層へと生まれ変わります。クエン酸は肌の層が持つの粘着力を弱める役割があり、古い角質層を剥がせるのです。
余計なものを入れないので肌が弱い人にも
ドラッグストアなどで手に入る市販のピーリング剤には、角質を柔らかくするために「乳酸」が含まれています。乳酸は良い点もありますが、皮膚のかゆみや肌荒れを起こす可能性があります。クエン酸ピーリングの成分は、クエン酸だけです。
柑橘系の果物に多く含まれている成分で、フルーツ酸とも呼ばれています。人工的に作られた酸と異なり、自然の果物から抽出される成分です。天然由来なので肌が弱い方にも安心です。心配な方は、重曹を加えれば酸の力が弱まり、よりマイルドな使用感を得られます。
顔はもちろん背中や足、かかとなど全身に使える
ピーリングと聞くと、顔に使うイメージがあるかと思います。しかし、クエン酸ピーリングは顔だけではなく全身にも使えます。
クエン酸ピーリングには肌の黒ずみを解消して、肌のざらつきを解消する効果があります。黒ずんでガサガサになる膝やかかとなどにも効果的です。
クエン酸ピーリングで気を付けること
クエン酸は多少しみることを知っておく
クエン酸ピーリングは、古い角質を剥がすので肌への刺激があります。刺激はクエン酸の濃度が高いほど強くなります。刺激が強く感じる場合は、一旦使用を控え、刺激の原因を突き止めましょう。
肌に炎症や傷があるとしみるので、注意が必要です。目に入った場合もこすらず、すぐに水で洗い流しましょう。痛みが酷いようなら眼科を受診するようにしてください。
ピーリングを毎日するのはNG
ピーリングを行うと、たった1回で肌がつるつるになります。毎日ピーリングを行いたくなってしまうでしょう。しかし、ピーリングは肌に刺激を与え負荷をかけてしまいます。肌は刺激を受けると乾燥してしまうのです。
肌が薄くなっているので、紫外線の影響を受けやすくなり、老化が進行してしまうケースもあります。過度な使用は肌を綺麗にするどころか、逆に肌をボロボロします。ピーリングは毎日行わないようにしましょう。
使用頻度は肌の状態によって異なりますが、市販のピーリング剤と同じように週1回を目安にしてください。多くても週2回の頻度で使用するようにしましょう。
使用後の保湿はしっかりと行う
ピーリング後の肌は角質層が削られ、肌が薄くなっている状態です。刺激にも敏感になっており、例えると剥き立てのゆでたまご。傷つきやすく水分が蒸発しやすくなっていて乾燥しやすくなっています。
乾燥するとニキビが発生しやすくなり、肌荒れの元となります。保湿効果のある化粧水を使用し乳液やクリームを使い水分が蒸発しないように蓋をしてあげましょう。肌が弱くなっているぶんいつもより入念に保湿をしてください。
「レチノール」と呼ばれる成分が配合されている化粧水は、ピーリングと同じような効果があり、肌にしみることがあります。ピーリング後に使用しないよう注意してください。
特に乾燥肌の人は仕様後の保湿が必須です。乾燥肌におすすめの化粧水を以下の記事で紹介していますので化粧水選びの参考にしてみてください。
初めて使う場合はパッチテストを必ず行う
クエン酸ピーリングを初めて使用する場合は、パッチテストを必ず行ってください。クエン酸ピーリングは肌に刺激を与えます。濃度が濃すぎると与える刺激が強く、炎症や肌荒れ、アレルギー症状が起こる可能性があります。
二の腕など体の目立たない場所にピーリング剤を塗り、5分放置します。刺激が強すぎたりする場合はクエン酸の濃度を薄めるようにしましょう。異常がないからと、クエン酸の濃度を濃くしてしまうと逆効果なので注意しましょう。
ピーリングをしすぎてはいけない4つの理由
肌質が乾燥肌や敏感肌になってしまう
ピーリングは古い角質を剥がすだけではなく、肌を守っている角質まで剥がしてしまう可能性があります。また、ターンオーバーの周期が早くなりすぎて、乾燥の原因にもなります。
角質を剥がした後の肌は、とても弱くなっているので、もともと乾燥肌や敏感肌の方は肌トラブルを引き起こしやすいと言えます。使い方には十分注意するようにしましょう。
その他にもピーリングには注意点がいくつかあります。以下の記事でピーリングの注意点について詳しく解説していますので参考にしてみてください。
肌がピリッとするようになる
肌を保護する角質まで剥がれてしまうと、ピリピリと刺激が走ります。やりすぎのサインですので、すぐさま使用を中止しましょう。ピーリングはあくまで不要な角質を落とすのが目的です。必要な角質まで溶かしてしまっては意味がありません。
にきびができたり悪化したりする
ピーリングで強い刺激を与え、短期間に何度も使用すると、肌を乾燥させてしまいます。結果的に皮脂の過剰分泌を促し、ニキビの原因を作ってしまうのです。使用量を守り、適切なスパンでピーリングを行いましょう。
赤ら顔になってしまう
ピーリングを続けると、紫外線や気温、摩擦など外部からの刺激に弱くなります。皮膚の内側にある毛細血管の収縮ができなくなると、毛細血管が拡張したままになってしまい、赤ら顔の原因となってしまいます。
クエン酸ピーリングの作り方と注意点
クエン酸と精製水を混ぜるだけで作れる
クエン酸ピーリング剤は、クエン酸と精製水を混ぜるだけで作れます。どちらもドラッグストアで簡単に手に入り、お値段もリーズナブルです。クエン酸ピーリング剤に使用するクエン酸は必ず食用と表記のある商品を使用するようにしてください。
掃除洗剤に使われるクエン酸が存在します。肌への刺激が強すぎるので、絶対に使用しないようにしましょう。精製水も代わりに水を使用しても良いですが、肌への刺激を抑えるため、なるべく精製水を使用するようにしましょう。
クエン酸の入れすぎに注意
精製水とクエン酸の割合は、精製水:クエン酸=10:1が目安です。この割合でも刺激が強く、肌がヒリヒリする場合は、クエン酸の量を減らし濃度を薄めるようにしてください。クエン酸の入れすぎは絶対にやめましょう。
肌が弱い人はそれにプラスして重曹を入れると良い
肌荒れが心配であれば、精製水とクエン酸と一緒に重曹を加えます。重曹はクエン酸と中和されるので、低刺激できます。
重曹を入れすぎてしまうとクエン酸の効果自体を無くしてしまうので、クエン酸より少し少ない量を加えるのがベストです。重曹を入れると泡立ってしまうので、加減をみながら少しずつ加えるようにしましょう。
保存料を入れたりはしないので使う分だけ作るようにする
クエン酸ピーリング剤は、市販のピーリング剤と異なり、刺激を抑えるため保存料などは一切使用しません。食用のクエン酸を使用するので、一度に使いきれる分だけ作るようにしましょう。
作ったクエン酸ピーリング剤は冷蔵庫で保存する
クエン酸さんピーリング剤が余ってしまったら、冷蔵庫で保存するようにしてください。2週間程度を目安に使い切るようにしましょう。
クエン酸ピーリングの使い方
洗顔してからクエン酸ピーリングを気になる部分に塗る
メイクを落として、洗顔します。保湿はしませんので、乾燥しないように早い段階でクエン酸ピーリング剤を塗ります。黒ずみやシミがきになる部分を重点的に塗っていきましょう。
スプレーボトルに移し、コットンにピーリング剤を吹き付けながらの使用がおすすめです。ピーリング剤の塗りすぎを防げます。
5分間おく
ピーリング剤を気になる部分に塗り終わったら、そのまま5分放置してください。古い角質がポロポロと剥がれ落ちてくるはずです。このとき、手で絶対にこすらないでください。
こすってしまうと肌に刺激を与えてしまいます。また、放置時間を長くしてしまうと余計な角質まで剥がしてしまうので注意しましょう。
丁寧に洗い流す
角質が剥がれ落ちた後の肌は、剥きたてのゆで卵と同じで傷つきやすくなっています。こすらないように優しく丁寧に洗い流してあげましょう。タオルドライの際も優しくふき取るようにしてください。
すぐにいつものスキンケアを行う
ピーリングが終わった後は、肌がとても乾燥しやすくなっています。すぐに化粧水で水分を与え乳液などで蓋をしてあげてください。
クエン酸ピーリング剤にプラスしてかかとの角質ケアを
いつものピーリング剤に塩と重曹を入れお湯で溶かす
クエン酸ピーリング剤に塩を混ぜます。塩は洗顔料などによく含まれているスクラブの働きをしてくれます。粒子が粗いと肌を刺激してしまうので、粒子の細かい食を使用しましょう。
割合はお湯2Lの場合クエン酸:重曹:塩=1:2:0.5が目安
塩を加えてクエン酸ピーリング剤を作るときの割合は、お湯2Lに対して、クエン酸:重曹:塩=1;2;0.5を目安です。塩を加えると刺激も増えるので、重曹を増やして低刺激にします。
10分間付けた後に優しく手でなでる
かかとは床に直接触れる部分なので、顔よりも角質が厚くなっています。角質が剥がれにくいので、10分間ピーリング剤につけてから優しく手で撫でてあげてください。顔に使用した時と同じように角質がポロポロと剥がれ落ちてきます。
タオルドライのあとにラップパックで効果アップ
ピーリング剤を洗い流し、タオルドライした後は保湿を忘れないようにしてください。かかとは床に直接触れ合うので刺激を受けやすい場所です。
化粧水をしみこませたコットンでかかとを覆いラップをして10分放置します。化粧水を浸透させ、しっかりと保湿できます。
自分に合った量を見つけて美肌になる
クエン酸には、黒ずみやシミなど肌トラブルにも効果があります。素材は簡単に手に入れられるので、誰でも手軽に自宅ピーリングを実践できます。重曹や塩で調整すれば、全身に使えます。かかとやひじ、ひざ下にも活用してみください。
作っているうちに、自分に合った割合を見つけられます。慣れてきたら定期的に手作りして、古い角質を効率よく落としていきましょう。
正しく使用しているのに肌に痛みを感じたら、肌が弱っている証拠です。ピーリングに耐えられるコンディションに整うまで、使用は控えましょう。