頬の毛穴が目立つ原因
皮脂や角質などによる黒ずみ
毎日念入りに洗顔しているのにすぐに詰まってしまう毛穴…その原因は、「角栓」と呼ばれる、皮脂と角質が混ざってできるものによって引き起こされています。
そもそも、皮脂は液体ですので、皮脂が大量に分泌されたからといって毛穴が詰まることがありません。そこに肌の汚れや角質などが混ざり、酸化すると、固まってしまい、それが毛穴を詰まらせるのです。毛穴に詰まった皮脂は酸化が進むと、やがて黒く変色してきます。
黒くなってしまうのは、汚れだけでなく、皮膚がダメージを受けたことによってメラニンが分泌され、色素沈殿を起こして黒くなっている可能性もあります。毛穴には、美白ケアと紫外線対策も必要となってくるのです。
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ぽっかり毛穴が開いている
人間の毛穴は約20万個もあるとされ、これは、生まれた時からほとんど変わりません。毛穴には、肌の乾燥時には皮脂を出して適度に潤す、体内の余分な老廃物を汗や皮脂とともに排出するなどの重要な役割があります。
乾燥などで皮脂の過剰な分泌が起こることによって毛穴が徐々に広がりはじめます。毛穴が開くと汚れが入り込みやすくなり、詰まりの原因になることで、さらに目立つようになります。また、ファンデを塗ってもまだらな仕上がりになってしまいます。これを毛穴落ちといい、毛穴にファンデなどが落ち、肌の表面がデコボコとしている状態です。
年齢からくるお肌のたるみ
加齢とともに毛穴が垂れ下がり、徐々に楕円状になってきます。本来であれば肌のハリを保つはずのコラーゲンやエラスチンなどが減少し、肌の弾力を保つことができなるなるのが原因です。
また、進行すると帯状毛穴になります。開いた毛穴が連結してしわのようになる状態のことで、たるみ毛穴に加え、肌の乾燥によって引き起こされます。
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頬の毛穴を目立たなくするには
保湿で皮脂分泌を抑える
?過剰な皮脂の分泌は毛穴を広げ、ニキビの原因になることもあります。それを避けるために、保湿はたっぷりと行いましょう。傷んだ細胞をケアする効果のあるレチノールやビタミンC誘導体などの抗酸化物質が配合されたスキンケア用品を使ってケアをすることが大切です。
特に帯状毛穴など小じわのような状態が目立つ場合は、セラミドやヒアルロン酸など角質層の潤いを閉じ込めるものを使ったケアがおすすめです。
こすったり刺激を与えない
汚れを落としたいがあまり、クレンジングや洗顔料で肌を必要以上にごしごしと擦ってしまってはいませんか。肌を必要以上に擦って刺激を与え、肌を引っ張ってしまうことによって皮膚が少しづつ伸びていき、毛穴が楕円状に開く原因となります。
洗顔時はクレンジングや洗顔料の摩擦だけで十分汚れは落ちます。洗顔の泡は、手の平で顔の表面を滑らせ、泡で汚れを包み込むイメージで洗いましょう。擦りすぎにに注意が必要です。
ターンオーバーを整える
毛穴が目立つ原因は肌の余分なものが排泄されず、毛穴に溜まってしまったのが原因です。そのため、ターンオーバーを促し、余分な老廃物を剥がしてあげることによって肌の生まれ変わりを助けてあげましょう。
肌は角質層、顆粒層、有棘層、基底層に分かれています。一番奥にある細胞である真皮では日々、新しい細胞が作られています。新しい細胞は、内側から表面の古い細胞を押し上げ、古い細胞が剥がれることによってやがて入れ替わります。ターンオーバーは大体28日周期で起こっており、きれいな肌のための助けとなっています。
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日焼け、紫外線対策をする
紫外線はターンオーバーの周期を短くするなど、様々な影響を与えます。紫外線によってダメージを受けた肌細胞は、早くダメージの修復をしようと、ターンオーバーを積極的に行ってしまいます。
短期間で急いで作られた細胞には不完全なものが多く、中にはメラニンが残ってしまった状態で修復されてしまうこともあります。
また、日焼けで肌が熱を持つことよって、皮膚の水分を奪ってしまい、乾燥などのさまざまなトラブルを招きます。
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顔の筋肉を鍛える
顔のたるみの原因は、顔の筋肉が肌を支えきれなくなったせいです。
顔の表情筋を鍛えるエクササイズなどを取り入れ、たるみの防止に役立てましょう。
「あいうえお」体操のやり方
口を大きく開き、顔の筋肉が動いているのを感じながら、普段使う機会が少ない表情筋を鍛えます。
1:「あ」…口をたてに大きく開け、喉を開くイメージでやりましょう。
2:「い」…目と口を横に伸ばすイメージで上下の歯は軽く開きましょう。
3:「う」…うめぼしを食べた時のように唇をすぼめましょう。目もぎゅっと閉じてください。
4:「え」…驚いた時の表情を思い出しましょう。口は四角に開くイメージです。
5:「お」…口を縦長に開くイメージで、目も大きく開きましょう。
6:声は出しても出さなくてもどちらでもかまいません。恥ずかしがらず、大きな動きをしたほうが効果があります。
顔の体操は、必要以上にやりすぎないことも大切です。あまりやりすぎるとしわの原因になることもあるので、適度に一日2セットほどでも十分です。
頬の毛穴をカバーするには
肌の凹凸を消す化粧下地を使う
開いてしまった毛穴をカバーするには、化粧品選びも重要なポイントとなってきます。化粧下地を塗ることによって、ファンデーションを肌に密着させ、持ちをよくするという重要な役割があります。
毛穴が気なるときはシリコーンオイルやクロスポリマー、タルクが入ったものを選ぶと、毛穴を埋めて肌をサラサラにし、皮脂の分泌も防いでメイク崩れを防ぐことができます。
シリコーンオイル:撥水性があり、油であるのにべたべた感がない。膜は張る性質があるので、化粧持ちがよくなり、肌に残りにくいように改良されています。
クロスポリマー:シリコーンの一種で、肌をためらかに、つややかにする効果があります。水や汗にも強いので、肌の水分の蒸発を防いで、潤いを守ってくれる効果もあります。
タルク:滑石というミネラル分を粉末状にしたもの。非常にやわらかい鉱物で、その特徴を生かして、ファンデーションの成分を均等に馴染ませる潤滑油のような役割を果たしています。
リキッドやクリームファンデを使う
肌の悩みをきれいに隠すには、悩みにあったファンデーションを使うことが大切です。特に肌の毛穴で肌の凹凸が目立つのが気になるときには、テクスチャーが堅めのリキッドやクリームファンデーションを使うことをおすすめします。
肌に密着し、滑らかな肌に見せることができます。また、クリームファンではリキッドよりも、軽めの感触で、厚塗り感がでにくいのが特徴です。
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毛穴カバーはファンデーションできまる。自然な仕上がりにしょう
コンシーラーは肌と同化する色を使う
ファンデでカバー仕切れない部分には、コンシーラーを使用しましょう。
コンシーラーを選ぶ際のポイントは、ファンデよりも少しだけ濃いめの色を選ぶと肌と同化し、自然な仕上がりになります。シミやそばかす、毛穴やニキビ跡には、固形状のコンシーラーと使うと、ピンポイントでカバーしやすくなります。また、範囲が広い場合は、クリームタイプなどやわらかいテクスチャーのものがおすすめです。スティックタイプやチップタイプのものを肌にぽんぽんとつけ、指やパフで肌との境目を馴染ませます。
毛穴のために取るべき栄養素
皮脂の分泌を調整するビタミンB1とB2
毛穴には、ビタミンB1とB2が効果的です。ヒトは炭水化物などを食べた時、それらがしっかりと代謝されないと、毛穴から余分な皮脂となって排出されます。それを予防するために、代謝を促すビタミンが必要となってくるのです。
その代謝を促す働きを助けるのがビタミンB1、皮脂分泌をコントロールするのがビタミンB2です。食品でいえば主にサクランボやバナナ、ラズベリー、干しブドウなどに含まれます。ヨーグルトにも含まれますので、これらのフルーツと一緒に摂るのもおすすめです。
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肌によいビタミンとは?正しい摂り方を知って高い効果を得よう
肌を内側からふっくらさせるビタミンC
?皮膚のハリを支えているのは、真皮という部分です。真皮の70%はコラーゲンでできていますが、コラーゲンも年齢とに減少し、20代をピークに減量していきます。抗酸化作用が強く、肌のコラーゲンやセラミドの生成を助ける働きをするのがビタミンCです。肌にコラーゲンが十分にある状態だとハリのある美しい肌になり、たるんだ毛穴にも効果的です。
イチゴやレモン、ブロッコリー、キャベツなどに多く含まれます。新鮮な野菜や果物を食べるときは、長時間水にさらすことはビタミンが水に溶けてしまうので避け、さっと洗って食べるようにしましょう。
しかし、食べ物から摂ったビタミンCは、体内でほとんどが消費されてしまいます。肌にしっかりと届けるためには、サプリメントなどで摂るほかに、外部からの化粧品によるアプローチを同時に行うことが効果的です。
毛穴の開きにおすすめのビタミンC誘導体配合化粧水
ドクターシーラボ VC100エッセンスローション 150ml
ハリと弾力のある肌を目指したい人へ。
浸透型ビタミンC誘導体を高濃度200%配合処方。新成分オレイン酸誘導体とウェルブライドを配合し、浸透力がアップしました。豊富な美容成分で肌のハリやツヤを取り戻し、キメの整ったなめらかな肌を保ちます。
VC100と呼ばれる超浸透型ビタミンCは、浸透力に優れた水溶性ビタミンC誘導体と油溶性ビタミンCからなる進化したビタミンCです。とろみのあるテクスチャーが角層の奥にまで届き、肌をしっとり潤してくれます。
チャッキーズチョイス C-マックスローション
弾力とツヤが欲しい人へ。
高濃度のビタミンC誘導体を7%も贅沢に配合。本来の肌のきれいを取り戻し、内側から透明感溢れるみずみずしい肌へと導いてくれます。
皮膚学会でもっとも効果の認められているリン酸アスコルビルMgを高濃度配合しています。加齢やストレスによる肌のトラブルを解決する手助けとなる成分をぎゅっと凝縮しました。7%は、エステなどで使われる化粧品にも使われていいる濃度なのです。効果を感じることのできる最大限の濃度をしっかりと配合しました。
LITS(リッツ) リバイバル セラムローション 150ml
年齢に応じたケアがしたい人へ。
年齢に応じたうるおいケアのためのローションです。ベタつきがなく、しっとりと肌になじむ濃密処方。浸透力のあるエクトイン、セラミド、ブリテオグリカンなど3種の保湿成分が角質層までじっくり満たし、ハリと弾力のあるもっちり肌へと導きます。
PlusRay(プラスレイ) フラーレストモイストローションプラス 150ml
肌質から変えたい人へ。
化粧水なのに、美容成分は美容液と同等。ノーベル化学賞を受賞したことでも知られるフラーレンを配合しています。まさに、本物の美容成分のみを使用した化粧水です。フラーレンは高級品といわれる水溶性フラーレンを使用しています。優れた活性酸素捕集効果が認められ、抗酸化力はビタミンCの175倍、プラセンタは800倍のコーゲン生成能力をもつ、まさに実力ある成分が使われています。
他にも、天然ナノコラーゲンや天然ヒアルロン酸、新型ビタミンC誘導体である「パルミチン酸」などを贅沢に配合し、まさに肌年齢を下げ、基礎肌力を上げていく肌質を変える化粧水なのです。
ちふれ 美白化粧水 VC
美白も目指したい人へ
美白に効果の期待できる、安定型ビタミンC誘導体と、肌荒れを防止するグリチルリチン酸ジカリウム2Kを配合した薬用化粧水。
メラニンの生成を抑え、シミ、そばかすを防ぎます。乾燥しがちな肌にうれしい、ヒアルロン酸、トレハロース、油溶性甘草エキスを配合。しっとりとやわらかな透明感のある肌へと導きます。
レーザーで毛穴は消えるのか
小さくはなるが一過性
気になるレーザー治療はどのくらい効果があるのでしょうか。
毛穴トラブルの多くは皮脂が関係しています。皮脂で毛穴な詰まり、悪化してしまうと、毛穴が楕円形に広がり肌の表面がデコボコとしてしまう、いわゆる角化という状態になります。
レーザー治療は角質の表面を少し削り、また肌の奥にレーザーを当ててダメージを与えることによって、肌を活性化させるという方法です。角化した肌の表面の乱れを一時的にリセットしてくれ、肌がきれいになったように感じます。
しかし、これは一時的なものなので、時がたてばまた元に戻ってしまいます。つまり根本治療ではないので、繰り返さないと維持することができません。
スキンケアや生活習慣の改善と共に行う
レーザー治療では根本的に治すことはできませんので、毛穴レスを目指すのであれば、正しい食生活や生活習慣なども重要になってきます。
寝不足やストレスなども肌に影響を与えてしまいます。また、油の多い食事や、甘いものの食べすぎも皮脂を過剰に分泌して舞う原因となります。正しいスキンケアとともに生活習慣の改善も同時に行っていくことが大切です。
至近距離で見られても毛穴レスで余裕
あまり接近されると毛穴が目立つので苦手…そのように感じている人もいるのではないでしょうか。しかし、毛穴は日ごろのケアで小さくしたり、メイクによってある程度隠すこともできます。
丁寧なケアと生活習慣で、自信のある肌を目指していきましょう。