顔用日焼け止めの選び方・使い方。絶対焼かない、荒れないお肌を実現。

2017.07.16

顔用日焼け止めの選び方・使い方。絶対焼かない、荒れないお肌を実現。

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

夏は紫外線対策が大切だといいますが、どんな日焼け止めが良いのでしょうか。日焼け止めは、お肌への負担が大きいため、選び方を間違えてしまうと肌荒れのもとにもなってしまいます。自分のお肌、生活に合わせた日焼け止めを選びをしていきましょう。

INDEX

目次

    顔用日焼け止めには種類がある

    紫外線吸収剤を使ったもの

    「紫外線吸収剤」とは、お肌の表面で紫外線を吸収し、エネルギーに変換して放出するものです。化学変化を起こすため、紫外線を吸収するごとに分子の構造が破壊されてしまいます。そのため、日焼け止めをこまめに塗りなおすことが必要です。

    有機化合物を原料としており、お肌へのダメージは大きいですが、「紫外線散乱剤」よりも効果が高いのがメリットです。「紫外線吸収剤」を使用している化粧品を「ケミカル化粧品」と呼ばれています。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    紫外線吸収剤が肌を乾燥させる原因に?日焼け止めの失敗しない選び方

    紫外線散乱剤を使ったもの

    「紫外線散乱剤」とは、紫外線を反射させることで、肌内部に紫外線が入り込むことを阻止してくれるものです。ファンデーションなどにも用いられる金属酸化物を原料としています。

    化学変化を起こさないので、こまめに塗りなおさなくても効果が持続し、「紫外線吸収剤」と比べるとお肌にも優しくつくられているのがメリットです。また、UV-AとUV-Bの両方の紫外線に効果を発揮します。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    日焼け止めの紫外線吸剤不使用とは。違いを知って紫外線対策をしよう

    顔用とからだ用の違いって?

    顔用

    顔の皮膚は、からだに比べて薄く、皮脂腺が多いためトラブルを起こしやすいデリケートなものです。そのため、顔用とからだ用で日焼け止めを分けて使うことが望ましいです。

    顔用の日焼け止めには、美容保湿成分や毛穴を詰まりにくくする成分、化粧崩れを抑える成分などが含まれています。また、テクスチャーも軽くて滑りやすいので、お肌に過度な摩擦を与えることを防いでくれます。このようにスキンケアやメイクアップのための成分が配合されているのが、顔用の日焼け止めの特徴です。

    からだ用

    からだ用の日焼け止めは、ウォータープルーフに対応していたり、SPF値が高めに作られていたりすることが多いです。顔用と比較すると、テクスチャーが重く、刺激も強めに作られていることが多いため、顔に塗ってしまうと思わぬ肌トラブルを起こすことがあります。

    顔用をからだに塗ることで大きな問題はありませんが、思うような効果を得られない場合がありますので、使い分けるのがベストです。

    正しい顔用日焼け止めの塗り方

    適量を手に取って肌に5点置きする(額・両頬・鼻・あご)

    まず手のひらに日焼け止めを適量載せます。商品によっても異なりますが、大体500円玉くらいの大きさが適切であると言われています。

    そして、額、右頬、左頬、鼻、あごに5点置きします。あらかじめ5つに分けて載せていくことによって、日焼け止めの塗りムラを防いだり、お肌への摩擦を減らしたりすることにつながります。

    乳液のようにテクスチャーの軽い日焼け止めを使っている方は、そのまま伸ばしていっても良いですが、クリームタイプの日焼け止めを使っている方は、この5点置きを覚えておきましょう。

    肌の内側から外側に向かって優しく塗る

    5点置きした後は、お肌の内側から外側へ向かってやさしく塗っていきましょう。このときのポイントは、お肌にトントンと日焼け止めを載せていくことです。そうすることで、お肌の皮脂膜の表面に、強力なベールを貼ることができます。

    よくお肌に塗りこむようにしてしまう方がいますが、塗りこんでも意味がないどころか、摩擦によって日焼け止めが剥がれてしまう可能性もあります。

    耳・首の後ろデコルテまでしっかりと塗る

    顔全体に日焼け止めをまんべんなく塗ることが出来たら、耳や首、デコルテも忘れずに塗っていきましょう。耳はとてもデリケートで、乾燥しやすく、皮脂の分泌量も多い部位です。塗りムラができやすいので、丁寧に塗るように心がけていってください。

    首回りやデコルテも見落としがちですが、若さを維持するために大切な部位です。特に、夏場は首回りの露出も増えるため、顔に日焼け止めを塗るのと一緒にケアしておきましょう。

    顔用日焼け止めをを使う時に気を付けること

    塗る前に化粧水などでの保湿をしっかりとする

    日焼け止めは、化粧水や乳液を使って保湿をしたうえで塗るようにしましょう。スキンケアの手順は諸説ありますが、化粧水、乳液、日焼け止め、化粧下地、ファンデーションの順番で塗っていくことが一般的です。

    化粧水と乳液を使ってお肌を潤しておくことによって、日焼け止めの伸びが良くなり、お肌によく馴染むようにもなります。

    メーカー推奨の量を使う

    日焼け止めを塗る際には、推奨量を守るようにしましょう。良く伸びるから大丈夫、勿体無いから少しだけ、と既定の量よりも少なく使ってしまう方もいますが、うすく塗ってしまっては効果も半減してしまいます。

    メーカーや商品によって異なりますが、顔全体に塗るためには500円玉1個分、または1円玉2個分くらいと表現されることが多いです。

    ムラなく均等に塗る

    日焼け止めは、ムラが出ないように少しずつ塗っていくようにしましょう。一カ所に必要な分量を置いてから伸ばしてしまうと、最初に置いた部分はつけすぎてベタつき、遠い部分は薄すぎて効果が出なくなってしまいます。

    顔に塗る際に5点置きをするのと同じように、腕や足に塗る際にも何カ所かに置いてから、伸ばしていくようにすると塗りムラが少なくなります。顔の小鼻や、目のキワなどにもしっかりと塗り、鼻や頬など紫外線の影響を受けやすい部分には二度塗りするのがベストです。

    こまめな塗り直しが大切

    日焼け止めを塗っても、化学変化によって分子が壊れてしまったり、汗などで流れてしまったりすることがあります。2~3時間置きを目安に、こまめに塗りなおすようにしましょう。

    SPF・PA値の高い日焼け止めであっても、朝塗って1日外出しているのでは、期待する効果を発揮することができません。実はSPF・PA値の高さよりも、塗りなおす頻度の方が大切なのです。

    日焼け止めはちゃんと落とす

    日焼け止めの正しい落とし方を知っていますか?オフの日に、化粧水、乳液、日焼け止めのみで過ごして洗顔料で落としているという方も多いと思いますが、もしかすると間違った落とし方をしているかもしれません。

    日焼け止めの落とし方は、以下の4つに分けられています。

    ・お湯で落とすタイプ
    ・洗顔料で落とすタイプ
    ・クレンジングで落とすタイプ
    ・専用のクレンジング剤で落とすタイプ

    よく「SPF・PA値が低いから洗顔料で大丈夫」とも言われていますが、落とし方のタイプはSPF・PA値で決まるものではありません。購入した際にパッケージをしっかりと読むようにしておきましょう。日焼け止めが残ってしまうと、毛穴を詰まらせニキビや黒ズミなどの肌トラブルを引き起こしてしまうことがあります。

    顔用日焼け止めの塗りなおす手順

    余分な皮脂をティッシュオフする

    日焼け止めは、外出の多い方であれば2~3時間、室内にいることが多い方でも1日に1度は塗りなおす必要があると言われています。塗り直しをする際には、メイクをすべて落としスキンケアから行っていくのが理想ですが、時間や手間がかかりますし、外出先ではできませんよね。

    そんなときは、ティッシュやあぶらとり紙を使って、余分な皮脂や汗を取り除きます。摩擦で肌を傷つけないように気を付けてくださいね。

    スポンジなどに日焼け止めをなじませる

    お肌の汚れを取り除くことができたら、日焼け止めをスポンジやパフに適量馴染ませます。使えるスポンジ・パフがないという方であれば、手の甲などを使っても大丈夫です。

    優しく拭き取るように日焼け止めを塗る

    スポンジ・パフを使って、ファンデーションを拭き取るようなイメージで日焼け止めをやさしく塗っていきます。小鼻の脇や目のキワなどの忘れがちな部分にも注意し、鼻や頬などの気になる部分は2度塗りをしておきましょう。

    フェイスパウダーで仕上げる

    最後に、ファンデーションやフェイスパウダーを重ねます。忙しくて、時間が取れないという時には、UVカット効果のあるファンデーションやパウダーを塗りなおすだけでも効果があります。

    顔用日焼け度めを選ぶ時のポイント

    保湿成分配合のもの

    日焼け止めを塗ると、お肌が乾燥しやすくなってしまいます。皮脂の過剰な分泌を促し、ニキビや肌トラブルの元にもなってしまいます。

    最近では、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が配合された日焼け止めが販売されています。特に、乾燥肌の方は、そのような保湿成分配合の日焼け止めを選ぶようにしましょう。

    SPFとPA

    日焼け止めを選ぶ際の基準にSPFとPAがありますが、その違いをご存知でしょうか。それぞれ特徴を見ていきたいと思います。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    日焼け止めのSPFとPAって何?理解して使って美肌を保つコツ

    SPF

    SPFとは、UV-Bを防ぐ指標のことです。UV-Bを浴びると、主にサンバーンというお肌がヒリヒリと赤くなる状態を引き起こしてしまいます。そのサンバーンを何倍の時間遅らせられるかを表しているのが、SPFです。

    普通肌の人が日焼けを起こすまでにかかる時間は約25分だと言われていますが、普通肌の人がSPF24の日焼け止めを使ったとすると「25分×SPF24=600分(10時間)」となります。つまり、日焼けを10時間遅らせることができるのです。

    PA

    PAとは、UV-Aを防ぐ指標のことです。UV-Aは、お肌の真皮にダメージを与え、メラニンの生成を促す紫外線です。「PA+」から「PA++++」までの4種類があり、「+」の数が多いほど、UV-Bを防止する効果が高いです。

    日焼け止めは目的事にそろえる

    「せっかくならばSPF・PA値が高いものを」と思う方も多いのですが、実は数値が高ければ良いというわけではありません。数値が高く紫外線に対しての効果が上がるほど、お肌への負担も大きくなってしまうことが多いからです。

    アウトドアやスポーツなどで1日中、外にいることが多い人はSPF50くらいが目安となりますが、自宅で過ごしたり近所に買い物に行ったりする程度の日であれば、SPF10程度でも大丈夫だと言われています。日常生活用、アウトドア用など目的に合わせていくつかの日焼け止めを持っておくことをおすすめします。

    敏感肌でも使えるおすすめの日焼け止めランキング

     5位ランコム UVエクスペールBB

    大気汚染、炎症などからお肌を守ってくれるBBクリームです。SPF50、PA++++で、レジャーの日の紫外線対策もばっちり。1本あれば、日焼け止めや化粧下地、ファンデーションの役割を果たしてくれます。

    4位SK-Ⅱ アトモスフィアCCクリーム

    乾燥からお肌を守るナイアシンアミドを配合したCCクリームです。潤いのある輝くお肌を実現してくれます。SPF50、PA++++で紫外線をカット。肌によく馴染む自然な肌色で、日焼け止め+化粧下地として使えます。

    3位オルビス ホワイトニングBB

    紫外線吸収剤を使っていない低刺激のBBクリームです。これ1本で美容液からコンシーラーまでの役割を果たしてくれるうえに、ビタミンC誘導体の効果で美白ケアも。SPF40、PA+++ですので、日常の日焼け止めとしても大活躍です。

    2位DHC 薬用ホワイトニングセラムUV

    ケアと予防が同時にできる日焼け止め美容液。化粧下地や簡単なメイク変わりにもなるので、化粧水のあとは、これ1本で外出できます。紫外線吸収剤を用いないノンケミカル処方でありながら、SPF50、PA++++と紫外線防止力も強力です。

    1位アクセーヌ マイルドサンシールド

    ヒアルロン酸配合、ノンケミカル処方の日焼け止めです。お肌に優しく、肌状態に関わらず使い続けることができます。SPF28、PA++と、日常使いに丁度良い紫外線防止力です。

    日焼け止めは使い分けが大事

    日焼け止めと言っても、紫外線カット力の強いもの、保湿成分や美白成分を含んでいるもの、低刺激なもの、1本でメイクアップができるものなど、さまざまなタイプが販売されています。日常使いにはお肌にやさしいものを、レジャーの時にはSPF。PA値を高いものを、と自分のスタイルに合わせて使い分けていきましょう。

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