ニキビの原因「角栓」を除去。炎症を予防し健康な肌を手に入れる方法

2017.07.05

ニキビの原因「角栓」を除去。炎症を予防し健康な肌を手に入れる方法

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

鏡を見るたびに気になるニキビ。治ったと思ったらこんな所に…の繰り返し。ニキビができる原因のひとつに角栓のつまりが関係しています。角栓の詰まりが炎症を起こしニキビとして肌に現れます。この角栓を正しくケアをしてニキビのない肌を目指しましょう。

INDEX

目次

    角栓がニキビになる過程

    角栓で毛穴が詰まりアクネ菌のエサが増える

    ニキビというのは毛穴の内部に皮脂が溜まり、アクネ菌(通称ニキビ菌)が皮脂をエサにして繁殖し、その過程で起る炎症が原因で悪化していきます。最初の段階で毛穴が詰まり塞がれてしまう事ことが、根本的な原因。この毛穴詰まりを起こす元こそが「角栓」なのです。

    ただし、角栓で毛穴が詰まり皮脂が内部に溜っていく過程はとても小さな毛穴の中で起きていることなので目で確認することはとても難しく困難です。この状態の時にケアすることができれば肌表面に現れるニキビに悩まされることはありませんが、この段階で気づきケアを始めるのは少し難しいかもしれません。

    肌のターンオーバーが正常に行われていれば通常、毛穴から皮脂はスムーズに排出されていきますが角栓によって毛穴が塞がれてしまっているとその皮脂達はうまく外へ出ていけず、どんどん内部に溜っていってしまいます。

    そうなる事でアクネ菌のエサが毛穴内部に増え続ける事になります。

    アクネ菌が増殖すると毛穴は炎症を起こす

    このアクネ菌は皮脂をエサにどんどん増殖を続けます。アクネ菌は空気が入らず、脂肪分が多い場所を好み住み着く習性を持っています。皮脂が溜まっていて、なおかつ出入り口が角栓で塞がれ空気が入りにくいこの状態は、アクネ菌にとって最高な環境になってしまっているのです。

    この肌環境が原因で毛穴が炎症を起こしニキビへとつながっていきます。ニキビを予防するためには角栓が作られる、詰まる原因を知りそうならないための肌改善が重要です。

     

    角栓が詰まる原因とは

    油性化粧品の使用

    乳液や保湿クリームなどの化粧品のベースとなっているのが油性成分です。加齢によって起る乾燥などを改善しようと必要以上に乳液やクリームを使用する事で、肌に油分が残り角栓を作り出す原因のひとつになります。使用頻度や1回の使用量には気をつけましょう。

    もう1つ注意したいポイントは浸透性です。乳液に使われる水性保湿成分に肌が刺激を感じてしまう人もいるみたで過度な刺激はニキビの原因にもなります。とくに敏感肌の場合、乳液が肌に合わないと感じてしまう人が多いようです。自身の肌にあったケアアイテムを選ぶようにし、なるべく肌に余計な負担をかけないようにしましょう。

    睡眠不足

    睡眠不足も角栓を作り出す原因のひとつになります。その理由は、肌再生つまりターンオーバーの変化に関係しています。実は1日の中で肌が最も再生されるのは睡眠時と言われています。

    この大切な睡眠時間が少なくなってしまうとホルモンのバランスが崩れ皮脂が多くなります。さらに、肌のサイクルも乱れてしまう為に角栓はよりできやすくなります。

     

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    美肌のもとは「ターンオーバー」。肌の再生機能を助けるケア方法

    食生活の乱れ

    日々のストレスや過度なダイエットで普段と違った食生活になる事も肌トラブルの原因になります。外側からのケアだけではなく、栄養バランスを考え適度な量の食事を心がけ内側からも肌改善を行いましょう。

    最近では手軽に食べられる欧米食が人気になりごはんよりもパンを食べる人が増えていますが、その際のバターやマーガリンの付けすぎも注意が必要です。

     

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    美肌をつくる健康レシピ9選。日々の食生活で肌に変化を

    角栓の予防とケア方法

    油っぽい食事を摂りすぎない

    角栓を作り出さない為には余分な油の摂取は控えましょう。コンビニやファストフードなどで売られている揚げ物は味もおいしく手軽に購入できるので、ついつい食べる頻度が多くなってしまいがちですが、何回も揚げた油(飽和脂肪酸)は体内ででうまく分解できずに肌に余分な皮脂として現れ角栓の原因になるので注意が必要です!

    さらにこの飽和脂肪酸は消化の際に臓器に凄く負担をかけるため免疫力が弱まる可能性もあるので注意が必要です。

    クレンジング

    洗浄力が強い洗顔料やクレンジングは乾燥を引き起す可能性があります。クレンジング剤を選ぶポイントは、油分と界面活性剤のバランスが良く、洗い残しがないよう隅々まで洗浄できるアイテムを選びましょう。

    おすすめはクリームクレンジングやオイルクレンジングです。肌への負担も少なくしっかりメイクや皮脂汚れを落としてくれます。

     

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    人気のクレンジングクリームとは?実力やコスパで徹底比較

    エステでプロの施術を受ける

    自宅での毛穴ケアもできますが、毛穴吸引や超音波洗浄といったプロにしかできないケア方法には即効性が期待できます。間違ったホームケアで毛穴の状態がひどくなる前にプロのアドバイスを聞き専門の施術を受けるのもひとつの方法です。

    皮膚科医に相談

    角質が硬くなってしまい毛穴が閉じない、角栓が思うように除去できない場合は、皮膚科医に一度相談してみましょう。

    皮膚科でのケア方法には、特殊な光や高周波を使った方法やレーザー治療、新陳代謝を促進する方法があり、自分では取り除く事ができなかった角栓もキレイにする事ができます。

     

    間違った角栓の対策

    ごしごし強く洗う

    角栓を取り除こうと洗顔時にごしごし力を入れて洗うと、かえって毛穴の周囲を傷つけ炎症を引き起こすので絶対にやめましょう。正しい洗顔方法をしっかり確認し、力ではなく継続的に毎日続ける事が大切です。

    また洗顔の時に爪で角栓を押し出してから洗顔をする人もいる様ですが、これもまた毛穴周囲に傷が付き炎症を起こす可能性や毛穴自体を広げて閉じにくくしてしまう可能性もあるのでおすすめしません。

    パックやピンセットで無理やり取る

    こちらも同様に毛穴を傷つける可能性がある方法です。角栓を無理矢理引き抜く事で毛穴が開いたままになり、雑菌が毛穴の奥まで入ってきてしまう可能性も多くなります。
    また、角栓を無理に取った事により肌はあるべき物がないと勘違いをしてしまい、角栓の生成を早めさらには前よりも大きな角栓を作り出す事になるので気をつけましょう。

    あらたにできた、この大きな角栓は毛穴を押し広げ見た目にも目立つようになってしまいます。パックやピンセットを使用した角栓の改善方法はすぐに見直すべきポイントです。

    ケミカルピーリング

    ニキビ肌の改善、くすみ、毛穴の黒ずみ除去、シワやたるみの改善などいろいろな肌トラブルに効果を発揮するケミカルピーリングといった方法があります。

    グリコール酸、乳酸、フルーツ酸などの酸で古くなった角質を剥がし、さらに肌のターンオーバーを促進させ毛穴をキレイにするという方法ですが、効果が高い反面、肌表面にかなりのダメージを受ける事になるので色素沈着や乾燥が悪化するリスク(副作用)もあります。

     

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    角栓段階で炎症を予防。健やかな肌を取り戻そう

    角栓でふたをしてしまいアクネ菌の大好物である皮脂を毛穴の奥に溜め込まないように予防、ケアすることで炎症を抑え、肌にニキビとして現れる前に解決していく事が理想です。そのためには、毎日の食事や睡眠、スキンケアを気をつけ肌にとって余分な皮脂を増やさない事が重要。

    早くニキビを改善したいと焦ってしまい、間違ったケアを行う事で逆に今の状態が悪化してしまう事もあります。まずは、焦らずに肌のシステム(ターンオーバー)が正常な状態に戻るように優しいスキンケアを心がけましょう。そうした日々の積み重ねが健やかで強い肌を作っていきニキビができにくい肌環境へと改善されていきます。

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