目次
ピーリングの種類を知る
そもそもピーリングとは
肌は28日周期で古い角質が自然に剥がれ新しいきれいな角質の状態になるターンオーバーというものが存在します。しかしターンオーバーは生活習慣や食生活の乱れなどで正常に行えない場合があります。
正常なターンオーバーが行われないと古い角質が肌の表面上に残ってしまうことで肌のくすみや毛穴の汚れ、シミなどの原因となってしまいます。そんなターンオーバーが上手く行えておらず古い角質が残ってしまっている肌を綺麗にするスキンケア方法がピーリングです。
レーザーピーリング
医療業界では主流のレーザー治療ですが、近年では美容業界でもレーザーを使用するスキンケア方法が取り入れられ、レーザーピーリングもその中の一つです。レーザーピーリングは皮膚科などのクリニックなどで行うことができます。レーザーの照明により古い角質を取り除き、毛穴に詰まった汚れも落とすことが可能です。
同時にシミやくすみの原因になるメラニンもレーザーにより軽減することが出来るため肌のトーンアップ効果もあります。肌の角質や毛穴の汚れが詰まって目立ち始めるのが3~4週間ほどのため同じ間隔で持続して施術することによって肌のトーンも明るくなり毛穴レスの綺麗な肌になります。レーザーピーリングは自分の肌に合った施術をしてくれるため自身で行うピーリングが心配な人や初めてピーリングを行う人にオススメの方法です。
クリスタルピーリング
クリスタルピーリングとは、細かく小さい酸化アルミニウムの粒子を皮膚に付着させると同時に専用の吸引器具を使用し、皮膚の古い角質を取り除くピーリング方法です。化学薬品などは使用していないためアレルギーや敏感肌の人も安心して行うことができます。
細い粒子が毛穴に詰まった汚れをかき出してくれるためニキビに悩んでいる人にもオススメのピーリング方法です。皮膚科などのクリニックで施術することが可能です。またクリスタルピーリングと同じ効果が期待できるクリスタルピーリングジェルという商品も市販で発売されています。
ケミカルピーリング (AHAとBHAの2種)
ケミカルピーリングとは肌を痛めない酸性の薬剤を肌に付着させ古い角質を酸で溶かし取り除くピーリング方法です。ケミカルピーリングはニキビの原因であるアクネ菌や毛穴に詰まった汚れを酸で綺麗に溶かし取り除く効果があるためニキビ肌の人に効果的なピーリング方法です。
またケミカルピーリングは2種類存在し、フルーツ類などから抽出されるアルファヒドロキシ酸のAHAを使用した方法と、肌に近い性質を持つサリチル酸を使用したBHAの2種類が存在します。AHAは市販のピーリング剤やクレンジング類にもよく使用されていて肌表面の古い角質を取り除いてくれる効果があります。BHAはAHAに比べ毛穴への浸透性が高く角質の深い汚れまで落とす効果があります。
ピーリングのメリット・デメリット
ターンオーバーを促す
ピーリングは肌表面の古い角質を取り除く事により、ターンオーバーを促進してくれる効果があります。ターンオーバーとは約28日周期で古い角質が自然に剥がれ新しい綺麗な角質の状態になる肌の活動です。
ターンオーバーは生活習慣や食生活の乱れなどにより正常に行うことができない場合があり肌に古い角質が残ってしまいます。そんな残ってしまった古い角質をピーリングで剥がすことによりターンオーバーを促す効果があります。
角栓と皮脂の除去
古い角質が残っていることで肌に蓋をしてしまい、毛穴に角栓や皮脂などの汚れが詰まってしまいます。毛穴に汚れが詰まってしまうとニキビやシミの原因になるため古い角質は除去しておく必要があるんです。
そこでピーリングを行うことによって肌に蓋をしていた古い角質が剥がれ落ちます。新しい肌に生まれ変わることによって毛穴の角栓や皮脂の汚れを除去することが可能なんです。
しわ予防・くすみ改善
年齢を重ねていくと肌はどうしても潤い不足になってしまったり、ターンオーバーが自然に機能せず肌の乾燥、汚れが溜まりしわやくすみの原因になってしまいます。そこでピーリングを継続的に行うことにより、ターンオーバーが促進され肌の乾燥を防ぐことでしわ予防になります。また毛穴の汚れやメラニンを排除しくすみの改善効果もあるため定期的にピーリングを行うといいでしょう。
化粧ノリがよくなる
化粧ノリが悪い原因には、水分不足や生活習慣の乱れなどが深く関係してきますが、古い角質が残っている場合も化粧ノリが悪い原因の一つなんです。古い角質の表面は乾燥し凸凹の状態で、化粧品が綺麗に肌に付着することができない状態になっています。そのためピーリングを行い肌の古い角質を取り除き、滑らかで凹凸のない新しい角質の上から化粧を行うと化粧ノリが格段と良くなります。
ニキビ肌が悪化
毛穴に詰まった汚れや皮脂でニキビが発生しピーリングを行って汚れを落とすことでニキビを予防することができますが、逆にニキビが悪化してしまう可能性もあるんです。ピーリング後は毛穴の汚れが落ち毛穴が開いている状態になります。
その状態のまま放置したり化粧水や乳液などで保湿を行っていないと汚れが更に詰まり、体が肌が乾燥している状態と判断し皮脂を過剰分泌させニキビが悪化してしまう可能性があるため保湿はしっかりと行うようにしましょう。
乾燥や紫外線の刺激に敏感になる
ピーリングを頻繁に行いすぎると、新しい角質を傷つけ肌の潤いを保つために必要な皮脂までも落としてしまい、肌の乾燥や肌荒れを引き起こしてしまいます。また肌が乾燥することによって紫外線などの刺激に敏感になり肌が炎症を起こしやすくなったりするため注意が必要です。
自宅でできるケミカルピーリングは3種類
ピーリング石鹸
ピーリング石鹸とは、ピーリング効果のある成分を含んだ物を石鹸状にしたものを指します。使用する際には洗顔ネットなどで泡立てるときめ細かい泡ができピーリング効果がより期待できるためオススメです。
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ジェルなど塗って洗い流すタイプ
ジェルタイプのピーリング剤は1番種類が多く薬局などで手軽に購入することができます。ジェルタイプのものは肌に塗り込むと、ジェルが古い角質を優しく剥いでくれポロポロと落とすことができます。
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洗い流さないタイプ
洗い流さないタイプのピーリング剤は、洗い流す必要がなく拭き取りも不要です。ピーリング剤を肌に塗った後に普段通りにスキンケアを行い、継続して使用することにより肌のターンオーバーが正常化されていきます。
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ピーリングをする時の注意3つ
肌が敏感な生理前にはしない
生理前は排卵を促進させるホルモンで肌や髪を綺麗にする作用のある卵胞ホルモンの量が低下し肌荒れを引き起こしやすくなります。肌が敏感な状態になるため生理前にピーリングを行うと肌荒れなどを引き起こしてしまう可能性があるためなるべく避けましょう。
週1回、適量を守る
ピーリングを行う間隔の目安は大体1週間で適量で行うと効果的です。毎日や週何回もピーリングを行っていると綺麗な角質まで剥がしてしまい肌トラブルの原因になります。1週間ほどすると肌に余分な皮脂や毛穴に汚れが詰まりやすくなっているため週1回程度で適量を守って行うようにしましょう。
優しくなでるように行う
肌は思っている以上にデリケートなので古い角質をなるべく落とそうと強くこするなどのピーリング方法を行っていると肌トラブルを引き起こしてしまいます。古い角質は肌の表面上に有りピーリング剤を使用して優しくなでる程度できれいに剥がれるため強く擦らないように注意しましょう。
夜に行う
朝の肌はぬるま湯で汚れを落とすだけで十分とされているように敏感な状態になっていて、また朝ピーリングを行うと外出時に紫外線による肌のダメージを受けやすくなってしまうため夜にピーリングと保湿に特化したスキンケアを行いデリケートになっている肌を休ませてあげることが重要です。
おすすめケミカルピーリングジェル
あきゅらいず美養品 優すくらぶなめらか
優すくらぶは、約10種類もの和漢ハーブのエキスが配合され日本人の肌質に合った草根木皮たまりという保湿成分が含まれており、肌に優しい仕上がりになっています。優すくらぶは角質をとるスクラブが含まれているパックで、肌を優しく包み込み古い角質を浮かせ肌代謝の活性化を促してくれます。
角質ポロポロ ハトムギジェル
ハトムギジェルはコスパがよく、ハトムギは肌に優しい成分が含まれていて様々な肌トラブル改善効果や、美容食としても親しまれています。肘や膝などの角質の汚れが溜まって黒ずみが目立つ部分にも使用することができ効果的です。
ナチュレーヌ アクアピール モイスチャーピーリングジェル
アクアピールはピーリング効果以外にも4種の高保湿成分が配合されているため、毎日使用しても肌が乾燥することがなく綺麗な肌の状態を保つことができます。濡れた手でも使用することができ、ドラックストアなどでよく販売されているため手に入りやすいのも魅力です。
デルファーマ エピダーマジェル
エピダーマジェルはフルーツ酸のAHAがたっぷり使用されているピーリングジェルのため肌に優しく敏感肌の人も安心して使用することができます。同ラインナップのジェルパックと保湿成分に優れた化粧水を使用するとより効果がアップします。
手作りのピーリングにもチャレンジ
クエン酸ピーリング
クエン酸ピーリングの作り方はクエン酸と精製水を1:10で混ぜ合わるだけで作ることができます。クエン酸ピーリングは肌に低刺激で優しいため肌荒れが心配の人にもオススメでコスパがいいため手作りピーリングを継続的に行いたい人にオススメです。
ヨーグルトピーリング
ヨーグルトピーリングの作り方は、無糖で低脂肪ではないヨーグルトと小麦粉を2:1で混ぜ合わせて完成です。ヨーグルトに含まれているホエーは保湿効果があるためピーリング効果と同時に肌の保湿もでき効果的です。
塩スクラブ
塩スクラブの作り方は2種類あり塩とオリーブオイルを1:2で混ぜる方法と塩とはちみつを1:1で混ぜ合わせる作り方があります。どちらも保湿性に優れているため手に入りやすく自宅にある方を使用するといいでしょう。塩にはタンパク質を分解するナトリウムイオンが含まれており、角栓や毛穴の汚れを分解してくれるためピーリング効果も抜群です。
ピーリングの使い方を守って美肌になろう
ピーリングは正しく継続的に行うことによって、ターンオーバーを促進させ見違えるほど綺麗な肌に生まれ変わることが出来ます。肌トラブルに悩んでいる人は是非参考にしてピーリングでツルツルで綺麗な美肌を手に入れましょう。