ひどい肌荒れを何とかしたい。原因を知り正しい対処で美肌に近づく

2017.07.05

ひどい肌荒れを何とかしたい。原因を知り正しい対処で美肌に近づく

スキンケア

NADECICA編集部
NADECICA編集部

ひどい肌荒れにはまずその原因をしっかり理解することが大事です。そして、それぞれに合わせた的確な対処法で改善していきましょう。

INDEX

目次

    ひどい肌荒れの症状

    肌がカサカサする

    カサカサするのはある程度初期の頃から出始める症状で、キメが粗くなったりなんとなくゴワゴワするといった状態から始まります。そして乾燥がさらに進んでいくと”乾皮症”といって、角質が剥がれてひび割れになったり粉を吹いたような状態になってしまいます。

     

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    赤くなる

    皮膚が薄くなったり紫外線によるアレルギー・乾燥・化粧品による炎症などが原因でお肌に赤みが出てしまうことがあります。皮膚が薄くなる一因に洗顔やピーリングのしすぎによって、角質層が剥がれてしまっていることが挙げられます。

    かゆみや湿疹が出る

    かゆみがでたりポツポツ湿疹がでる症状は、乾燥やお肌のバリア機能の低下、花粉やハウスダストなどが原因です。お肌のバリア機能が低下すると、ウイルスなどが侵入しやすい状態になってしまうので、皮膚が炎症を起こしかゆみや湿疹となる場合もあります。

    吹き出物やニキビができる

    まず、紛らわしい吹き出物とニキビの違いですが10代にできるものを”ニキビ”、20代以降にできるものを”吹き出物”と呼ぶことが多く、単に呼び方の違いで症状としては同じものを指しています。

    いわゆるニキビはTゾーンなど皮脂が多い部分にできることが多いです。対して吹き出物は顎やフェイスライン、口のまわりなど比較的乾燥している部分にできるのが特徴です。

    肌のくすみ

    肌の透明感がなくなり、なんとなく暗く見えたりするとそれはお肌の”くすみ”です。主に、乾燥でツヤが無くなることや毛穴の汚れ、血行不良によって起こります。

    毛穴が開く

    オレンジの皮のように、毛穴が開きお肌に凹凸があるように見える状態です。皮脂の過剰分泌・紫外線や乾燥・加齢・喫煙などによってお肌がたるみ、本来丸い形をしている毛穴の下部が膨らんで、しずくのような形に変わってしまいます。また、乾燥するとお肌のキメは荒くなるので毛穴も目立ってきます。

    ひどい肌荒れの原因

    肌の乾燥

    あらゆる肌荒れの症状の一因になっているのが”乾燥”です。お肌が乾燥すると本来備わっている”バリア機能”が低下し、水分や皮脂が不足してしまいます。

    バリア機能が低下してしまう原因に、洗顔のし過ぎによる乾燥・外気の乾燥・ストレスや不摂生によるホルモンバランスの乱れ・加齢・紫外線・花粉などのアレルギー物質などが挙げられます。

    肌の免疫力が低下して炎症

    わたしたちのお肌の表皮内には、皮膚の免疫をつかさどる「ランゲルハンス細胞」というものが存在しています。この細胞は鎮静化酵素に覆われていて、肌トラブルの原因となるものを攻撃し、刺激となるものから守る自己防衛機能を備えています。

    しかし、このランゲルハンス細胞は加齢とともに減少していくもので、紫外線や乾燥・ストレスによってもその力は弱まってしまいます。こうした免疫システムの低下がお肌への炎症へとつながってしまうのです。

    化粧品のかぶれでアレルギー反応

    化粧品を使った後にほてったり赤みやかぶれ、湿疹などの症状が出るパターンです。これには「刺激性」と「アレルギー性」の2種類があります。

    刺激性

    お肌に化粧品を塗布した直後に痛みやかゆみなどの症状がでます。刺激性のある成分が含まれていることと、お肌のバリア機能が低下して皮膚が薄いときに起こりやすいです。

    アレルギー

    塗布してから1~2日など時間差で赤みやかゆみ・湿疹といった症状が出ます。化粧品に含まれる特定の成分に対して免疫システムがアレルギー反応している状態です。

    ホルモンバランスが崩れてニキビができる

    ニキビに関わるホルモンは大きく分けて「男性ホルモン」と「女性ホルモン」です。

    卵巣から分泌される”テストステロン”がいわゆる男性ホルモンですが、これには皮脂を過剰に分泌させる働きがあります。不規則な生活やストレスによって優位な状態となります。

    女性ホルモンには2つの種類があり、”エストロゲン(卵胞ホルモン)”と”プロゲステロン(黄体ホルモン)”です。エストロゲンには、皮脂分泌を抑えてくれる働きがありますが、プロゲステロンには皮脂の分泌を促進させる働きがあります。この2つの女性ホルモンは、生理周期によって分泌量が変わってきます。生理前の肌荒れに悩む方も多くいらっしゃるかと思いますが、それはプロゲステロンが優位になるためです。

    こういったホルモンバランスの崩れにより、皮脂が過剰に分泌されて排出が追いつかなくなることによってニキビとなってしまうのです。

     

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    毛穴の皮脂づまりで肌荒れ

    皮脂詰まりが起こる主な原因は、過剰に分泌されて排出しきれない余分な皮脂と、古い角質が毛穴に詰まることです。この詰まったものを「角栓」というのですが、角栓は時間が経つと酸化して黒ずみます。「黒ニキビ」といわれたりもします。

    ひどい肌荒れに効果的な対策

    外部からの刺激を守るバリア機能アップ

    あらゆる刺激からお肌を守り、水分を蓄える”バリア機能”。この機能が低下することで、乾燥であったりニキビなどの肌荒れが起こってしまいます。バリア機能をアップさせるということは肌荒れ対策のベースとなります。バリア機能アップには、しっかりと保湿をすることや栄養バランスのとれた食事、ストレスを溜め込まないこと、質の良い睡眠をとることなどが効果的です。

    肌の水分量をキープし保湿機能を正常に

    朝晩の化粧水の後に乳液やクリームなどでしっかりふたをしたり、日中も乾燥しているなと感じたらミスト化粧水等でお肌にも水分補給をしましょう。その際、お肌に摩擦を与えないようにすることが重要です。水分はそっと押さえるようにして補給してあげましょう。

     

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    肌の水分量はどのくらいが理想的?保湿をしてくれる皮膚のしくみとは

    毎日バランスの良い食生活

    肌荒れの改善には、必要な栄養素をきちんと取り入れたバランスの良い食事が欠かせません。特にビタミンやミネラルは脂質・糖質の代謝を助けて健康な皮膚を作りだしてくれます。また、お肌は約20種類ものアミノ酸が集まったタンパク質でできています。アミノ酸が不足するとうるおい・ハリがなくなり乾燥やお肌の老化・たるみ・肌荒れを引き起こしてしまいます。

    腸内環境を整え便秘にならないようにする

    腸には、善玉菌と悪玉菌・日和見菌といってどちらにも変化できる菌が存在しています。このバランスによって腸内環境の善し悪しや体調が変わってきます。肉食など、偏った食事やストレスなどによって悪玉菌が増えると腸内環境は悪化してしまいます。すると、腸の動きが鈍り便秘となります。便秘と肌荒れには一見関連性がないように思えますが、便=必要のない老廃物が体内に残り続けていると、なんとか身体はそれを排出しようとして老廃物を血液中に送り込みます。その血液が全身をめぐることによって肌荒れとなってしまうのです。

    腸内環境改善には、まずストレスを溜めすぎないこと・腸を動かす適度な運動をすること・野菜も含めたバランスの良い食事を摂ることが重要なポイントです。

    時には気分転換しストレスを軽減する

    ストレスは、血行不良を招いたりホルモンバランスの乱れなど、肌荒れの原因に大きく影響します。とはいっても目に見えないものなので、知らずのうちに溜まってしまうこともあるかと思います。気分転換の方法は人それぞれですが、無理せずできる範囲で少し多めに歩いてみたり、自然の多い場所に行ってみたり、少し早めに寝るだけでも身体は喜びます。

     

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    睡眠の質を確保する

    人生のうち、3分の1は費やしているといわれる”睡眠”。睡眠の質の善し悪しはお肌への影響も大きいものです。睡眠中は身体の休息だけでなく、成長ホルモンが分泌され、そのホルモンによって細胞の新陳代謝・お肌のターンオーバーがせっせと行われています。「シンデレラタイム」や「ゴールデンタイム」というフレーズを聞いたことがあるかもしれませんが、成長ホルモンが活発に分泌されるのは22時~2時の間だといわれています。大事なのが、この時間にいかに”リラックス”した状態で深い眠りにつけているかどうかです。深い眠りは、成長ホルモンが活発に分泌されます。

    睡眠の質を高めるためのポイントをご紹介します。

     

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    眠る1時間ほど前に入浴する

    体温が下がってきたころにお布団に入るのが理想です。

    眠る1時間前からはテレビやパソコン、スマートフォンの画面を見ない

    画面から出るブルーライトには神経を興奮させる作用があります。

    部屋の照明を暗めにする

    カフェインの摂取は眠る4時間前までにする

    温かいハーブティーやお茶を飲む

    体を温めることと、興奮作用があるものを避けることを意識してみましょう。

    肌荒れにおすすめの食事

    肌のターンオーバーを促進するビタミンA

    ビタミンAには、お肌のターンオーバー促進の他、潤いを保ったりニキビの原因となるアクネ菌の増殖を抑える働きがあります。不足すると、お肌の乾燥やニキビの原因となります。

    レバー・ウナギ・ニンジン・ホウレンソウ・カボチャなどに多く含まれます。

     

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    にきびや吹き出物を予防するビタミンB1、B2

    ビタミンB1には、糖質代謝を助ける働きがあるため、不足すると皮脂が過剰に分泌されやすくなります。過剰な皮脂分泌はニキビ・吹き出物の原因となってしまいます。玄米・レバー・豚肉・ピーナッツ・卵などに多く含まれています。

    ビタミンB2は、皮脂の過剰分泌の抑制や脂質の代謝を助けてくれます。また、お肌の新陳代謝を促す働きがあるため、健康な皮膚には欠かせません。不足すると脂性肌に傾きやすくなってしまいます。レバー・納豆・乳製品・卵・タラコ・ゴマなどに多く含まれます。

    肌の内側からハリを与えるビタミンC

    新陳代謝を正常にしたり、コラーゲン生成を促してお肌にハリをもたらしてくれます。ストレスや喫煙などによって大量に消費されてしまう上、体内で生成することのできないビタミンなのでこまめに補給することが大事です。イチゴ・ピーマン・ブロッコリー・パプリカ・モロヘイヤなどに多く含まれています。

    肌荒れでもヒリヒリしないおすすめ化粧水

    選定基準:セラミド配合の化粧水
    刺激になる成分が少ない

    DECENCIA(ディセンシア) アヤナス ローション コンセントレート 125ml

    人間がもつセラミドと同じ構造を持つ「ヒト型セラミド」を採用しており、肌表面の皮脂と馴染んで奥まで浸透しやすい高保湿ローションです。さらに、ストレスに負けないお肌になるための「ストレスバリアコンプレックス」というディセンシア独自の成分が配合されています。無香料・無着色・ノンアルコールでアレルギーテスト済みです。
    DECENCIA(ディセンシア) アヤナス ローション コンセントレート 125ml

    DECENCIA(ディセンシア) つつむ ローションセラム E 120ml

    とろみのある美容液と浸透力の良い化粧水をブレンドしたような質感のローションです。セラミドやアミノ酸複合体配合で高い保湿力です。さらに「エモリエントプール成分」がお肌の水分の蒸発を防ぎ保水してくれます。
    DECENCIA(ディセンシア) つつむ ローションセラム E 120ml

    小林製薬 ヒフミド エッセンスローション 120ml

    3種類の「ヒト型セラミド」が配合されており、角質層まで潤いを届ける高保湿ローションです。このヒト型セラミドは人間の体内に備わるセラミドと同じ構造をしながら、その約3倍もの保水力をもつ優れものです。無香料・無着色・パラベンフリー・アルコールフリー・アレルギーテスト済みの低刺激処方になっています。

    小林製薬 ヒフミド エッセンスローション 120ml

    肌荒れがひどい時のスキンケア方法

    メイクをした時のみクレンジングをする

    クレンジングは本来、化粧品の油分を浮かせて落とすものなのでノーメイクのお肌には洗浄力が強く、必要な潤い成分まで落とし乾燥してしまいます。その場合は、丁寧に洗顔を行うだけで充分汚れは落ちます。

    そして、メイククレンジングをする際におすすめなのはクリームタイプのものです。オイルやリキッドと比べて摩擦が少なく、お肌への負担も少なく済みます。水分と油分のバランスも良いので、保湿効果もあります。

    素洗い洗顔を心がける

    洗顔料をお肌にのせる前にしておきたいことが「素洗い」です。洗顔料をのせる前に人肌より少し低いくらいのぬるま湯で数回洗うことで、毛穴を開き表面の汚れを落とします。その後の洗顔での摩擦による負担を軽減することができます。

    保水力が高くしみない化粧水を使う

    毎日朝晩と使うことの多い化粧水なので、しっかりお肌に合ったものを選びびましょう。ポイントは「セラミド配合」であることと、「アルコールフリー」であることです。保水力のカギとなる”セラミド”配合で角質層までしっかり潤うものが良いです。アルコールは、せっかく保湿させたお肌を乾燥させてしまうので避けるのが無難です。

    エモリエント効果のある美容液を使う

    ”エモリエント効果”とは、皮膚の水分蒸発を防いで保水し、皮膚を柔らかくする作用のことです。スクワランやワセリンといった成分(油)にその効果があります。化粧水の後にエモリエント効果のある美容液を使うことで、乳化して浸透性が高まります。

    抗炎症作用のある保湿クリームを使う

    かゆみがあったり、ひどい炎症がでているときは就寝中など気づかぬうちに患部を掻いてしまい、さらに炎症が悪化するといったことも考えられます。そのような場合、抗炎症作用があるクリームを使うことで比較的早期の改善、悪化を食い止めることができます。

    紫外線吸収剤は使わない

    紫外線はお肌の敵ですが、それを防ぐ日焼け止めにも注意が必要です。「紫外線吸収剤」といって、多くの日焼け止めに含まれている物質です。これは皮膚の表面で紫外線を吸収し、化学反応を起こします。そして 、熱を持ったエネルギーに変換させて跳ね返します。強い紫外線防止効果を持つ一方で、お肌への負担も大きいので刺激や肌荒れの原因となってしまうことがあります。

    これを避けるには、「紫外線散乱剤」が使用された日焼け止めを使うことです。パッケージには”ノンケミカル”などと表示されていることがあります。紫外線散乱剤は、紫外線を肌の表面で跳ね返すのでお肌内部に紫外線が侵入するのを防ぐ効果があります。お肌への負担が比較的少ないのが特徴です。

     

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    紫外線吸収剤が肌を乾燥させる原因に?日焼け止めの失敗しない選び方

    ファンデーションは出来るだけ使わない

    ファンデーションには皮脂や水分で落ちないようにするために、肌荒れの敵である添加物が多く含まれています。例えばシリコンには、毛穴を塞いでしまう性質があります。毛穴が塞がれた状態は余分な皮脂が排出できなくなり、ニキビができやすくなってしまいます。最近よく見る”皮脂崩れしない化粧下地”というのはこの原理を使って毛穴から皮脂が出ないようにしているのです。それほど”落ちにくい”のですから、その強力なファンデーションをクレンジングでしっかり落とそうとすると、力が加わるのでお肌への負担となり必要な皮脂まで落としてしまいます。

    肌荒れがひどい時は刺激を避け保湿をしっかりすること

    荒れてしまっているデリケートなお肌には、とにかく刺激や負担がかからないようにしましょう。刺激がかかった分、改善は遠くなってしまいます。また、保湿をしっかりすることでお肌本来のバリア機能が回復し、外からの刺激からも守ってくれる健やかなお肌へと変わっていきます。焦らずコツコツ、頑張っていきましょう!

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