ニキビを潰してしまったときの対策法。ニキビ跡にならないようにする秘訣

2017.07.12

ニキビを潰してしまったときの対策法。ニキビ跡にならないようにする秘訣

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

ニキビには白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄色ニキビの主に4種類がありますが、化膿した赤、黄色ニキビを潰してしまった時の対処法やスキンケアの方法、ニキビ跡になるのを防ぐ方法をご紹介します。

INDEX

目次

    ニキビを無理に潰した後に起きること

    ニキビは毛穴の炎症

    化膿したニキビを潰してしまうと、肌に大きなダメージを与えてしまいます。ニキビは毛穴の中でアクネ菌が増殖している状態なので潰してしまうとアクネ菌を撒き散らしている状態になります。また、さらにアクネ菌が増殖してしまう恐れもあります。

    もともと炎症を起こして腫上がっている状態なので肌を傷付けてしまうため、ニキビを潰してしまったら患部を軽く水洗いし、清潔にして下さい。そのままにしていたらニキビ跡が炎症したり、クレーター状態になったりします。清潔に保つ事が大事です。

    炎症が長引いて治りが遅くなる

    化膿したニキビですが、既に炎症を起こしている状態です。炎症を起こしているので刺激に敏感になっています。手で触れたり顔をゴシゴシ洗ったりするのも良くありません。刺激を与えると炎症の原因になってしまいますので注意が必要です。

    赤みが残る可能性がある

    ニキビがなかなか治らないと思っていたら実は赤みが原因だったなど、赤みが残っている事があります。ニキビ跡とは傷になって残ったりクレーターになったりするだけではありません。色素沈着、赤み、クレーターと3つに分類できます。ニキビの後遺症で一番残りやすいものがこの赤みでもあります。

    シミや色素沈着がおきる

    ニキビ跡にシミや色素沈着がおきることがありますが、シミや色素沈着は完治するのに時間がかかります。肌のターンオーバー機能がしっかりしていればいずれ、シミも色素沈着も消えます。ターンオーバーを促進させる事がシミや色素沈着を治す早道でしょう。ターンオーバーを促進させるにはビタミンの補給、十分な睡眠などがあります。

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    真皮が傷つくとクレーターになる

    ニキビを潰して皮膚を傷付けてしまうと炎症を伴います。肌の表面だけではなく真皮層までダメージが及ぶこともあります。真皮層の皮膚が傷つくと肌の再生が上手くいかずクレーターと言われる見た目がデコボコな状態になってしまいます。真皮層まで傷つけない事が大事です。その為にはニキビを潰す行為は控えた方がいいでしょう。

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    今後ニキビが悪化しやすい肌環境に

    ニキビができてしまうと、どうしても清潔に保とうと念入りな洗顔をしてしまいますが、それは間違いです。洗顔は朝夕の2回で十分です。アクネ菌は肌の常在菌でもあり、肌表面のバランスを保つ働きを担っています。毛穴の中で繁殖する事によりニキビの一因になっていますが殺菌はできないのです。

    過度な洗顔や気になるからといってニキビを潰したり触ったりするのはニキビが悪化する原因です。朝夕の洗顔と保湿が一番大事です。洗顔が大事といっても洗顔方法にも気をつけていきたいところです。30度弱のぬるま湯での洗顔がおすすめです。

    潰してしまった場合の応急処置法

    水で洗い流す

    ニキビを潰してしまったらまずは水で洗い流すことが大事です。潰した時に手に付いていたばい菌や異常繁殖したアクネ菌が傷口に付着します。怪我をした時も傷口にばい菌が入らないように消毒をしますよね?ニキビも潰してしまったら水で洗い流し傷口をキレイにしましょう。変に消毒薬など使わず水で洗い流すだけでいいでしょう。

    アルコール綿で消毒する

    ニキビを潰してしまって出血があった場合は消毒液で消毒しましょう。黄色ブドウ球菌という化膿を引き起こす細菌を殺菌する事で化膿したり黄ニキビになるのを防ぐ事ができます。

    市販の軟膏を塗る

    市販の軟膏は、血が出てしまって傷跡になるかもしれない場合に塗るといいでしょう。その中でもアットノンという薬が効果的とされています。アットノンの作用には、水分保持作用、抗炎症作用、血行促進作用があります。

    一日絆創膏を貼って様子を見る

    出血がある場合、絆創膏またはキズパワーパッドを貼って様子をみましょう。絆創膏より、キズパワーパッドの方が効果的ではあります。キズパワーパッドには湿潤治療といいかさぶたができないように潤しておく作用があります。

    血が止まらない場合はすぐに皮膚科へ

    出血して傷口が炎症を起こし重症になった場合は皮膚科に行きましょう。皮膚科では専門的なケアを行ってくれます。塗り薬も処方してもらえます。特によく処方されるものにリンデロンVG軟膏が挙げられます。

    ニキビを潰した後の注意事項

    指で絶対に触らない

    ニキビを指でさわったりは絶対にしないで下さい。手や指、爪には雑菌がたくさんついています。ニキビは肌の炎症でもありますので、雑菌の付いた手で刺激するのはよくありません。絶対に触らないようにしましょう。

    タオルは毎日清潔なものを使う

    洗顔後は一時的に皮脂が不足し肌が敏感になっています。肌を清潔に保つのが大事なことなのでタオルも毎日清潔なものを使うことをお勧めします。同じタオルを使いまわしていると敏感になった肌に菌を擦り付ける事になります。炎症している肌を悪化させる原因になります。タオルは清潔なものを使い敏感な肌を守りましょう。

    洗顔後の保湿を欠かさない

    洗顔後の肌は乾燥しやすくなっています。化粧水などを使ってしっかり保湿するようにお勧めします。保湿は欠かさないようにしましょう。乾燥すると余分な皮脂が分泌しニキビの原因になります。

    かさぶたは剥がさない

    かさぶたというのは血小板が固まってできたものの事です。かさぶたは元の肌に回復するまでの保護だと考えてください。かさぶたを剥がしてしまうと雑菌が入り込んでしまい、ケロイド状のニキビやニキビ跡になることがあるので剥がしてはいけません。かさぶたは天然の絆創膏です。

    薬は綿棒で散布する

    薬を塗る場合は手やチューブをそのまま使うのではなく綿棒を使うといいでしょう。ニキビに雑菌が付かないようにするためです。手には雑菌が多いので清潔な綿棒がお勧めです。また薬に雑菌が入らないようにする為にも綿棒を使うといいと思います。

    傷が治るまでメイクを控える

    ニキビには刺激がよくありません。傷がひどい場合などは極力メイクは控えたほうがいいでしょう。毛穴にファンデーションが詰まってしまうのも良くないです。ニキビがあるから厚塗りになり、そのメイクを洗い落とす為に無理な力が入り洗顔しながら肌を痛めてしまう事が心配されます。刺激が一番よくないのでなるべく洗顔とスキンケアだけが肌環境には適切だと思います。

    ニキビ跡になるのを防ぐ対処法

    美白成分の配合された化粧水を使う

    ニキビ跡にシミや色素沈着がある場合は美白成分が配合されている化粧水で保湿するのが効果的でしょう。メラニンが発生する活動を抑える事で改善されるからです。中でもビタミンC誘導体化粧水があります。このビタミンC誘導体には肌のキメを整え、皮脂の過剰分泌を抑えて肌の新陳代謝を促す効果があると言われています。

    よく寝て肌の再生力を高める

    規則正しい生活とバランスの取れた食生活はお肌のターンオーバーを正常化し健康な肌へ導いてくれるものです。質の良い睡眠がとても大事なのです。特に22時~26時は睡眠のゴールデンタイムと呼ばれています。成長ホルモンが1日の中で最も分泌される時間とされているからです。

    帽子や日傘で紫外線対策をする

    紫外線もニキビを悪化させる原因の一因です。紫外線にはUVA、UVB、UVCがありますが、特にニキビによくない紫外線がUVBです。UVBとは肌の表面に赤い炎症を起こす紫外線のことです。このUVBは肌のターンオーバーを乱しニキビを治りにくくさせます。紫外線対策としてUVカット加工された帽子や、完全遮光の日傘がおすすめです。

    美容皮膚科でピーリングを受ける

    毛穴がふさがる事でニキビは発生します。ケミカルピーリングは毛穴がふさがる状態を予防・改善できるためニキビ治療に効果があります。ピーリングには種類あるのでニキビ治療にあったサリチル酸マクロゴールピーリングがお勧めです。肌表面の角質層のみを優しく取り除けるためニキビができた敏感肌でも安心して治療できます。

    ニキビを二度と潰さないことが大切

    ニキビ跡を残さないためにはニキビを潰さない事が大切です。ニキビを潰すことによって皮膚が炎症を起こし手や指爪に付着している雑菌が周辺の皮膚までも傷付けてしまいニキビ跡を残すことになります。

    医療機関で対処療法を行うことも根本治療ではありません。ニキビ跡を残さないためには二度と潰さないということが大切です。

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