ニキビ跡が色素沈着してしまった肌。自分で治すポイントは?

2017.07.11

ニキビ跡が色素沈着してしまった肌。自分で治すポイントは?

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

突然できてしまったニキビ…鏡を見る度に憂うつな気持ちになってしまいます。今後のお手入れ一つでそのニキビ跡を少しづつ改善していくことができます。正しいケア方法や色素沈着の知識を知り、透明感のある美肌を目指しましょう。

INDEX

目次

    ニキビ治癒後におこる色素沈着の症状

    毛細血管が壊れてしまったニキビ

    色素沈着してしまうニキビ跡には、毛細血管が壊れてしまった状態のものがあります。

    赤みのあるニキビ跡

    肌の下にはたくさんの毛細血管があります。傷ができたところを治そうとする人間の体の働きから、傷に毛細血管が集結します。その毛細血管の集結が肌の赤みに見えてしまっているのです。

    色素沈着をしてしまったニキビ跡

    集結したところで毛細血管が壊れてしまい、周りの細胞へ入り込み、肌にシミのように現れてしまいます。そしてニキビなどでターンオーバーが正常に働かずメラニンが肌に残ってしまうこともあります。

    紫外線の影響でシミになった

    まず紫外線にも3種類あります。

    UVA(紫外線A波)

    曇りでも注意が必要です。コラーゲンの老化、シワ、シミたるみの原因

    UVB(紫外線B波)

    肌表面の炎症を引き起こすだけでなく、色素沈着やクレーター肌の原因

    UVC(紫外線C波)

    地球に外側にあるものなので、地球に届くことはほぼないが健康被害をもたらす紫外線

    ニキビに強く影響を受ける紫外線はUVBのようです。このUVBを防いでくれるのがSPFを配合した日焼け止めです。SPFの数値は20くらいがおすすめです。

    色素沈着を自分で治すためのポイント

    必要以上に触って刺激を与えない

    ニキビやニキビ跡は見る度に気になってしまい触ってしまいがちですが、触らないでいることが一番です。

    触っているうちにニキビが潰れてしまった…なんてよくあることだと思います。必要以上に触って刺激を与えないことがニキビを治す一番の近道。触るとしても擦ったりするのではなく、優しく触るようにしましょう。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    「潰すニキビケア」はデメリットばかり。正しい対処法とは

    紫外線対策を怠らない

    一日のうちで紫外線が一番強い時間帯は午前10時~午後2時までです。外出時は必ず、日焼け止めを塗るだけでなく、日傘をさしたり、帽子を被ったり、サングラスをかけたるなど、対策をして外出をしましょう。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    紫外線対策のコツ。紫外線の影響を知って美肌も健康もキープしよう

    洗顔時は絶対に擦らない

    誰もが毎日必ず行う洗顔ですが、どのように洗顔をしていますか?間違っても絶対に擦り洗いをしてはいけません。しっかり泡立てて、円を描くように泡で優しく洗うようにしましょう。

    今までで何となくやっていた洗顔方法をここで一度見直してみてはいかがでしょうか。
    以下のポイントに気を付けながら洗顔をしてみましょう。

    洗顔前は必ず手を洗う

    汚れた手で顔を触らないようにしましょう。

    蒸しタオルを使って毛穴を開かせる

    毛穴を開かせることで毛穴の中までしっかり洗うことができます。

    生え際や顎の下まで泡の落とし忘れがないように

    泡が残ってしまうとニキビの原因になります。

    保湿をする

    化粧水や、クリームで必ず保湿をしましょう。

    化粧水はハンドプレスで浸透させる

    化粧水はコットンで付ける方、ハンドプレスでつける方いらっしゃると思いますが、ハンドプレスで浸透させることをおすすめします。ハンドプレスで浸透させる際、叩き込むというよりは手で顔を覆い優しく抑えながら浸透させることを意識しましょう。

    その時、顔は前を向くより上を向くようにするとより浸透力が増します。上を向きながら化粧水を浸透させることで、重力でお肌に化粧水が浸透しやすくなります。

    ### コンシーラーは薄めを心がける
    コンシーラーを使ってニキビを隠す場合は、なるべき薄くのばして行きましょう。また、直接ニキビのところに伸せるのでなく、その周りに伸せてだんだん伸ばしていくと自然に隠すことができます。

    直接ニキビのところに伸せてしまうと、コンシーラーが浮いてしまい、ニキビが目立ってしまいますので、注意しましょう。

    色素沈着に効果のある化粧成分

    美白効果のあるビタミンC誘導体

    重要なのはビタミンC誘導体。肌に浸透しやすいようにビタミンCから改良されたのがビタミンC誘導体です。

    ・皮脂を抑える
    ・色素沈着の元になるメラニン色素を作らせないようにする
    ・炎症を抑える(赤みを抑える)

    ビタミンC誘導体はいくつかの種類があります。種類によって効果の出る速さは変わってきます。時間差で使用してみるものいいかもしれませんね。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    化粧水で肌美人に。悩みを解決してくれるビタミンC誘導体とは

    メラニンを抑制するトラネキサム酸

    トラネキサム酸とはメラニンが作られる動きを抑制します。シミや日焼けの予防をしてくれるものであり、肌荒れ防止効果も期待。ニキビ跡に限らず、シミの改善のも効果があります。

    トラネキサム酸は内服薬があるということで注目を集めました。しかし、内服薬だと副作用もあるため、化粧品でのトラネキサム酸が配合されているものの方がおすすめです。

    抗酸化力の高いダーマホワイト

    ダーマホワイトとは、フェルラ酸、ワルテリアインディカ葉エキス、クエン酸などを配合した美容成分です。それぞれ美白に特化している成分です。

    その中でもフェルラ酸はさまざまな老化現象を起こすものを除去する抗酸化作用があると言われています。抗酸化作用とは酸化を抑えるということ。この場合の酸化とは肌の老化を意味しています。

    高い保湿力のあるセラミド

    セラミドはお肌の表面に位置する角質層に存在する成分です。お肌の中に水分を閉じ込めておく働きや外部からの刺激に耐えられるバリアしてくれます。

    ニキビを治すというよりは、ニキビができないようなお肌を作るという言い方の方がいいかもしれません。ターンオーバーやバリア機能の回復にはセラミドが必要不可欠といわれています。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    セラミドサプリのすすめ。肌のうるおいを守って乾燥に負けない肌に

    改善しない場合は皮膚科医に相談

    スキンケアでなかなか改善が見られない場合は皮膚科医へ相談してみましょう。病院でしか手に入らない薬もあります。医師に診てもらうことで自分に合ったお薬や治療法を教えてもらうこともできるでしょう。

    皮膚科で行われる色素沈着の治療法

    肌の再生を促すレーザー治療

    一般的には肌の表面に小さな穴を開け、皮膚の細胞の入れ替えを行う方法です。皮膚を切ったりすることはないので、傷跡が残ったりすることもありません。しかし、一度では終わらないため、何度か施術を受ける必要があります。

    メラニンを除去する光治療

    フォトフェイシャルとは顔の皮膚にIPLという特殊な光を当てる治療です。その光は色に反応し取り除いてくれます。シワ、シミ、そばかす、色素沈着、毛穴の開き、ハリや弾力、つやの衰えなどお肌の悩みのほとんどに効果的です。

    有効成分の浸透率を上げるイオン導入

    イオン導入とは電気の力を利用し、美容成分を肌の奥まで浸透させるものです。
    先ほどのビタミンC誘導体のお話の時にビタミンCは肌に浸透しにくいのでと記述しましたが、そういったものをイオン導入を使ってお肌に浸透させることもできます。
    中には粒子が大きくて、イオン導入に向かない成分のありますので、ご注意ください。

    古い角質を取るケミカルピーリング

    ケミカルピーリングとはフルーツ酸等の酸性の薬をお肌に塗ることで、老廃物や古い角質を酸で溶かして取り除きます。これをやることで肌の代謝が良くなり、ターンオーバーを正常に戻してくれる治療法です。ニキビだけでなくさまざまな肌トラブル改善へ期待できます。

    市販で販売されているピーリングとは違い、病院での施術なので、医師に診てもらい、自分に合ったピーリングをしてもらえます。自宅ではできない、スペシャルケアは自分へのご褒美にいいかもしれませんね。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    ケミカルピーリングが自宅でできる?憧れのツルツルたまご肌を目指す

    色素沈着の症状に合わせた外用薬の処方

    ハイドロキノンという肌を白く見せる成分が医療現場でも使用されています。最近は市販でもハイドロキノン配合のものが購入できるようになりました。ハイドロキノンはお肌への刺激が強いので、肌の弱い方は注意が必要です。またトレチノインもハイドロキノンと同じような作用があります。どちらも外用薬です。

    レーザー治療やケミカルピーリングなどと並行して治療を進めていくことが確実に色素沈着改善へ進めると思います。

    ニキビ跡ケアのための生活習慣

    質のいい睡眠をとる

    ただ睡眠をとるだけでなく、夜10時から深夜2時までのゴールデンタイムと言われる時間帯に睡眠を取れていることはお肌にとってとてもいいことです。ゴールデンタイムの時間帯に成長ホルモンが分泌され、体の疲労を回復するという働きがあります。

    成長ホルモンの分泌が減少してしまうと、お肌の再生する力が発揮できなくなってしまいます。

    食べ物は野菜や果物を豊富に摂る

    ニキビに効く食べ物はビタミン類です。ビタミンは肌を守ってくれるさまざまな働きがあります。積極的に摂取するように心がけましょう。

    ニキビを治そうとしてビタミン類ばかりを摂取しすぎは良くないですので、一番はバランスの良い食事が理想的ですね。

    適度な運動で新陳代謝を活発に

    ニキビ跡には新陳代謝が大きく関係してきます。せっかくニキビの治ったお肌をキレイに保つ為にも、新陳代謝は活発にしておきたいものですね。適度な運動とはどれくらいの運動なのでしょうか。1日8000歩。ちょっとした小走りや早歩きなどの少し体に負担の掛かる程度の運動の場合は、20分が好ましいとされています。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    新陳代謝を上げることで内側から綺麗に。効果的な方法とは

    自分なりの方法でストレス解消

    自分なりのストレス解消法を探し、ストレスをため込まないようにしましょう。ストレスをため込んでしまうとお肌だけでなく多方面で影響が出てきてしまします。

    買い物や読書、運動など自分の好きなことをやって楽しい時間を作ることも重要です。ストレスのない日常は無いとは思いますが、ため込まず、発散できる環境を自分で探してみましょう。新しい自分を発見できるかもしれませんね。

    色素沈着はタイプに合わせたケアで治そう

    自分がどのタイプでどのような改善方法が適切かを判断し、症状に見合ったケア方法をしていくことが一番です。今日より明日、明日より明後日、日に日にキレイになっていくお肌と共にノンストレスな日常を送りましょう。

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