ニキビにピーリングは効くの?角質除去で肌を整えるコツ

2017.07.12

ニキビにピーリングは効くの?角質除去で肌を整えるコツ

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

ピーリングはニキビ治療のひとつとして注目されています。ピーピングに期待できる効果とはどんなことでしょう。気になるピーリングについて皮膚科で行うケミカルピーリングはもちろん、自宅でできるピーリングについてもまとめてみました。

INDEX

目次

    ニキビ対策でピーリングを行うメリット

    簡単に古い角質を除去できる

    ニキビのケアで効果が出ると人気のピーリング。クリニックで行うケミカルピーリングと自分で行えるホームケアでのピーリングでは効果にかなりの違いがあります。簡単に古い角質を除去できるということで人気なのはケミカルピーリング。薬剤を使用して、古い角質を剥がし肌のターンオーバーを正常にします。濃度の濃い薬剤を使用しますので、ピーリング後のお肌は大変デリケートになります。自宅でのアフターケアをしっかりすることが大切です。

    一方、自宅行えるピーリンは、お手軽、簡単にできることで人気です。ただし確かにピーリングなのですがクリニックで行うものとは別物です。手軽な分、薬剤の濃度は控えめで、石鹸やローションが中心でケミカルピーリングよりは、かなりマイルドです。期待できる効果は肌を柔らかにしたり、皮脂詰りによる角栓を除去する位なので、スキンケア目的でしたら石鹸タイプのもので週1回程度行うことで十分でしょう。

    汚れが落ちてスッキリする

    ピーリングは古い角質を除去するのでピーリング後に汚れが落ちてスッキリすると感じる人は多いです。ケミカルピーリングはもちろんですが自分で行うピーリングでも古い角質が無くなり肌触りも変わります。くすみがなくなるので汚れが落ちたと感じるでしょう。ホームケアでは毛穴の皮脂や黒ずみまでスッキリ洗い流してくれる石鹸やローションを取り入れることをオススメいします。

    ピーリングにはデメリットも

    健康な肌を傷つける恐れ

    ピーリングはニキビを繰り返し起こしてしまい角質が厚くなった肌には大変効果があります。しかし、健康な肌にピーリングを行う場合、方法や回数を守らないと肌を傷つけてしまうことがあります。

    角質を剥ぐので肌のトーンが明るくなり、くすみがなくなるのをすぐ実感できます。見た目で効果がわかるので、つい何度もやりたくなりますが、必要以上にピーリングすると肌トラブルにも繋がりますので注意が必要です。

    乾燥を促進させる

    ピーリングは古い角質層を取り除き肌のターンオーバーを促進するわけですが、毛穴の皮脂を必要以上に除去してしまうことがあります。肌は肌細胞を修復しようとして肌細胞の活動を活発化させ、角質層を厚くします。厚くなった角質層はバリア機能が正常に機能しなくなるため乾燥しやすくなるのです。

    ピーリング後の肌は、角質層が削られているので紫外線の影響を受けやすくなります。普段よりも紫外線対策には注意が必要です。外出時はもちろん、室内にいる時でも紫外線対策をしましょう。

    痛みや赤みを感じる場合も

    ピーリング後の肌は一時的に大変敏感な肌になっています。洗顔でゴシゴシ擦ったりシャワーのお湯を直接当てるような刺激を与えると痛みを感じたり赤味が出てしまうことがあります。ピーリングをした後は、肌への刺激は与えないように心がけましょう。

    費用が高額になる

    ケミカルピーリングは皮膚科、美容皮膚科で行われる医療行為ではありますが保険が適用されません。全額が自己負担となります。そのためニキビ治療の内服薬や塗り薬での保険適用内の治療と比べるとかなり高額です。ただ、何度も繰り返し出てくるニキビやなかなか消えないニキビ跡の治療には効果がわかりやすいため人気の治療方法です。

    ケミカルピーリングは1回10000~20000円程度とレーザー治療に比べると安価ですが一度で改善するわけではありません。何度か継続する必要がありますので回数を積み重ねるうちにかなりの金額になることも。ケミカルピーリングを行う前に金額の確認することも大切です。

    皮膚科で使用されているピーリング剤

    古い角質だけに作用するサリチル酸マクロゴール

    ケミカルピーリングで使用される薬剤の中でもサリチル酸マクロゴールピーリングは、毛穴の引き締め、肌のキメを整える、小ジワ対策など多くの効果を発揮します。サリチル酸は古い角質の除去をし過剰な皮脂分泌を抑制するためニキビのできにくい肌質へ導く作用があります。

    また肌にハリや弾力を与えるコラーゲンの生産を促す効果も。ピーリングによるデメリットも従来の薬剤と比べて最も少なく、コラーゲンの生産を促す効果は強酸を用いたトリクロロ酢酸ピーリングに匹敵します。

    真皮にまで作用するサリチル酸エタノール

    サリチル酸エタノールは、非常に強い浸透性があり皮膚の奥の真皮まで作用するためピーリング自体の効果は高いのですが、ピーリング後の刺激や炎症、色素沈着が強く現れるので、日本人の肌には向いていないとされています。最近では、エタノール基材をマクロゴール基材に変えたサリチル酸マクロゴールに切り替わってきています。

     肌の深部にまで届くトリクロロ酢酸

    深いニキビ跡の治療に使用されるトリクロロ酢酸は非常に強い酸で皮膚の真皮まで浸透することで真皮の凹みを改善します。ニキビ跡に高濃度のTCAをピンポイントで塗布し、わざと軽い熱傷起こして、この熱傷が治る課程で凹んだ部分の真皮層にあるコラーゲン線維などの結合組織を増大させ皮膚が盛り上がることで深いニキビ跡や毛穴を改善します。

    施術中はピリピリとした痛みがありますが、数分でおさまることから麻酔の必要はありません。このピーリングは、「TCA療法」や「TCA CROSSピーリング」や「CROSSテクニック」と呼ばれています。CROSSは、薬剤の化学的な力でニキビ跡を再構築する(壊して新しい皮膚に作り直す)という意味のChemical Reconstruction Of Skin Scarsの略称です。効果の高いピーリングですが高濃度の薬剤を皮膚の真皮まで浸透させるため、ピーリング後の炎症、発赤、色素沈着が数ヶ月以上に及ぶ場合があります。

    浸透性の高いグリコール酸

    ケミカルピーリングで使用される代表的な薬剤がグリコール酸です。AHA(フルーツ酸)のひとつで、フルーツ酸は他にも、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸があります。角栓融解作用、抗炎症作用、抗脂腺作用、真皮コラーゲン増生作用があります。グリコール酸ピーリングは肌に塗布する時間によって肌への浸透を調整することができるので、ピーリングの効果やピーリング後の副作用の調整が可能です。

    市販のピーリング剤の種類

    VC100ピーリングソープ

    濃密泡が汚れを落としながら、くすみの原因となる古い角質を取り除きます。肌にやさしい6種のピーリング成分を含み、なめらかな艶肌に整えます。AHA成分を3種類、さらに植物由来の3種類の角質ケア成分を配合。人気の高浸透ビタミンC化粧水VC100エッセンスローションとの共通成分「ビタミンC(APPS*)」も配合し洗顔後の水分量を維持する保湿成分「吸着型ヒアルロン酸」や「コラーゲン」「セラミド(保湿成分)」「リピジュア(R)(保湿成分)」、植物由来の引き締め成分などの美容成分をたっぷり配合することができる、こだわりの枠練り製法で作られています。

    ツルっとした洗い上がりで滑らかで潤いのある肌に整え、次に使う化粧品の浸透を高めます。香りはさわやかな柑橘系。
    *パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(製品の抗酸化剤)

    プレディア スパ・エ・メール タラソ ウォッシュ

    弾力のあるキメ細かい泡で古い角質や毛穴の黒ずみもすっきり落とすミネラル豊かな海塩入りのソフトスクラブ配合。キメの一つ一つまで、滑らかに磨き上げる肌に優しいスクラブです。

    アクアピール モイスチャーピーリングジェル

    毎日の洗顔では落とせない古い角質をジェルを、なじませるだけで肌に負担をかけずに取り除きます。高保湿美容液コラーゲン・ヒアルロン酸・スクワラン・ローヤルゼリーを配合したピーリングジェルです。

    ホワイト-プラスHP ジェントル ピーリング ローション

    メラニン色素を含む古い角質や汚れを取り除きます。フレッシュで穏やかな使い心地で、肌生まれ変わりを促進する拭き取りローション。透明感に満ちた美肌へと導きます。

    市販で手に入るピーリング剤

    セルニューソープ

    きめ細やかな泡が毛穴の黒ずみや古い角層を落とします。
    角層柔軟成分としてα-ヒドロキシ酸(クエン酸)、β-ヒドロキシ酸(サリチル酸)を配合している古い角層をやわらかくする弱酸性石けんです。

    乳酸ピール石鹸

    肌にやさしいAHAとして乳酸を配合。乳酸は肌の弱い人やグリコール酸が肌に合わない人に使用されケミカルピーリングに使用しても肌への負担が少ない薬剤です。毛穴の汚れを除去しニキビや毛穴の拡がりを防止し、シミやくすみの原因になる古い角質を除去します。ピーリング作用とグリセリンの保湿作用が特徴です。

    デイリーピールソープ

    肌表面の古い角質を無理なく除去し、しっかり洗浄し肌本来のキレイをサポート。AHA5%と豆乳発酵液をはじめ6種類の植物エキスを配合した無香料・無鉱物油・石油系界面活性剤不使用・オレイン酸フリーの石けんです。

    ロゼット洗顔パスタ ホワイトダイヤ

    肌表面の余分な汚れを取り除き古い角質をすっきり洗い落とします。角質ケア成分はダイヤ、真珠、イオウの3種のブライトアップパウダーを配合し、8種の美容成分も配合。保湿力と美容効果を高めました。後に使うアイテムが浸透しやすくなり、化粧のりの良い肌に整えます。植物性&アミノ酸洗浄成分使用。

    AHA5%ビタミンピールソープ

    ハチミツを全成分の30%以上配合した滑らかな泡がキメ細やかな透明感ある肌へ導きます。毎日の泡パックにも使える上、しっかりと角質を落としながら潤いのある肌に。顔、全身に使え、ニキビ・黒ずみ・臭い・毛穴・整肌対策にお使いください。
    AHAと3種のビタミン(ビオチン・パンテノール・ビタミンC誘導体)、マヌカハニー等を配合。

    ピーリング後のホームケア

    保湿をしっかりと行う

    ピーリング後の肌は一時的に大変敏感になっています。肌の表面が削られた状態なので肌のバリア機能が低下し外からの刺激に弱くなっているため肌内部の水分も蒸発しやすく保水力を補う必要があります。ピーリング前に使用していた化粧水では刺激が強いこともあるので、ピーリング後は低刺激の化粧水を使いましょう。

    化粧水の後に乳液やクリームを塗ることを忘れないようにしましょう。保湿効果を上げるためには「セラミド」配合の化粧品を取り入れるとより効果的です。セラミドは、水分をはさみ込んで、うるおいを維持します。湿度がゼロになっても水分を保持し、気温がマイナスになっても凍らない最強の保湿成分と言われています。

    紫外線対策の徹底

    ピーリング後は角質が削られたことで肌内部まで紫外線の影響を受けやすくなります。一時的に大変敏感になっていますのでピーリング後は特に紫外線を浴びないように気をつけてください。外出時には日傘、帽子をお忘れなく。

    日焼け止めの使用もおすすめしますが、紫外線吸収剤の入っている日焼け止めを使用すると肌にトラブルを起こすことがあります。日焼け止めは紫外線散乱剤が入っているものを選びましょう。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    日焼け止めの紫外線吸剤不使用とは。違いを知って紫外線対策をしよう

    擦って刺激を与えない

    ピーリング後は普段よりも肌が敏感で外からの刺激に弱くなります。洗顔で顔をゴシゴシ擦る、化粧水を塗るときに強いパッティングやコットンで擦るなどの強い刺激を与えることは避けましょう。肌を擦る刺激は赤味が出る原因になります。

    ピーリングはあくまでもニキビの予防手段と考えて

    必要以上のピーリングは肌を傷めることもありますのでおすすめしません。ピーリングは本来ニキビの治療という位置づけではないことを覚えておきましょう。

    毛穴が皮脂で詰まったり、古い角質が溜まって本来のターンオーバーができず、ニキビができやすい環境になってしまうことを予防すると考えた方がいいかもしれません。普段のホームケアで肌の環境を整えておけばニキビを予防することは可能です。

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