ニキビ肌のタイプ別対処法。「治して繰り返さない」サイクル作り

2017.07.11

ニキビ肌のタイプ別対処法。「治して繰り返さない」サイクル作り

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

気をつけているのに、何度も繰り返しできてしまうニキビ。間違ったケアで跡が残ってしまったりしていませんか?正しいケアで肌タイプを改善してニキビを克服しましょう。

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目次

    赤み跡が残る肌の改善法

    週に一度ピーリングを行う

    何度も繰り返してしまったニキビ。中にはニキビ跡が残ってしまったものもあったりして、メイクで隠すのに一生懸命だったりしていませんか?

    赤みのあるニキビ跡をきれいに治すには、ピーリングがおすすめです。ピーリングは、肌に残った古い角質を除去し、滑らかでスベスベの肌にしてくれる角質ケアです。肌のくすみやザラつき・ニキビ跡を改善する方法として、とても効果的です。

    AHAと呼ばれるフルーツ酸を配合したピーリング剤は、フルーツやトウモロコシなどの天然成分から抽出された、肌に優しい成分です。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    「AHA洗顔料で簡単ピーリング」フルーツ由来の酸で輝く素肌へ

    ビタミンC配合の化粧水を使う

    繰り返しニキビを解消するための一番の近道は、ビタミンCをたっぷり摂ること。毎日のスキンケアにもビタミンCを配合した化粧水がすすめです。ビタミンCに含まれる抗酸化作用が、活性酸素を除去する効果を発揮します。

    活性酸素は本来、体内に入った細菌などを除去する働きを持っていて、私たちの体には必要なものです。しかし、活性酸素が増えすぎてしまうと、健康な細胞にもダメージを与えてしまい、肌荒れや老化の原因ともなってしまうのです。

    ビタミンCは、体にためておくことができないため、サプリメントやスキンケアアイテムで日々たっぷり補給してあげましょう。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    化粧水で肌美人に。悩みを解決してくれるビタミンC誘導体とは

    洗顔と保湿を丁寧に

    ニキビケアにとって洗顔とその後の保湿は基本中の基本です。ただし、ベタつきを落としたいからといって、ゴシゴシ洗ったりするのはタブー。摩擦は肌に負担をかけてしまい、シワや乾燥の原因となる可能性があります。顔を洗うとき・すすぎ・顔を拭くときには、力を入れずに優しく丁寧に行いましょう。

    洗顔が終わったら、化粧水でたっぷりの水分補給も忘れずに。べたつきやすい脂性肌タイプや混合肌タイプなら、拭き取り化粧水で余分な皮脂を落としてから、通常の化粧水を使うのがおすすめです。拭き取り化粧水は、コットンに含ませて優しく拭き取るだけで、余分な皮脂や洗い残しや角質の除去にも効果があります。

    化粧水で水分補給が終わったら、乳液やクリーム・美容液での保湿もしっかり行いましょう。肌の水分が蒸発しないように油分でフタをすることが必要です。皮脂分泌の多いニキビ肌でも、保湿はとても大切です。クリームのべたつきが気になる人は、ニキビ肌用のクリームやさっぱりタイプのジェルを使うようにしましょう。

    色素沈着がおきた肌の改善法

    ビタミンC誘導体配合の化粧水を使う

    赤みのあるニキビ跡が色素沈着を起こし、シミになってしまった場合の肌のケア方法は、肌の生まれ変わりを助けることが基本です。正常なターンオーバーで、新しい皮膚に生まれ変わることによって、肌にこびりついた色素が徐々に剥がれていくのです。

    色素沈着を改善するときのスキンケアアイテムには、ビタミンC誘導体が配合されているタイプのものを選ぶようにしましょう。ビタミンCには、優れた美肌・美白効果があり、ターンオーバーをサポートする働きがあります。しかし、ビタミンCは水溶性なので、皮脂によって保護されている肌には、直接浸透してくれません。

    肌への浸透率を上げるために、ビタミンCに化合物をくっつけて改良したものがビタミンC誘導体です。ビタミンC誘導体は肌の内部に浸透されたのち、ビタミンCと化合物に分解され、本来の美肌・美白効果を発揮してくれます。

    抗炎症作用のある市販薬を塗る

    悪化してしまったニキビは、跡になって残りやすいものです。こうしたトラブルを防ぐためにも、炎症を起こしてしまったニキビには、抗炎症作用のある市販薬を塗るのがオススメです。ニキビ治療薬には、抗菌・抗炎症作用の配合されているものが多く、ドラッグストアで手軽に購入できるのも便利ですね。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    ニキビを治す絆創膏の使い方。市販薬を併用して効果を引き出すコツ

    ハイドロキノンの処方外用薬を使う

    トレチノインと並んで、ニキビの治療薬に用いられているハイドロキノンは、漂白作用のある塗り薬です。強力な美白効果が注目を集めており、シミやニキビ跡に効果を発揮します。ただし、ハイドロキノンは強い作用効果があり、個人が自己判断で使用するのはオススメしません。専門医の指導のもと、必ず皮膚科を受診して処方してもらうようにしましょう。

    クレーター肌の改善方法

    コラーゲンを生成する化粧水を使う

    ニキビ跡がクレーター状に残ってしまったデコボコ肌。メイクだけでは隠すことができず、自分でケアする方法はないと思い込んではいませんか?クレーター肌は、コラーゲン生成を促す化粧品を使うことで、少しずつ改善する効果があります。

    真皮層に存在しているコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸といった美容成分の生成を高めることで、内側からクレーター肌を少しずつ改善していきましょう。
    コラーゲン生成に効果のある成分は、ビタミンC誘導体やプラセンタ、グリコール酸など。効果を実感するまでには、個人差があります。あきらめずに3〜6ヶ月程度は継続して行うことが必要です。

    皮膚科でケミカルピーリング

    クレーター肌を改善するには、とても時間がかかります。そして、広い範囲にわたったクレーターや、重症化してしまったものなどは、自分だけでは改善することが難しい場合もあります。

    専門の美容皮膚科で行っているケミカルピーリングは、高濃度な化学物質を使って、クレーターを浅くする治療方法です。保険適用とならないので、かなり高額となってしまうことが考えられます。また、専門的な治療を行うので、親身に相談に乗ってくれる医師がいる、信頼できる病院を探すことが大切です。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    ケミカルピーリングが自宅でできる?憧れのツルツルたまご肌を目指す

    しこりのあるニキビ跡の治し方

    皮膚科でステロイドを注入

    悪化したニキビが真皮までダメージを与えてしまうことで、引き起こされるしこりのあるニキビ跡。しこりは、自分で行うスキンケアだけで改善することは難しいため、皮膚科などで専門治療を行うことが必要となります。

    しこりは、コラーゲンなどが固まった状態なので、ステロイドを注入し、しこりを除去する治療を行います。繊細な治療技術が必要となるため、経験豊富な信頼できる医師を見つけることが大切です。

    レーザーでコラーゲン組織を壊す

    皮膚の奥深くにできてしまったしこりは、ステロイド治療だけで治療することは難しいため、レーザーでの治療を行います。

    継続した治療が必要ですが、根気よく続けることで、しこりを完治させることは可能です。

    ニキビ肌を悪化させる習慣

    タバコの吸い過ぎ

    喫煙は、体内のビタミンCを大量に消費してしまいます。ビタミンCが不足した体は、活性酸素が発生しやすく、免疫力を低下させてしまいます。また、肌荒れを引き起こしやすくなるので、ニキビ肌を悪化させる原因のひとつであるタバコは、できるだけ控えるようにしましょう。

    メイクの厚塗り

    ファンデーションやコンシーラーによるメイクの厚塗りは、毛穴をふさぎ、皮脂の過剰分泌を引き起こしてしまいます。汚れや雑菌によってニキビができやすく、できてしまったニキビも悪化しやすくなるため、メイクの厚塗りはほどほどにするのがポイントです。

    ゴシゴシ擦るようにして洗う

    摩擦は肌をいためる原因です。強い力でゴシゴシと擦ってしまうような洗い方は、肌への負担を大きくするばかりか、シワやたるみ・乾燥を引き起こしてしまう可能性もあります。洗顔だけでなく、タオルで顔を拭くときも十分注意することが必要です。

    細菌のついた手で顔に触れる

    目には見えなくても手には細菌がいっぱいです。肌に雑菌がついてしまうと、汗や皮脂をエサにしてどんどん繁殖してしまいます。毛穴のつまりに入り込み、ニキビを引き起こしてしまう可能性が高いため、手はいつも清潔にしておきたいものです。

    姿勢の悪さ

    気づくと猫背になっている人は、特に意識して欲しいのが、姿勢の悪さ。姿勢が悪いことで全身に血液が循環しづらくなり血行不良を起こしてしまいます。また、内臓に負担をかけ、免疫力の低下や、消化器官への圧迫による便秘になる可能性があります。免疫力の低下は皮脂の過剰分泌を引き起こし、便秘はニキビの原因となってしまいます。

    正しい姿勢とは、壁にたったときに、後頭部・肩・おしり・かかとが壁についている状態で、腰骨がS字型になっている状態です。
    無意識に猫背になってしまう人は、常に正しい姿勢を意識するように心がけることが大切です。

    ニキビ肌改善のための洗顔方法

    まず手を清潔にする

    ニキビ肌を改善するための基本は洗顔です。誤った方法で悪化させてしまう前に、正しい洗顔方法を知っておきましょう。

    洗顔を行う前には、手をきれいに洗います。手には雑菌がたくさんついているので、洗顔時に顔の皮膚に雑菌がうつってしまうかもしれません。まずは、手を清潔にしてから洗顔するのが第一の基本です。

    泡をたっぷり作ってTゾーンから洗う

    泡立てネットなどを利用し、きめの細かな泡をたっぷり作ります。顔全体にふんわりと伸ばしたら、皮脂分泌の多いTゾーンから優しく洗いましょう。

    コツは、くるくると円を描くように指の腹・手のひらを使って泡を転がすように洗うこと。小鼻の周りなども丁寧に洗いましょう。

    Tゾーン→おでこ→目の周り→頬→口周りの順で、内側から外側に向かっていきます。

    目の周りは、目の周りをぐるりと一周させて洗いますが、目の周りの皮膚は、顔の中でも特に皮膚の薄い部分なので、力を入れずに洗うことが大切です。

    ぬるま湯で泡を全部すすぎ落す

    泡洗顔が終わったら、ぬるま湯で泡を洗い流します。このとき、髪の生え際やこめかみ・小鼻周りなどにすすぎ残しがないようにしましょう。洗顔料の洗い残しは、ニキビ肌の原因となってしまいます。20回程度を目安に優しく丁寧にすすぎましょう。

    清潔なタオルで優しくふき取る

    洗顔が終わったら、柔らかい清潔なタオルで優しくふき取りましょう。先述した通り、ゴシゴシこするのは、厳禁です。水分を吸い取らせるようにタオルを当て、水分を取りましょう。

    ## ニキビ肌の修復を助ける栄養と食べ物

    皮脂を抑制するビタミンB2

    ニキビ肌を修復するためには、食生活はとても重要です。栄養バランスのよい食事が基本となりますが、とくにニキビ肌を修復するために必要な栄養素を含んだものを食べるようにしましょう。

    レバーや卵に多く含まれているビタミンB2には、皮脂のもとである脂質を分解する働きがあります。脂質がエネルギーに分解されることによって、皮脂が抑えられ、ニキビができにくい体質へと改善する効果が期待できます。

    皮膚炎を予防するビタミンB6

    カツオやマグロに多く含まれているビタミンB6には、肌の新陳代謝を整え、肌トラブルを予防する効果があります。代謝が正常になり、皮膚炎などを抑えることが期待できます。

    免疫力を高めるビタミンA

    うなぎやチーズに多く含まれているビタミンAには、肌の生まれ変わり「ターンオーバー」を活性化する働きがあります。正常なターンオーバーは、肌細胞が新しく生まれ変わるための大切なもの。28日を目安にターンオーバーが正常に行われれば、肌トラブルは自然と治癒していきます。

    また、ビタミンAには免疫力を高める効果もあるので、ニキビの炎症を防いでくれる効果も期待できます。

    抗酸化作用のあるビタミンC

    レモンや赤ピーマンに多く含まれるビタミンCには、皮脂の過剰分泌を抑制する効果と優れた抗酸化作用があります。ニキビ肌の改善はもちろん、メラニン色素の沈着を抑える働きがあるビタミンCは、美肌・美白に欠かすことのできない栄養成分です。水溶性で体にためておくことができないため、毎日しっかりと必要量を摂るようにしましょう。

    活性酵素を除去するビタミンE

    アーモンドやナッツ類に多く含まれているビタミンEには、肌の老化の原因と言われる活性酸素を除去する働きがあります。ターンオーバーの働きをサポートし、ビタミンAと協力して肌の健康に働きかけてくれるビタミンE。ビタミンCと一緒に摂ることで、より高い効果が期待できます。

    傷の回復を早める亜鉛

    煮干しや牡蠣・納豆などに多く含まれている亜鉛は、体の健康を維持するために欠かせない栄養素の一つです。亜鉛は、新陳代謝を行う上で必要な酵素を構成する成分で、不足するとニキビや肌トラブルの原因となっていまいます。ビタミンCやクエン酸と一緒に摂取することでその吸収率があがります。普段から意識して積極的に摂るようにしましょう。

    ニキビ肌を治すための生活習慣

    なるべく8時間は睡眠をとる

    ニキビ肌を治すためには、まず8時間は睡眠をとるようにしましょう。肌細胞の生まれ変わり「ターンオーバー」は、夜22時から2時の間に活発に行われます。この間にしっかりと睡眠がとれていなければ、正常なターンオーバーが行われず、乾燥やニキビ肌を引き起こしてしまいます。

    睡眠不足は美容の大敵。毎日たっぷりの睡眠を心がけましょう。

    適度な運動で老廃物を排出

    通勤時や移動時にいつもより多く歩く・階段を使う・ストレッチをするなどの心がけで、運動量を上げることが出来ます。

    毎日適度に運動することは、ストレスを解消し、体の血行を促進してくれる効果もあります。汗と一緒に体の老廃物を排出してくれる効果もあるので、なるべく体を動かすことを意識しましょう。

    紫外線対策をしっかり行う

    睡眠不足に続く肌の大敵「紫外線」。紫外線はコラーゲンの老化を早め、シミやシワ・乾燥などの肌トラブルの原因となります。ニキビ肌を改善するには、この紫外線対策をしっかり行うことが重要です。メイクの前の日焼け止めクリームやジェルなど、UV効果の高いものを選ぶこと。顔だけでなく、首や腕など、肌を露出する部分に塗っておくのがいいでしょう。UV効果のある帽子やサングラス・日傘などを利用するのもおすすめです。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    紫外線対策のコツ。紫外線の影響を知って美肌も健康もキープしよう

    好きなことでストレスを解消する

    ストレスは、免疫力の低下やホルモンバランスの乱れを引き起こします。こういった体調不良は、ニキビ肌の原因となるため、ストレスを上手に解消することが大切です。音楽やショッピング・散歩や映画鑑賞など、自分の好きなことに没頭できる時間を意識して持つことが必要です。

    身の回りのものを清潔に保つ

    ニキビ肌を改善するためには、身の回りを常に清潔にしておくことも大切。あまり神経質になりすぎる必要はありませんが、メイクパフやタオル・寝具など、直接肌に触れるものは、いつも清潔にしておきましょう。

    ニキビ肌改善に向けできることから取り組もう

    ニキビ肌を改善する方法は、自分でできるものから専門医を必要とするものまで幅広くあります。しかし、いきなりハードルをあげる必要はありません。自分のニキビ肌の状態に合わせて、できることから取り組むことが大切なのです。

    そして、もうひとつ大切なポイントは、継続すること。どんな肌トラブルも効果を実感するまでには、時間が必要です。毎日の少しずつの努力が必ずニキビ肌を解消へと導いてくれるはず。目標期間を決めて、取り組んでみるのもいいでしょう。ゴールに向かって肌トラブルが解消できるよう、続ける決意をしてみませんか?

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