目次
頬ニキビができる原因
ストレスをためる
仕事や人間関係の疲れで、ストレスが溜まりホルモンバランスが乱れます。ホルモンバランスが乱れると、女性ホルモンを分泌させる、脳の機能が低下します。
女性ホルモンは肌の潤いを保つ機能があり、女性ホルモンの分泌が低下すると肌が乾燥してしまいます。 肌が乾燥すると、バリア機能が低下し、ほんの少しの汚れでも毛穴が詰まり、雑菌が繁殖しやすくニキビができます。
お酒による肝機能低下
肝臓は、消化・吸収、代謝機能、解毒作用と多くの役割を担っています。お酒の飲み過ぎは、肝臓に大きな負担をかけ、肝機能低下を招きます。肝機能が低下すると、腸から吸収した、有害物質を分解し解毒することができません。
また、食べ物から取り入れた栄養素を体内で、エネルギーとして使える形に分解・合成することもできなくなります。毒素が全身に巡り、ニキビができやすくなります。
男性ホルモンの増加
女性でも男性ホルモンは分泌されています。男性ホルモンは、男らしい体を作るイメージですが、女性の体にとっても、健康を支える重要な働きをします。
ストレスを感じると副腎皮質から分泌される、コルチゾールというホルモンは、男性ホルモンの分泌を促進します。頬は汗をかきにくく、もともと毛穴が小さいので、男性ホルモンの分泌が増え、肌の角質が厚くなり、皮脂量が増えると、毛穴が詰まります。
睡眠不足
肌は睡眠中に、受けたダメージを補修しています。睡眠不足になると、修復力が落ちニキビになります。修復力の落ちた肌は、ターンオーバーが乱れているため、新陳代謝が低下し、古い角質が肌に残ります。古い角質が肌に溜まり、肥大化すると毛穴詰まりの原因になります。
交感神経が優位な状態が続く
睡眠不足やストレスが原因、自律神経のバランスが乱れます。バランスの乱れた自立神経は、交感神経が優位になり、男性ホルモンの過剰分泌を招きます。男性ホルモンが増えることで、皮脂量が増え、肌バリア機能が低下してしまいます。
乾燥による皮脂の過剰分泌
もともと口周りや頬は、毛穴が小さく、皮脂の分泌量が少ないので、乾燥しやすい部位です。肌乾燥によって、弱った肌を守るため、皮脂が過剰に分泌され、「インナードライスキン」になります。
インナードライスキンは、肌表面はテカるほど皮脂が分泌され、内部は保湿力が足らずカラカラの状態です。間違ったスキンケアや、エアコンによる乾燥が原因で、インナードライスキンになります。
皮脂や汚れをしっかり落とそうと、洗浄力の強い洗顔料をつかったり、べたつくからと保湿を怠ったりすると、乾燥を引き起こすので注意しましょう。
偏った食生活
ジャンクフードやファーストフード、ポテトチップスやチョコレートなど、油ものや甘いものの食べすぎは、ニキビの原因になります。脂質や糖質の消化吸収には、ビタミン・ミネラルが大量に消費され、ビタミン・ミネラル不足に陥ります。
ビタミン・ミネラルは、皮脂の分泌量をコントロールするために、必要な栄養素なので、不足すると皮脂が過剰に分泌されます。偏った食事で、ターンオーバーが乱れ、健康な肌細胞が作られず、ニキビができやすくなります。
布団の不清潔
布団や枕は毎日顔が接するものです。睡眠中に分泌される皮脂や汗が、布団や枕に付着します。皮脂や汗といた汚れは、雑菌やダニの餌になり、繁殖を促進します。雑菌やダニが増殖した、布団や枕に顔を押しあてて寝ていると、肌トラブルの原因になります。
夏・冬ともに、週1回は布団を干したり、枕カバーの洗濯をおすすめします。冬でも寝ている間、汗をかきますので、素肌に触れる素材は清潔に保ちましょう。
頬ニキビを治す方法
一日一杯の豆乳を飲む
豆乳にはニキビに効果的な成分がたくさん入っています。大豆イソフラボンは、女性ホルモンの「エストロゲン」に似た働きをし、ホルモンバランスを整えるのに役立ちます。
サポニンや大豆たんぱく質は、免疫力アップや美肌効果もあります。そのほか、便秘改善効果もあり、肌荒れの原因を根本から解決できます。
豆乳は肌にうれしい成分が多く含まれてはいますが、脂肪分も多く、飲みすぎるとニキビの原因になり逆効果です。飲む量の目安は一回200mlで、だいたいコップ一杯ほどです。一日500mlを超えて飲むのは控えましょう。
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ニキビを豆乳で改善。飲み方のポイントをおさえて内側からキレイに
寝具は清潔に
布団や枕は湿気を含みやすく、寝ている間にかいた汗や、呼吸から出た水蒸気を含んでしまいます。毎日洗濯したり、干したりできないので、不潔になりやいものです。
シーツや枕カバー、布団カバーなど直接肌に触れるものは、洗い替えを用意しておいてこまめに換えると清潔な状態が保てます。また、枕にやわらかいタオルをまいて使えば毎日交換できます。
乾燥しないためのスキンケア
乾燥しやすい頬は、保湿ケアがとても重要です。保湿成分の配合された、基礎化粧品を取り入れると良いでしょう。おすすめの保湿成分は、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、プラセンタなどです。
また、ナノ化粧品は有効成分が肌に浸透し、内側から肌質を改善してくれるのでおすすめです。避けるべき成分は、アルコール成分や石油系界面活性剤です。どちらも肌のバリア機能にダメージを与え、乾燥しやすくします。
オイルは肌の水分蒸発を防ぐ効果はありますが、水をはじく力が強いので、オイルを塗った上から化粧水をつけても浸透しません。こまめな保湿ケアができなくなり、余計に乾燥するので注意してください。
栄養バランスのいい食事
美肌を作るためには、体内環境が整えなければいけません。体内環境を整えるためには、栄養バランスのとれた食事が大切です。炭水化物などの主食、肉・魚・大豆製品などの主菜、野菜・キノコ類などの副菜のバランスが重要です。
特に不足しがちな、ビタミン、ミネラル、食物繊維は積極的に摂るように心がけてください。和食が理想的なバランスが取れた食事です。
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私も頬の毛穴の開きが気になっています。ビタミンBが良いと知ってから積極的に摂るようにしています。私の場合は切り干し大根です。ビタミンBは生の大根より10倍、その他にも食物繊維やカルシウムなども豊富に含まれているそうです。なのでダイエットを気にしてる人にもちょうどいいかなと思います。意識して摂り始めてから生理前に必ず出来てしまっていたニキビが出来ずらくなったような気がします。
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適度にストレス発散
ニキビ予防のためには、ストレスは溜め込まず、上手に発散させる必要があります。ストレス発散には、適度な運動がいいといわれますが、運動が嫌いな人にとっては、逆にストレスになります。
運動以外にも、アロマやお香などの香りをかいでリラックスしたり、お友だちと話をしたり、好きな音楽を聴く、映画を見る、カラオケへ行って大声で歌う、など方法は様々あります。お風呂にゆっくりつかるのも、しっかり睡眠を取ることもストレス発散になります。
暴飲暴食でストレス発散はNG
おいしいものや甘いものを食べて、ストレス発散するのはやめましょう。食事はニキビに密接に関係しています。暴飲暴食はニキビの原因になりますので注意してください。楽しんだり、リラックスしたりして過ごす日を作るようにしてみてください。
質のいい睡眠
ノンレム睡眠という深い眠りのときに、副交感神経が優位になり、脳と体の両方が休まる睡眠です。質のいい睡眠は、ノンレム睡眠時にしっかり深く眠れる状態をいいます。深い睡眠を取るためには、寝る前の準備が大切です。
寝室は暗くして、室温も少し低めに保つようにしましょう。また、ラベンダーやカモミールの香りは、質の高い睡眠を取るのに効果的です。
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寝る前に興奮しないよう注意
寝る前の習慣にも注意しましょう。就寝1時間前までには、入浴を済ませ、パソコン・スマホの使用は控えるようにしてください。パソコンやスマホは、脳が活性化して交感神経が働いてしまい、睡眠の質を下げる原因になります。
食事や喫煙も、脳を刺激して交換神経が興奮状態になるので、睡眠の質が下がります。食事は就寝2~3時間前には済ませ、就寝前1時間は喫煙も避けましょう。寝る前は手や足など、血行をよくする軽いマッサージを行うのもおすすめです。
ニキビの後が残らないようにする方法
刺激を与えない
ニキビができるとついつい触ってしまいます。しかし、触ると雑菌が入ってしまい、ニキビが悪化します。普段何気なくしている頬杖も、手に付いた雑菌がニキビに入り込む原因になります。
伊達マスクは要注意です。マスクが肌に触れることで刺激になるほか、マスクは通気性が悪く、雑菌が繁殖しやすい環境を作ります。ニキビが治らないだけでなく、悪化する原因にもなります。なるべくマスクはしないようにしましょう。
どうしてもマスクが必要なときは、使い捨てマスクを使うようにしてください。また、髪の毛も刺激になります。髪の毛にも雑菌はたくさん付いているので、ピンで留めたり、耳にかけたり、後ろで束ねるなど、頬に髪の毛が当たらないように気をつけましょう。
保湿効果の高い化粧水
ニキビ肌の人は化粧水選びを間違えてしまうと、ニキビを悪化させます。化粧水を選ぶときには、ニキビに有効な成分が配合されたものを選びましょう。ニキビに有効な成分は、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンなどです。
肌の土台を作り、保水力を高めて、肌にハリと潤いを与えてくれる成分です。セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどは分子サイズが大きく、肌に浸透しくいのが難点です。そこで保湿成分が肌に浸透しやすくなった、ナノ化粧品もおすすめです。
ニキビ肌用や抗炎症作用のある化粧水
抗炎症作用のあるグリチルリチン酸は、アクネ菌の増殖によって、炎症を起こしてしまったニキビを落ち着かせ、治りを早くしてくれます。逆に、殺菌成分やイオウが配合された化粧水は、肌を乾燥させ、肌バリア機能が低下するので、おすすめできません。
また、アルコール成分は肌の水分を奪ってい蒸発することで、さっぱり感じるので肌乾燥を促進してしまいます。
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ビタミンCをしっかりとる
美肌成分の代表と言えば、ビタミンCというくらい、肌には欠かせない栄養素です。ビタミンCには、コラーゲンの生成を促進したり、メラニンの生成を抑制したり、活性酸素を除去する効果があります。
ビタミンCは、パプリカ、キャベツ、ブロッコリー、キウイ、イチゴ、アセロラなど、野菜や果物に豊富に含まれています。ビタミンCは水に溶けやすく、熱に弱いのでなるべく生に近い状態で食べるのがおすすめです。
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紫外線を予防しメラニンの生成を抑える
紫外線を浴びると、奥までダメージを届かせないように、角質を厚くして守ろうとします。角質が厚くなると、うまくはがれ落ちずに表面に溜まってしまいます。また、紫外線によってできるメラニン色素はニキビ跡の原因にもなります。
肌の生まれ変わりを促進し、ニキビ跡を作らないためにも、日焼け止めをぬったり、日傘や帽子を被るなど紫外線対策をするようにしましょう。
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紫外線は皮脂の過剰分泌を引き起こす
紫外線によって厚くなった皮膚は、水分が行き渡らず潤いが足りなくなります。肌は皮脂を分泌して乾燥しないよう守ろうとするので、結果的に皮脂の過剰分泌を引き起こし、ニキビをつくるのです。
ニキビ跡ができた時の化粧品
赤~紫色のニキビ跡はヒトオリゴペプチドー1配合化粧品
ヒトオリゴペプチドー1は、EGFと呼ばれ、皮膚や粘膜の修復に働きかける成長因子です。EGFは傷ついた皮膚の修復や、細胞の成長を促し、正常な機能を保つ働きがあります。EGF配合の化粧品は、EGFの濃度が低いと効果がありません。
EGFのために設立された「日本EGF協会」が、一定の効果が期待される濃度が配合されている商品に対して、協会の認定シールを発行しています。商品を選ぶ際の基準にしてください。
効果を実感するまで約2カ月
EGFは、ターンオーバーの調整に働きかけるので、効果が出るまで時間がかかります。少なくとも、2カ月は使って様子を見てください。EGFの働きにより、皮膚の傷を修復し、赤みの症状を薄くする効果があります。
敏感肌やアトピー、アレルギー、炎症などトラブルのある肌には、刺激になり過敏に反応する可能性があります。肌トラブルのある人は、医師に相談しましょう。
茶色のニキビ跡はビタミンCやハイドロキノン配合化粧品
ビタミンCやハイドロキノンは、美白効果の高い成分です。ハイドロキノンは、メラニンを生成する、「チロシナーゼ」という酵素の働きを抑制します。
また、メラニン色素のもとである、メラノサイト自体の数も減らす効果があり、ニキビ跡の色素沈着を改善します。ハイドロキノンはニキビが治まり、ニキビ跡のみの肌にはおすすめです。
炎症しているニキビへの使用は注意が必要
治っていないニキビがある場合は、ハイドロキノンが炎症を悪化させ、色素沈着を起こしてします。ハイドロキノンの作用で、メラニンが減っているので、紫外線の影響を受けやすくなっています。紫外線対策はしっかりと、行うようにしてください。
凹凸上のニキビ跡はヒトオリゴペプチドー13配合化粧品
オリゴペプチドー13は、FGFと呼ばれ、線維芽細胞増殖因子です。線維芽細胞は。肌の張りや弾力を保つための、コラーゲンやエラスチンを生み出す細胞です。
コラーゲンやエラスチンが、肌の土台を作るので、肌の内側からふっくらさせ、凸凹を目立たなくさせます。
EGF同様、協会の認定シールがあるので、FGF配合化粧品を選ぶ際の基準にしてください。また、肌のターンオーバーを調整するEGFと、肌の土台を作るFGFの、両方が配合された化粧品は、相乗効果で肌の再生力が高まり、アンチエイジング効果が大きいです。
ニキビ跡に特化している化粧品
アクレケアは抗菌作用がある
アクレケアは、合成料・着色料・鉱物油といった、スキンケアでは避けたほうがいい成分が、配合されていません。
ニキビに対する有効成分は、美白・美肌成分や、抗炎症成分が配合されているので、赤みのあるニキビ跡から、凹凸のあるニキビ跡まで、ニキビ跡のケアに特化した美容液です。
アクレケアの有効成分
中国では古くから使われてきた、卵殻膜を配合した化粧品です。卵殻膜は、卵の内側にある皮膜のことで、傷の治りを早くすることで有名です。主成分はタンパク質で、18種類のアミノ酸とコラーゲン、ヒアルロン酸で構成されています。
卵殻膜に多く含まれるシスチンは肌の再生スピードをあげて美肌にしてくれます。赤ちゃんのようなプルプル肌になれますよ。アルブチンやビタミンCといった、美白成分も配合されていて、色素沈着して赤みのある、ニキビ跡のケアにも効果的です。
ベルブランは抗炎症作用がある
ベルブランは、ニキビ跡のケアに特化した化粧品の一つです。ベルブランには、ニキビの悪化を防ぐグリチルリチン酸をはじめ、トラネキサム酸、ヒアルロン酸、油溶性甘草エキス、カモミラエキスといった、抗炎症作用や美白効果、保湿効果のある成分が多く配合されています。
有効成分の多くはナノ化され、肌の奥まで浸透し、内側からニキビ跡をきれいにする効果があります。
ベルブランの有効成分
ベルブランは、トラネキサム酸の効果により、メラニンを抑制するので、ニキビによる色素沈着を防いでくれます。また、油溶性甘草エキスには、チロシナーゼの働きを阻害する作用があるので、メラニンの生成を抑え、シミやくすみを予防します。
ニキビで悩まない綺麗な肌を
ニキビができると、化粧のりも悪く、見た目も不細工になるので、早く治したいと思うものです。ニキビができるには、さまざまな原因があり、多くの要因が重なっています。ニキビができた原因に合った対処をしないと、かえってニキビを悪化させてしまいます。
美肌は毎日の積み重ねでできています。すぐに、結果を求めるのではなく、時間がかかるものと知って、自分のニキビの原因に合った、正しいスキンケアをして、ニキビのない美肌を目指しましょう。