目次
コンシーラーの役割
肌を部分的にカバーして肌色を整える「部分用ファンデーション」
コンシーラーは、「部分用ファンデーション」と呼ばれ、ファンデーションでは隠し切れない部分をカバーして肌色を整える役割があります。
ファンデーションもコンシーラーも両方とも肌色を整えて、肌を美しく見せるという意味では役割は一緒です。しかし、ファンデーションは顔全体の肌色を整えるのに対し、コンシーラーはニキビ跡やシミ、クマなど気になる部分をピンポイントでカバーするアイテムといえます。
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ニキビケアのための「コンシーラー」。適切な使い方とケア方法
コンシーラーを使うと悪化する場合も
コンシーラーでニキビ跡を隠そうとする方は多いと思いますが、実はコンシーラーを使うことで炎症が悪化することもあります。
コンシーラーがニキビの原因であるアクネ菌の餌となり、菌が増殖することがあるためです。ニキビ跡の炎症がひどくなると、黄色ニキビや赤ニキビなどに発展して、新たなニキビになる恐れがあります。
コンシーラーに含まれる油分がアクネ菌の餌に
では、なぜコンシーラーがアクネ菌の餌になるのでしょうか?これは、コンシーラーに多く含まれている油分が原因。コンシーラーには、肌馴染みをよくするために油分が多く使われており、脂質や油分を餌にして活動するアクネ菌にとっては好物といえます。
コンシーラーの油分をニキビに潜んでいるアクネ菌に直接与えてしまうことで、ニキビの炎症が悪化。炎症のひどいニキビをそのまま放置していると、ニキビ跡が残りやすくなるのです。
コンシーラーの選び方
油分の少ないコンシーラーを選ぶ
アクネ菌の増殖を防ぎ、炎症を悪化させないためにも油分の少ないコンシーラーを選びましょう。
特に、ペンシルタイプのコンシーラーは、スティックタイプやクリームタイプなどと比較して油分が少なく、繊細な部分もしっかりカバーしやすいのでおすすめです。
ニキビやニキビ跡専用の薬用コンシーラーを使う
ニキビやニキビ跡専用の薬用コンシーラーを使うと、ニキビの再発を防ぐことができますし、普通のコンシーラーと比べて油分も少なめに調整されています。
また、専用のコンシーラーにはニキビの炎症を防ぐだけではありません。新たなニキビや肌荒れを防止してくれるタイプのものや、毛穴詰まりを防ぎながら高いカバー力をキープするタイプのものなど種類は豊富です。
ピンポイントにはペンシルやスティックタイプがおすすめ
部分的に気になるニキビやニキビ跡には、油分が少なめでカバー力の高いペンシルタイプやスティックタイプがおすすめです。
ペンシルタイプは、鉛筆のように細く、細かなところまでカバー可能。スティックタイプは、リップなどのような繰り出しタイプの形状をしたコンシーラーで、硬めのテクスチャーではありますが、クリームタイプなどと比較してカバー力も高いです。
範囲が広いニキビ跡やそばかす・シミの場合
広範囲のニキビ跡やそばかす、色の濃いシミの場合には、伸ばしやすくて肌馴染みの良いリキッドタイプやクリームタイプのコンシーラーがおすすめです。
リキッド・クリームタイプともに柔らかみのあるテクスチャーが特徴。リキッドタイプの場合には、水っぽさがありカバー力が少し劣りますが、肌馴染みが良く自然な仕上がりになります。クリームタイプの場合は、油分が少し多めではありますが、カバー力が高くツヤ感を出すことができます。
赤みが薄い場合はイエロー・ベージュ
ニキビやニキビ跡は少し赤みを帯びている状態のものが多いと思いますが、隠す場合には赤の反対色であるイエローやベージュを選ぶと赤みが目立たなくなります。
選ぶ際には、自分の肌より少し明るめか自分の肌に近いものを選びましょう。
赤みが濃い場合はグリーンを選ぶ
赤みが濃い場合には、濃い赤の反対色であるグリーンを選ぶようにしましょう。赤みが薄い場合と同様、自分の肌よりやや明るめか自分の肌色に近いものを選び、コンシーラーの種類としてはクリームやスティックタイプなどのカバー力の高いものを選びましょう。
コントロールカラー等の補色を利用する
ニキビやニキビ跡の赤みの度合いによって選ぶコンシーラーの色が異なる場合、コントロールカラーを使って肌トラブルを目立ちにくくすることも可能です。
コントロールカラーを使うと、補正カバーやツヤのある自然な仕上がりになります。例えば、イエローなら健康的な肌を、オレンジなら若々しい元気な肌を、パープルなら大人っぽい透明感のある肌を演出してくれます。
紫外線吸収剤、アルコール、香料、着色料等が含まれていないもの
コンシーラーを選ぶ際には、紫外線吸収剤やアルコール、香料など肌に刺激を与えるような成分が含まれていないものを選びましょう。
肌に刺激を与えると、炎症がひどくなったり治りが悪くニキビ跡が残ったりする場合があるので、選ぶ際には成分表示を確認してくださいね。
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できてしまったニキビ、メイクで隠すのにはコンシーラーが必須です。 そこでコンシーラーの選び方です。 コンシーラーは液体やテクスチャーの柔らかいものではなく、ニキビの場合は少し固めのテクスチャーのコンシーラーを選びます。オススメはイプサの三色入りコンシーラー。気になるニキビにトントンと指でなじませます。その時は若干肌より暗めを選ぶのがコツ。そしてファンデーションとの境目を目立たないように上手くなじませると、ニキビが目立ちにくくなります。
ニキビ跡をコンシーラーで上手に隠す方法は?選び方や正しい使い方さんを0人が応援しています!
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コンシーラーを使う順番
パウダーファンデーションの場合はファンデーション前に
パウダーファンデーションとコンシーラーを併用する場合には、コンシーラーを先に肌に馴染ませましょう。
パウダーファンデーションの上から塗ってしまうとメイクがよれてしまったり、薬用コンシーラーの場合には油分の多いパウダーファンデーションの上から塗っても効果が薄くなってしまったりするためです。
リキッドファンデーションの場合はファンデーションの後に
リキッドやクリームタイプなどのファンデーションの場合は、先に塗って肌に良く馴染ませることで仕上がりが良くなります。コンシーラーは後に使うようにしましょう。
ファンデーションを全体的に伸ばして馴染ませてから、コンシーラーで目立つ部分だけカバーすると綺麗な仕上がりになります。
基本はメーカー推奨の使い方をする
コンシーラーの良さを最大限生かすには、正しい順番で使うことが大切です。もしもメーカーや商品によって使う順番が異なる時には、メーカー推奨の使い方に従って使用するようにしてください。
自己判断せずに、適切なタイミングでコンシーラーを効果的に使いこなしましょう。
コンシーラーを使わないという選択肢もある
頬にニキビ跡がある場合には、ふんわりとチークをファンデーションの上から重ねることで、コンシーラー要らずで自然な仕上がりにすることができます。
この時、ニキビ跡を隠そうとするあまりにたくさんチークを重ねてしまうと、仕上がりが汚く見えたり、炎症がひどくなったりすることがあるので、あくまでもふんわり自然に見えるように心がけましょう。
コンシーラーの使い方
周りの肌と馴染ませるイメージで
ニキビがある部分は、正常な肌部分と比べて盛り上がりがあり、コンシーラーが塗りにくいと感じることが多いと思います。隠そうとするあまり多めに厚塗りしてしまうと、逆に目立ってしまったり炎症がひどくなったりすることもあります。
このように、ニキビの患部部分から塗ってしまうとバランスが悪くなってしまいます。塗る際には、周りの肌とニキビを馴染ませるイメージで薄く塗り、時間をかけてニキビを埋めていきましょう。
隠したいニキビ跡より少し広めに塗る
隠したいニキビ部分より少し広めに塗るようにすると、周りの肌色と違和感なく混じり、ニキビやニキビ跡が目立たなくなります。広い範囲の場合には、リキッドやクリームタイプなどの柔らかめのコンシーラーを使いながら広めに塗りましょう。
あまり厚塗りしすぎず量を調整しながら、自然な仕上がりを心がけてくださいね。
赤みの炎症を隠すには肌色より暗めの黄色系
白ニキビや炎症がひどく盛り上がっているニキビに、自分の肌い色より明るめのコンシーラーを使ってしまうと、光を集めて目立ってしまう場合があります。
赤みのある炎症を隠す場合には、自分の肌色より暗めで、赤色の反対色の黄色系のコンシーラーでカバーしましょう。反対色を使うことでニキビ部分をぼやかすことができるので、あまり目立たなくなります。
凹凸のニキビ跡はシリコン系の部分用下地
凹凸のあるニキビ跡を綺麗に見せるには、まずシリコン系の部分用下地で肌を均一に整えて滑らかな状態にすることが必要です。シリコン系の部分用下地は、柔軟性があり凹凸を埋める効果があるので、肌をフラットな状態にすることができます。
凹凸がなくなればファンデーションの仕上がりも良くなりますし、コンシーラーの塗りすぎも防ぐことが可能です。
しかし、シリコン系の部分用下地を塗る際、凹凸が気になるあまり厚塗りしてしまう場合があるので注意。厚塗りしてしまうと、皮膚の呼吸を阻害し、毛穴詰まりの原因になります。塗る際には、凹凸のある部分に軽くたたきこみ、周りの部分にも薄く広げて使用するようにしましょう。
口元の場合はごく少量を外側に広げるイメージ
人目にさらされやすい口元にあるニキビにコンシーラーを厚塗りしてしまうと、光を集めて逆に目立ちやすくなってしまいます。
コンシーラーを塗る際には、できるだけ自分の肌色に近いコンシーラーを使い、リキッドやクリームタイプなど肌馴染みが良く外側に広げやすいタイプのものを、外側に薄く広げるイメージで塗りましょう。
2種類のコンシーラーを混ぜて使ってもOK
自分の好みに合わせて2種類のコンシーラーを混ぜて使用するのも効果的です。特にクリームタイプのコンシーラーは、明るさや色味が違う種類のものがセットになって販売されている場合があります。
肌の色やニキビの赤みの度合いに合わせて混ぜて使ってみましょう。クリーム状なので混ぜやすく、肌馴染みも良いですよ。
おすすめのコンシーラー
24h cosme 24h スティックカバーファンデーション
SPF50SPF50 PA+++で紫外線防止効果抜群でナチュラルな仕上がりが人気の24h cosmeの24hスティックカバーファンデーションです。
紫外線吸収剤や香料、界面活性剤などは不使用で肌に優しく使えます。国産農薬不使用で栽培した天然のツバキ油を配合しており、軽い使用感にも関わらず、高い保湿力とカバー力が抜群で人気。また、クレンジング不要で、石鹸で楽にメイクオフ可能です。
NARS ラディアントクリーミーコンシーラー
肌を保湿しながらスムーズな付け心地が人気のNARSのラディアントクリーミーコンシーラー。クリームタイプのコンシーラーで、気になるニキビやシミなどをしっかりカバー。
ミネラルバランシングパウダーと拡散パウダーを配合で、長時間ナチュラルで輝きのある肌を演出します。
また、毛穴に詰まりにくいことを表すノンコメドジェニックテスト済なので、毛穴詰まりを気にせずに使用できます。
エトヴォス ミネラルコンシーラー
美容成分や植物由来のオイル、ワックス、天然のミネラルだけで構成されているエトヴォスのミネラルコンシーラー。余分なものが一切入っていないので、肌に優しい使い心地と人気。スティックタイプで気になる部分をしっかりカバーしてくれます。
肌を整える成分としてビタミンC誘導体などが配合されており、ニキビなどの肌トラブルをケアしてくれます。メイクオフの時は、クレンジング不要で石鹸だけで簡単に洗い流せます。
薬用のコンシーラー・化粧下地
d プログラム メディケイテッド コンシーラーベース
d プログラムのメディケイテッド コンシーラーベースは、肌荒れやニキビの炎症を抑える有効成分グリチルリチン酸塩配合の薬用コンシーラー。アレルギーテスト済みでアレルギーが心配な方でも安心して使えます。
また、SPF16・PA++という高い紫外線防止効果で紫外線から肌を守ってくれます。さらに、肌トラブルをケアしながら高いカバー力で綺麗な肌に仕上げます。
オルビス ホワイトニングBB
オルビスのホワイトニングBBは、塗るだけで一日中美白肌が続く薬用美白BBクリーム。
肌のくすみをカバーして美しい自然な素肌を長時間キープします。持続性ビタミンC誘導体配合で、ニキビなどの肌トラブルの炎症を防いだり、予防にも最適です。
さらに、このアイテム1本で、化粧下地・ファンデーション・コンシーラー・美白美容液など6役を果たしてくれるため、短い時間でメイクを楽しめます。アレルギーテスト済みなのでアレルギーが気になる方でも安心です。
DHC 薬用 アクネケア コンシーラー
ニキビなどの肌トラブルをケアしながら、長時間肌にしっかり馴染んでカバーしてくれると高い人気を誇るDHCの薬用 アクネケア コンシーラー。少しの量でも肌馴染みが良く、伸ばしやすいので広い範囲に塗ってもOKです。
また、SPF22・PA++で高い紫外線防止効果が期待できます。ノンコメドジェニックテストやアレルギーテスト済みで、長時間安心して使えるコンシーラーです。
ニキビを悪化させないために
紫外線はニキビの敵
紫外線は肌への刺激が強く、ニキビができている場合には炎症がひどくなる場合も。紫外線を防止するようなアイテムを使っていない場合には、日焼け止めを適宜塗って紫外線から肌を守りましょう。
保湿などのスキンケアをしっかり行う
肌が乾燥してしまうと角質が硬くなることで、毛穴を塞いでしまい、皮脂や汚れが外に出にくくなってしまいます。こうなると、毛穴詰まりが起きてしまい、ニキビの原因になります。
洗顔後やメイクオフ後には必ず化粧水や保湿クリームなどで肌を保湿して、スキンケアをしっかり行いましょう。
規則正しい生活習慣、睡眠、食生活を心がける
規則正しい生活習慣、安定した睡眠、バランスの良い食生活により、ニキビの悪化を防ぐことができます。
例えば、肌の調子を整えるビタミンB類やビタミンCなどが含まれた野菜や果物を摂取したり、余分な皮脂の分泌を増やさないようにアルコールや糖分の摂取を控えたりするなど、体や肌に良い生活を。
また、ニキビができた状態でメイクをする際には、正しい順番と使い方でコンシーラーを使い、ニキビの炎症を防止しながら再発予防も行いましょう。