目次
目の下にできるクマの種類
青グマ
青グマは血行不良によるものです。肩こり頭痛や冷え性の方に多く症状が見られます。目の下の血行不良だけでなく、顔全体の血行不良が考えられます。目の下の皮膚は他のところに比べて薄いため特に目立ってしまいます。
残念ながら寝れば治るというわけではありません。また皮膚の薄さは遺伝もありますが、改善策は確実にありますのでご安心を。青グマの改善は、目の下の皮膚を軽く引っ張って刺激を与え血流を良くすることが効果的です。
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茶グマ
茶グマは色素沈着によるものです。アイメイクを落とす時にゴシゴシ擦ってしまったり、日焼けにより肌が弱まり、シミ、くすみが色素沈着として肌に定着してしまいます。乾燥することで肌が茶色く見えてしまうことがあります。痒みが出ることもあるので擦り過ぎはには注意しましょう。
茶グマは血行不良によるものではないので、目の下の皮膚を引っ張っても変化はありません。
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黒グマ
加齢に伴う目元のたるみからくるものです。加齢により重力で下まぶたがたるんできてしまうため、影になりクマのように見えてしまいます。皮膚の色が変わってしまっているのではないようです。鏡の角度を変えてみてクマの目立ちに差が出る場合は黒グマです。クマの目立ちの差とは顔を上に向けたときはクマは薄くなります。
加齢の伴うものですが、改善方法はありますので、しっかりケアしていきましょう。
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青クマの原因は?
不規則な生活
不規則な生活が続き、食事バランスが崩れ、生活リズムが崩れると体に大きな影響を与えます。ゴールデンタイムと言われる午後10時から深夜2時の時間帯に就寝していることが一番理想的です。ゴールデンタイムは体や肌の疲労回復に繋がります。決まった時間に起床し、食事を3食食べるということから正していきましょう。
遅くても午前中のうちに起床し、日の光を浴びるようにしましょう。日を浴びることで体内時計がリセットされます。
睡眠不足
睡眠中に脳の中でさまざまは働きが行われています。仕事や学校でのストレスを解消したり、体の疲れを回復したりしています。睡眠不足になるとこれらの脳の働く時間が少なくなってしまい、体に不調が出てきます。
また就寝時に分泌されているホルモンにも影響を与えます。女性の場合、生理不順や不妊に繋がる可能性も考えられます。睡眠時間を確保し、体の回復機能をしっかり働かせましょう。
疲労、ストレス
生活している中で疲労やストレスは必ず感じるものです。体や肌へストレスはよくありません。ストレスが溜まってしまうと、体力や免疫機能が低下してしまい、肌の回復機能に影響を与えます。
溜め込まないように自分に合った疲労回復法やストレス解消法を見つけましょう。
眼精疲労、ドライアイ
眼精疲労は目のみの症状だと思いがちですが、目以外の症状で肩こり、頭痛、胃痛、食欲低下まで全身トラブルを引き起こします。ドライアイもその症状の一つです。原因としては目の周りの血行不良で老廃物が溜まってしまうことです。
眼精疲労から青グマができてしまう方で多いのは皮膚の薄い方や色白の方のようです。
茶グマの原因とは
色素沈着(シミ、くすみ)
紫外線が原因でメラニンが形成され、色素沈着として肌に現れてしまうのが茶グマ。目元の皮膚はメラニンを作り出す細胞が盛んなため、色素沈着を起こしやすいところです。なのでアイメイクを落とす時や洗顔時は目元を擦り、刺激を与えることは避けましょう。
色素沈着を防ぐことができれば、茶クマ改善もできそうですね。
肌のターンオーバーの乱れ
加齢など外部からの刺激からバリア機能である皮脂に分泌が低下すると、水分が蒸発して肌が乾燥している状態になってしまいます。ターンオーバーを整えることで色素沈着をしてしまっても自然と排出し改善することはできます。
ターンオーバーを整え、乾燥肌を整えるスキンケアを行っていくことで改善できそうですね。
黒グマの原因とは
加齢
加齢により、皮膚が薄くなる「皮膚痩せ」、たるみが大きな原因です。目元の周りの筋肉の低下により皮膚がたるみます。そしてたるみの原因に意外な理由が化粧品です。コンシーラーなど油分の多い化粧品にはイソパラフィンが配合されていて、どれが皮膚の細胞に絡みつき重さで目の下がたるんでしまいます。メイクオフは絶対です。
そして顔のむくみは目の下のクマを更に目立たせることになってしまうので、過剰な水分は体内に溜め込まないようにしましょう。
青グマを消す方法
蒸しタオルで目を温める
濡れたタオルを電子レンジでチンするだけで蒸しタオルは作れます。蒸しタオルを使い目元周辺を温めるようにすると血行が良くなります。血流改善で肩こりや頭痛改善にも
良いとされています。蒸しタオルを目元だけにのせるのではなく、顔全体ののせてあげることで美容にもおすすめです。
疲れている時に蒸しタオルと使うとスッキリしますし、眼精疲労回復にも繋がります。
ストレッチや入浴
目元のストレッチをして血行を良くしましょう。簡単にできますのでストレッチをやってみましょう。
1.目をぎゅっと閉じて5秒キープします
2.目を思い切り大きく開けて5秒キープします
以上を3~5セットで1日3回を毎日行ってください。
目元の筋肉を柔らかくすることで改善されます。
入浴の際はシャワーのみでなく、バスタブに浸かるうようにしましょう。体は冷えると血管が収縮し、血行不良になります。体を温めることで血管を拡張させ血行が良くなります。
ビタミンE、鉄分の多い食べ物を摂る
血流と良くしてくれるのはビタミンEです。血行が悪くなっていると肌に必要な酵素と栄養素がうまく細胞に届かなくなってしまいます。また老廃物が多くドロドロ血液ではスムーズに流れることができません。血行を良くすることと、血液をサラサラにすること両方に意味があると考えられています。
効果的にビタミンEを摂取する方法
・油脂と一緒に摂取すること
・調理油をビタミンEたっぷりのものを使用すること
・サプリメントで摂取する場合は取り過ぎに注意すること
乳液、クリームによる保湿
目元は最も皮膚の薄いところです。外部からの刺激も受けやすく、アイメイクの影響も大きく受けやすいです。しっかり保湿をしてあげることが一番の改善策です。通常の乳液や保湿クリームでも構いませんが、アイクリームを使うことをおすすめします。
また、蒸しタオルを使用した後はで毛穴が開いてしまいます。化粧水、乳液で必ず保湿を行ってください。お肌への水分補給を忘れずにしてあげましょう。
リンパマッサージ
リンパマッサージをすることで顔の血行が良くなります。しかし、目元は皮膚が薄いため擦ったり強く押したりなどの刺激はなるべく控えたいものです。そこで優しいリンパマッサージが効果的です。一般的なマッサージ方法は気になる部分を押したりしますが、リンパマッサージは血流の流れに沿って軽く圧をかける程度の強さで行ていきます。
正しい方法でリンパマッサージを行いましょう。
冷たい飲み物、食べ物は控える
冷え性予防のため、冷たい飲み物や食べ物は控えましょう。体を冷やしてしまうと血行不良になってしまいます。過剰摂取は控えましょう。またこってりした食べ物も同様です。一番は室温程度に冷ました温かい飲み物を摂取することをおすすめします。
軽い運動
血行促進の為には軽い運動が必要です。軽い運動とはいつもエレベーターを使うところを今回は階段を使おうというような運動で構いません。入浴をシャワーだけで済ませるのではなくしっかり湯船に浸かることも運動のひとつです。汗をかくことで血行促進になります。
クマ改善だけでなく、健康にもいいので、できる範囲内での運動は心がけましょう。
茶グマを消す方法
洗顔、メイク時の刺激を避ける
目元は色素沈着が起こりやすい箇所です。洗顔時はきめ細かい泡を作って擦らないようにしましょう。アイメイクをする際もなるべく刺激を与えないよう気をつけてください。そしてアイメイク落とす際はアイメイク専用のリムーバーを使用すると良いでしょう。
アイメイク専用リムーバーは濃いところを落とすために作られたものです。洗浄効果も高めなので使用をおすすめします。
洗顔後は、すぐしっかりと保湿
茶クマは表面的なものではなく、肌の奥深くの部分でのトラブルです。表面を保湿するのではなく、肌内部の水分蒸発防止のケアを重点的に行うようにしましょう。化粧水、乳液を肌の内部までしっかり浸透させ、クリームで蓋をし、保湿することが大事です。
保湿と保水という言葉がありますが、茶グマの場合は、保水をしっかりすることが改善への近道です。保湿は水分の蒸発を防ぐことで保水は、水分を保つことができる力のことです。
UVケアの徹底
茶グマを防ぐにはUVカットを徹底して行うことが大切です。茶グマ予防、そして治った茶グマを繰り返し作らないためにUVカットを徹底的に行うようにしましょう。色素沈着の原因のメラニンをUVカットにより抑制し、色素沈着を防ぎましょう。
メラニンの「抑制」に効果があるもので、メラニンを無くすという効果はありませんのでご注意ください。
美白化粧品の使用
ビタミンC誘導体の効果は抗酸化作用、新陳代謝を促す。メラニンを還元して色素沈着を防ぐ作用があります。ビタミンC誘導体でも水溶性と油溶性の2種類がありますが、今回の場合は水溶性が適しているといえます。
・リン酸型ビタミンC
・アスコルビン酸グルコシド
・アスコルビンエチル と表記されています。
プラセンタは肌のハリツヤが良くなる、肌の若返り、疲れが取れ、ホルモンバランスが整う効果があります。以上のことからビタミンC誘導体やプラセンタが配合されている化粧品選びを心がけましょう。
ビタミンCの多い食べ物を摂る
シミや色素沈着の原因であるメラニンの生成を抑える働きがあります。男性女性共に1日の摂取量は100㎎です。取り過ぎても体内で調整されます。特に取りやすい野菜類は、赤、黄ピーマン、ブロッコリー、カリフラワー、ゴーヤなど。果実類はアセロラ、柿、グレープなどです。一度に大量に摂取するのではなく、回数を分けて摂取しましょう。
また満腹時の方が体への吸収率は高いようです。ジュースとして、摂取することが一番効率が良さそうですね。
黒グマを消す方法
下まぶたのストレッチ
たるみを改善しようとマッサージをされる方がいますが、目元は皮膚が薄くデリケートな箇所なので、マッサージより下まぶたの筋肉を鍛える方が肌を傷めず、黒クマを改善できます。
1:口を「お」の形にして鼻の下を伸ばす
2:目線を上に向けて目の下を伸ばす
3:下まぶたを引き上げるようにして5秒キープし、ゆっくり元に戻す
1日5回を目安にやってみましょう。
表情筋のトレーニング
目の周りには眼輪筋という筋肉があります。この筋肉を鍛えることで重たい皮膚を支える
を戻ることができます。
眼輪金全体
1:目を閉じ、目をゆっくりギューと閉じ、5秒そのままでキープする
2:少しずつ力を抜きく
3:次は、眉を上げて目を開き、5秒キープして終了
こちらも1日5回を目安に行いましょう。
コラーゲンを増やすケア
コラーゲンは一度体の中に入ると、胃の中でバラバラになり、腸で吸収され、全身へいきわたります。しかし、アミノ酸として体内に吸収されるのでコラーゲンを摂取したからと言って、肌のコラーゲンが増えるというような直接的な働きがあるものではありません。
ではコラーゲンを増やすにはどうすればいいのか?成長ホルモンが関係しています。成長ホルモンの分泌が最も影響を受けるのは皮膚です。ホルモンの分泌でコラーゲンが増えて肌の水分量が増え、肌にハリが戻ってくるといことですね。
カバーメイク
クマを隠す時は筆ペン液状のコンシーラーがおすすめです。色はベージュ、オークル、パール系の色味です。コンシーラーをのせたあとはスポンジなどで余計な油分をオフします。次にフェイスパウダーを軽くのせます。フェイスパウダーをのせることで、その上にファンデーションをのせても崩れにくくなります。
クマを消すリンパマッサージの順序
目尻から目の下の骨格に添って目頭へ
まずは、手をキレイに洗ってから行いましょう。クリームを付けて滑りを良くするといいでしょう。中指を使って眉下の骨に沿って軽く指を滑らせるようにマッサージします。眉には老廃物が溜まりやすいです。次に目尻から目の下の骨格に沿って目頭へ移動していきます。
四白(しはく)というツボを押すながらやっていきましょう。四白とは瞳の中心から下の親指1本分下にあるくぼみが眼精疲労やたるみ改善のツボです。ツボを押す際は、少し圧をかける程度の強さで5秒ずつ3セットが良いでしょう。
目頭のくぼみを押さえたら目尻へ
目頭へ行ったら、くぼみを押さえて目尻へ移動していきます。ここにもツボがあります。晴明(せいめい)といい鼻の根元と目頭の間のくぼんだ所です。両手の人差し指を使ってツボを押しましょう。ここは目の疲れを取る、涙点が詰まったらここを押すと刺激され詰まりを解消することができます。
こめかみを押さえたら目の下を目頭から目尻へ
こめかみまで行ったらもう一度目の下から目頭、目尻へと繰り返します。ツボを押しながら目の周りをマッサージしていくことを意識しながら行いましょう。
最後にこめかみを抑えたら耳の後ろへ
最後にこめかみを抑え耳の後ろへ流していきます。ここには太陽(たいよう)というつぼがあり、目尻の少し外のこめかみのあたりで、骨がくぼんだ所にあり、頭痛に効果的なツボです。頭痛がする時にこのツボを押すと痛みが和らぐことがあります。
そして耳の後ろには耳下腺というリンパ節があります。ここは強くではなく優しく押しながら流していきます。
首筋を通って鎖骨のくぼみにあるリンパ節へ
耳下腺を通り、首筋を通って鎖骨へ。鎖骨のところにもリンパ節があります。リンパ節に流すことで、老廃物もいっしょに流してくれます。お風呂に入った時に鎖骨を撫でてあげるだけでも血行が良くなり、肩こりや首の凝り改善にもよいでしょう。
マッサージは1日に3回~5回を目安に行いましょう。やりすぎは良くないですし、力の入れすぎもよくありませんので、優しくやることを心がけましょう。
どのタイプのクマかを把握し意識して適切な対策を
ご自身がどのタイプのクマか把握しましょう。クマの種類によって対処方法はさまざまです。間違ったケアをしてしまうと茶グマは特に改善が難しくなってきます。改善できるところは改善し、改善できたら繰り返しクマができてしまわないよう、予防も心がけましょう。
たるみが気になる場合は時間を見つけて表情筋トレーニングを行い、ハリのある肌を目指しましょう。美は努力をしなくては手に入りません。日々コツコツやっていきましょう。