気になるお風呂の効果。デトックス、アトピー、入浴剤の選び方。

2017.07.10

気になるお風呂の効果。デトックス、アトピー、入浴剤の選び方。

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

毎日なんとなく入っているお風呂の時間。目的や自分の求める効果、また、逆効果になるような入り方を知って、より充実したお風呂タイムにしましょう。

INDEX

目次

    肌をきれいするお手入れポイント

    お風呂で得られる嬉しい効果

    リラックス効果

    お風呂には、リラックス効果があります。38度から40度ぐらいのぬるめの温度で10分から20分浸かるのが、副交感神経が優位になるリラックスできる入浴方法です。

    自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類があります。交感神経は身体を活性化させる神経で、副交感神経は身体を休めてリラックスさせる神経です。?副交感神経を優位にした状態は、寝つきが良く、深い眠りとなり、疲労回復にも効果的です。

    そのため、入浴は、寝る前が効果的です。入浴後30分から1時間後くらいに眠りにつくように心がけましょう。また、休日など時間に余裕があるときは、眠る前に限らずゆったりできる時間に入浴するのもおすすめです。入浴で副交感神経を優位に働かせる時間が多ければ、体は元気になっていきます。

    • 気になるお風呂の効果。デトックス、アトピー、入浴剤の選び方。
      気になるお風呂の効果。デトックス、アトピー、入浴剤の選び方。
      7355-1:リラックス効果

      医療・美容コンサルタントの滝沢日花里です。忙しい毎日を送っているとゆっくり湯船に浸かる時間が取れない方も多いと思います。私も仕事の関係で不規則な生活になりがちですが、出来るだけ毎日お風呂に浸かる様にしております。今は入浴剤の種類も豊富でバスタイムの楽しみも沢山ありますよね。健康の面でも湯船に浸かる事は良いと言われております。乾燥の時期はセラミド配合の入浴剤を使用したり、角質ケアをしたい時は酵素風呂にしたりと、その日その日で使い分けて楽しんでいます。私の入浴法は湯船に5分程浸かった後、冷水を浴び再度湯船に浸かるという温冷浴を実践しております。 個人的には疲労が取れ易くなり、浮腫みの改善や免疫力が上がりました。ただし個人差もあり、持病がある方は悪化する可能性もありますので、不安な方は1度医師に相談の上試してみるのもお勧めです。是非、お風呂を上手に活用して美容と健康を手に入れましょう。

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    疲労の軽減効果

    お湯に浸かると体温ががやや高くなります。この作用のことを温熱作用といいます。そして、温熱作用で得られる効果のことを温熱効果といいます。

    温熱作用により身体があたたまると血管が拡張して血流が良くなります。血流がよくなると、血液によって全身の隅々まで酸素や栄養分が運ばれ、体にたまっていた老廃物や二酸化炭素、疲労物質が体外に排出されやすくなり、新陳代謝が良くなります。それにより、疲労の軽減効果があります。

    デトックス効果

    デトックスとは、毒素や老廃物を体外に排出して、体内をきれいにする健康方、美容法です。

    汗腺にはさらさらした汗を流すエクリン腺と、どろどろした汗を流すアポクリン腺があります。デトックスに効果がある有害物質を排出する汗はアポクリン腺から流れるどろどろ汗です。

    どろどろ汗をかくポイントは体を温めてじっくりと汗をかくことです。お風呂で汗をかいてデトックスをしたい場合は、お風呂に入る前や入浴しながら水分補給をすることで、よりデトックスの効果が得られます。

    また、汗をかくことを目的にお風呂に入る場合は、水分補給を忘れないようにしましょう。

    マッサージ効果

    湯船につかることで体に水圧がかかります。この、水圧による効果で、足の疲れやむくみなど、適度なマッサージ効果が期待できます。

    全身の血行が良くなる

    お湯に浸かって体が温まると、皮膚の毛細血管や血管が広がり、全身の血行が良くなります。血行がよくなると、血液によって全身の隅々まで酸素や栄養分がいきわたります。美肌の為には、肌に酸素と栄養分が必要です。肌の内側に網目のように張り巡らされている毛細血管によって、肌の細胞に酸素と栄養分が送られます。

    また、毛細血管には、不要になった老廃物と二酸化炭素を回収する働きもあります。

    良質な睡眠を得られる

    お風呂には副交感神経を優位にする効果があります。副交感神経を優位にした状態で布団に入ることで、良質な睡眠を得られます。

    寝る1時間前を目安に入浴を開始し、お風呂から出て体温が落ち着いた30分から1時間後を目安に眠りにつきましょう。

    体が冷えきってしまうほど時間が経ってしまうと、リラックス効果が薄れてしいます。

    副交感神経を優位にした状態で布団に入ることで、寝つきが良く、深い眠りとなり、疲労回復にも効果的です。

    幸福感をもたらす

    お風呂に入って感じる「気持ちが良い」という感覚が幸福感をもたらします。

    お風呂には温熱効果やリラックス効果があります。温熱効果による疲労回復や、リラックス効果による副交感神経が優位になる働きなど、これらのお風呂で得られる効果の毎日の積み重ねが幸福感をもたらしてくれます。

    手軽な入浴剤で更なる効果も

    重曹・岩塩で美肌に

    重曹とは、炭酸水素ナトリウムのことです。料理に使用するベーキングパウダーも重曹です。重曹は弱アルカリ性のため、酸性である皮脂汚れを落とすことが出来ます。

    塩には、発汗、温熱作用があります。そのため効率よく汗をかくことができます。また、岩塩は精製されていないためミネラルが豊富に含まれています。

    重曹には炭酸水素カルシウムという、天然の温泉にも含まれている成分もふくまれていて、岩塩のミネラルと重曹の成分により、温泉と同じように美肌効果が期待出来ます。

    ローズマリー・ハーブ・ミントは漢方の効能も

    ローズマリー湯には、血行が促進されて温熱効果が高まる効果があります。リュウマチ、神経痛、関節痛、筋肉痛、風邪の症状、ぜんそく、神経衰弱に効果があります。また、ローズマリーは化粧水や洗髪剤にも利用されることがあります。

    ミント湯には、メントールの香りで気分をリラックスさせ、体の芯からしっかり温まる効果があります。

    みかんの皮・レモンの保温効果

    みかんの皮は、漢方では薬としても使われています。また、みかんの皮やレモンから出るリモネンという成分には高い保温効果があります。リモネンは、お風呂上がりに体温をキープし湯冷めしにくくしてくれます。

    皮にはワックスや農薬がついていることもあるので、よく水洗いしてから使用してください。

    また、リモネンの香りにはリフレッシュやリラックスの効果があります。

    アトピーにも効果的な生姜・よもぎ

    生姜風呂には強い殺菌作用と消臭効果、抗炎症効果があります。生姜風呂は、肌トラブルの原因であるアクネ菌やマラセチア菌が過剰繁殖することを防いでくれます。

    よもぎには殺菌作用、消炎作用、鎮痛作用、肌を潤す作用があります。アトピーでの、皮膚の炎症、かゆみの症状に対して効果的です。

     

    お風呂タイムをより充実させよう

    水圧を利用した水中エクササイズ

    お風呂でのエクササイズは、水圧による引き締め効果や、浮力を利用して部分的なアプローチをすることが出来ます。

    お腹のエクササイズ:湯船に浸かった状態で、両手をお尻の横についたら、お尻を浮かせてツイストする。

    足のエクササイズ:お湯に浸かったまま、脚を伸ばしてバタ足をする。(手をついてお尻は浮かせる。)

    お尻のエクササイズ:バスタブにつかまり、ひざを肩幅に開いてひざ立ちする。足先を上にあげてお尻に力を入れる。

    代謝の良い時にリンパマッサージ

    身体が温まると代謝が良くなります。代謝の良い時にリンパマッサージをすれば、血行が悪くなることで起きるむくみに対して、よりマッサージの効果を発揮します。

    主なリンパの場所:首の付け根、鎖骨、わきの下、脚の付け根、ひざの裏

    リンパの場所を、優しくほぐすようにマッサージしましょう。

    半身浴でダイエット

    半身浴は、長い時間お湯に浸かっていることが出来るのでダイエットに効果的です。身体を芯から温めると代謝がよくなり脂肪燃焼効果が高まります。また、じっくり温めるため老廃物を含んだどろどろ汗をかき、デトックスも出来ます。

    半身浴のダイエットに効果的な入り方は、汗が出るまでゆっくりと湯船に浸かることです。時間は20分以上が目安です。さらに、ダイエットの効果をあげたい場合は、入浴前にストレッチをする、お湯のなかで気になる部分をマッサージする、こまめに水分補強をする、入浴後にストレッチをすると効果的です。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    お風呂は入り方で消費カロリーが変わる。健康的に痩せられる入浴法

    勉強や読書にも集中できる

    お風呂には余計なものが無いので、勉強や読書などにも集中出来ます。

    手軽にできる足浴・手浴

    湯船に浸かるよりも手軽に出来るのが、足浴や手浴です。足浴や手浴は、足だけ、手だけなどを部分的にお湯に浸ける方法です。足や手ををじっくり温めると、全身浴や半身浴と同じくらい全身が温まるといわれています。忙しい時や夏場などにおすすめです。

    目的別のお風呂の効果的な入り方

    シャキッとしたい朝風呂は5分程度で

    シャキッとしたい朝は、熱めのお風呂に3分から5分くらいサッと入浴したり、熱いシャワーを浴びるのが効果的です。交感神経がはたらいて、シャキッと活動モードに切り替わります。

    快眠したい時はぬるま湯にゆったりと

    快眠したい時はぬるま湯にゆったりと入浴することがおすすめです。入浴するタイミングは、寝る前が効果的です。お風呂からあがって、30分から1時間後に眠りにつくことで、寝つきもよく、眠りも深くなります。

    疲れを取りたい時は半身浴

    半身浴とは、お湯にみぞおち(胸の下)くらいまで浸かる入浴方法です。一回にお湯に浸かっている時間は、20分から30分くらいが目安です。半身浴は、上半身に水圧がかからないため肺や心臓に負担が少なく、血圧が急に上昇することもありません。そのため、疲れを取りたいときには体への負担の少ない半身浴がおすすめです。

    通常よりも長い時間ゆっくりとお湯に浸かることでリラックス効果も得られます。

    半身浴は、汗を多くかきやすいので、水分補給を忘れずに行ってください。

    体の冷えが気になる時は首まで浸かる

    半身浴は体の上半身がお湯に浸かりません。上半身が冷えやすくなります。そのため、体の冷えが気になるときは、首までお湯に浸かって全身を温める全身浴がおすすめです。全身がお湯に浸かることで、身体が満遍なく温まります。

    逆効果になる入り方には要注意

    冷えを改善したいのに半身浴をしたり、夜のリラックスしたいときに交感神経を高める入り方をしたり、疲れているのに全身浴をしたりなど、逆効果になる入り方にならないように注意しましょう。

    毎日のお風呂をより効果的に

    お風呂には、リラックス効果、汗によるデトックス、自律神経の働きによって活性化したり安静化したり、温熱効果によって血行が良くなったり、さまざまな効果があります。

    入浴剤や、自分の心身状態によってお湯の温度や入浴の仕方を変えることで、毎日のお風呂をより効果的な時間にすることが出来ます。

    ですが、こだわりすぎるよりも自分が「気持ちいい。」と感じることが大切です。お風呂で得られるこれらの効果の毎日の積み重ねが幸福感をもたらしてくれます。

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