目次
ニキビケアに人気のニベア青缶とは
全身に使える保湿クリーム
ニベアにはグリセリン、スクワラン、ホホバオイルなどの油成分が多く含まれています。これらは水分の蒸発を防ぐ作用があり、保湿をしたい方にとってはとても万能なクリーム。全身以外にも、髪のダメージの修復、ネイルケア、まつ毛の育成、唇のケアとしても使用できます。
ただ顔に使用する際は使用方法には注意しましょう。誤った使用方法で肌状態を悪化させてしまうこともあります。
不純物がほとんど含まれていない
昔のニベアは不純物が多く含まれていて、紫外線を浴びると酸化して色素沈着を引き起こしてしまうことがありました。しかし、現在では改良され不純物はほとんど含まれていません。尚、赤ちゃんにも使用可能です。ワセリンも配合されているため、赤ちゃんの乾燥やかぶれの症状にもニベアは効果的です
しかし、赤ちゃんが使用するものは慎重になるのが母親ですよね。赤ちゃん専用に作られたものの方がいいのではと思ってしまいます。ご使用になるかは母親次第ですが、成分上問題はありません。
価格が400円前後と安価
ニベアは海外セレブも愛用しているというドゥラメールという高級クリームと同じ成分が使用されているということで話題になりました。実際ニベアの成分表記を見てみると成分は同じようですが、どのくらいの濃度なのか、どのくらいの配合率なのか、記載はないので全く同じとは言えないかもしれません。
しかし、配合率や成分濃度の違いで高級クリームがリーズナブルに手に入るのなら、人気の理由が良く分かります。
油成分が豊富で保湿に優れている
ニベアに含まれている成分は全19種類のうち油成分が13種類ととても豊富です。この13種類はそれぞれ役割は違いますが、最も多いのは肌の成分の蒸発を防ぎ、潤いを保つ役割のものが一番豊富に含まれています。
これほどまで油分が豊富に含まれている保湿クリームはニベアの大きな特徴です。乾燥肌でお困りの方には最適なクリームです。
肌の保護やキメを整える効果がある
油成分で肌表面を覆うことで肌を保護してくれたり、キメを整えてくれます。肌の表面は外部からの刺激を直接受けてしまいます。刺激を受けることでキメが乱れてしまうと肌のザラつき、毛穴が目立ち、ハリ、ツヤが失われてしまいます。保湿も大事ですが、紫外線も要注意です。外出時は日焼け止めを塗ることや帽子や日傘などを活用し対策をしましょう。
キメを整えるには保湿と紫外線対策をすることで肌を守ることが大切です。
ニキビに効果があると口コミで話題
スキンケアで使用されている場合が多く乾燥肌やインナードライが改善された方も多くいます。そして幅広い年齢層から支持を得ていて、さまざまな用途で使用されています。
ハンドクリーム、足のマッサージ、妊婦さんの妊娠線予防など。また長年人気商品として販売されているという安心感、匂いが好き、限定で発売されるパッケージが可愛いとの理由も人気の高い秘訣だと考えられます。
ニベアに含まれるニキビ肌への有効成分
新陳代謝を上げるスクワラン
スクワランは人間の皮脂膜の成分のこと。スクワランを摂取することで細胞に酸素が行き届きやすくなります。酸素が細胞に行き届くことで、新陳代謝が活発になり、肌細胞が生まれ変わります。肌細胞が活発になることでシミが薄くなったり、シワ、たるみができにくくなったりする効果を生み出します。
肌細胞の生まれ変わりを早めることでニキビ改善にも繋がると考えられます。
浸透率の高いホホバ油
水と相性がいいことと、私たちの肌にもある成分と同じ成分が配合されているため、馴染みやすく浸透しやすいのがホホバ油です。浸透率がいいのでクレンジングとしても使用できます。ダメージヘアの回復にも使用でき、紫外線や乾燥からも守ってくれます。
クレンジングや洗顔で落としきれない肌に溜まった余分な皮脂を浮き上がらせることでニキビの原因となるアクネ菌も洗い落とします。
皮膚を柔らかく保つグリセリン
グリセリンは透明のはちみつのような液体です。肌に刺激を与えずに、みずみずしく、肌を柔らかくしてくれます。肌にのせると水分を引き寄せしっとりさせます。また、肌の潤いと硬くなった角質を柔らかくして、ターンオーバーしやすいようにしてくれます。
グリセリンは直接肌へのせると皮膚の水分を吸い上げて、乾燥が促進され返って逆効果になってしまうほどの効力を持っています。単体では使用されず、化粧品に配合されていることの多い成分です。
肌バリアを作るワセリン
保湿性の高いものなので、乾燥肌の方におすすめなのがワセリンです。皮膚の一番表面にあるものを角質層と言います。角質層が乾燥してしまうとバリア機能化低下してしまい、外部刺激から、肌を守ることができなくなり、トラブルを引き起こしやすくなります。
角質層をワセリンで保湿し、乾燥から守ってくれます。またワセリンは副作用がありません。かぶれなどの肌トラブルが出ないのは安心です。
ニベアクリームのニキビへの効果の有無
乾燥が原因のニキビには効果的
乾燥肌の場合、皮脂の分泌が少なく肌を守ってくれる皮脂膜がしっかり作れないのが原因です。皮脂膜が少ない状態では、角質層の水分が蒸発してしまい、角質は硬くなり、毛穴もだんだん細くなっていきます。細くなった毛穴はほんの少しの皮脂でもつまってしまい、ニキビができてしまいます。
皮脂膜をしっかり作るためには、肌の水分と油分のバランスを保ち、保湿すること。ニキビができない肌作りへとつながっていきます。ニベアは乾燥肌の皮脂膜の働きを正常へ近づけるサポートをしてくれると考えられます。
赤みや色素沈着の治りを助ける
赤みや色素沈着に効くものではなく、改善する働きを助けるという意味でニベアが肌の改善をサポートしていると考えた方がいいでしょう。赤みや色素沈着どちらも肌のターンオーバーが重要です。ターンオーバーはバリア機能の低下によるものです。
ニベアの油分でバリア機能を助けてあげることで、ターンオーバーの正常化に近づきます。ターンオーバーは遅すぎても早すぎても肌トラブルの原因になります。正常化を目指しましょう。
クレーターのニキビ跡に効果はない
肌のコラーゲンが破壊されるとクレーターニキビ跡になってしまいます。肌のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を増やすことでクレーターを埋めて浅くしていくことができます。
しかし、スキンケアのみでコラーゲンを再生させるのは難しいのが現実です。完全にクレーターが無くなるまでは長期間にわたります。ニベアにもコラーゲンを再生させる成分は含まれていません。皮膚科で治療を受けながら、薬での治療を並行して行う必要があると考えられます。
▼さらに詳しい解説はこちら
クレーターのニキビ跡はデコボコして見た目が悪い!ケア方法とは
皮脂の多い思春期ニキビには逆効果
思春期ニキビは皮脂の過剰分泌によりできてしまいます。そこへ油成分の多いニベアを重ねることは、逆に悪化させてしまうこともありますので、注意しましょう。大人ニキビの乾燥が原因のものに有効です。ハトムギ化粧水と併用して使用すると高い効果が期待できます。
思春期ニキビは正しい洗顔方法、睡眠、食生活で大きな改善が期待できます。1日2回、正しい洗顔方法で洗顔をしていきましょう。
化膿しているニキビは悪化させてしまう
化膿したニキビにはなるべく触らないようにしましょう。ニベアもできる限り塗らない方が良いです。アドバイスすれば、皮膚を冷やすことで炎症が抑制されるので、ローションパックなどで皮膚を冷やすことをおすすめします。冷やす時間をが長くなってしまうと、血液の流れを抑制し、炎症部分の治りが遅くなってしまいます。
化膿しているところには薬用のニキビクリームを塗るようにしましょう。
ニベアクリームの正しい顔への塗り方
必ず先に化粧水で保湿する
保湿クリームを付ける時は必ず化粧水で保湿をしてからのせましょう。元々、保湿クリームは肌に与えた水分を蒸発しないよう蓋をする役割を担っているものです。水分を与えてからでないと蓋をする意味がありません。
化粧水の浸透力を良くするためには、化粧水はパッティングで付けていきましょう。ニキビでや乾燥肌の方であれば、手で付けてあげる方が肌には優しいです。
手のひらに乗せて温める
テクスチャーは硬めなので、のせる時に肌を擦ってしまわないように、一度手の中で温めて柔らかくしてから顔にのせましょう。手の温度でクリームが少し溶けて塗りやすくなります。乾燥が気になるところにはより丁寧に顔を包み込むように塗ると肌に負担なくのせることができます。
せっかく保湿しているのに擦ってしまい肌を傷つけてしまっては意味がありませんよね。皮膚の薄い顔に塗るときは気を付けましょう。
乾燥の気になる部分だけにつける
保湿クリームは顔全体に使用する場合が多いですが、乾燥の気になる部分にだけつけましょう。乾燥しやすい目元、口元を中心につけると良いでしょう。あとはご自身の気になるところにのせてもいいと思います。特に乾燥がひどいところは重ね塗りをしましょう。肌にのせて少し時間をおいてから重ね塗りも効果的です。時間が経って馴染ませていくことで浸透力も上がります。
顔の中で特に乾燥の気になるところをしっかりケアすることで見た目年齢を下げることもできますね。
限りなく薄く塗る
少し硬めのテクスチャーなのでたくさん取ってしまいがちですが、1回に使用する量は少量におさえましょう。少なすぎても保湿されませんし、たくさん塗ってしまうとベタつきやテカリの原因になりかねません。
少量を塗りたい箇所に点でのせて、薬指と中指で優しくなじませるようにするのがポイントです。乾燥しやすい目元や口元には少しだけ厚めに塗ると乾燥防止に繋がります。
ニキビのパックにニベアガッテン塗り
洗顔後に蒸しタオルで毛穴を開かせる
ガッテン塗りとは美容液を付けずに、保湿クリームのみでケアをする方法です。ではガッテン塗りのやり方をご紹介していきます。洗顔後、ホットタオルなどを使って毛穴を開かせていきます。入浴中でしたら、毛穴が開くまで湯船に浸かっているのが一番いいですね。
ホットタオルを使用する場合は、濡れたタオルを電子レンジでチンですぐできます。
ガッテン塗りはお風呂に入りながら簡単にできますので試してみてください。
ニベアクリームを顔全体に乗せる
毛穴を開かせた肌にニベアクリームをのせていきます。クリームをのせる際は肌の5箇所にクリームをのせてから伸ばしていきましょう。両頬、鼻、おでこ、顎にのせムラにならないようにのばします。少し硬めのテクスチャーなので、顔を擦らないよう、ゆっくり優しく肌に伸せていきましょう。
この時、青缶からクリームを取る際はなるべくスパチュラを利用しましょう。直接指で取ると、クリーム内に細菌が入ってしまう恐れがあります。細菌がクリーム内で繁殖してしまうので、指でクリームを取るのは控えましょう。
入浴しながら10分放置
顔全体に塗り終わったらクリーム馴染ませるためにも10分放置します。クリームを馴染ませることで肌へ浸透させることが大事です。その間に半身浴をして体を温めましょう。体を温めることで肌のターンオーバーも促進されます。また疲労回復、冷え対策、デトックスにも効果的で、疲れた体をリラックスさせることもできます。
化粧水をたっぷり浸したコットンでふき取る
10分経ったら、化粧水を浸したコットンで拭き取っていきます。この時、コットンの裏側が濡れるくらいたっぷり付けましょう。顔の中心から外側に向かって拭き取ります。注意するのはコットンで強くたたいたり、擦ったりすることは肌への刺激となりますので、優しくなでるように拭き取るようしましょう。
目元や口元など皮膚が薄いところは十分に注意しながら拭き取ってください。
再び洗顔を行う
最後、洗顔をして終了です。顔にニベアが残っていないか確認しながら流していきましょう。生え際などの流し忘れは肌トラブルに繋がります。洗顔後少し乾燥が気になる方は、再度ニベアを少量塗ってみてもいいと思います。お風呂上りは着替えたりしているとすぐ乾燥して肌が突っ張ってしまうという方もこのガッテン塗りはその心配もありません。
お風呂上がりにしっとりとした仕上がりでスキンケアも省けて快適ですね。
ニキビを悪化させるニベアの塗り方
いきなりクリームをつける
ガッテン塗りの後に、クリームを付けるのは良いのですが、いきなりクリームを付けるのは控えましょう。乾燥してしまう原因になります。スキンケアで使用の際は化粧水、乳液で保湿した後、クリームをのせましょう。保湿されていない状態でいきなりクリームをのせると他の肌トラブルを引き起す原因になってしまう恐れがあります。しっかり保湿をしてからクリームをのせ、もちもち肌へ仕上げましょう。
強く擦るように塗り込む
ニベアに限ったことではありませんが、肌を強く擦ることが一番スキンケアでやってはいけないことです。人差し指は自然と力が入ってしまう指なので、顔を触る時は中指と薬指を使い優しく、円を描くようにしましょう。
またニベアは少し硬めのテクスチャーなので、手のひらで温めてから肌にのせると良いでしょう。もしくは肌がに少し水分をのせて乾く少し前にのせると肌の上でテクスチャーが柔らかくなり、のばしやすくなります。
たっぷりとつける
ニベアは油成分が多いです。皮脂は適量は肌に必要ですが、あり過ぎてもよくありません。肌の潤いは水分と油分のバランスが重要です。どちらかが多い、もしくは少ないとバランスは崩れてしまいます。保湿をするのも大事ですが、付け過ぎは肌への負担にもなります。
他の肌トラブルの原因になってしまうこともあります。たっぷり付けすぎないためには顔の5点(両頬、おでこ、顎、鼻)に少量ずつのせ、のばしていくと付けすぎが防止できます。
単品のみでのスキンケア
ニベアのみでのスキンケアは肌に油成分をのせるだけです。若くて幅の水分量が多ければ可能もしれませんが、加齢とともに水分は失われていきます。一時的にはいいかもしれませんが、継続的に行うスキンケアでは控えた方がいいと思います。しっかりと化粧水で保湿をしてからクリームをのせましょう。
保湿後のニベアクリームの使用は高い保湿効果があり、もっちりと柔らかい仕上がりになります。
ニベアは乾燥予防に使うのがベスト
ニベアはニキビを治すものというわけではなく、ニキビをできにくい肌を作ることに適している保湿クリームです。また、ニキビに悩む皆さん全員に効果が出るのではなく、乾燥肌の方に効果的のようです。乾燥肌の方に必要な皮脂膜を補ってくれます。
化粧水と合わせてニベアクリームを使用することでより効果が発揮されます。ご自身の肌状態に合ったケア方法で正しいスキンケアをしていきましょう。