大きいニキビの原因と治療法。しこりと痛みを解消して重症化を防ぐ

2017.07.11

大きいニキビの原因と治療法。しこりと痛みを解消して重症化を防ぐ

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

ぷっくり大きいニキビは中にしこりがあって、なかなか完治しません。時間が経つほど悪化するので、炎症して痛みを感じたり、膿が溜まったりします。間違ったケアを続けるとニキビ跡の原因にもなります。重症化する前に、原因と治療法をチェックしましょう。

INDEX

目次

    大きくて痛いしこりニキビの特徴点

    炎症がひどく内部に膿がある

    しこりニキビは、毛穴に皮脂が詰まり、その内側でアクネ菌などのニキビの原因菌が繁殖
    している状態です。炎症が起きて膿が溜まり、しこりのように固まっています。

    皮膚の奥深くで老廃物が溜まり炎症を起こしているため、表面からはあまり変色していな
    いように見えるものもあれば、赤みがかかっている場合もあります。

    治りにくく繰り返しやすい

    ニキビが大きければ大きいほど、重症化のリスクが高くなります。毛穴の奥深くが炎症しているので、根本的な原因を見直さないと、なかなか治りません。腫れや痛みが引いたとしても、完治はしていませんので、気を抜かないようにしましょう。

    硬結型ニキビとも呼ばれている

    ニキビの化膿が続くと、内側が固まりしこりのようになります。この症状を膿腫(のうしゅ)、または硬結(こうけつ)といい、別名「硬結型ニキビ」と呼びます。

    毛穴の奥深くで、炎症やうっ血が長い時間続いたために、皮膚の組織が硬くなり、肌に大きなダメージを受けている状態です。

    顎やこめかみにできやすい

    顎やこめかみは皮脂が多いため、ニキビや吹き出物が出来やすい場所です。髪の毛や手が
    触れたりすると、摩擦で傷ついたり細菌が付くため、知らない間に肌がダメージを受け
    ています。治りにくく、重症化もしやすい場所なので注意が必要です。

    シミやニキビ跡になりやすい

    しこりニキビが長引くと、肌細胞はダメージを受け続けます。皮膚の奥にある真皮層にまで炎症が及ぶと、皮膚が再生せずにニキビ跡やシミになってしまいます。ニキビ治療が長期化しないよう、早めの対策を心がけましょう。

     

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    しこりニキビと間違えやすい肌トラブル

    毛包に菌が感染する毛嚢炎

    毛嚢炎とは、毛穴の内部にブドウ球菌やマラセチア菌が感染して炎症を起こす皮膚病を指します。皮脂や角栓が溜まるとできるニキビとは、発生原因が異なります。

    毛嚢炎は、カミソリや毛抜き、脱毛などで毛穴に傷がつくと細菌に感染し、炎症が起こり発症します。軽度な症状であれば、数日で収まりますが、面積が広かったり痛みなどを感じたら、すぐに皮膚科を受診しましょう。

    良性の腫瘍である粉瘤

    粉瘤(ふんりゅう)は別名アテロームとも呼ばれ、皮膚にできる良性の腫瘍の一種です。皮膚の下に嚢胞という袋ができ、その中に古い角質や汚れが溜まっています。

    大きさは数ミリから数十センチにまで及びます。時間が経過するほど大きくなるので、小さいうちに手術で嚢胞を取り除く必要があります。

    虫刺されなどのアレルギー反応

    虫刺されが原因で、アレルギー反応を起こし、患部が腫れたりしこりができるケースがあります。このような症状が見られた場合には、そのまま放置せず、早めに皮膚科を受診しましょう。

    虫刺されによるアレルギー反応は、刺された後すぐにかゆみを伴う発疹が生じるものと、数日後に発疹や水泡が生じる2種類があります。症状によって虫の種類や炎症の原因を特定できます。

    判断がつかない場合は皮膚科へ

    ニキビと症状が似ている皮膚炎も多く存在します。安易に自己判断せずに、皮膚科の受診しましょう。初期段階で治療を開始すれば、痛みやかゆみの原因がはっきりするので、炎症の範囲が広がったり、悪化するのを防げます。

    しこりニキビが悪化する人の共通点

    汚い手で触ったり指で潰したりしている

    しこりニキビは、毛穴の奥深くが大きなダメージを受けているニキビです。手で触ったり、無理に潰すと、大きな負荷を与えてしまいます。手から雑菌が移り、さらに菌が繁殖して治りが遅くなったり、ターンオーバーが正常に行われずに、肌が再生しにくくなります。できるだけ触らないようにしましょう。

     

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    「潰すニキビケア」はデメリットばかり。正しい対処法とは

    洗顔や保湿が適当で乾燥しがち

    肌の角質層は、水分と油分で細胞の隙間を埋めて肌を守り、肌内部の水分が蒸発しないよ
    うにコントロールしています。これが、肌のバリア機能です。

    肌が乾燥すると、角質層の内部も乾燥します。それにより、肌のバリア機能が弱まり肌ト
    ラブルの起きやすい敏感肌になったり、毛穴の周りが硬くなり毛穴詰まりを起こしやすい
    状態になります。しっかりと洗顔や保湿を行い、肌の水分バランスを整えましょう。

    飲酒や喫煙の頻度が高い

    飲酒や喫煙でも、ニキビは悪化します。ニキビの改善や予防にはビタミンCが不可欠ですが、喫煙によりビタミンCは破壊されてしまいます。肌の再生に十分な量のビタミンCの確保ができなくなり、肌トラブルの原因につながります。

    また、飲酒もニキビには悪影響です。アルコールを摂取し過ぎると、皮脂の分泌が過剰に
    なります。毛穴を詰まらせる原因となり、ニキビが出来やすく不安定な状態に陥ってしまいます。ニキビの症状を悪化させないためにも、飲酒や喫煙はできる限り控えたほうがいいでしょう。

    生活習慣が乱れている

    しこりニキビは、肌の奥深くまでダメージを受けているため、体の内側からのケアも大切
    です。ホルモンバランスの乱れが大きく影響するため、睡眠をしっかりとれるように環境を整えたり、適度に運動を取り入れるなど、ストレスを溜めない生活を心がけましょう。

    大きくなったニキビを治すために

    睡眠時間の目標は8時間

    ニキビの改善には、睡眠が大切です。睡眠中に分泌される成長ホルモンによって、肌の入
    れ替わりを促進します。睡眠時間はしっかりとるように意識しましょう。

    また、寝ている間は部屋を真っ暗に、無音にしましょう。質のよい睡眠が期待できます。昼寝したいときも、目や耳からの情報を遮断すると、脳がしっかり休まります。

    サプリメントか食事でビタミンを摂る

    毎日の生活でビタミンを積極的に摂取するよう心がけましょう。ビタミンにはさまざまな種類がありますが、とくに肌質の改善や炎症を抑える効果のあるビタミンCや、皮膚の状態をコントロールするビタミンB2、肌のターンオーバーを正常にするビタミンB6は積極的に取り入れたいビタミンです。

    ビタミンCとビタミンB群は、相性がよくお互いに作用しながら効果を高めるため、一緒に摂取しましょう。

     

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    肌によいビタミンとは?正しい摂り方を知って高い効果を得よう

    生理の一週間前から毎日豆乳を飲む

    豆乳にはホルモンバランスを整える働きがあります。生理前に多く分泌される黄体ホルモ
    ンにより卵胞ホルモンのバランスが崩れても、豆乳に含まれている卵胞ホルモンに似た性
    質を持つ大豆イソフラボンによってホルモンのバランスを保てます。

     

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    肌の洗顔と保湿は毎日丁寧に

    洗顔は、ニキビに刺激を与えないように、優しく行いましょう。洗顔料をしっかりと泡立
    て使用すると、肌に負担をかけずに汚れを洗い流せます。

    また、肌が十分に潤っていないと毛穴の周りが硬くなり、皮脂や汚れが詰まりやすく
    なるなどのトラブルが起こりやすくなるため、しっかりと保湿も行いましょう。

    繰り返したり悪化する場合はすぐ皮膚科へ

    ニキビなどの肌トラブルにはさまざまな症状があります。発生する場所もさまざまですが、何度も繰り返し同じ場所へ出来てしまったり、しっかりとケアを行っていても炎症が広がるなど症状が悪化する場合には、皮膚科を受診しましょう。早めに適切な治療を行えば、改善も早くきれいに治ります。

    大きなニキビはセルフケアか医療に頼るかの見極めが重要

    大きくなってしまったニキビや、しこりや炎症を伴うニキビは、症状の見極めが大切です。時間が経過するごとに症状は悪化するため、早めのケアや治療を心がけましょう。悪化してしまったニキビは皮膚の奥に原因があります。セルフケアでは治療が難しい場合もあるので、安易に自己判断をせずに、不安な場合はすぐに皮膚科を受診してください。

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