ニキビ?気になる肌の「ブツブツ」は体の内側から治そう

2017.07.11

ニキビ?気になる肌の「ブツブツ」は体の内側から治そう

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

肌荒れ以上、ニキビ未満の肌のブツブツ。顔や背中にとつぜんできていて驚いたことはありませんか?大人肌はとても敏感で、体の不調がすぐに肌にあらわれてしまいます。キレイな肌を作るため、内側からも外側からもケアしていきましょう。

INDEX

目次

    肌がブツブツに荒れてしまう原因

    年齢によるターンオーバーの乱れ

    肌には、古い角質層がはがれて新しい細胞に生まれ変わる「ターンオーバー」という機能が備わっています。これはニキビや肌荒れで弱った肌を再生させる重要な機能です。つまりターンオーバーがしっかり行われるほど新しく健やかに保たれるのです。

    しかし、ターンオーバーの周期は年齢によって期間が変わります。例えば、10代なら20日間、20代なら28日間、30代では40日間もかかってしまいます。その間、古い角質は肌にとどまったままになります。
    つまり、いつまでも10代のころと同じスキンケアでは肌が追い付かず、効果がないのです。

     

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    洗いすぎによる乾燥

    皮脂や汚れが怖いからといってって、1日に何回も洗顔していると、肌にとって必要なバリア機能を果たす皮脂まで落としてしまい、乾燥やごわつきにつながります。
    また、急にバリア機能を奪われた細胞は何とか肌を守ろうと過剰に皮脂を分泌させ、かえって脂性肌になってしまうこともあります。

    同様に熱湯で顔を洗うのも皮脂の落としすぎにつながります。適温は35℃前後のぬるま湯です。

    生理前のホルモンバランスの乱れ

    生理の前後、「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」が入れ変わる時期は肌荒れ、ニキビもできやすい時期です。さらにこの黄体ホルモン・プロゲステロンは「男性ホルモン」に似た働きがあり、毛穴から皮脂の分泌を過剰にし、ニキビの原因を作ってしまいます。また、体温が高くなるため、人によっては熱がこもって肌荒れ、炎症が起こりやすくなります。

     

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    化粧品が肌に合っていない

    ニキビ対策に有効な化粧品の条件は、成分の中には菌を抑える「殺菌成分」と腫れを抑える「炎症成分」が入っていることです。また、アクネ菌は油分をエサに増殖するため、オイルフリーの化粧品もおすすめです。
    どんな化粧品を使うときでも、厚塗りやクレンジング不足は毛穴を詰まらせ、アクネ菌増殖の原因になるので注意が必要です。

    病気などで免疫力が弱っている

    元気な時は、体に異物が入ってきたり、雑菌が増えても白血球などの免疫細胞が排除してくれます。ところが、風邪や睡眠不足、慢性疲労などで体の免疫力が落ちていると、雑菌は排除されずにどんどん増殖してしまいます。
    病気以外にも、疲労や睡眠不足、食事の偏りなどでも免疫細胞の力は低下してしまいます。

    肌の見た目が悪くなる皮膚疾患

    アレルギーによるアトピー湿疹

    アトピーというと食品アレルギーイによるものを思い浮かべてしまいますが、ハウスダスト(ホコリ)やダニ、花粉などのアレルギー症状で皮膚に症状が出ることもあります。ホコリや花粉というとアレルギー性鼻炎、目の痒みなどが多いのですが、肌の乾燥、肌にピリピリした痛みが出ることもあるのです。
    また、一日中マスクをしていたり、何度もティッシュで鼻をかみすぎることで摩擦から傷がつくこともあるようです。

    マラセチア毛包炎による炎症

    「マラセチア真菌」による炎症は背中の赤み、ブツブツによく見られます。顔ニキビと違い、あまり痛み、かゆみがないので気づきにくいのが特徴です。普段は多少背中にいても特に悪さをしない菌ですが、皮脂や湿気が増えると炎症を起こすことがあります。背中以外にも胸、肩、二の腕などで赤いポツポツとした炎症を起こします。
    マラセチア真菌そのものが炎症を起こしているわけではなく、マラセチアが皮脂を分解したときの代謝物が炎症を起こす原因だと考えられています。

    毛孔性苔癬による丘疹

    毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)は主に二の腕にできるブツブツです。二の腕や肩、太ももにできたブツブツを丘疹(きゅうしん)といいます。時に軽度の痒みを感じるぐらいで、あまり自覚症状はありません。
    ブツブツした丘疹の中身は角栓で、毛穴周囲の角質が毛穴を塞ぐことで発生します。角質以外に、毛穴の中に毛が一緒に詰まっていることもあります。
    小学校高学年から20代ぐらい、どちらかというと女性に多い症状です。
    原因は不明ですが、遺伝も関係しているのではないかと考えられています。

    毛穴に角栓が詰まる白ニキビ

    「白ニキビ」とは毛穴に角栓が詰まって赤くポツポツ腫れてきた、ニキビのごく初期段階です。気になって触ったり潰していると、悪化した「赤ニキビ」「黄ニキビ」になってしまうことがあります。

     

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    白ニキビは早い対処が大切。美肌を取り戻す正しいスキンケア方法とは

    気になる場合は皮膚科へ

    皮膚にできた様々なブツブツ、なかなか治らなかったり、治っても再発を繰り返す場合は皮膚家への受診をおすすめします。

    かゆみなどの悪化を招くスキンケア

    指で潰したり爪で押し出したりする

    ニキビでもそれ以外でも、爪やピンセットで潰すのは絶対やめましょう。潰れた後から雑菌が入って悪化してしまうだけでなく、周りの皮膚まで傷つけ傷跡になってしまうこともあります。

    洗顔を一日に何度も繰り返す

    ニキビの原因は過剰な皮脂です。しかし、一日に何回も顔を洗っていると、肌のための必要な皮脂まで洗い流されてしまいます。
    同じように、熱すぎるお湯で洗うのも皮脂を落としすぎる原因になります。

    洗浄力の高い洗顔料の使用

    しっかり洗えることは大切ですが、洗浄力の高すぎる洗顔料も逆効果です。
    特に人工(合成)界面活性剤は洗浄力が強い分、必要な油分、水分まで奪ってしまったり、しっかり流したつもりでも皮膚に残留してしまうことがあります

    ナイロンのタオルでごしごし擦る

    ナイロンのタオルは泡立ちがいいのがメリットですが、敏感になっている肌には刺激が強すぎます。
    おすすめは、泡立て用のタオルでしっかり泡を立て、その泡を綿100%のタオルに移して泡うことです。

    過度なピーリングケア

    ピーリングケアとは古くなった角質を取り除くケアです。古い角質はニキビのもとになるのでピーリング自体は効果的ですが、ピーリング剤に含まれる角質を分解する成分は、肌にとっては刺激になることもあります。また、ターンオーバーのリズムなど、肌質によってはピーリングが合わない人もいます。
    ピーリングケアは痛みを感じない程度に行い、終わったらしっかり保湿しましょう。

     

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    おすすめなピーリングジェルまとめ。ターンオーバーを促進させよう

    油分たっぷりのクリームだけで保湿

    化粧水、乳液、クリームなど保湿剤はたくさんありますが、まずは水分を補給させることが大切です。いきなり油分たっぷりのクリームをつけても、肌は吸収することができません。化粧水で水分をたっぷり補充してから、乳液やクリームで保湿しましょう。

    メイクを厚塗りして隠す

    目立つニキビ跡はついメイクの厚塗りで隠したくなりますが、それは逆効果です。というのも、メイクに含まれる油分はアクネ菌のエサになるため、厚塗りすればするほどニキビが増えることになります。また、毛穴に詰まったメイクの落とし残しもアクネ菌のエサになります。
    ブツブツが気になるときは、なるべくナチュラルメイクを心がけましょう。

    肌の不調を改善する生活の対処法

    睡眠の量と質を向上する

    睡眠には、時間だけでなく「質」も大切です。
    肌は睡眠中、「成長ホルモン」によって修復・再生されています。この成長ホルモンが最も活発になるのが夜の22時から2時ごろ。肌のニキビ跡やブツブツが修復されるゴールデンタイムです。
    肌をよみがえらせるためには、この時間に深い睡眠をとっていることが大切です。深い睡眠とは、脳も体も眠っている「ノンレム睡眠」のことです。大体入眠から2、3時間後、ノンレム睡眠に入るといわれているため、遅くとも22時から23時には布団に入っているのがベストです。

    また、同じく睡眠中、この時間帯には、体の異物を排除する「免疫細胞」も活発に動き始めます。肌のためにも健康のためにも、早めの睡眠が大切です。

     

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    安眠のツボ押しと不眠解消の生活習慣を身に付けてスッキリ目覚めよう

    糖質や脂質を控えた野菜中心の食事

    脂質や糖質は、分解のために大量のビタミンを消耗します。そのため、ビタミンが肌の修復まで手が回らなくなってしまうのです。

    また、分解しきれずに体内に溜まった脂質、糖質は脂肪となって蓄積され、脂性肌の原因になります。

    肌に必要な栄養素を意識的に摂る

    普段の食事からでも、肌荒れ、ブツブツニキビ改善のための栄養素をとることができます。ぜひメニューに取り入れてみてください。

    ビタミンA

    ビタミンA(β-カロテン)は口や鼻、食道などの粘膜の細胞分裂を助けて、ウイルスなど異物が入ってくるのをブロックする、体の免疫の維持に欠かせない栄養素です。
    また、肌のターンオーバーも正常に行われるようにサポートします。
    多く含まれる食品:レバー、うなぎ、ニンジン、ホウレンソウ など

    ビタミンB群

    ビタミンBにはいくつか種類があります。
    中でも肌細胞の新陳代謝をサポートするビタミンB2、皮脂の過剰な分泌を抑えるビタミンB5、たんぱく質を分解、合成して新しい皮膚が作られるのを助けるビタミンB6などが、特に肌荒れの予防に効果的だといわれています。
    多く含まれる食品:納豆、卵、牛乳 など

    ビタミンC

    ビタミンCには強い「抗酸化作用」があります。抗酸化作用とは、増えすぎると細胞も傷つける「活性酸素」の発生を抑える力のことです。
    そのほかにも、ニキビの炎症を抑える、ターンオーバーを促すなど、健康な肌のためにはなくてはならない成分です
    多く含まれる食品:パプリカ、芽キャベツ、ゴーヤー など

    ビタミンE

    ビタミンEには毛細血管を広げて血流をよくする効果があります。血流がよくなると体の隅々まで栄養が運ばれるため、特にフェイスライン(あごから頬にかけて)のニキビに効果的な栄養素です。
    また、ビタミンEは強い抗酸化作用(細胞に有害な酸素を抑える力)があり、表皮や真皮の細胞が傷つけられるのを防ぎます。その効果の高さから「若返りのビタミン」とも呼ばれ、老化予防効果が期待されています。
    多く含まれる食品:アーモンド、ヘーゼルナッツなどのナッツ類、かぼちゃ、パプリカ など

    亜鉛

    亜鉛は体部必要な必須ミネラルの一種で、たんぱく質が分解されて新しい髪や皮膚になるのを助けます。また、肌のハリ、ツヤを保ち、ニキビ跡などを修復するコラーゲンの合成にもかかわっています。不足すると皮膚炎のほか、脱毛症などの症状が出ることもあります。

    多く含まれる食品:牡蠣、レバー、ウナギ など

    なかなかとりにくい栄養素は、サプリメントを利用すれば手軽にとることができます。

    帽子や日傘で紫外線対策

    真夏以外でも、紫外線対策は欠かさないようにしましょう。紫外線は肌の水分を奪うだけでなく、細胞レベルで肌を傷つけ、なかなか治らないニキビやシミの原因になります。
    帽子や日傘で紫外線を防ぐほか、「紫外線吸収剤不使用」または「ノンケミカル」と書かれた、肌に負担が少ない日焼け止めを使いましょう。また、ウォータープルーフの日焼け止めは水に落ちにくい分、洗顔でも落とし切れず毛穴詰まりの原因になります。使った後は、普通の洗顔ではなく、クレンジング剤でしっかり落とすようにしましょう。

     

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    日焼け止め「最強アイテム」。美肌を守るための紫外線対策

    寝具は毎日交換して清潔を保つ

    眠っている間は、体温を下げるため意外にたくさんの汗をかいています。見かけが汚れていない枕やシーツでも、実は寝汗やほこり、垢などで雑菌の温床になっています
    また、パジャマは2週間洗わないと黄色ブドウ球菌などの雑菌が繁殖し、1度洗っただけではきれいにならないといわれています。
    できれば毎日洗濯、交換しましょう。

    体を動かして新陳代謝を促す

    体を動かすと、体中の血行が良くなり、隅々まで栄養がいきわたるほか、新陳代謝が活発になり、肌の生まれ変わり・ターンオーバーもスムーズになります。
    注意したいのは運動後の汗です。シャワーを浴びたりタオルで拭いたり、肌を清潔に保ちましょう。

    内側から老廃物を追い出してつるつるの肌になろう

    こうしてみると、肌荒れやブツブツの原因は、外からの刺激より内面の影響が大きいように思われます。
    食生活や生活習慣など、できることからコツコツ初めて体の中の毒素を追い出してしまいましょう。

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