目次
クレンジングシートのメリット
時間がない時でもクレンジングができる
仕事が忙しく帰りが遅くなった日。さっさとメイクだけ落として寝てしまいたいという日がありますよね。クレンジングシートならば洗面所にいく必要もなく、髪を結ぶ必要もありません。そのままサッとメイクだけオフして寝ることができるのです。
メイク直しにも重宝する
皮脂や汗とともに滲んできた目の下のマスカラ。皮脂でヨレてしまいパウダーを重ねるだけでは修復不可能なファンデーション。メイク直しに重宝するのがクレンジングシートです。上からパウダーを重ねたり、ティッシュや綿棒で無理に拭うよりもクレンジングシートで一度綺麗さっぱりオフしてしまった方が確実にメイク直しの仕上がりが美しくなります。
持ち歩きできるからどこでもメイクオフ
クレンジングシートならばカバンにサッと入れて持ち歩きできます。遠出した帰りに深夜バスに乗る場合はトイレの洗面所でサッとメイクを落とすことができます。急なお泊りに備えて常にカバンに忍ばせておいても非常に重宝。どこでもメイクオフできるというのはとても便利ですね。

クレンジングシートのデメリット
シートで拭き取ると摩擦が起きる
クレンジングシートは、他のクレンジングと大きく違います。オイルクレンジングやジェルクレンジングの場合はクレンジングの厚みをクッションにしながらメイクに馴染ませてくるくると浮かせていきます。しかし、クレンジングシートの場合はシートと肌が直接触れてしまうので、他のクレンジングよりも肌にかかる摩擦が大きいのです。
肌に摩擦がかかるのは非常に肌への負担となります。クレンジングシートを常用することは乾燥の原因となったり、将来的なシミやシワを引き起こす原因をじわじわと肌に蓄積させてしまうことになるのです。
メイク料や毛穴の皮脂汚れが綺麗に落ちない
クレンジングシートは、他のクレンジングのように毛穴や顔の細かい部分に入り込むことができません。シートは表面的な部分しか落とすことができないので、毛穴にメイク顔料や皮脂が残ってしまいます。毛穴汚れを放置すると、肌トラブルの原因に。小鼻のキワなどのような肌の細部もクレンジングシートでは落としにくいので、メイクが残りがちになります。
洗浄力が高いので肌トラブルが起こりやすい
クレンジングシートは比較的強い界面活性剤が配合されており洗浄力が高くなるように設計されています。濃いアイメイクや口紅もシート1枚で同時に落とせるようになっているためです。しかし、ファンデーションが薄い?のメイクを落とすには適していない場合もあります。強い脱脂力が肌の乾燥を招き、肌トラブルのもとになってしまうことがあります。
クレンジングシートを使う上で知っておきたい事
毎日使いには不向き
クレンジングシートは摩擦が起きやすく、洗浄力も強いので毎日使うことはあまりおすすめできません。特に敏感肌の方は気をつけましょう。どうしても仕事が遅くなりすぐにメイクを落としたい日や、メイク直しでちょっとした口紅やマスカラだけを落とす場合ならば非常に適したクレンジングです。メイク落としが面倒でそのまま寝てしまうよりは、クレンジングシートでもメイクを落とした方が良いので緊急用に家にストックしておくのも良いですね。
洗顔不要でもクレンジング後はすすぐ
洗顔不要と書かれていても、なるべくクレンジング後は水ですすいだ方が肌にはやさしいです。クレンジングシートに含まれる界面活性剤が肌に残ったまま寝てしまうと肌トラブルの原因になってしまうからです。どうしても面倒な場合は、化粧水をたっぷり含ませたコットンで肌を拭き取るのも良いでしょう。
クレンジング後はしっかり保湿
クレンジングシートでメイクをオフしたあとの肌は摩擦や界面活性剤の脱脂力で肌は乾燥状態。しっかりと化粧水をコットンでパッティングし、クリームで保湿をするのが理想的です。しかし、そもそもクレンジングシートを1日のメイク落としに使うくらいなのだから、丁寧なスキンケアをする気力もないことが多いのかもしれません。
そんな場合はオールインワンジェルや、信頼できるクリームのみを肌にサっと塗ってケアしてもOK。毎日忙しいのですからスキンケアをなまける日はあっても良いのです。
クレンジングシートの選び方
敏感肌は刺激が少ないものを選ぶ
クレンジングシートは界面活性剤がたっぷりで刺激の多いものになりがち。敏感肌の方がクレンジングシートを使用する場合は特に気をつけて商品選びをするようにしてください。パッケージや商品説明を確認して、刺激が少なそうなものをチョイスできれば完璧です。
美容成分配合のものを選ぶ
クレンジングシートを使ったあとの肌は乾燥でカラカラ状態になってしまいます。美容成分が配合されたクレンジングシートを選ぶことで、肌状態を少しでも良好に保つことができます。
量が少ないものを選ぶ
クレンジングシートは内容量が少ないものを選ぶのがおすすめ。なぜなら量が多いと毎日使うきっかけになってしまうからです。スキンケアおさぼりの日はあっても良いですが、毎日さぼってしまうのは肌に良くありません。自制の意味も込めて、クレンジングシートの枚数が少ないものを購入しましょう。
また、量が多いものは最後の数枚はシートが乾燥してしまっていることも。乾いたシートはメイク落ちが悪い上に摩擦を引き起こしてしまうので避けましょう。個包装になっているクレンジングシートも販売されているのですが、持ち運びに非常に便利です。
目元以外の肌にはオイルフリーを選ぶ
目元のメイクだけを落とすなら、洗浄力の高いクレンジングシートを使っても良いです。マスカラやアイラインを落とすには、ある程度強いメイク落とし力が必要ですからね。しかし、?など目元以外のメイクも落とす場合にはオイルフリーの商品を選んだ方が肌にやさしいので安心して使うことができますよ。
クレンジングシートの正しい使い方
優しく拭き取る
クレンジングシートを使うときは絶対ゴシゴシ擦ってはいけません。クレンジングシートに含まれるクレンジング液をやさしくメイクに馴染ませるように肌にあてていきましょう。特に皮膚の薄い目元は絶対に摩擦NG。目元は摩擦刺激を受けやすく、シワが起きやすい部分なので要注意なのです。クレンジングシートを目元にそっと重ね、数秒キープしたらやさしくクレンジングシートを外しましょう。
シートはなるべく数枚重ねて使う
シートはなるべく数枚重ねて使った方が、肌あたりがやさしくなるのでおすすめです。シートが薄くなってしまうほど、肌に力がかかってしまい摩擦が起きてしまうからです。1枚使う場合なら、折って重ねて使ってくださいね。
拭き取る時は毎回綺麗な面を使う
クレンジングシートを使っているとあっという間にシートはメイク汚れで色がついていきます。メイクを拭き取るときは、部位を変えるたびに綺麗でメイクのついていないまっさらな面を使うようにしましょう。メイクがびっちりついたシートではメイク落ちが悪く、落とし漏れの原因になってしまいます。
最後はぬるま湯で洗い流す
メイクを落としきったら、肌表面に残る界面活性剤や油分をオフするためにもぬるま湯で洗い流しましょう。洗い流すときはお湯ではなくぬるま湯を使うのがポイントです。お湯は肌の水分を蒸発させてしまい、乾燥を助長させる原因になってしまいます。
クレンジング後は洗顔する
クレンジング後は洗顔をして肌表面を覆っているクレンジング成分をすっきりと洗い流すのが理想的。たっぷりの泡を作って、肌に摩擦を与えないようにやさしく洗っていきましょう。
おすすめクレンジングシート
ビフェスタ うる落ち水クレンジング シート ブライトアップ
水クレンジングでおなじみのビフェスタから発売されたクレンジングシート。保湿型ビタミンCと乳酸が配合されているので、メイク汚れや毛穴の皮脂汚れをすっきりと落としながらも透明感のある肌に導いてくれます。
摩擦低減処方でつくられているので、気になるクレンジングシートの摩擦ダメージもできるだけ小さく。採用されたシートは非常に大判なので非常に使いやすいのもうれしいポイント。オイルフリー・無香料・無着色なのでやさしい使いごこちでメイクオフすることが可能です。
ソフティモ ホワイト スーパーメイク落としシート(H)
コーセーコスメポートのソフティモから発売された便利なメイク落としシート。植物生まれのクレンジング成分がつかわれているので、やさしくメイクオフしてくれます。Wヒアルロン酸・うるおいキープ成分などの美容液成分配合。
ふんわりとしたやわらかな肌あたりのシートが肌をいたわりながらもメイクをしっかりとオフしてくれます。どこのドラックストアにも大抵売っている上に非常に求めやすい価格なので、緊急で必要になったときもすぐ手に入るのがありがたいです。
クレ・ド・ポー ボーテ ランジェットデマキアント
デパコスブランドとしておなじみのクレドポーボーテから発売されたリッチな使用感のクレンジングシート。高い洗浄力の油分がたっぷりと配合されているので、ウォータープルーフ処方のマスカラでもさっと馴染んでスルンとメイク落ち。採用されたシートは極細繊維100%とさすがデパコスブランドならではのこだわり。
シート1枚1枚が大きいので、何枚も使う必要なくすっきりとメイクを落とすことが可能です。ビタミンE誘導体やグレープシードオイルをトリートメント成分として配合。ここぞというときにクレンジングシートを使いたい方におすすめ。
ビオレ しっかりアイメイク落とし
CMでおなじみのビオレから発売されたしっかりメイクオフできるクレンジングシート。まつげに絡んだマスカラや、目元のキワのアイライナーもしっかりとオフしてくれます。ヒアルロン酸配合。ふんわりとやわらかなコットンシートを採用しているので、皮膚が薄い目元にも負担を最小限にしながら強力なメイク落ちを実現しています。
ビオレなのでもちろん弱酸性。ドラックストアで売られていることも多く、リーズナブルな価格なので普段から持ち歩きやメイク直しにも非常に使いやすいです。
ラシェール クレンジングシートドキドキハート
ラシェールから発売された携帯用の化粧直しに適したクレンジングシート。お店で売られていて目に止まる可愛いピンクのハート型パウチケース。女ごころをくすぐる見た目なので常にカバンに忍ばせても目に入るたび気持ちがハッピーに。
もちろん中身もパッケージに負けません。オイルフリーの水クレンジング処方なので、まつ毛エクステにも使用可能。アミノ酸系の洗浄成分を処方しているので、やさしい使いごこちです。まつ毛エクステをしている方や普段のメイク直しにおすすめです。
DHC メークオフシート 163ml
DHCから発売された肌にやさしいノンアルコールのクレンジングシート。100%天然コットンなので、肌をいたわりながらそっとメイクオフしてくれます。もちろん、落ちにくいマスカラやアイラインなどもきちんとオフ。無着色・無香料と安心して使い続けられる
しっかりとしたプラスチックのケースはリボンや水玉など可愛らしいデザインが施されているので家に常備しておくのに最適です。
DHC メークオフシート 163ml
オルビス クレンジングマイルドシート
オルビスから発売されたマイルドな使いごこちのクレンジングシート。無油分のクレンジングをひたひたに染み込ませたクレンジングシートが、毛穴に入り込んだ頑固なメイクやポイントメイクまでするんと落とします。やさしい植物性の洗浄成分を使い、保湿成分も含まれているので使用後のつっぱりを解消。ソフトな肌触りのコットンが肌をやさしく包みます。
アレルギーテスト済みなので使うときも安心。一枚ずつ個包装になっているので旅行やお泊りのときにとても重宝しそうです。
ハッピーバスデイ プレシャスローズ クレンジングシート 10枚入り

クレンジングシートを上手に取り入れる方法
普段からしっかりスキンケアをする
クレンジングシートは上手に使うことができれば、時短にもなる上にいつでもどこでもメイクを落とすことができるので非常に便利なアイテムです。クレンジングシートをいつ使っても肌荒れしない、ダメージを受けにくい肌にしておくことが重要です。
普段からしっかりスキンケアをしておけば、たまにクレンジングシートを使っても問題ありません、しっかり洗顔し、たっぷりの水分を化粧水で補給して、少しの油分で蓋をするという基本のシンプルケアを続けてバリア機能の高い肌を作っておきましょう。
▼さらに詳しい解説はこちら
化粧水のあとってどうしてる?基本的なスキンケアのコツ教えます
肌に悪いものだと思って使う
クレンジングシートは決して肌に良いものではありません。摩擦ダメージは肌内部のメラニン色素の生成を活性化させ将来的にシミとなって現れてきますし、乾燥を引き起こしてシワの原因ともなってしまいます。クレンジングシートは非常に便利なアイテムですが、常用はしないでおきましょう。
普段のクレンジングはミルククレンジングなど脱脂力の弱い肌にやさしいクレンジングを使用して肌を休ませておくのがおすすめです。どんなクレンジングを使うにせよ、テクスチャーがトロリと厚めのものであれば指と肌の間のクッションの役割を果たしてくれるので摩擦がかかりにくくて良いですよ。
クレンジングシートを使った次の日はお肌を休ませる
クレンジングシートでメイク落としをした次の日は、ノーメイクで過ごしたりお湯で落ちるミネラルファンデを使うなどして肌を休ませてあげましょう。摩擦を与えない・毛穴を塞がない・水分を奪わないことで肌はストレスフリーでいることができます。
スケジュールを把握してメイクを調整する
今日は仕事で帰りが遅くなりそうだと分かっている日はあらかじめメイクを薄めに仕上げておくと、夜のメイクオフが非常にらくになります。このようにスケジュールを把握してメイクの濃さを調整するというのは大変賢い方法ですよ。
クレンジングシートは正しく使ってメイクを落とそう
クレンジングシートは上手に使うことができれば非常に便利なアイテム。しかし、便利だからといって毎日使っては肌にみるみるダメージを蓄積させてしまうことになります。いざというときのみ使用したり、普段からスキンケアを丁寧に行ってダメージに強い肌を作っておくことが大切です。賢く使って、便利な時短生活を送りましょう。