鼻の下に繰り返しできるニキビの原因は?対策やメイクで隠す方法

2017.07.15

鼻の下に繰り返しできるニキビの原因は?対策やメイクで隠す方法

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

人目に触れやすい鼻の下のニキビケア方法に悩んでいませんか?鼻の下にニキビができてしまう原因は、乾燥やホルモンバランスの乱れなどさまざま。鼻の下にニキビを作らないための対策やメイクで隠す方法などを知り、正しいケアでニキビを解消しましょう。

INDEX

目次

    鼻の下にできるニキビの原因

    過剰な油脂の分泌

    鼻周りから口周辺には皮脂腺が多く存在しており、皮脂の分泌が盛んで毛穴に皮脂や汚れなどが詰まりやすいことが、鼻の下にニキビができてしまう主な原因です。特に、オイリー肌や混合肌の人は皮脂の分泌量が普通肌よりも多く、過剰な皮脂の分泌によりニキビが発生しやすいと考えられます。

    乾燥が原因の場合も

    乾燥が原因で鼻の下にニキビができてしまう場合もあります。鼻の下は、皮膚が薄いために外部からの刺激に弱く、鼻をかんだり保湿がしっかりできていなかったりして乾燥しやすい場所。乾燥してしまうと潤いを補うために過剰に皮脂が分泌されるとともに毛穴周辺の硬くなるため、毛穴詰まりが起きてニキビができやすくなります。

    ホルモンバランスの乱れ

    ストレスや睡眠不足、女性なら生理などによりホルモンバランスが乱れることで、鼻の下にニキビができてしまうケースも。ホルモンバランスが乱れると、皮脂の分泌量の調整をつかさどる男性ホルモンが多く分泌される傾向にあり、皮脂の分泌量が多くなってしまいます。

    特に、鼻の下や口周りは男性ホルモンの影響を強く受ける部位と言われ、皮脂の分泌量が過剰になるとニキビができやすくなるのです。

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    偏った食生活やビタミンの不足

    健康な肌の状態を保つのに必要なビタミンB群やビタミンCなどが偏った食生活で不足すると、生命を維持する器官に栄養は優先的に運ばれてしまいます。生命維持に関係のない肌は後回しにされて、必要な栄養が届きにくくなります。

    必要な栄養が不足すると、肌のターンオーバー機能や肌を守るバリア機能が低下して、古い角質などが排出されないまま残ったり、外部からの細菌や雑菌などが侵入しやすくなったりして、ニキビができてしまいます。

    内臓の機能が弱まっている

    脂っぽい食生活や刺激物の過剰摂取、アルコール、喫煙などが原因で内臓機能が弱まると、皮脂の分泌が過剰になる原因となります。内臓機能が低下することで、消化や分解する力が低下し、消化しきれなかった栄養分は毒素となり、毛穴から排出されます。

    しかし、余分な毒素は肌の正常なターンオーバー機能を低下させ、不要な皮脂や角質などが毛穴に溜まりやすくなります。また、内臓機能が低下してしまうと、血液がドロドロになり、必要な栄養素が肌に吸収されづらく肌の修復や再生に時間がかかってしまうことで治りづらいニキビができてしまいます。

    鼻の下にニキビができた時の注意点

    むやみに触ったりこすったりしない

    鼻の下は皮膚が薄くてバリア機能が弱いため、むやみに触ったりこすったりすると鼻の下の皮膚が硬くなり、毛穴が詰まりやすい状態になります。

    さらに、皮脂腺を刺激して皮脂の分泌がさらに増える恐れもあるので、むやみに刺激しないようにしましょう。鼻をかむ際には、鼻の下に刺激を与えないように柔らかくて肌に優しいティッシュを使い、ゴシゴシぬぐわないようにしてください。

    油分の多い化粧品を使うのは控える

    ニキビの原因菌であるアクネ菌は、皮脂や油分を餌として増殖するため、油分の多い化粧品を使うと菌を増殖させてしまう可能性があります。また、余分な油分は毛穴詰まりの原因になります。油分の多いコスメやスキンケアアイテムは控えて、低刺激で油分量の少ないものを選ぶようにしましょう。

    潰してもいいニキビもある?

    色によるニキビの違い

    ニキビには白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビ・黄ニキビの4種類があり、色によって潰しても良いニキビと潰すと跡が残るニキビがあります。

    潰しても良いニキビを早いうちに潰して、中のコメドと呼ばれる角質や皮脂の塊を出すことで、ニキビの悪化を予防して治りが早くなることがあります。気になるからと言ってニキビをすぐに潰さずに、まずはニキビの色がどの色なのかで潰すか判断しましょう。

    爪や指で潰さない

    清潔にしているつもりでも爪や指には雑菌などの菌が多く、菌が付いた爪や指でニキビを潰そうとすると炎症がひどくなったり、跡が残ったりしてしまいます。

    潰しても良いニキビを潰す際には、毛穴が開いている洗顔後や入浴後に行うようにし、消毒した針やコメド(角栓)を抜き取るコメドプッシャーなどを使いましょう。

    初期の白ニキビや黒ニキビは潰してもOK

    白ニキビや黒ニキビは、皮脂や角質などが毛穴に詰まってでき、炎症が少ない初期段階のニキビ。このような炎症がひどくない初期の段階で、コメドを正しい方法で取り除いてあげることで、コメドを餌とするアクネ菌の増殖を防ぎ、炎症のひどい赤ニキビや黄色ニキビへの進行を防いでくれます。

    赤ニキビは潰すと跡が残る

    赤ニキビは、炎症がひどく赤く腫れあがった状態のニキビのこと。このような状態の時に、刺激を与えてしまうと、肌のターンオーバーが乱れて修復や再生に時間がかかったり、菌が繁殖しやすくなったりして、完治までに時間がかかってしまいます。

    さらに、炎症がひどくなると、ターンオーバーが行われない真皮と呼ばれる肌の奥の部分まで傷つけてしまい、跡が残りやすくなるのです。

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    できてしまった「赤ニキビ」の治し方。跡に残さないための方法

    黄ニキビは潰した方が早く良くなる場合も

    黄ニキビは、炎症がひどく毛穴の中に膿が溜まった状態のニキビのこと。膿の正体は、アクネ菌を抑制するために戦った白血球の残骸です。この膿ができるのは炎症が治まり始めたサインと言われており、正しい処置で出すことで早く良くなる場合もあります。

    しかし、潰す際に膿が毛穴に少しでも残っていると、再び皮脂や角質などが溜まって菌が増殖して膿ができやすくなったり、ニキビが悪化して跡が残ったりしてしまいます。できるだけ膿をすべて取り除きましょう。

    鼻の下のニキビを早く治す方法

    クレンジング、洗顔は丁寧に

    鼻の下のニキビを早く治すには、クレンジングと洗顔を丁寧に行う必要があります。クレンジングや洗顔で不要な皮脂や角質などが残っていると、毛穴詰まりがひどくなって炎症がひどくなったり、化粧水や薬などが肌に浸透しにくくなったりしてしまいます。

    低刺激で肌に優しいクレンジングでメイクや汚れをしっかりと落として、よく泡立てた泡で顔全体を包み込みマッサージするように洗顔しましょう。また、クレンジングと洗顔ともに20~30回程度すすぐのが理想とされています。特に洗い残しの多い小鼻や額部分などを丁寧に洗い流していきましょう。

    保湿をしっかりと

    洗顔後は皮脂や水分量の調整が難しく、乾燥しやすいと言われています。毛穴が開いている洗顔後10分以内に保湿をしっかりと行う習慣をつけましょう。

    特に、ニキビができやすい鼻の下は、額や頬などと比べて目立たずスキンケアを忘れがちになるので、保湿をしっかり行うようにしましょう。

    生活習慣を見直す

    食生活の乱れ、睡眠不足などで生活習慣が乱れると、ニキビができる可能性が上がり、治るのに時間がかかります。これは、栄養が不足すると健康的な肌をキープするのに必要な栄養が上手に取り入れられなかったり、睡眠時間が足りずに寝ている間に肌を再生・修復しづらくなったりするため。

    例えば、夜22時から深夜2時の間は必ず寝るようにして最低7時間睡眠する習慣をつけるようにしましょう。ビタミンB群やビタミンCが多く含まれた野菜や果物を食生活に積極的に取り入れたりすることもおすすめです。生活習慣を見直すことで、鼻の下にニキビができにくく、早く治ることもあります。

    ニキビに効く薬を塗る

    ニキビを早く治すには、ニキビに効果的な薬を塗るのも大切です。炎症の少ないニキビなら3日~1週間程度で完治するケースが多いですが、炎症がひどいと治るのに時間がかかります。

    ニキビに効く薬を肌が清潔な時ややスキンケア後に塗ることで、菌を殺菌し炎症を防止してくれる効果が期待できます。薬を患部に塗布した後は、絆創膏をふんわりと上から貼ると菌の侵入を防ぐとともに薬を手などで触ることも防止して効果的です。

    ドラッグストアや薬局などで販売されているニキビに効く薬は種類が豊富にあるので、自分の肌質やニキビの状態にあった薬を選びましょう。

    治らない場合は皮膚科へ

    鼻の下のニキビがなかなか治らなかったり、ニキビの炎症がひどい場合には、皮膚科で相談した方が良いでしょう。自分で無理に潰そうとすると、炎症がさらにひどくなり跡が残る恐れがあります。皮膚科を受診して、ニキビ跡を残さずにきれいな肌の状態を保ちましょう。

    鼻の下のニキビにおすすめの化粧品

    VCシリーズ「VCローション」

    ビタミンC誘導体やアクネ菌抑制に有効な成分を配合することで、ニキビケアに特化したVCシリーズのVCローション。ニキビや肌荒れを防止するとともに、ニキビができにくい肌に導いてくれます。

    無香料・無着色・アルコールフリーなど低刺激で肌に優しい使い心地です。

    アルビオン「薬用スキンコンディショナー エッセンシャル」

    さまざまな肌トラブルの改善に使える化粧水と人気が高く、健やかで美しい肌に導きます。また、皮脂をスッキリさせてニキビを予防することも可能です。

    ナチュリエ「スキンコンディショニングジェル(ハトムギ保湿ジェル)

    たっぷり使える大容量で全身のケアにも使えるナチュリエのスキンコンディショニングジェル(ハトムギ保湿ジェル)。べたつかないのにしっかり肌を保湿でき、油分に頼らずに長時間潤いをキープしてくれるので、乾燥が原因のニキビにも効果的です。

    プチプラで手軽に使いやすく、美容液としても乳液の代わりとしてもオールインワンジェルとしても使えます。

    オルビス「薬用 クリアローション M(しっとりタイプ)」

    角質層まで有効成分を浸透させ、潤いに満ちた肌に導いてくれるオルビスの薬用 クリアローション M(しっとりタイプ)。炎症を防ぐ天草エキス配合でニキビや肌荒れを防止する効果が高い化粧水です。

    また、無着色・無香料・ノンアルコール・界面活性剤不使用で敏感肌の人でも安心して使えます。

    鼻の下のニキビを隠す方法

    メイクでニキビを隠す時の注意点

    鼻の下のニキビを隠そうとする時に注意すべき点は、ファンデーションを厚塗りしないことです。ファンデーションには、肌への密着度を良くするために油分が多く使われていることから、肌の呼吸を妨げ毛穴詰まりを悪化させてしまう場合があります。

    ファンデーションを選ぶ際には、低刺激で油分の少ないものを選ぶようにして、厚塗りを避けて薄く塗りましょう。

    綿棒を使ってコンシーラーでニキビを隠す

    ファンデーションで隠しきれないニキビには、綿棒を使ってコンシーラーをニキビの上からピンポイントで塗ると上手に隠れます。綿棒の先の部分を使うことで、肌への刺激が少なく、塗り込み過ぎることがありません。

    ファンデーションのタイプに合わせて、ファンデーションの前もしくはファンデーションの後にコンシーラーを塗りましょう。また、使用するコンシーラーはできるだけニキビ肌用のものを選び、ニキビの炎症を防止してください。

    隠しきれない時はマスクを使う

    炎症がひどいなどの理由で上手に隠しきれない場合には、マスクを活用しましょう。メイクでニキビに刺激を与えると、炎症がひどくなる場合があります。肌の負担を少しでも減らすとともにマスクで外からの菌の侵入を防ぐことで、ニキビを治りやすくしましょう。

    赤みのあるニキビ跡を改善するには

    定期的にピーリングする

    赤みのあるニキビ跡を改善するには、定期的にピーリングを行い肌のターンオーバーを促すことが大切です。ピーリングを行うことで、不要な古い角質や皮脂を取り除くことができ、肌のターンオーバーを促進させることができます。

    しかし、1週間に何度もピーリングを行うと、肌に必要な皮脂や角質などまで取り除いてしまい、肌が乾燥したり皮脂の分泌が過剰になったりする可能性があります。週に1~2回など時間をおいて定期的にピーリングを行いましょう。

    ビタミンC誘導体配合の化粧品を使う

    ビタミンC誘導体には、皮脂の分泌を抑制する作用や抗炎症作用などがあり、ニキビ跡に効果的に働きかけます。毎日のケアで使うことで、ニキビ跡が改善する可能性が高まります。

    しかし、ビタミンC誘導体が配合された化粧水の種類によっては、高い即効性があっても刺激の強いものがあります。肌質によっては刺激が強すぎて肌に負担を与えてしまう場合がありますので、自分の肌質にあった化粧水を選びましょう。

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    ニキビ改善にはビタミンCが効果的。効率良く摂取する方法とは?

    改善しない場合はレーザー治療を

    セルフケアで赤みが改善しない場合には、皮膚科に相談してみましょう。皮膚科ではニキビ跡の度合いによって、ケミカルピーリングやレーザー治療、光治療であるフォトフェイシャルなどの処置が行われます。

    中でも、レーザー治療はレーザーによってピーリングを行う処置方法で、血流を抑制することで赤みの改善に効果があります。赤みのあるニキビを早く改善したい場合には、皮膚科でレーザー治療をしてもらいましょう。

    ニキビ跡に目薬が有効な場合もある

    ニキビ跡をケアする方法として、目薬が有効な場合もあります。目薬の中には、炎症を緩和する成分や皮脂の分泌を抑えるビタミンB6、ビタミンEなどのビタミン類が配合されているものがあり、ニキビ跡のケアに効果的です。

    特に、充血用の目薬には、抗酸化作用や血行促進作用などがあるビタミンEや皮脂量を抑制する成分、炎症を抑える成分などが配合されているので、治りづらいニキビ跡におすすめです。ケア方法は、洗顔後などに綿棒の先に目薬を付着させ、優しくニキビ跡に塗るだけで簡単に行えます。

    しかし、目薬による治療は医療的にはあまり推奨されている方法ではないため、あくまでニキビケアの補助的な方法として活用しましょう。

    鼻の下のニキビをケアして健康的な肌に

    鼻の下のニキビをケアするには、ニキビができる原因を理解し、生活習慣やスキンケアの方法を見直すことが大切です。炎症がひどい場合には跡が残ることもありますので、適切な方法で処置やケアを行い、早く治すように心がけてください。

    鼻の下のニキビを効果的にケアして、健康的できれいな素肌を目指しましょう。

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