ニキビ跡なかなか消えないとお悩みのあなたへ。ニキビ跡を消すには?

2017.07.11

ニキビ跡なかなか消えないとお悩みのあなたへ。ニキビ跡を消すには?

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

たかがニキビと思っていたら、なかなか消えないニキビ跡になってしまったというのはよく耳にする話です。ニキビは毛穴の炎症が落ち着くとなおりますが、皮膚組織のダメージが大きいとニキビ跡になることが少なくないようです。正しいケアしていきましょう。

INDEX

目次

    ニキビ跡には種類がある

    赤みが残るタイプ

    赤味が残るタイプのニキビ跡の原因は主に2つです。
    一つは毛穴に炎症が起き赤く見えるニキビ跡です。これはアクネ菌が繁殖して炎症が起こるときに、毛包周辺の細胞が破壊され免疫反応が起こります。傷ついた肌を治そうと患部に集中的に毛細血管が増えるので、その部分が赤くなって見えるのです。

    また、この過程で炎症が肌の深い部分にまで及ぶと、正常なターンオーバーができなくなり、なかなか赤みが消えないという悪循環が起こります。

    二つ目は、ニキビの炎症が真皮層まで届き、血管が損傷し血液が周辺組織に流出して赤く見えるニキビ跡です。この血液が赤っぽくみえたり、ヘモグロビンの酸化で変色して紫色から赤黒く見える色素沈着になります。

    色素沈着タイプ

    ニキビ跡の色素沈着は、浅い部分であれば数カ月の内にほとんどなくなりますが、深い部分になると長期間残ることがあります。主に紫色と茶色の2種類があり、この二つは色素沈着が起こるメカニズムに違いあります。

    紫色になるタイプのニキビ跡

    ニキビによる炎症やニキビに対しての外的な刺激により毛細血管が傷つくことで発生します。毛細血管から漏れた血液が皮膚の真皮層に浸み込み内出血となります。血液中の赤血球の主な成分であるヘモグロビンが分解され、ヘモジデリンに変化すると紫色から褐色のシミになります。この色素沈着は時間が経過すると、やがて黄色くなり自然に消えていきます。

    ニキビ痕の色素沈着で最も多く見られる茶色の色素沈着

    肌の炎症後に表皮や毛穴にある色素細胞が活性化され茶色いシミの原因になるメラニンを生成します。この色素沈着は肌のターンオーバーによって、外側に排出されます。メラニン色素が真皮内に落ちてしまった場合は分解され吸収されるのには時間がかかります。強い炎症や長期間の炎症を起こすと色素沈着は長引きます。対処までの期間が長くなると、色素が皮膚に定着してしまうため正しいケア方法で、なるべく早く対処することが大切です。

    凸凹クレータータイプ

    凸凹クレーターが比較的浅くて広い「浅斑状瘢痕(せんはんじょうはんこん)」や、クレーターが深くて広い「深真皮瘢痕(しんしんぴはんこん)」など、さまざまな種類があります。クレーター状のニキビ跡の原因としてはニキビの段階で起きる炎症があげられます。

    ニキビはアクネ菌が増殖し毛穴に汚れや皮脂がつまることでできます。ニキビの炎症が肌の奥深くにある真皮層にまで達するとコラーゲン組織や脂肪組織を破壊しまうので回復にはとても長い時間が必要。真皮層と表皮のターンオーバーのタイミングが合わなくなり毛穴の構造が崩れ、でこぼこしたクレーターができ上がってしまいます。ニキビを無理につぶしてしまうこともニキビ跡になる大きな原因です。

    クレーターはダメージを受けた範囲や深さによって、アイスピックタイプ、ローリングタイプ、ボックスタイプといった種類に分けられます。アイスピックタイプは開口部が2mm程度でアイスピックで突き刺したような先細り状で真皮よりも深部まで達しています。ローリングタイプは皿のように緩やかな陥没が見られ開口部が4mm以上あります。ボックスタイプはクレーターの深さには、浅いものから深いものまであり、円形状のニキビ跡の底が平に凹んでいます。

    改善方法~赤みタイプ

    質の良い睡眠をとる

    ニキビ跡の赤味を改善するためには肌のターンオーバーを正常に行うことが大切です。肌のターンオーバーは眠りに落ちた直後の3時間の間に成長ホルモンが分泌され活発に行われます。この3時間は自律神経の副交感神経が優位になるため身体がリラックスした状態になるので、肌のターンオーバーを促進するためには睡眠直後から3時間、深く良質な睡眠をとれるように心がけましょう。

    良い睡眠をとるためには、就寝2時間前までに食事を済ませること、入浴は就寝1時間前までに済ませること、就寝1時間前からはパソコンやスマートフォンの操作をしないなど少しだけ気を付けて生活してみましょう。

    食べ物のバランスに気を付ける

    肌がターンオーバーを正常に行うためにはバランスの良い食事を心がけることも大切です。タンパク質をしっかり摂取し、細胞膜の主性分となる良質な脂質が不足しないようにしましょう。

    新陳代謝に関係するビタミン類や亜鉛などのミネラルも大切です。体内のビタミン、ミネラルを消費、流出させるアルコールやファストフード、加工食品はなるべく食べないように心がけましょう。

    適度に運動をする

    ニキビ跡の改善のためには新陳代謝を活発にすることが必要です。新陳代謝を活発にするためには適度な運動でほどよい汗をかいたりお風呂上りに軽いストレッチをすることもおすすめです。

    スキンケアを大切にする

    ニキビ跡が出来てしまうと自宅でのケアで消すのはなかなか難しいです。なかなか消えない場合はクリニックでのピーリングやレーザー治療がおすすめです。軽めのニキビ痕やニキビの改善をするには、自宅で毎日使う洗顔石けんや基礎化粧品にピーリング効果のあるものを取り入れるのもよいでしょう。

    ピーリングとは、肌表面の不必要な古い角質を薬剤を使用して人工的に取り除き、肌のターンオーバーを促進します。市販のピーリング剤には、化粧水やジェル、洗顔料などがあります。自宅で行えるピーリング剤はクリニックで行うケミカルピーリングよりは濃度が薄い薬剤になりますが、酸性のピーリング成分(主にグリコール酸やフルーツ酸などのAHAや、サリチル酸などのBHA)を含んでいます。ピーリングは肌の角質を削るのでピーリング後は肌が敏感になります。アフターケアも大切です。低刺激の化粧水を使い、乳液やクリームで保護するようにしましょう。

    また、ピーリングは効果を実感しやすいので、つい回数を多く行いたくなります。必要以上のピーリングは健康な肌を傷めることになりますので頻繁にピーリングしたり、ピーリング剤を規定時間より長く肌につけておくというようなことは控えましょう。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    ニキビ跡にピーリングは効果的?適切な処置できれいな肌を手に入れる

    ケアを持続して行う

    赤味のあるニキビ跡の改善には時間がかかります。自宅でのケアで改善せず長時間悩むよりクリニックで早めに相談することをおすすめいたします。皮膚科専門医は肌の状態を見て適切な治療方法を受けることができます。一般的にはケミカルピーリング、レーザー治療、フォトフェイシャルがあります。

    ケミカルピーリングは薬剤で角質を剥がし肌のターンオーバーを促進します。レーザー治療はレーザーの波長で血流を抑え赤味を改善します。フォトフェイシャルはIPL(インテンス・パルス・ライト)という光を肌に照射して行う光治療です。コラーゲンの生成を促すことでシミやくすみ、赤ら顔などを改善する効果があります。

    皮膚科での治療は1度ではなく何度か繰り返し治療を受けることが多いです。治療後のアフターケアも大切。低刺激の化粧水、クリームなどでのお手入れはもちろんですが、ニキビができにくい体質に変えていく、ニキビができても炎症させないケアを学ぶといったことも必要です。身体の内側、肌の外側からも働きかけるケアを続けて健康な肌を手にいれましょう。

    赤みタイプのニキビ痕におすすめの化粧品

    3種類のビタミンC誘導体を配合し、12種類のビタミンで構成されたカクテルビタミンV12、ヒアルロン酸、コラーゲンなどが含まれるサプリメントローションです。長時間の乾燥から肌を守り、きめ細やかでふっくらとした強く美しい肌へ導きます。イオン導入用、ブースターとしても使えます。

    ドクターシーラボ/VC100エッセンスローション(ビタミンC誘導体)

    高濃度ビタミンC誘導体(100倍浸透型ビタミンC誘導体)を200%配合(メーカー値)しています。即効性と持続性を合わせ持ちハリ・弾力のある肌へ導く美容液のような濃厚な化粧水です。オレイン酸誘導体とウィルブライトを配合し浸透力UPしています。富山湾の海洋深層水を100%使用しています。香りはグレープフルーツの香りです。

    アンプルール/ラグジュアリーホワイトローションAOⅡ(ビタミンC誘導体・ハイドロキノン)

    速効型ビタミンC誘導体を配合しているので速効性と安定性に優れています。肌のバリア機能を高め、乾燥などの外的刺激に揺らがない肌へ導きます。美容成分が肌の奥まで浸透するため潤いとハリのある肌を作ります。
    新安定型ハイドロキノンやトリプルセラミドなどのリッチな美容成分配合。

    改善方法~色素沈着

    紫外線を徹底的にカットする

    ニキビ跡の限らず紫外線に当たることでメラニン色素は活発になります。色素沈着の改善のためにも予防のためにも紫外線に直接当たらないことが大切。外出時は日傘や帽子を使用する、日焼け止めを塗るなどの対策を行いましょう。

    日焼け止めは、ピーリング後など肌が敏感になっているときは紫外線吸収剤の入っているものを使用すると肌にトラブルを起こすことがありますので避けるようにしましょう。日焼け止めは紫外線散乱剤(酸化チタンや酸化亜鉛が含まれています)が入っているものを選びましょう。

    ビタミンCを摂取する

    ビタミンCにはメラニン色素が皮膚に定着するのを防ぐ効果があります。クリニックで保険適用になるビタミンCを処方してもらい内服することができます。ビタミンC誘導体やプラセンタ、トラネキサム酸といった美白成分を含んだ化粧品を使うのも効果的です。

    美白効果のある化粧品を使う

    色素沈着の改善には美白効果のある化粧品を取り入れることも効果的です。ハイドロキノンやビタミンCが含まれた化粧品を選びましょう。メラニン色素に働きかける酵素のチロシナーゼの作用を抑制するのでニキビ痕の色素沈着の予防と改善に効果的です。ただし、ハイドロキノンは体質により刺激やアレルギーを起こすこともありますのでニキビの炎症が強い時期には使用を控えた方がよいでしょう。

    ピーリングをする

    ピーリングを行うことで色素沈着を改善することもできます。ピーリングとは肌の古くなった角質層を薬剤で剥がし、肌のターンオーバーを正常にします。こうすることで色素沈着が肌の表面に上がっていき、角質となって皮膚の外に排出されます。

    色素沈着におすすめの化粧品

    アクセーヌ/ホワイトエマルジョンディープモイスチュア(美白・保湿)

    保湿しながら狙ったところに成分を届けて美白効果を高める独自技術を使用した高保湿化粧液です。角質層をしなやかに整え、透明感を引き出します。キメがふっくら整ったなめらか肌に導きます。

    ランコム/ブランエクスペールエッセンスローションEX(高保湿・高浸透・美白)

    超浸透型ビタミンCも配合されているので保湿だけじゃなく美白効果も〇の美容液のようなテクスチャーの化粧水です。配合した超浸透型ビタミンCとアクアトリルが、顔全体を明るく、みずみずしく透明感にあふれた肌に導きます。

    イリューム/ホワイトキャプチャーウォーター(保湿・美白)

    持続型ビタミンCと複合保湿成分を配合。美白美容液5本分を1本に凝縮された濃厚な化粧水。濃厚なとろみと濃度で肌にじっくりと留まります。高い保湿効果があり、紫外線やエアコンで乾燥しやすい肌を潤いと滑らかさのある肌に導きます。 (医薬部外品)

    色素沈着に有効なピーリングで気を付けたいこと

    使用後はしっかりと保湿する

    ピーリング後の肌は、大変敏感になっています。ピーリング剤によって古くなった角質層がが除去されているため肌の角質層が薄くなり肌内部の水分も蒸発しやすくなっていますし、保水力が弱まります。保湿ケアを行うことが大切です。この時、保水力を効果的にアップさせるためには「セラミド」配合の化粧品を取り入れるよいでしょう。セラミドは水分を挟み込んで潤いをキープしてくれます。

    よけいな刺激を与えない

    肌の角質が削られることでバリア機能が低下した状態になります。ちょっとした刺激は肌トラブルになるので洗顔で顔をゴシゴシ擦る、化粧水を塗るときに強いパッティングやコットンで擦るなどの強い刺激を与えることは避けてください。シャワーのお湯を直接当てるような刺激も避けてください。肌を擦るような刺激は赤味が出る原因になります。

    ピーリング後は、角質層を削ったことで皮膚が薄くなっています。紫外線の刺激も受けやすくなっていますので外出時は日傘や帽子などを使うことや日焼け止め(紫外線散乱剤を配合したものがおすすめです)で紫外線対策を忘れないようにしてください。

    ピーリングのしすぎには注意する

    ピーリングは効果が目に見えるため、つい頻繁に行いたくなります。自宅で行える市販のピーリング剤でも使いすぎると健康な肌でさえ、ダメージを与えることがあります。使用する商品に書かれている推奨使用頻度を守って使用しましょう。

    また、目の周りなど、角質層が薄い部分を避けて使用するよう注意してください。クリニックでのケミカルピーリングは濃度の濃い薬剤を使用しているので効果も大きいですが、ピーリング後のダメージも大きいです。クリニックでの指示を守り、計画的にピーリングをすることはもちろん、アフターケアも丁寧に行ってください。

    色素沈着におすすめのピーリング

    Miimeow/ピーリングジェル(低刺激)

    水をベースにしたやさしい使い心地でビタミンCも配合しているピーリングジェルです。毎日のクレンジングや洗顔では落としきれない毛穴の奥の汚れや古くなった角質を取り除きます。洗顔後、肌に軽くつけて、やさしくなでるだけという簡単さ。古い角質、角詮、酸化した余分な皮脂などの汚れがポロポロ落ちます。優しく洗い流した後は化粧水、クリーム等を塗ってください。

    Cure/ナチュラルアクアジェル(低刺激)

    肌にやさしい成分で肌を傷つけずにターンオーバーを促進できるピーリングジェルです。肌を傷つけることなく優しくピーリングし、正常なターンオーバーを促進します。肌に塗って、くるくる優しくマッサージするだけ。ジェルが古い角質(タンパク質、アミノ酸)と反応してポロポロと余分な角質を除去し、くすみのない透明な肌に導きます。

    ロゼット/ロゼットゴマージュ(無着色)

    ソフトなジェルタイプなので肌への負担が少ないピーリングジェルです。肌のざらつきを取り肌をつるつるにします。次に使うスキンケアの浸透を高めますし、メイクのりもサポートします。AHAのはたらきで、古い角質をポロポロ落としすっきりクリアな肌へ導きます。茶葉エキス(保湿成分)配合で洗い上がりもすっきりです。

    凸凹クレーターの原因と対処の難しさ

    ニキビを潰してしまう(最大の原因)

    凸凹のクレーター上のニキビ跡はニキビを潰してしまうことが最大の原因です。ニキビの初期段階の白ニキビや黒ニキビは炎症を起こす前のニキビで痛みも伴いませんので、皮膚科の治療でも面皰圧出器を使って毛穴につまった皮脂や古い角質を圧出する治療が行われることは少なくありません。

    自分で取り出すことも可能ではありますが、肌や毛穴に負担をかけることがありますので積極的におすすめすることはできません。(赤ニキビへの進行を防ぐために潰してよいという場合もあるようですが、肌や毛穴へ負担をかけないように行うことが必要なので潰すことはやはりおすすめはできません。)

    白ニキビや黒ニキビと違って、赤ニキビは毛穴が炎症を起している状態ですし、黄ニキビは化膿して膿がたまってしまった状態です。これらを自分で潰すことは絶対NG。皮膚科でもこのような状態のニキビは、毛穴の中の皮脂や膿を取り出す処置ではなく、炎症を抑える治療が最優先となります。抗生物質やステロイド剤などを用いて炎症を抑えます。毛穴のつまりをとり、肌のターンオーバーを促進して治癒させます。

    炎症が治まった後に面皰圧出器を用いて処置が行われる場合があります。クリニック等で治療してもらう場合は経験豊かなプロが行うのでいいですが、自分で赤ニキビや黄ニキビを潰すことはニキビ跡になるリスクが大きいので絶対やめましょう。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    「潰すニキビケア」はデメリットばかり。正しい対処法とは

    やりすぎなスキンケア

    凸凹のクレーター上のニキビ跡がある場合、過剰な刺激はニキビ跡を悪化させます。余計な皮脂をとればいいという考えで、ゴシゴシ洗顔したり、一日に何度も洗顔すると逆効果です。洗いすぎることで必要以上の皮脂や潤い成分が失われ、肌は修復しようと肌のバリア機能が活発になり過ぎ、角質層を厚くしてしまい肌トラブルの原因となります。

    また、ピーリングが効果的ということでやりすぎる方もいますが、ピーリングは肌を削る薬剤を使用するので健康的な肌でもダメージを受けます。ましてやニキビ跡がある肌は通常よりトラブルを起こしやすい状態です。洗顔やピーリングなどのスキンケアは適正な回数を守ってください。

    ピーリング後の保湿に関しても化粧水のつけ過ぎはNG。余計な水分は肌内部でも入りきりませんので、余分な化粧水で肌細胞が浮腫み肌バリアの機能が低下します。余計な化粧水分が乾燥するときに、肌バリアが機能せず、本来肌にある潤い成分も一緒に乾燥することがあるため、保湿したはずなのに乾燥肌へ誘導してしまうということになります。どんなスキンケアもやり過ぎるとよいことはありません。

    改善方法~凸凹クレーター

    プラセンタなど肌の生成を促す化粧品の使用

    凸凹クレーター状のニキビ跡の改善には肌の生成を促す化粧品を使用することも効果的です。プラセンタエキスは軽度のクレーター状ニキビ跡を改善する働きがありますし、色素沈着タイプのニキビ跡にも効果的です。プラセンタエキスは肌のターンオーバー(新陳代謝)を促進しコラーゲンを生成します。ビタミンC誘導体はメラニンの生成を抑制する働きでニキビ跡の赤みや茶色っぽい色素沈着を改善します。またコラーゲンの生成や皮脂の過剰分泌を抑えたり、炎症の抑制作用もあります。

    美容整形外科または皮膚科を受診する

    凸凹のクレーター状になってしまったニキビ跡は自宅でのケアだけで完治することはかなり困難です。治らないことを長期間悩むよりは美容整形外科または皮膚科を早めに受診することがおすすめです。

    クリニックでは市販のピーリング剤より濃度の濃い薬液を使ったピーリングの他、レーザー治療もありますし、ピーリング+イオン導入といった治療もあります。肌の状態にもよりますが、皮膚再生治療(PRP療法)といって自分自身の血液成分(血小板)を利用して自己治癒力を高め細胞の再生を活性化させる治療や培養表皮移植という体の他の部位から組織を採取し培養しニキビ跡に移植するという手術もあります。

    これらの治療は全額自己負担になる自由診療ですから治療費が高額になることもあります。

    クレーターに効果的な化粧品

    プラスレイ/フラーレストモイストローションプラス(コラーゲン)

    天然ナノコラーゲン、新型ビタミンC誘導体も配合された化粧水です。美容液同等の美容成分がたっぷり配合されています。ノーベル化学賞受賞成分EGFとフラーレンが配合されていることも注目です。

    肌に浸み込みやすく高級な「水溶性フラーレン(RS)」を配合しているので明るくスベスベの肌へと導きます。水溶性のプロテオグリカンは高い保湿力があります。天然ナノヒアルロン酸・天然ナノコラーゲン、新型ビタミンC誘導体「パルミチン酸」などを配合している贅沢なエイジング化粧水です。

    アテニア/ドレスリフトローション(コラーゲン・プラセンタ)

    浸透力もあり肌が持っている本来の力をサポートしてくれる化粧水。最先端の3D美肌成分、乾燥から肌を守り潤い保つラフィノースを配合しています。濃厚なとろみが心地よく浸透し、瞬時に手ごたえのあるハリ肌へ導きます。内側から、ふっくらはずむような確かなハリ感に満たされる化粧水です。

    キャシーズチョイス/C-マックスローション(レチノール)

    高濃度ビタミンCも配合し、レチノールでコラーゲン活性を促す美容液タイプのエッセンスローションです。高濃度ビタミンCは7%配合されています。ビタミンA(レチノール誘導体)はコラーゲンの活性を促します。また各種薬草とビタミンB5を配合したるんだ頬毛穴へ働きかけ、ふっくらとした肌へ導きます。

    皮膚科でのニキビ痕治療ってなにがある?

    ケミカルピーリング

    ケミカルピーリングはクリニックで行われる治療方法です。薬剤を使用して肌の角質層を削り、肌のターンオーバーを促します。表皮が生まれ変わることでニキビ跡の赤みや色素沈着を改善します。

    使用する薬剤はいくつかありますが肌の状態によって使い分けられます。主にしようされるのは、グリコール酸などのフルーツ酸(AHA)やサリチル酸マクロゴール(BHA)などです。肌の状態によってはトリクロロ酢酸という強い薬品も使用します。

    フラクセルレーザー

    熱エネルギーにより真皮の細胞を凝固させ、皮膚を再生させる治療で皮膚の深部(真皮層)にレーザーを点状に細かく照射する方法です。点状に照射することがポイントで、治療後のダウンタイムを短くなります。

    治療名は「炭酸ガスレーザー」「エルビウムヤグレーザー」「フラクショナルレーザー」「スターラックス」「パールフラクショナル」「サイトンレーザー」「フラクセル」「ニキビ痕改善レーザー」など、数多くありますのでクリニックで確認してください。

    フォトフェイシャル

    美容皮膚科などの医療機関で受けられるスキンケアの一種でIPL(インテンス・パルス・ライト)という光を肌に照射して行う光治療のことです。シミやくすみ、赤ら顔など肌のトラブル全般を改善するためにコラーゲンの生成を促します。

    FGF治療

    複数回の注入を繰り返せば効果が永続的に続き副作用も少ないという画期的な方法ですがその分高価な治療法です。治療方法は線維芽細胞増殖因子(FGF)をクレーター部分に直接注射し、細胞を増殖させます。

    培養表皮移植

    保険適用外の手術で自由診療になります。身体の他の部位から組織を採取し培養しニキビ跡に移植します。軽いダウンタイムはありますが、通常は数時間の腫れや赤みなどが出る程度。ただし、個人差は大きく一概には言えませんが、まれに数か月たっても跡が消えないこともありますのでカウンセリング時によく確認しましょう。

    市販のものでニキビ痕を改善

    ニベアクリーム

    一時期インターネット上で広がったニベアクリームがニキビ痕の効くという話ですが、結論から申し上げると凸凹のクレーター状になったニキビ跡の改善は期待できません。ただニキビができにくい肌にするスキンケアに使うということであれば効果は期待できそうです。

    ニキビが出きる大きな原因の一つに肌の乾燥があります。肌が乾燥すると肌のバリア機能が活発になりすぎ皮脂が過剰分泌され毛穴がつまりニキビができます。肌を乾燥させないためにニベアクリームを使用することで肌を乾燥から守ることはニキビ予防に繋がります。肌がニベアクリームの油分で保湿されると皮脂を出して乾燥を防ぐ必要がなくなりますので皮脂の過剰分泌はおさまります。

    最近のニベアクリームは昔と違い嫌なベタ付き感がなくなりました。ニベアクリームの中に含まれている鉱物油の、ミネラルオイル(流動パラフィン)、ワセリンの精製度が上がったことが理由です。スキンケアとして使うのであれば ニベアクリームには、肌の保護、保湿という効果があるので、肌のターンオーバー促進効果が期待できますので自然治癒を早めてくれる効果はありそうです。

    オロナインH軟膏

    オロナインはニキビの改善には有効です。ただし、ニキビ痕にはほとんど効果がありません。保湿成分が配合されていますので、多少ニキビ痕(赤みなど)の改善が早まる程度の効果はあります。

    生活習慣に気を付けることも大切

    ニキビ痕の改善には、さまざまな手法もありますが、ケアのみに頼るだけではまた再発する可能性もあります。規則正しい睡眠をとる、栄養バランスの良い食事をとるなど生活習慣を見直し、ニキビの出来にくい体質にしていくことも大切です。

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