目次
オリーブオイルを使って角栓を除去する前に
使用するオリーブオイルに注意する
合成界面活性剤が入っているものは、刺激が強く肌トラブルの原因になるため、合成界面活性剤が入っていない食用オリーブオイルを使用します。特に、肌への負担や刺激が少ないのが純度や精製度が高く酸度が低いエクストラヴァージンオイル。
また、薬用のオリーブオイルは精製されており、臭いも抑えられているため、肌の弱い方や香りが苦手だという方にもおすすめです。
事前に毛穴を開いておく
毛穴をあけておくことで、毛穴の汚れや角栓を取り除きやすくします。毛穴が開いていないと、毛穴の奥の汚れや角栓をキチンと、とることができません。事前に、洗顔料でメイクをキチンと落とし、蒸しタオルや蒸気を顔に当てたり、お風呂で半身浴をしたりして、できるだけ毛穴を開いた状態にしておきます。
蒸しタオルを使う方法
蒸しタオルの熱や蒸気によって、毛穴を開き、溜まった皮脂や汚れを取り除きやすくする効果があります。タオルを濡らすときは、真水かミネラルウォーターを使用して、肌への刺激がなるべくないように、タオルに雑菌が付かないように気をつけます。蒸しタオルを扱うときはやけどに気をつけしょう。
1.小さめのタオルを水で濡らして軽く絞り巻く
清潔で小さめのタオルやおしぼりをぬらし、水が垂れ落ちない程度に軽く絞ります。
2.電子レンジで温める
500wか600w、30秒から1分程度、加熱します。
3.適温に冷ました蒸しタオルを3分ほど顔に乗せる
タオルを広げて、体温より少し温かい位で顔に触れても熱くない温度になったら、蒸しタオルを顔に乗せます。3分ほど両手で軽く押さえるようにして、肌を温めます。
4.蒸しタオルを外したらすぐに保湿する
肌が温まり、蒸しタオルを外したら、すぐに保湿ケアをします。すぐに保湿をすることで、肌の潤いはそのままに毛穴の汚れや角栓を落とすことができます。
ラップを使う方法
家庭にあるラップを使って、小鼻を包み、半身浴をしながら毛穴を開く方法です。半身浴の発汗作用とラップの密封効果で毛穴が開き、毛穴の奥の汚れが落ちやすくなります。
1.ラップを適切な大きさに切る
5?位の正方形の大きさから、自分の小鼻の大きさに合わせた大きさにラップを切るようにします。
2.ラップを鼻にのせる
苦しくないように鼻の穴の部分をあけて、ラップをくるむようにします。
3.鼻ラップをしたまま半身浴をする
鼻ラップをしたまま、半身浴をします。半身浴するお湯の量は、湯船に足を伸ばして座り、その状態でみぞおちの高さくらいまでの湯量にします。半身浴の湯の温度と時間の目安は、38℃〜40℃くらいで、20分〜30分くらいです。ですが、体質やその日の体調によって、湯の温度や時間は調整するようにしてください。
体が温まった状態で、ラップを外して保湿ケアをしましょう。
オリーブオイルを使うデメリット
使いすぎると肌トラブルが悪化する
毛穴に残ってしまったオリーブオイルのオレイン酸が、毛穴の常在菌によって分解され、不飽和脂肪酸になります。不飽和脂肪酸は、毛穴の出口部分を刺激して、不全角化を引き起こし、毛穴がすり鉢状に広がって見えるようになります。
毛穴の角栓、黒ずみを悪化させる
オリーブオイルのオレイン酸によって、毛穴がダメージを受けます。毛穴がダメージを受けることで、表面の細胞が早く入れ替わろうとし、それだけ古い細胞が出ます。古い細胞が毛穴に詰まることで角栓ができ、古い細胞と皮脂がくっつき酸化します。この酸化したものが黒ずみになります。
ニキビを引き起こす場合もある
毛穴の中の皮脂が詰まり、酸化して、ニキビ菌のアクネ菌が増殖して、ニキビができます。このアクネ菌がえさとしているものに、オレイン酸があります。オレイン酸が豊富に含まれているオリーブオイルは、使い方次第でニキビをできやすくしてしまうことがあります。
アレルギーが起こる場合もある
食用のオリーブオイルは、肌に付ける用に作られているものではありません。特に精製されていない食用油は、肌に合わずアレルギーを起こしたり、アレルギーの症状を悪化させてしまったりすることがあります。肌が弱い方やもともとアレルギーがある方は薬用や美容用のオリーブオイルを使う方が安心です。
また、薬用や美容用のオリーブオイルを使う場合でも、必ずパッチテストでアレルギーが出ないか確認するようにしましょう。
油焼けを起こす
食用のオリーブオイルは、栄養や風味を残して作られているため、不純物が入っているということになります。オイルに含まれている不純物が紫外線や熱などにより酸化し、色素沈着を起こします。この色素沈着がシミやくすみの原因です。精製度の低いオイルの方が劣化が早く、油焼けを起こしやすいです。
オリーブオイルと綿棒を使って角栓を除去する方法
綿棒を使って角栓を除去するメリット
綿棒は先が柔らかいので、肌を傷つけにくく肌への負担が少なくてすみます。マッサージしていると綿棒に色がつき、角栓や汚れがどのくらい取れたのか、見ることができるので楽しく行うことができます。綿棒を使うことで、気になるところからやることができます。
▼さらに詳しい解説はこちら
綿棒で「取れない角栓」のケア。正しく除去して近距離素肌美人へ
オリーブオイルと綿棒を使って角栓を除去する手順
初めに、メイクをしっかり落とします。蒸しタオルや鼻ラップなどで毛穴を開かせてから、オリーブオイルと綿棒を使ってマッサージを始めます。マッサージ中、滑りが悪くなったら、オリーブオイルを綿棒に付けたり、保湿クリームを鼻に付けて、滑りをよくしてからマッサージを再開します。保湿クリームを鼻に付けるときは、塗り込まなくて大丈夫です。
1.綿棒にオイルを染み込ませる
綿棒にたっぷりのオリーブオイルを染みこませます。皮脂と同じ成分が含まれているオレイン酸を使うことで、毛穴に詰まった角栓となじみやすく、角栓を自然に溶かして落とす効果が期待できます。
2.くるくるマッサージ
力を入れすぎないように注意して、鼻の上をくるくるなでたり、転がしたりします。マッサージによって、毛穴から飛び出してきた角栓があったら、毛穴の脇を優しく押して角栓を取り出します。なかなか取れない角栓があったら、綿棒2本を使い、毛穴を挟むようにして、優しく押し出すと毛穴の中の角栓が出てくることがあります。
3.優しく洗顔をしてぬるま湯で流す
しっかり泡立てた弾力のある泡で、優しく洗顔します。ぬるま湯でゆすぎ残しがないようにしっかりゆすぎます。その後、冷水で引き締めて、化粧水と乳液で保湿をしっかりします。
オリーブオイル洗顔を行って角栓を除去する方法
オリーブオイル洗顔で角栓を除去するポイント
肌に刺激を与えることで、肌トラブルを起こしてしまうので、ごしごしと強くこすらないようにします。角栓は、1度やっただけで、きれいなはなりません。何回かやることで、徐々にきれいになります。時間はかかりますが、丁寧に優しく行うようにしてください。
オリーブオイル洗顔の手順
オリーブオイルを使用するときの注意です。かならずパッチテストを行いましょう。二の腕や太ももの皮膚が薄く弱いところに、オイルを塗布して1日放置。かゆみや赤みなどの肌トラブルが発生しなければオイルを使用しても大丈夫です。
1.オリーブオイルを手に取る
オリーブオイルを、。毛穴汚れや角質の気になるところの面積に合わせた量を、手に取るようにします。目安は500円玉くらいの量です。
2.オリーブオイルを顔に塗り、洗っていく
手に取ったオリーブオイルを、毛穴の汚れや角栓が気になる部分の乗せて、なじませます。クレンジングをするときのように、下から上に向かって1〜2分マッサージをします。
3.ティッシュでオリーブオイルを取る
オリーブオイルを肌になじませたら、ティッシュで肌を押さえ、優しく余分なオイルを拭き取ります。
4.蒸しタオルでオリーブオイルを拭き取る
蒸しタオルを用意し、顔に10秒ほどのせて、顔に付いたオリーブオイルを優しく拭き取ります。蒸しタオルで、2回拭き取ります。
オリーブオイルの代わりにおすすめのオイル
肌質や目的に合ったオイルを使う
乾燥肌、オイリー肌、敏感肌、ニキビ肌など人それぞれ肌質は異なります。自分の肌がどのようなな状態になっているのか、どうしたいのかによっても選ぶオイルは変わります。似ているような肌質でも、求めている状態によって、違ってきますので、自分の肌質や症状がどのような状態なのかを把握して、オイルを選ぶようにしましょう。
ホホバオイルはニキビに効果的
ホホバオイルは、油脂ではなくワックス成分です。酸化しにいため、防腐剤を入れる必要がなく、肌への刺激が少ないです。ビタミン群が豊富で、肌の新陳代謝を高めたり、皮脂の分泌を整える作用があり、ニキビにも効果的です。ワクスエステルは、高い保湿性があり、肌の乾燥を予防できます。
グレープシードオイルは敏感肌でも使える
グレープシードオイルは、ビタミンEがオリーブオイルの2倍以上あり、天然の酸化防止の役割を果たしているため、肌に刺激のある添加物を使用していません。安全性が高く、敏感肌の方にもおすすめです。ビタミンEには、潤い効果もあり保湿に優れています。また、香りがなく使いやすいのも特徴です。
アルガンオイルは乾燥肌に有効
アルガンオイルにはオレイン酸、ビタミンE、フィトケミカルや不けん化成分があり、肌の乾燥やエイジング対策に役立つ成分です。抗菌作用や新陳代謝を促す効果があることで、メラニンの形成を促す活性酸素を除去することができ、シミやソバカスの予防になります。オイルに含まれる必須脂肪酸は、皮膚の水分を保ち保護する効果があるため、乾燥対策になります。
マルラオイルでエイジングケア
ビタミンCやEの抗酸化作用が、ほうれい線やたるみに働きかけ、ハリやツヤのある肌になるなどエイジング効果が期待できます。リレノン酸の保湿効果が肌や髪にハリ、潤いを与えたり、指先に塗ることで乾燥や逆むけを抑えることができるようになるため、二枚爪や爪の痛み、髪の毛のパサつきに有効です。
その他の角栓を除去する方法
オロナインでパックをする
オロナインに含まれるオリーブオイルなどの成分が角質を取りやすくします。洗顔をしてメイクをきちんと落とします。オロナインを1mm位の厚さで、鼻が白くなるくらい塗布し、5分〜15分放置します。その後、オロナインをぬるま湯でしっかり洗い流します。冷水だと、オロナインをしっかり洗い流すことができません。洗い流したら、保湿をします。
オロナイン+蒸しタオルやオロナイン+鼻ラップ(+湯船)を1週間に1回の頻度で行う方法や、オロナインを洗い流した後に毛穴パックをする方法(毛穴パックが肌に刺激を与えるので)を2週間に1回程度行う方法もあります。
ピーリングを使う
ピーリングは、古い角質を取り除くことで、角栓予防やターンオーバー促進をします。肌を強くこすりすぎたり頻繁に行ったりすると、肌トラブルの原因になるため、肌に塗ってこするゴマージュタイプ、スクラブタイプ、拭き取るタイプのものよりも、洗い流すタイプのミルクやジェルのものがおすすめです。
このタイプの場合でも、使用頻度は月に1〜2回ほどにしましょう。ピーリング後は、保湿ケアを忘れずにしましょう。
ピンセットで引っこ抜く
ピンセットで、角栓を抜くときは、指で軽く毛穴をつまみ出てきた角栓だけをつまみとります。先の細いピンセットを遣い、角栓をゆっくりと引き抜けば、角栓が途中で切れません。ピンセットの先で肌を傷つけたり、刺激を与えてしまったりすることがあるので、気をつけましょう。
エステに通う
一人ひとりの状態に合わせた、自分に合った方法で、丁寧に角栓を除去してくれます。除去後のケアもきちんとしてくれるので状態の良い肌でいることができます。
最近は店舗数は少ないですが、毛穴専門のエステもあるようです。エクストラクションと呼ばれ、指技を使い、角栓をきれいに除去してくれます。
重曹パックを行う
重曹には、油脂を乳化させ、タンパク質を分解するという成分があり、研磨作用もあります。洗顔パックに使用する時は、粒子の細かいスキンケア用、調理用を使用するようにしてください。粒子の大きなものを使ってしまうと、肌トラブルの原因になります。
重曹の粉を水と混ぜ、すくった時に液だれしないぐらいのペースト状にします。角栓が気になるところに塗布し、15分ほど放置します。その後、優しくぬるま湯で洗い流して、保湿しましょう。かならず優しく洗い流してください。ごしごし洗い流してしまうと、肌を傷つけます。
角栓を除去した後のケア方法
洗顔でオイルを落とす
オイルが肌に残っていると、毛穴が開きニキビの原因になるため、洗顔料でオイルを洗い流します。洗顔料も刺激が少なく肌に優しい成分のものを使用しましょう。
泡立てネットなどを利用して、きめ細かい弾力があるたっぷりの泡で優しく洗顔します。丁寧にゆすぎ残しがないようにゆすいだら、ふわふわのタオルで余分な水分を拭き取る程度に拭きましょう。すすぎはていねいに20回以上がおすすめです。
保湿ケアをキチンと行う
毛穴の角栓除去は、肌の角質層が水分不足に状態になっています。肌を保湿することで、肌水分の蒸発を防ぎ、洗顔後の皮脂が落ちた肌を守ることができます。化粧水や乳液などで保湿することが重要になります。
毛穴を引き締めるために、収れん作用のある化粧水を使いたくなりますが、エタノール度が高く、弱っている肌には刺激が強すぎます。肌が弱っているときの保湿は、肌に刺激の少ない化粧水などを選ぶようにしましょう。
規則正しい食生活を心がける
野菜をあまり摂らずに、肉ばかりや砂糖や油分の多いもの、刺激物が多く含まれている食品ばかりを摂っていると、皮脂がたくさん分泌されるようになります。そして、毛穴が詰まり角栓が作られることになります。ビタミン群や茶カテキンなどの抗酸化作用のあるものを摂取するようにしましょう。
間食を控えたり、野菜と肉をバランスよく食べるようにするなど、規則正い食生活が角栓予防につながります。
生活習慣を見直す
肌のターンオーバーは、夜寝ている間に行われます。22時頃〜2時頃までが、肌のゴールデンタイムと言われるくらい肌のターンオーバーが活発になります。質の良い睡眠が取れずにいると、肌の代謝が悪くなってしまい、古い角質が肌に残ります。そして、残った角質が毛穴が詰まり、角栓ができてしまいます。質の良い睡眠を取ることで、肌の調子も整えられます。
毛穴の角栓や黒ずみに効果のあるスキンケア用品
ルナメアAC ファイバーフォーム
乾燥しがちな肌を優しく潤す4種の植物エキス「ハーバルモイストエキス」が配合され、フランス産クレイが皮脂を吸収し、スッキリと洗い上げます。無香料、合成着色料不使用。肌の乾燥や毛穴の詰まりは、毛穴の黒ずみや角栓の原因のため、優しくしっかり汚れを落としながら、潤うことが大切です。
ルナメアAC ファイバーフォームは富士フイルムが、写真会社だからこその思いで開発した独自の技術で、肌に必要な成分を必要なところへ届ける事ができるようになった商品です。泡立ちがしっとりして、もちもち。使用後のつっぱり感もありません。
毛穴の角栓や黒ずみ予防には、保湿と毛穴汚れをしっかり落とすことです。潤いを残したまま、優しくキチンと汚れを落とすことができる洗顔料を試してみてはいかがでしょうか。
健康コーポレーション どろ豆乳石鹸 どろあわわ
ヒアルロン酸とコラーゲンと黒砂糖が配合されています。これらが配合されることで、保湿成分を加えられ、肌に潤いやハリを与えしっとりもちもちに仕上げます。泥ベントナイトが配合されており、汚れや頑固な角栓、余分な皮脂を吸い取り毛穴を引き締めます。肌の乾燥や汚れは、毛穴の角栓や黒ずみにつながるため、保湿と汚れをきれいに落とすことが必要です。
女性の素肌を守るために考えられた商品です。コシや弾力がある濃密泡洗うことで色素沈着や潤い成分の流出を防ぎます。無着色、無香料、無鉱物油で肌に優しく作られています。泡立ちがよく、しっかりした泡で肌あたりがいいです。使うたびに透明感がアップします。
毛穴をきれいに保つこと、保湿をすること。洗顔後の乱れがちな潤いバランスを整えてくれる洗顔料の変えてみるのもおすすめです。
ナリスアップ コスメティックス ネイチャーコンク 薬用 モイスチャーゲル
プラセンタエキスには、メラニンを抑制し明るい肌へ導く美白有効成分、グリチルリチン酸ジカリウムには、肌をひきしめや肌荒れ予防の消炎有効成分が、ユキノシタエキス、アーチチョークエキス、ホワイトストロベリーエキには、乾燥から守る保湿成分、グループフルーツエキスには、肌を柔らかくして有効成分を届ける働きが、その他3種の保湿成分が配合されています。
硬くなった皮膚や古い角質が皮膚に残ると、黒ずみや角栓の原因になり、有効成分が浸透しなくなります。
ネイチャーコンクは、毎日使うものだから保湿成分の豊富な量にこだわり、アルコールフリー、無香料、無鉱物オイル、無エタノール系色素と肌への負担軽減を考えて作られた商品です。べたべた感がなく、のびやなじみがよいオールインワンゲルです。
角栓や黒ずみは、乾燥や皮膚の残った角質によることがあります。角質ケア、保湿、美白、ひきしめ、肌荒れ予防の成分が入っているゲルを利用してみてはいかがでしょうか。
オリーブオイルで角栓を除去して綺麗な肌
オリーブオイルに含まれているオレイン酸には、毛穴に詰まった角栓となじみやすく、角栓を取りやすくします。角栓は見つけると、すぐに除去してしまいたくなりますが、無理に除去しようとすることで、肌トラブルの原因になります。オリーブオイルを使用して、優しく角栓除去をしましょう。
角栓は一度では、きれいに除去できません。毎日の食生活や生活習慣に気を配ったり、角栓ができにくい状態を保ったりしながら、徐々にきれいな肌を目指していきましょう。