目次
顔にシワができてしまう原因とは
加齢と共にハリが失われてしまう
肌の奥にある真皮内のハリや弾力を作り出すコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸や、この三つの成分を作り出している線維芽細胞があります。年齢を重ねていくとコラーゲンやエラスチンの変形や、それぞれの働きが衰えてしまいます。どれか1つでも衰えてしまうと真皮内の機能が乱れてハリが失われる原因となります。
真皮内の衰えの他に水分量、皮脂量が減っていくことで肌が乾燥しターンオーバーが乱れることによって失われることがあります。
スキンケアのしすぎで肌を傷める
スキンケアを怠ると乾燥などの肌トラブルを引き起こしてしまうのでお手入れは大切ですが、たくさんの種類のアイテムを使うことで肌に触れる機会が多くなりダメージを与えてしまうことに。間った方法のまま数種類ものスキンケアをなじませると、よりたくさん肌に摩擦を与えてしまいダメージを与えてしまいます。
乾燥肌だから、乾燥する季節だからといって肌がもう十分に潤っているのに保湿をしすぎてしまうと、肌が弱くなりバリア機能が低下することによって乾燥を招きシワができてしまうのです。
無理なダイエットでシワができる
ダイエットを頑張ってやせたことはうれしいですが、毎日野菜だけで他は控える、この食べ物以外は口にしないなど無理な食事制限をすると摂取しなければならない栄養素が不足してしまいます。顔にまで栄養が届かなくなり乾燥やハリの低下につながります。
特に皮脂の栄養が滞ると、乾燥の原因になり肌バリア機能が低下して細かいシワができ、さらに加速するとコラーゲンの低下によりより深いシワが。
そして急激に痩せると今まではピンっと張っていた皮膚が余ってしまい、縮むのまでに時間がかかり追い付かなくなってしまい肌がたるんだ状態となりシワができます。
紫外線を浴びて潤いが失われる
紫外線は老化の原因の80%を占めています。UVAとUVBの二種類の紫外線があり、UVAは生活紫外線といって窓やカーテンを通り抜けてきてしまう波長の長い紫外線です。肌の奥にある弾力を作り出す真皮まで届き刺激を与えてしまうことで機能が低下し、乾燥やハリがなくなりシワの原因に。
UVBは波長が短く室内には入りませんが肌を赤くさせて炎症を引き起こしたり、肌黒くさせる紫外線です。皮膚の表面にダメージを与えてしまうことにより肌が乾燥してしまいます。
表情の癖で皮膚にシワを作ってしまう
誰にでも表情に癖があると思います。その癖がシワになってしまうことも。眉を上げたり笑ったり、眉間にシワを寄せるなどでできるシワは本来は元に戻るのですが、何度も同じ力で繰り返し行うことや肌のコラーゲンなどの働きが低下することによって元に戻そうとする力が弱まりシワの原因となります。
特におでこは真皮の機能低下の他に、頭皮が固くなって皮膚が思うように動かなくなりシワができてしまう場合もあります。
シワにも種類がある
乾燥による小ジワとちりめんジワ
目元にできる薄くて細かいシワのことです。目元は皮膚が0.02mmと肌全体の0.2mmと比べとても薄く、ダメージを受けやすい場所で皮脂腺も少ないため角層の水分が低下しやすくなっています。
その他にもかゆいからと目を擦ることやクレンジングなどでゴシゴシと強く洗うことによって摩擦ができ、ダメージを与えてしまい乾燥が。20代から肌の水分が減り始めるので若い肌の方にもみられ、紫外線の影響でも乾燥を招いて小じわとなってしまいます。
たるみによってできるほうれい線
鼻から口角に向かってできる線のことです。年齢を重ねるごとに筋力が低下し、重力に逆らえずたれてしまうことや肌の水分量の低下、コラーゲンの減少により肌のハリがなくなってしまいます。紫外線も肌を乾燥させ弾力繊維の機能を破壊し低下させてしまうのでたるみができほうれい線の原因に。
肩こりもそのままにしておくことリンパ節や血行が滞ってしまい顔がむくみ、その重さに耐えきれず頬が下がってたるんでしまいます。
表情を作る時にできる表情ジワ
笑った時のシワやパソコンに向かって難しい作業をしていると、ついつい眉間にシワを寄せてしまっているかもしれません。本来なら止めると元に戻りますが、何度も同じ表情を繰り返すなど癖になってしまっているとシワができてしまうことも。
さらに年齢を重ねていくことや紫外線の影響により、コラーゲンなどの弾力繊維の機能が低下して元に戻りづらくなりシワとして残ってしまいます。
▼さらに詳しい解説はこちら
「眉間のシワ」は改善できる?自宅でできる眉間のシワの取り方を伝授
皮膚が劣化した窪みでできてしまう大ジワ
加齢や紫外線、摩擦、糖化などの影響により弾力繊維であるコラーゲンやエラスチンにダメージを与え、機能が低下し皮膚を支えきれくなることによってくぼみができてしまいます。
目元は筋力が衰えて上まぶたがくぼむと、目尻のシワの原因になることも。小ジワやちりめんジワと違い保湿するだけでは元に戻らない深いシワのことです。
フェイスエクササイズで顔をすっきりと
おでこのシワをなくすエクササイズ
■目をゆっくり閉じた後ゆっくりと目を開いていき、思いっきり開いた状態で5秒キープ。三回繰り返します。
■正しい姿勢をとり人差し指を眉毛の上に置きます。眉毛を思いっきり上にあげ、その際に人差し指は抵抗するように下に力を入れます。五回繰り返します。
■片手をおでこに置き、しっかりとつけたまま目を大きく開きキープしゆっくりと元に戻します。五回繰り返します。
目元を鍛えてハリのある瞳にする
■目を閉じ少しずつ力を入れていき限界になったら五秒キープ。ゆっくりと力をゆるめます。次に目を大きく見開いた状態のまま五秒キープしゆっくりと力をゆるめます。
■中指を目頭に人差し指を目尻にあて、力を入れすぎないようにします。目線を上に向けて、下まぶただけを上に十回動かします。まぶしいと感じる表情です。十回目に下まぶたをあげたまま四十秒キープしゆっくり戻します。
■顔を上に向け、目線は下に向け瞬きをゆっくり行います。次に顔は下向きに、目線は上向きにし瞬きをします。それぞれ十回が目安です。
表情ジワを改善するエクササイズ
■空のペットボトルに少しだけ水を入れ、歯を使わないように口だけでくわえ持ち上げ十秒キープします。慣れてきたら少しずつ水の量を増やしていきます。
■舌を思いっきり下に出した状態で二十秒キープします。
■大きく「あ、い、う、え、お」と口をゆっくり動かします。
ほうれい線を改善するエクササイズ
■口を閉じたまま舌を右回り、左回りそれぞれ二十回歯の表面に沿って回します。左回りから始め、一日3セット行います。つらい場合は十回から始めてみると良いです。
■割りばしを上下の前歯で挟み、口角が割りばしの線よりも上になるように「い」の状態で三十秒から一分間キープします。
■頬骨に指を置きぐるぐると動かします。ほうれい線の先端にある小鼻あたりも指でぐるぐる回します。
二重アゴを予防するエクササイズ
■姿勢を正して舌を思いっきり前に出しキープ。上下左右それぞれ舌を向け、5秒ずつおこないます。
■空のペットボトルに一口分の水を加えます。フタは外したままで歯で挟み、舌でフタをし水がこぼれないように少しずつ顔が天井を向く位置まで持ち上げます。
■顔を上に向けてゆっくりと大きく口を開きます。開いた後ゆっくりと口を閉じ、顔を正面に向けます。一つの動作に5秒かけて行います。
意外と効果アリ、肩甲骨ほぐし
肩甲骨が凝っているとリンパの流れも滞り、顔にも老廃物が溜まってしまいます。リンパの流れをよくすることで顔もすっきりします。
■正しい姿勢で立ちひじを曲げないようにして両手をあげた後、ひじを曲げゆっくりと左右にそれぞれ下していきます。次にひじを伸ばしたまま後ろに手を組み肩甲骨が中央に引き寄せられるようにひじを後ろにのばします。最後に首をゆっくりと左右回します。
■正しい姿勢で立ちバンザイの姿勢になるように腕を上に向けます。ゆっくりと左右のひじを胸の高さまで曲げ手のひらを外側に向けます。このときにひじが前にいかないようにします。この状態のまま左右にゆっくり倒し、次に体を左右にスライドさせたり体をねじります。3〜5セット行うと良いです。
■足を大きく開いてひざを曲げ、手は腰にあて肩を中に入れるようにします。左右それぞれ十秒間キープします。
顔のシワ対策の食事で体内から綺麗になる
コラーゲンを含む食べ物
シワの原因となるハリの低下はコラーゲンの働きが弱まることによって真皮内が乱れ、機能が低下してしまういます。コラーゲンは内側からのケアをしてハリのある肌を目指しましょう。
牛スジ、鶏皮などに多く含まれます。苦手な人はスープや煮汁だけでもOK。
ビタミン?を含む食べ物
コラーゲンの生成を助けてくれるビタミンC。コラーゲンと一緒に取ることがおすすめです。真皮内を破壊する紫外線の酸化もガードをしてくれる働きがあります。体内で作り出すことがでないため食事から摂取しなければなりません。
キャベツ、ブロッコリー、ゆず、レモンなどに多く含まれます。
鉄分を含む食べ物
コラーゲンを作り出すのに必要な成分の一つで、不足すると肌が硬くなりシワの原因に。肌に酸素を送る働きもあり滞るとターンオーバーが乱れ乾燥を引き起こしてしまいます。ビタミンCと同様にコラーゲンと一緒に摂取することによって働きが良くなります。
レバー、ひじき、しじみ、あさりなどに多く含まれます。
オメガ3脂肪酸を含む食べ物
オメガ3脂肪酸は肌のターンオーバーを正常にしたり、うるおいのある肌やハリの元となる真皮にあるコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンの生成を助ける働きがあります。体内には存在しない成分のため食事からの摂取が必要です。
鮭、イワシ、マグロなどに多く含まれます。
イソフラボン(大豆)を含む食べ物
イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと似たような働きをし、肌の代謝を上げ若々しい肌にしてくれます。エストロゲンは年齢とともに減少してしまうのでホルモンバランスの崩れの予防のためにも摂取が必要です。コラーゲンを増やしハリのある肌にする働きもあります。
納豆、豆腐、豆乳などに多く含まれます。
エイジングケアにおすすめの化粧品
アスタリフト モイストローション
肌をみずみずしく潤いを与える働きのあるヒアルロン酸や三種のコラーゲン配合。コットンを使用せずスーッとなじみが良くもっちりお肌に。次に使う美容液やクリームのなじみをよくしてくれます。
ダマスクスローズの高貴な香りで優雅なお手入れのひと時を味わえます。
ディセンシア アヤナス エッセンス コンセントレート
敏感肌は老化が早まる原因に。とろみがあり肌にのせるとスーッとなじみむ濃密美容液で、シワの原因となる糖化や酸化の両方を抑えます。水分を抱え込みうるおいを与えるヒト型セラミドやハリを作り出すコラーゲン産生を促してくれる働きのあるポーラ研究所オリジナル成分CVアルギネート配合。
ストレス肌によるバリア機能低下をし乾燥などのトラブルを防ぐ成分を3種も配合し内側からケアします。天然の香料で心を穏やかに。合成香料不使用、無着色、ノンアルコール、アレルギーテスト済
ビーグレン QuSomeレチノA
年齢を重ねたり紫外線により肌が乾燥し硬まったシワにピンポイントに働きかける二種類のビタミンA配合美容液。浸透テクノロジーQuSomeRの極小カプセルでビタミンAを包み角層の奥まで浸透させ肌内部からじっくりとハリのある肌へ導きます。
バリア機能を高め、うるおいやハリの肌へ導く三種の美容成分も配合。無着色、無香料、無鉱物油、パラペンフリー
ファンケル 無添加アクティブコンディショニングEX 化粧液?
シワやたるみの原因の角層内の乱れ。美容成分を角層のすみずみまでいきわたらせ、ファンケル独自のセラミドとコラーゲン配合しふっくらハリのある肌やうるおいを与えます。ストレスや紫外線などによる肌ストレスで乾燥が進んだ肌も。肌本来が持っている自活力を高め美しい肌へと導きます。
しっとりタイプ。無添加、アルコール不使用、弱酸性
メディプラス メディプラスゲル
化粧水、美容液、乳液、クリームが一緒になったオールインワン化粧品。ヒアルロン酸の他に通常よりも2倍の保水力を持つスーパーヒアルロン酸やナノ化されたヒアルロン酸の三種類のヒアルロン酸配合。紫外線対策や肌を柔らかくさせるビタミンC配合でよりうるおい力が増しハリのある肌へ。66種類の美容成分を惜しみなく配合されています。
無着色、無香料、無鉱物油、界面活性剤不使用、ノンシリコン、パラベンなどの防腐剤フリー、アレルギーテスト済み
シワとサヨナラして若々しい素肌を保ちましょう
シワの原因は主に乾燥や真皮内の低下、紫外線によるものでした。日ごろから日焼け止めをし、適度なうるおいを与えることが大切です。そして シワに良い食材の摂取やエクササイズを継続して行うことにより、年齢に負けない若々しく元気な肌を手に入れましょう。