思春期ニキビの原因とは?皮脂と生活習慣を整えて、美肌作りを

2017.07.11

思春期ニキビの原因とは?皮脂と生活習慣を整えて、美肌作りを

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

思春期ニキビは体質が大きく影響しています。だからといって諦める必要はありません。なぜ出来てしまうのかをしっかり理解すれば、できても悪化させないお肌にはなれるのです。自分の肌をいたわって、赤ニキビを作らないすっぴん美人の実現を目指しましょう。

INDEX

目次

    10代に思春期ニキビが発生する理由

    思春期にニキビができやすい、これは身体が成長するためにホルモンの生成が活発になることも原因のひとつ。それ以外にも食事や生活習慣などにもニキビになりやすい様々な原因が潜んでいます。

    ホルモンバランスが不安定

    ホルモンとは、細胞を活性化させるために必要な物質をいいます。
    思春期は子供の身体から大人に成長する変化「第二次性徴」を遂げる時期、様々なホルモンの生成も活発になります。特に身体の成長に必要な成長ホルモンや男性ホルモン、女性ホルモンの生成が多くなることで、皮脂の生成も過剰になっているのです。

    過剰に生成された皮脂は毛穴につまり、そこにアクネ菌が繁殖してニキビの発症をゆるしてしまいます。
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    汗や皮脂の分泌が活発

    ホルモンバランスの影響以外にも思春期には皮脂の分泌を促す原因がいろいろあります。通学やクラブ活動など、学生時代は身体を動かすことの多い時期でもあります。
    運動することで、汗や皮脂の分泌も促され、毛穴に詰まる原因を作っています。
    また、紫外線を浴びることの影響も考えられます。
    クラブ活動の後の洗顔を怠ってはいませんか? 毛穴に詰まった皮脂をそのまま放置することでアクネ菌の繁殖をゆるしてしまいます。

    ストレスが溜まりやすい

    ストレスは大人だけが感じるものではないのです。思春期は受験や友人関係など、悩み事の多い時期でもあります。そして、それらはこれからの人生を左右する大変な悩み事です。
    知らず知らずのうちに身体は大きなストレスを感じているかもしれません。

    ストレスもニキビの原因のひとつです。身体はストレスを感じると、それを司るための男性ホルモンやノルアドレナリンといった物質を生成します。これらが皮脂の分泌を促してしまうのです。

    睡眠が不足しやすい

    思春期といえど、趣味や受験勉強など、夜更かししてしまう原因もいろいろです。
    高校時代、思春期の真っ只中は人生の大きな試練の時期でもあります。受験勉強は「4当5落」なんて、睡眠時間も犠牲にしなければならないこともありますよね。しかし、身体のためには決して良いことではありません。

    身体は眠っている間に起きている時の活動で費やされた労力を補い、修復しているのです。睡眠不足はその修復作業を妨げています。防げるニキビも悪化させる原因のひとつです。

    偏った食事が多い

    思春期はジャンクフードやファーストフードに手を出してしまいたい時期でもあります。揚げ物には油分、お菓子やジュースにも糖分はたっぷりと含まれています。成長期にはカロリーの消費量も多いので、ダイエットを意識する必要は成人に比べれば低いかもしれません。しかし、糖分や油分を過剰に摂取したために皮脂の生成を促してしまう、そしてそれがニキビの発症につながってしまう、このことについては注意が必要です。

    紫外線を浴びる機会が多い

    学生時代は紫外線を浴びる機会も多くありますね。夏のプールや海水浴、1年を通して体育の授業やクラブ活動などが行われています。学校授業において紫外線対策のクリームを塗るのが行いづらいこともあります。

    紫外線を浴びることで肌表面に活性酸素が発生します。皮脂に詰まった角栓を酸化、悪化させてしまうのです。赤ニキビなら黄ニキビになり、ニキビ跡や色素沈着を起こす原因につながっていきます。

     

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    思春期ニキビのわかりやすい特徴

    思春期ニキビは皮脂の分泌が過剰になることが原因しています。
    身体が大人になる過程で誰にでも起こる必要な変化です。ただ、分泌量については個人差も大きく、ニキビになりやすい体質、なりにくい体質があることも事実です。

    皮脂腺の多いTゾーンにできやすい

    思春期ニキビの特徴はまず、こめかみや額、鼻などのTゾーンにできやすいこと。これはTゾーンが皮脂の分泌量が多いために起こります。また、ヘアスタイルで額やこめかみを隠したり、鼻に噴き出た皮脂を放置しがちになることも、出始めたニキビにアクネ菌の繁殖を許してしまう原因につながっていきます。

    思春期が過ぎれば自然におさまる

    思春期ニキビの特徴は皮脂分泌が過剰になるためのもの。そしてそれは身体が成長する過程でホルモンの生成が促されるために起こります。体格も成人のものに成長し、ホルモンバランスも整えられれば皮脂の分泌も正常になるため、ニキビの発生になる原因を作ることも抑えられるようになります。
    これが、「ニキビが青春のシンボル」などと言われた所以です。

    ひどいものはニキビ跡が残りやすい

    ただし、この時期に化膿性のニキビにまで悪化させてしまったら、その治療は困難になり、長く跡が残ってしまう場合もあります。これはニキビが初期の段階の白ニキビや黒ニキビなら肌表面の角質層でのトラブルなのですが、悪化させることで肌の深部の細胞まで壊してしまうため。この治療は皮膚科での処置が必要となってしまい、時間も費用もかかります。ニキビはなりやすい体質はしかたがないものと受け入れて、しかし、悪化させないことが大切になるのです。

     

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    春から夏にできやすい

    思春期ニキビは季節でいえば、春から夏が要注意。これは汗や皮脂の分泌が盛んになるため。そして、紫外線の影響も受けやすい時期でもあるためです。学校生活やクラブ活動などにおいて、洗顔や紫外線対策もしずらい時期です。

    ただ、ウエットティッシュや脂取り紙の使用はおすすめしません。これらは逆に皮脂や汚れを毛穴に押し込んでニキビの原因になっている場合も少なくないからです。

    特別なケアをしなくても治る

    ニキビケアに最も大切なのは「清潔」を保つこと。洗顔料は必要ありません。水洗顔を心がけたり、濡れた清潔なタオルを携帯するように心掛けましょう。汗や皮脂はタオルに吸収させるようにお顔を覆ってください。ニキビができやすい体質でも、化膿させない心構えがあれば、白ニキビや黒ニキビなら容易に治ります。

    正しい洗顔で思春期ニキビを予防

    ニキビの予防や対策にも大切なのは「洗顔」。 お肌に負担をかけない、お肌のためになる洗顔を心がけていれば皮脂の過剰な生成も抑えられるのです。意外に思うかもしれませんが、洗い過ぎや肌に刺激になるようなゴシゴシ洗いも逆にニキビの発症を許してしまう原因になるのです。

    洗顔料を使用する洗顔は朝と夜の2回で充分。洗顔後の保湿も大切です。化粧水のつけ過ぎもお肌の負担になるので要注意です。

    入浴や蒸しタオルで毛穴を開かせる

    洗顔の前段階として、まず毛穴を開かせておく工夫をしましょう。入浴の後に洗顔をする、洗顔前に蒸したタオルでお顔を覆うのも有効です。ムリに毛穴をこじ開けず自然に角質層を柔らかくすることで洗顔の際の摩擦や刺激を与えることなく毛穴に詰まった老廃物を浮き出させておきましょう。

    洗顔料をよく泡立てる

    洗顔の際は、泡立てタイプの洗顔料がおすすめです。細かく粘着力のある泡を作り出すことで老廃物の吸着力も上がります。
    手で軽く押して、押し返すような弾力のあるような泡が出来上がれば上々です。

    皮脂の多いところから丁寧に洗う

    まずは額、鼻、頬の順に泡をのせてゆきます。しばらく放置、または軽く両手で圧をかけてあげてください。この時、ゴシゴシ洗いなどの摩擦や刺激はニキビを悪化させる原因にもなるので厳禁です。あくまで汚れや角栓は吸着させて取り除くのだという感覚で、洗顔するというよりは洗顔料の泡でパックするような感じです。

    ぬるま湯で手早く泡をすすぐ

    冷たすぎるとせっかく開いている毛穴も閉じてしまいます。だからといって熱すぎれば刺激になってしまいます。水温は36℃程度の肌温がおすすめです。

    洗顔料の洗浄力は思っている以上に強力です。長くお肌に置けば皮脂やお肌にあるべき水分まで失われてしまいます。また、洗顔料にはお肌に負担になる成分も含まれています。

    すすぎはパシャパシャ洗いで、この時もゴシゴシ洗いの摩擦には要注意です。

    清潔なタオルで水分をふき取る

    意外に無頓着なのが洗顔タオル。せっかくの洗顔もタオルに殺菌が付いていては台無しになってしまいます。洗顔用のタオルは毎日、できればその都度替えるほどの気配りが必要です。

    このときもゴシゴシ摩擦に注意です。優しく乾いたタオルで水分を吸い取るようにお顔を覆ってください。

    洗い終えたらすぐに化粧水で保湿する

    洗顔後の30分以内に化粧水で水分補給。毛穴が開いている状態での補給で浸透効果も上がります。

    お肌の水分も皮脂も洗顔で失われれてしまっています。しっかりと素早く補給することで皮脂の過剰な生成も抑えられニキビの原因をつくることを防ぎ、角質層の失われた水分を補給することでバリア機能の低下を防ぎます。

    思春期ニキビを悪化させないために

    体質の改善には生活習慣の見直しが大切です。
    皮脂分泌が過剰になる思春期でも、ニキビになりやすい体質でも、充分な睡眠と改善に必要な栄養を摂取することで、ニキビができても悪化させない抵抗力を強化させてください。

    ヘルシーな和食をメインに

    ニキビに油分と糖分の過剰摂取は厳禁、皮脂の生成を促してしまいます。
    とはいうものの適量の摂取は必要です。炭水化物も糖分に変わる栄養素ですがエネルギーに変換される大切な栄養素です。たんぱく質もビタミン群と同じく、摂取した栄養源をエネルギーに変えるために必要な栄養素です。

    栄養のバランスを考えた健康食はやはり「和食」。
    朝食のごはんやお味噌汁、漬物も、ニキビに限らず万病に対応するおすすめメニューです。

    野菜や果物からビタミンを摂る

    ニキビの改善に必要な栄養素はビタミンA・B2・B6・C・E・βカロティンなど。緑黄色野菜や果物の摂取は心がけてください。グリーンスムージーやフルーツスムージー、ドライフルーツや野菜ジュースも簡単に必要な栄養を摂取するひと工夫になります。

    また、総合ビタミンサプリメントを使うと簡単に必要な栄養素を摂取できます。ビタミンには脂溶性のものと水溶性のものの2つに大別されますが、水溶性のビタミンはせっかく摂取しても必要量以上は尿として排出されてしまい、脂溶性のビタミンは体内に残り蓄積して副作用の原因になる場合もあります。

    サプリメントでの栄養補給は用量・用法を守ってご利用ください。

     

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    食物繊維や発酵食品で便秘を防ぐ

    便秘は万病のもと。体内に排出すべき毒素を溜め込んでしまいます。身体に据え置かれた老廃物は活性酸素の発生の原因。また血液を濁らせ、濁った血液が体内にめぐり、皮膚にも到達して吹き出物やニキビの悪化の原因にもなります。

    食物繊維は便通をスムーズにさせる働きがあります。食品としては、おから、ひじき、切り干し大根、アーモンド、アボカド、などに多く含まれています。発酵食品はビタミン群を多く含んだ、強力な抗酸化作用を発揮する食品のひとつ。ニキビの改善にも有効です。キムチ、納豆、糠漬けなどがおすすめです。

    寝る前のスマホを禁止する

    スマホやテレビのディスプレイに使用されているブルーライトには「メラトニン」の分泌を阻害してしまう性質があります。「メラトニン」とは睡眠を司るホルモンのひとつ。体内時計を調節することで心地よい睡眠を誘発します。また免疫力を強化したり抗酸化作用を発揮する大切な物質です。

    寝る2時間前がらのスマホの使用は控えるようにしましょう。睡眠不足、ニキビ改善にも有効な注意法です。

    睡眠をしっかりとる

    身体を司る自律神経は起きているときには活動に必要な働きを維持する交感神経、就寝時には身体を修復する副交感神経が働いています。
    その間に生成される主なホルモンが「メラトニン」と「成長ホルモン」。
    成長ホルモンは過剰に生成されれば皮脂の分泌を促し、ニキビの原因となってしまいますが、本来は疲労回復や健康維持に大切な物質なのです。
    そして、新陳代謝を促進する働きもあります。

    睡眠は「成長ホルモン」の本来の働きである新陳代謝を促進することで、ニキビの抑制・改善を助けます。

     

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    夏は日焼け止めを使用する

    紫外線を浴びることで肌表面に活性酸素が発生します。活性酸素は老化の原因で、全ての肌トラブルを誘発します。ニキビにも悪影響があり炎症を起させ、色素沈着などの深刻なニキビ跡の原因となってしまいます。

    この対策には帽子や服装、そして日焼け止めのためのコスメが有効です。
    ただ、SPFやPAの数値の高すぎるものは逆にお肌の負担となってしまいます。
    SPFとは紫外線B波を防ぐ時間の単位、25~30程度のもので1日の照射時間を防ぐことは可能です。

    枕カバーやシーツを清潔に保つ

    ピロケースやシーツにも気遣いは必要です。就寝時、膿やニキビ菌が付いてしまう場合は毎日でも交換することを考えてください。

    また、室内には、ハウスダストやダニなどの、アレルギー症状だけでなく肌トラブルにもつながる物質も浮遊しています。

    ニキビで悩む前にまずは生活リズムを整えよう

    成長期に皮脂の分泌も過剰になる、しかし、間違った生活習慣がその症状を悪化させていることも少なからずあるのです。生活習慣を改善して、ニキビができても悪化させないお肌づくりは可能です。目立つ赤ニキビはつくらない、悪化させない。目指す美肌美人の最初のステップです。

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