ティラピスとピラティスの違いは？その特徴や効果を徹底検証！

ティラピスとピラティスの意味と特徴

ピラティスについては、さまざまな雑誌やInster gramなどで話題となり、ダイエット効果を期待している人も多くいます。しかし、多くの場合「ピラティス」が「ティラピス」と間違えられてしまうことが多くあります。果たしてどちらが正解なのか、その意味と特徴を見ていきましょう。

正確にはピラティスという

ピラティスは、ドイツ人の看護師であるジョセフ・H・ピラティスさんが傷病者の方のリハビリとして考案したエクササイズで、「pilates」と書きます。これは、考案者であるジョセフさんの名前から付けられたものなので、正しくは「ピラティス」なのですが、子音の発音が難しいためか、「ティラピス」に言い間違えられてしまうことも多いのです。

1923年にスタジオを開設してから90年近くにわたって、世界中の人たちから支持され、実践されてきたエクササイズとして、今、改めて注目されてきているのです。

体の柔軟性を高め新陳代謝をあげる

ピラティス最大の特徴としては、普段使われていない身体の奥の筋肉を鍛え、それによって新陳代謝の向上が期待できるという点です。

通常のエクササイズやトレーニングなどでは鍛えることができない、もしくは、鍛えられるけれども難しいインナーマッスルに対してはたらきかけることができるので、身体の柔軟性を高めると同時に、身体の内側の筋肉を刺激することで身体の調子も整えることができるようになります。

インナーマッスルの筋肉量を増やすことによって、基礎代謝や新陳代謝が高められ、よりエネルギーを消費しやすい身体に変えることができるのです。

背骨を意識して動きを滑らかにする

通常のエクササイズや運動などでは鍛えにくい、背骨近くの筋肉を刺激してあげることで、身体の内側から引き締められ、より美しい体のラインを作ることができます。

美しい体のラインを作り出す背骨や骨盤周りの筋肉を鍛え、骨盤などの骨を安定させ、それを支える筋肉に柔軟性を持たせることによって、身体に負荷のかからない、美しい姿勢を保つことができるのです。

そして美しい姿勢は肩こり解消にも繋がります。筋肉と姿勢、肩こりの関係については以下の記事で詳しく解説しています。

背筋を鍛えてダイエット。肩こりを解消して美しい姿勢を手に入れる

また、ピラティスによって鍛えられた筋肉は、美しい姿勢を保つだけでなく、普段の何気ない所作についても意識するようになるため、身体だけではなく、心身の若返りにも大きな貢献をしてくれます。

体幹の筋肉を鍛えて体の機能を取り戻す

ピラティスは身体の筋肉の大部分を動かすようなエクササイズではなく、小さな筋肉の一つ一つに意識を集中して、身体の内側にあるコアやインナーマッスルを鍛えていくエクササイズとなります。

そのため、ピラティスを実践するときには、身体の細かい筋肉の一つ一つを常に意識しながらトレーニングをしていきます。そうすることで、固くなってしまった筋肉に柔軟性を持たせ、より体に負荷のない生活スタイルを維持できるようになっていきます。

肉体面とマインドの調和を目指すエクササイズ

ピラティスはリハビリメニューとして考案されたエクササイズなので、大小さまざまな体の筋肉を意識しながら、体幹を強くすることができます。また、リフレッシュ効果なども期待できるピラティスは、体だけでなく精神面にも良い影響を与えてくれることもあり、心身共に強化していくことができるとともに、アンチエイジングも期待できるのです。

ピラティスは、ベッドの上にいても座っていてもできるように考案された、リハビリのための体幹エクササイズですので、自分の意識を少し変えるだけでも効果を発揮してくれます。

ピラティスやヨガのスタジオの選び方

ピラティスやヨガの人気の高まりでスタジオがどんどん増えてきています。何を基準に選ぶべきか、自分は何を重視しているのかで検討してみましょう。

 設備やプランで選ぶ

スタジオによっては、1つのプランを選択しているとその他の設備も利用可能な場合があります。たとえば、ピラティスのプログラムを受講している人はスタジオ内にあるトレーニングマシーンの利用がOKだったり、ドリンクやシャワールームが使い放題になるなどです。

通い続けることを考えると、ヨガマットを毎回持ち込まなければならないことが負担になったりもするので、レンタルできるものを確認しておくのも重要なポイントとなります。

 重視している効果で選ぶ

ピラティスやヨガは体幹を鍛えたりインナーマッスルを強化するので基礎代謝が上がりますが、それだけでただちに痩せるかといえばそうでもありません。合わせて食生活を変えたり、より集中してボディメイクしたい部位にはたらきかけることで効果の実感を早めることができます。

スタジオによって何を重視するかが異なることは多く、身体の悩みを相談することでプログラムを考えてくれるケースもあります。目指す身体に近いプランのあるスタジオを選びましょう。

時間や場所で選ぶ

どんなに素敵なスタジオでも通い続けられなければ意味がありません。たとえば、職場には近くても自宅からは遠いと休日に通うのが難しいですし、職場に近くても閉店時間が早ければ仕事終わりに通えないですよね。自分の生活を考えて、移動するのが面倒臭くならないであろうスタジオを選びましょう。

加圧サポーター選び方

加圧サポーターをつけるとピラティスやヨガのダイエット効果を高めることができます。もちろん加圧によって負荷が高まるので疲れやすくもなりますが、その分筋肉が付きやすくなることで体型の変化を早く感じられるはずです。

 痩せたい部位で選ぶ

加圧サポーター、着圧商品はバリエーションが豊富な分、はたらきかける部位もそれぞれ異なっています。腕などの加圧もありますが、ピラティスはインナーマッスルを鍛えることがメインとなるため、お腹や腰回りを刺激するものだと効果が高まります。あるいは、ピラティスだけでは引き締めるのが難しい足をあえてケアするというのもありです。

 伸縮性で選ぶ

ピラティスに限らず運動をする場合は伸縮性の高い加圧サポーターが適しています。加圧の負荷が強くても動きづらいくらいの締め付けだと、それを気にして効果的な動きができなくなるからです。また、伸縮性と合わせて通気性も考慮しましょう。

サイズで選ぶ

加圧サポーターや着圧商品は多少キツめでも伸縮性があれば着けることはできますが、あまりにキツすぎると苦しくなりますし、逆に緩すぎても着圧の意味がなくなるので、ぴったりのサイズを選ぶことが重要です。しっかりとサイズを把握してから購入するようにしましょう。

ピラティスやヨガのスタジオのおすすめ人気ランキング

順位	1位	2位	3位	4位	5位
商品画像
施設名	驚異のダイエット空間【ホットヨガのカルド】	ホットヨガ＆コラーゲンスタジオ「ルキナ」	女性専用ボディメイクスタジオ【ピラティス＆ヨガスタジオ『Olulu-オルル-』】	RIZAPの新規事業！ボディメイクホットヨガ！	スタジオ03岩盤ホットヨガ
入会金 ・プラン （税抜）	場所・キャンペーンによって異なる 【初期費用参考：東京・新宿店】 入会金+事務手数料+月会費2～2.5カ月分 【プラン参考：東京・新宿店】 マンスリー（月4回）：7560円 デイタイム（平日10時～18時）：7776円 フルタイム（全営業時間）：10260円 プレミアム4（月4回、タオル、ウェア等のレンタル付）：9720円 プレミアム（全営業時間、タオル、ウェア等のレンタル付）：13824円	【初期費用参考：三ノ輪店】 入会金5000円+事務手数料3000円 【プラン参考：三ノ輪店】 プラチナ会員（全営業時間、タオル、ウェア等のレンタル、水素水付）：14000円 フルタイム会員（全営業時間）：10000円 デイタイム会員（平日10時～18時）：8000円 マンスリー4会員（月4回）：6500円	入会金・登録料：30000円 全16レッスン（60分）+食生活プログラム：250000円 アフターフォロー（レッスン）：月5000円	入会費：10000円 フルタイム会員（金曜日以外）：15555円 デイタイム会員（金土日以外10時～17時）：12222円	入会費：20000円 【プラン参考：六本松店】 グループレッスン（ピラティス） マンスリー4（月4回）：8000円 プレミアム（通い放題）：12000円
キャンペーン価格（税抜）	【参考：東京・新宿店】 入会金0円+事務手数料0円+月会費2～2.5カ月分0円	初回体験レッスン1000円	入会金・登録料：15000円 全16レッスン（60分）+食生活プログラム：198000円	入会費：0円 フルタイム会員：7777円（2ヶ月目まで） ※4カ月以上の継続が条件	入会費：0円（2カ月間月会費も半額） 体験1回：1000円 体験2回：2000円
特徴	各地方（関東中心） ビギナーヨガ ベーシックヨガ ハタヨガ ダイエットヨガ ピラティス ヨガラティス　他多数	東京、埼玉、千葉 コラーゲントリートメントランプ（赤色光） コラーゲンドリンク 美優心ヨガ 美深軸ピラティス　ほか	東京（大森）のみ 食生活改善プログラム 姿勢分析 DNA検査プログラム 食生活アドバイス 運動・生活習慣アドバイス ヨガ ピラティス パワープレート	東京（池袋）のみ 食事管理 骨盤引締め 全身引き締め 美尻 無料カウンセリング	福岡県3店舗 ストレッチピラティス 加圧ピラティス 空中ピラティス　など日によって異なる 加圧トレーニングプランもあり
公式リンク	公式サイトはこちら	公式サイトはこちら	公式サイトはこちら	公式サイトはこちら	公式サイトはこちら

１位　驚異のダイエット空間【ホットヨガのカルド】

ホットヨガを中心に、ダイエットプログラムではピラティスも採用されているスタジオ。

特徴

ヨガのプログラムのバリエーションが豊富ですが、ダイエットプログラムにはピラティスがあります。姿勢を整え、インナーマッスルにアプローチするため、普段使われていない筋肉を活性化するのが特徴です。年齢や性別、運動の不得手に関わらず取り組める内容になっており、基礎代謝アップで全身を引き締めます。

悪い口コミ

良い口コミ

通常は入会金や事務手数料がかかりますが、キャンペーンでは入会金と事務手数料が0円で2カ月の月会費も無料になります（店舗によって異なるため公式サイトをチェック）。

2位 ホットヨガ＆コラーゲンスタジオ「ルキナ」

コラーゲンを取り入れた珍しいスタジオ。赤色光とオリジナルコラーゲンドリンクが魅力。

特徴

セルフマッサージやヨガが中心ですが、ピラティスのプログラムもあります。骨盤周りの筋をマッサージし、体幹を重視したエクササイズです。O脚、X脚、猫背、へっぴり腰などの矯正に役立ちます。また、レッスン後に失ったミネラルやビタミンをチャージできるオリジナルコラーゲンドリンクも魅力です。血液やリンパの流れもよくすることで老廃物を溜めにくい身体を目指せます。

悪い口コミ

良い口コミ

最後に通常価格とキャンペーン価格について書いてください。

3位 女性専用ボディメイクスタジオ【ピラティス＆ヨガスタジオ『Olulu-オルル-』】

DNA検査を基に遺伝子リスクを鑑みた効果的なボディメイクを提案。

特徴

DNA検査の結果を基に、肥満リスクによって食生活や運動の方法を提案してくれる特殊なスタジオです。3食しっかり食べつつボディメイクできる食生活のアドバイスと、ピラティスとヨガをベースにしたパーソナルトレーニングをオーダーメイドで提供してくれます。16回のレッスンでプログラムは完了ですが、希望すればアフターフォローのレッスンを続けることができます。

悪い口コミ

良い口コミ

通常だと入会金30,000円、16回のレッスンとDNA検査等諸々込で250,000円の価格ですが、キャンペーン中なら入会金15,000円、16回のレッスンを198,000円で受けられます。

4位 RIZAPの新規事業！ボディメイクホットヨガ！

RIZAPながら筋肉バキバキにはならないボディメイク。食生活からカウンセリングしてくれます。

特徴

RIZAPの9万人のダイエットデータからボディメイクヨガが誕生。カウンセリングで悩みや食事、生活の仕方が相談でき、グループレッスンながら1人1人に合せたプログラムになっています。他社ではタオルレンタルが別料金になっていることが多いですが、こちらでは月額料金に含まれているのも魅力です。

悪い口コミ

良い口コミ

通常は入会金10000円、月会費15555円のところ、キャンペーン中は入会費無料、月会費も約半額の7777円となっています。

5位 スタジオ03岩盤ホットヨガ

短期集中プログラムではファスティング（断食）などの食事制限も含めたマンツーマンの指導を受けられます。

特徴

ヨガのストレッチとウェイトトレーニングの筋肉の緊張を同時に行うピラティスです。そのほか、1：1のパーソナルレッスン、2人までのセミパートナーレッスンもあります。六本松店のグループレッスン（8人合同）に入っておくとほか2店の岩盤ホットヨガを利用できます（ピラティスがあるのは六本松店で、ほか2店はホットヨガ）。

悪い口コミ

良い口コミ

通常は入会費20000円ですが、キャンペーン中は入会費無料です。そのほか体験レッスンもあります。

加圧サポーターのおすすめ人気ランキング

順位	1位	2位	3位	4位	5位
商品画像
商品名	着ながらキュッと！24時間引き締めボディメイク【Slim Slender(スリムスレンダー)】	履くだけ24時間膣トレ！イビサビューティーがお送りする新しい着圧下着【ibz】	スリムレギンス『Bikaykuchan』	昼用着圧タイツ【ララスリム】	履いて寝るだけ！スッキリ美脚【Sulali Slim(スラリスリム)】
通常価格（税抜）	3500円	約6296円（税込6800円）	7500円	7980円	1750円
キャンペーン価格（税抜）	3枚セットで10200円（1枚あたり3400円）	約18333円（税込19800円、3枚セット+1枚おまけ） 約27593円（税込29800円、5枚セット+2枚おまけ）	2980円（お試し単品価格）	14940円（3足セット、1足あたり4980円） 22500円（5足セット、1足あたり4500円）	4800円（3枚セット+おまけ1枚、1枚あたり1200円
商品の特徴	Tシャツタイプ お腹向け 背筋矯正 スリムに見える 伸縮性がある	ボクサーパンツタイプ 綿素材入りでムレない 膣圧ケア 骨盤サポート 抗菌加工済み	レギンス（おへそ上まで） 骨盤サポート ウエスト引き締め ヒップアップ 身体を温める	タイツ 80デニール 足の細見せ ヒップアップ 骨盤サポート 抗菌防臭加工	二―ハイソックス（オープントゥ） ポンプ効果で足先の冷え解消 むくみ解消
公式リンク	公式サイトはこちら	公式サイトはこちら	公式サイトはこちら	公式サイトはこちら	公式サイトはこちら

１位　着ながらキュッと！24時間引き締めボディメイク【Slim Slender(スリムスレンダー)】

お腹と背中を引き締めて姿勢から矯正してくれるTシャツタイプの加圧サポーター。

特徴

胸部を囲うような着圧ラインが施されているため、運動中でもバストの位置を正しくキープできます。また、スポーツインナーとしても着用可能で、ピラティスなどのエクササイズに取り入れることを推奨しているのも特徴です。背筋を調整し、体幹力をサポートする構造になっており、インターマッスルを刺激します。

悪い口コミ

良い口コミ

通常価格は3500円ですが、3枚セットの購入だと1枚あたり100円OFFに相当する合計10200円になります。

2位  履くだけ24時間膣トレ！イビサビューティーがお送りする新しい着圧下着【ibz】

綿素材で通気性もよく、ムレを気にせず骨盤をサポートしてくれる加圧インナー。

特徴

加齢や妊娠、運動不足で落ちてしまう骨盤底筋のトレーニングをサポートするパンツです。昼夜問わず履けるように、通気性のよい綿素材が使われているほか、抗菌・防臭機能もついているので運動にも向いています。デザインもボクサーパンツタイプでおしゃれなデザインなので、ピラティスなどのスタジオで着替えるときにも恥ずかしくありません。

悪い口コミ

良い口コミ

1枚の購入の場合は税込6800円ですが、まとめ買いはおまけがつくので実質最安値4257円となります。

3位 スリムレギンス『Bikaykuchan』

ゲルマニウムとチタンのあたため効果で代謝アップが期待できる加圧レギンス。

特徴

バランスのとれた着圧設計でリンパの流れを促進、繊維にあたため効果のあるゲルマニウムと保温に優れたチタンを取り入れています。お腹周りや骨盤もほどよく締め付けてくれつつ、そけい部は緩やかな着圧なので動きづらさもありません。身体をあたためたい人や下半身痩せしたい人に適しているといえます。

悪い口コミ

良い口コミ

通常価格は7500円ですが、お試し価格は2980円です。まとめ買いのほうが1足あたりの値段は安いですが、サイズが合わない人もいるようなので、まずは1足のほうがよいかもしれません。

4位  昼用着圧タイツ【ララスリム】

履いているだけでふくらはぎの筋力トレーニングになる着圧タイツ。ヒップアップ効果もあり。

特徴

ふくらはぎへの加圧力が高めになっており、脚に水分がたまりにくい設計です。おへそが隠れる程度まで覆ってくれるので、ぽっこりお腹の引き締めや腰のサポート、ヒップアップにもなります。抗菌防臭と吸汗速乾加工がほどこされ、着圧商品特有のテカりもないので日常使いしやすいです。ピラティスなどのスタジオで足を見せたくない人にも使いやすいでしょう。

悪い口コミ

良い口コミ

通常価格は7980円ですが、まとめ買いで最大43%OFF、送料も無料になります。

5位 履いて寝るだけ！スッキリ美脚【Sulali Slim(スラリスリム)】

寝ている間にむくみケア。脚のツボをおして冷え性も改善する一方、オープントゥなのでムレません。

特徴

この商品は寝ている間にむくみを解消することを主旨とした商品です。そのため、睡眠を邪魔しないよう着圧の強さもキツすぎず、リラックス感を保つことができます。デスクワークや立ち仕事が多い人向き。あるいは、ピラティスなどの運動で改善しためぐりを翌朝までキープするはたらきも期待できます。

悪い口コミ

良い口コミ

通常価格は1枚1750円ですが、3枚セット4800円にはおまけで1枚つくので単価が1200円となりお得です。

ピラティスとヨガの違い

ピラティスとヨガは、それぞれのエクササイズの動きや動作が似ていることから、同じようなものとして捉えられていることが多いのですが、ピラティスとヨガは似て非なるものなのです。どのような部分に違いがみられるのか、ピラティスとヨガについて、それぞれの違いルーツや呼吸法などを確認していきましょう。

ピラティスは正しい骨格を意識する

ピラティスは、自分の骨格や筋肉の位置を正しく把握し、その部分を意識的に鍛えていくことによって体幹の筋肉を整え、それによって骨格のゆがみからくる腰痛や肩こり、姿勢の悪さなどを改善していくことができます。

また、骨盤周辺や脊椎の周りの骨や筋肉のことをコアと呼びますが、このコアがしっかりと鍛えられているか、そうでないかによって、姿勢の良い・悪いが決まってきます。逆に言えば、このコアをしっかりと鍛えることで、姿勢の悪さやポッコリ出ている下っ腹を改善することだってできるようになるので、女性は必見です！

ヨガは呼吸とストレッチに重点を置く

ピラティスに対して、ヨガは呼吸法としっかりと体を伸ばすストレッチに重点を置いています。基本的には、横隔膜を上下させる腹式呼吸を用いており、また、ポーズをとってから静止する動きが多いことが特徴です。
ポーズをとって静止している時には、瞑想や精神統一などのスピリチュアルな面でのリラックス効果や心の安定を得ることができ、身体をしっかりと伸ばすストレッチでは、体の柔軟性を手に入れることができます。
ピラティスよりもヨガ呼吸法の方が自分にはあっているのではという方のために、以下の記事でヨガ呼吸法について詳しく解説しています。

ヨガ呼吸法のやり方。毎日の体がスッキリし健康的な体を維持できる

ピラティスのルーツはリハビリである

ヨガとピラティスの違いの中でも、特に大きな意味を持つのが、その起源（ルーツ）です。ピラティスは、第一次世界大戦の傷病者などのために看護師であったドイツ人のジョセフ・H・ピラティスさんがリハビリのためのエクササイズとして考案したものなのです。

身体の内側の筋肉であるインナーマッスルを鍛えると同時に、ストレス発散やリフレッシュなどの精神的にも良い影響を与えてくれるエクササイズとして、これまで世界中の多くの人たちに実践されてきました。

ヨガのルーツはインドの思想に根差した修行である

ヨガは、古代インドが発祥のヒンドゥー教の僧侶の修行のひとつで、瞑想や精神統一などによって悟りを得る方法を導く、重要な修行として位置づけられています。近年では、精神面での安定をはかったり、リラックス効果などもあるため、若い女性を中心に多くの人がヨガを実践しています。

また、このヨガにフィットネスなどのメニューを組み込んだ、新しいタイプのエクササイズも、スポーツクラブなどで盛んに行われるようになってきました。

ピラティスは胸式呼吸をする

ピラティスは、胸式呼吸によって行われます。胸式呼吸とは、肋骨の間の筋肉を大きく動かして行う呼吸法です。この胸式呼吸法を用いることで、交感神経が活発に働き、身体が緊張状態となり、スッキリと目覚めるため、朝やリフレッシュしたいとき、ストレス発散などにも効果があります。

ヨガは腹式呼吸をする

ヨガは、ピラティスと違い、腹式呼吸で行います。胸とおなかの中間くらいにある横隔膜を上下させて行う呼吸法で、リラックス神経とも呼ばれる副交感神経を刺激し、リラックス効果を発揮してくれます。

身体を伸ばしてストレッチをしながら、精神的にも落ち着くことができるので、瞑想などには最適の呼吸法です。

ピラティスには瞑想やスピリチュアルな面がない

ピラティスはリハビリを目的として考案されたエクササイズなので、常に体を動かしながらインナーマッスルを鍛えていきます。そのため、ヨガにあるような瞑想やスピリチュアルな面はなく、短期間のうちに体の筋肉を鍛えられ、精神的な安定をも得ることができるエクササイズとして、多くの人が実践しているのです。

胸式呼吸法の特徴とポイント

ピラティスに欠かすことのできない呼吸法として、胸式呼吸があります。この胸式呼吸の特徴やポイントをしっかりと押さえることで、より高い効果が期待できます。

腹筋を意識して胸で呼吸する

胸式呼吸は、普段の呼吸や腹式御呼吸とは違い、身に着けるまでに時間がかかるといわれています。胸で呼吸をする方法ですが、息を吸い込むと横隔膜に合わせておなかにも空気が入ってしまい、意味がありません。

腹筋をしっかりと締めることを意識しながら、横隔膜のあたりに手を置き、胸が膨らむことを意識しながら息を吸い、腹筋が緩まないように意識しながら胸の中から息を吐き出します。

腹筋が締まっている状態を意識しながら呼吸することで、胸式呼吸を身に着けることができるようになりますが、はじめのうちはなかなか難しいようです。

肋骨を大きく広げて息を吸う

胸式呼吸は肋骨を広げるイメージで呼吸するといいでしょう。

肋骨の間のある助間筋や首の筋肉を意識しながら使って、胸郭（肋骨などの籠状の骨格）を上に押し上げるように息を吸います。胸式呼吸では、息を吸うと胸が膨らみ、息を吐くと胸がへこむので、しっかりと胸が膨らんでいるか、へこんでいるかを確認しながら取り組むとわかりやすいですね。

ヨガマットや座布団を使用する

リハビリを目的としたエクササイズなので、座ったままでも取り組むことができるのは、ピラティスの最大のメリットです。また、胸式呼吸をしっかりと行うためにも、ヨガマットや座布団の上に座った状態で実践していきましょう。

以下は胸式呼吸の方法を詳しく解説します。

1.骨盤を閉めるイメージでお腹をへこませておく

腹筋がしっかりと締まっていることを確認しましょう。腹筋に意識を集中することはもちろんですが、このときに肩甲骨を下におろすように首を伸ばすと、きれいに腹筋が締まった状態にすることができます。

2.鼻から息を吸う

胸式呼吸も腹式呼吸と同様に、鼻から息を吸い込みます。この時に、しっかりと胸が広がっているかどうかを確認するために、肋骨のあたりに両手を置いて確認しながらやってみるといいでしょう。

3.口から息をはく

口から息を吐き出すときにも、しっかりと腹筋が引き締まった状態を維持しているか、胸が締まった状態になっているかを意識しながら行うようにしましょう。

ピラティスはこんな人にオススメ

リハビリのために考案されたエクササイズであるピラティスは、自宅のベッドの上で簡単に実践することができる手軽さなので、さまざまな人にオススメしたいエクササイズです。その中でも以下にご紹介するような人には、ぜひピラティスをオススメしたい人です。

姿勢をきれいにしたい人

姿勢が悪くなってしまうのは、身体の内側に骨を支える筋肉がしっかりとついていないためです。

そのために、正しい姿勢をキープできなくなってしまうのです。こういった方にこそ、ピラティスを実践し、インナーマッスルを鍛えることで、しっかりと骨を支えることができ、より美しい姿勢を保つことができるようになります。

しなやかな体を作りたい人

常に骨盤を安定させて動かすピラティスは、柔軟性のある筋肉を鍛えるため、しなやかな体の動きを実現してくれます。また、自分の身体の筋肉の左右のバランスを調整することもできるので、普段の生活でも体全体に均等に負荷がかかるようになり、疲れにくくなります。

心身の健康を持ちたい人

ピラティスはストレス解消にも効果的ですし、うつ病などの精神疾患を持つ方に対しても効果が期待できます。精神安定のはたらきもありますし、大小さまざまな筋肉に意識を集中してエクササイズを行うので、集中力を鍛えることもできるので、体だけではなく、仕事にも活かすことができそうですよ。

ストレスは肌あれなども引き起こす原因のためピラティスによる肌ケア効果も期待できます。ストレスと肌あれの関係性については以下の記事で詳しく解説しています。

ストレスで肌あれトラブルが起こるのはどうして？気になる対処法

運動するのが不安な人

運動習慣が身についていない人や運動初心者の人に対しても、ピラティスはとても効果的なのです。そもそも、ピラティス自体がリハビリのためのエクササイズなので、運動が苦手と感じている人であっても取り組みやすいエクササイズになっているのはうれしいですね。

激しい運動はしたくない人

ピラティスはインナーマッスルを鍛えることによって基礎代謝や新陳代謝を上げるため、激しい運動をしなくてもしっかりと鍛えることができますし、基礎代謝や新陳代謝を上げることで痩せやすい体を作ることができるのでオススメです。

ピラティスの魅力とメカニズム

世界中の人たちが実践しているピラティスは、近年日本でも人気が高まってきています。ピラティスの魅力とは何か、そのメカニズムについてもご紹介していきましょう。

家の中で気軽にできる

運動習慣が身についていない人や運動自体に苦手意識を持っている人にとっては、まず、運動をするために出かけることがとても億劫だと感じている方が多いのではないでしょうか。

その点、ピラティスなら、ヨガマットや座布団、ベッドの上など、家の中にいながらしっかりとインナーマッスルを鍛えることができるので、いつでも気兼ねなく実践することができます。

正しく背骨や骨盤を整える

身体のコアを鍛えることによって、それまでしっかりと支えることができていなかった背骨や骨盤などもしっかりと支えることができるようになり、骨の位置や体のバランスなどを整えることができるのです。

そのため、腰痛や肩こり、姿勢の悪さなどを改善することができるようになります。

内臓が本来の位置に収まる

インナーマッスルを鍛えることで、本来あるべき骨の位置を保てるようになるため、骨に保護されている内臓も、本来の位置にとどまることができます。本来の位置に保たれた内臓は、これまで制限されてきたはたらきを最大限に有効活用することができるようになります。

内臓機能が正常に働ける状態をつくる

本来あるべき位置にとどまることができた内臓は、それらの機能を活性化させ、より健康的に機能してくれるようになります。

特に、腸に関しては、しっかりと背筋が伸びることで活発に働くようになり、たまった老廃物をしっかりと体外に排出してくれるようになります。消化不良や内臓不全などの問題も解消することができるようになりますので、健康に不安のある方にとっても、ピラティスはオススメです。

ピラティスで期待できる効果

ピラティスはダイエット効果を期待している若い女性が注目しているエクササイズですが、ダイエットだけではなく、さまざまな効果が期待できます。ピラティスによって得られる効果にはどんなものがあるのか、ご紹介していきます。

からだの歪みを改善する

ピラティスはリハビリメニューとして考案されたこともあり、骨や筋肉を正しく使うためのトレーニングなので、背骨や骨盤、肩、腰など、さまざまな部位の筋肉を鍛えて安定させてくれます。そのため、猫背などの身体の歪みを矯正し、正しい姿勢を保てるようになります。

また、骨盤の位置やその周りの筋肉が鍛えられることにより、肩こりや腰痛などの症状を緩和・改善する効果も得られるのは、デスクワークや立ち仕事でツラい女性にとってはうれしい効果ですよね。ピラティスによって自分自身の身体をボディメイクすることで、今ある体の不調の症状や痛みを緩和・改善できる効果があるのです。

太りにくい身体づくりが可能になる

身体の奥にあるコアやインナーマッスルを鍛えることによって、基礎代謝や新陳代謝を高める効果も期待できます。基礎代謝や新陳代謝を高めると、普段の生活だけでもエネルギーを消費しやすくなり、太りにくい身体をつくることができるのです。

内臓の働きが改善され肌の状態が整えられる

コアやインナーマッスルを鍛えることによって、身体の骨の位置が本来あるべき位置に保たれます。それにしたがって、内臓の位置も本来あるべき位置に保たれるので、内臓の機能も正常に働くようになり、特に腸の働きは活発になります。

老廃物をしっかりと吐きだすことができるようになりますので、美肌効果はもちろん、キメの細かい美しい素肌を手に入れることもできますよ。また、便秘にも効果的です。

自律神経のバランスを整える

胸式呼吸で行うピラティスは、さまざまな内臓器官をつかさどる自律神経を活性化させるはたらきがあります。そのため、内臓器官を活性化させることによって、免疫力アップやストレス発散によるリラックス効果などを得ることができ、さらに、自律神経のバランスも整えてくれるので、まさに心身ともにバランスを整えることができるのです。

身体を柔らかくしてケガを予防する

コアやインナーマッスルなどの身体の内側にある骨の周りの筋肉を鍛え、柔軟性のある筋肉をつけることによって、体が柔らかくなるのでケガの予防にも効果的です。

血流がよくなり冷え性が改善される

新陳代謝がアップすることによって血流がよくなり、体の隅々まで血流が循環することにより体が温まるので、冷え性が改善される効果があります。

冷え性で悩んでいる方が多い女性にとっては、見逃せない効果のひとつですね。

ピラティスで心も身体もバランスを整えて健康的な毎日を

ピラティスは、考案から90年近くたった今も、世界中の人たちから多くの支持を得ています。プロのスポーツ選手の体幹トレーニングメニューとしても認知されていますし、最近ではハリウッドの俳優や人気モデルなども、スタイルキープやボディメイク、体幹を鍛える目的のためにピラティスを取り入れています。

話題のダイエット方法としても注目されていますが、自分の身体を見つめなおし、より健康的な生活を送る上で大切な要素がたくさん含まれています。

いつでも自宅で行うことができるという手軽さに加えて、毎日の運動不足解消に、ストレス発散に、もちろんダイエットのためにと、さまざまな効果が期待できるという点が評価されているからだと思います。これまでピラティスを知らなかったという人や名前だけしか聞いたことがなかったという人は、この記事を読んでピラティスを始めてみてはいかがでしょうか。