下地も混合肌向けのものを。肌タイプで変えるメイク方法とは

2017.07.05

下地も混合肌向けのものを。肌タイプで変えるメイク方法とは

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

日本人に一番多いと言われている混合肌。時間が経てばTゾーンだけテカテカ…なんてことはありませんか?仕事中は化粧直しに行く時間がない、接客業なのでお客様に不快な思いをさせたくない等、そんな方にオススメな化粧下地やメイク方法をお教えします。

INDEX

目次

    混合肌の症状

    部分的に皮脂量の差が大きい

    混合肌で一番多いのがこのタイプ。極端な例を言うと、主に額や鼻筋などのTゾーンはテカり、化粧崩れしやすい反面、顎や口周りなどのUゾーンは粉を吹くなど、乾燥している状態を指します。身体の中心には皮脂腺が多いため毛穴も大きめなので、Tゾーンは必然的にテカりやすい構造になっています。それに比べてUゾーンの毛穴は小さいので、乾燥しやすく皮脂量も少なくなっています。

    比較的水分は少なく油分が多い

    混合肌だからと言って脂性肌タイプかと思えばそうではありません。どちらかというと乾燥肌寄りと言えます。全体的に肌の水分量が少なくなっているため、皮脂腺の多いTゾーンだけがテカってしまい、皮脂腺の少ないUゾーンが乾燥していると思ったほうが良いでしょう。

    複数の肌質が混合している

    顔には小さな面積に対して目や鼻や口、そして耳などの筋肉が複雑に絡み合った場所でもあります。皮膚の薄さも部分によって違いますので、顔の中で一番皮膚の薄い目元などは乾燥肌になりやすい部分です。皮脂腺の集中している額や鼻筋はテカりやすくなりますので、油性肌になりやすい部分です。頬の部分は季節や体調により変化しやすく、乾燥しやすい人もいれば、テカりやすい人もいますし、何も問題ない普通肌の人もいます。このように小さな面積に対して複数の筋肉や臓器が密集しているので、複数の肌質が混じりあい混合肌を招きやすくなっている構造と言えます。

     

    混合肌の原因

    紫外線やエアコンの風

    肌を乾燥させる要素は一年を通して様々です。その中でも代表的なものは、紫外線や冷暖房の風ではないでしょうか。特に紫外線はオゾン層の破壊が進み、暑さや気温に関係なく年中降り注がれています。紫外線の中でも比較的波長の短い光線のことをUVB(紫外線B波)と言いますが、これには肌表面を赤く腫れあがらせ、時には水疱を作ってしまい、火傷そのものの症状を引き起こすと言われています。そして比較的長い光線のUVA(紫外線A波)は、表皮はおろか、肌の奥深くにある真皮層まで入り込み、細胞組織を徐々に破壊していくと言われています。これらによって肌のターンオーバーが乱れ、肌荒れや乾燥を招くと言われています。太陽光は、限りない恵みを私たちに与えてくれますが、その中でも目に見えない部分である紫外線には、創造と破壊の両面の役割を持っているのです。また紫外線の少ない室内では、冷暖房が設備されたビルや建物ばかりになりました。冷暖房から排出される空気は大変乾燥しています。その乾燥した風が肌に当たり、水分を奪っていくことが肌を傷つけ、ターンオーバーを乱していきます。

    季節の変わり目やストレス

    女性にはPMSの影響で、ひと月に4回季節が変わると言われています。そのくらいホルモンバランスから影響を受けやすい不安定な生き物なのです。特に季節の変わり目には体調を崩しやすいと言われているように、肌も同じくストレスを抱えやすく、ホルモンバランスも乱れやすくなります。ホルモンバランスが乱れると、肌のターンオーバーが滞り、体調不良だけでなく肌荒れや乾燥、結果的に混合肌を招いてしまうことも少なくありません。

    生活習慣の乱れ

    生活習慣の乱れは肌トラブルには大敵です。特に睡眠不足は肌トラブルを招く一番の原因と言われています。美しい肌は夜作られると言われているように、身体が休んでいる睡眠中に皮膚の血管の血流は増大し、皮膚の新陳代謝がもっとも活発に行われます。睡眠を上手に取っておくことは肌づくりの基本と言えるでしょう。そしてアルコールの飲みすぎも注意が必要です。アルコールには糖質がたっぷりと含まれているので、皮脂の分泌を促してしまい肌トラブルを引き起こしてしまいます。

    最後に、喫煙はもってのほか。たばこには血流を滞らせる働きがありますので、肌のターンオーバーを乱すことに繋がります。混合肌を改善したいのであれば、喫煙はやめましょう。
    ▼さらに詳しい解説はこちら
    お金をかけなくてもキレイになれる。美肌美人の生活習慣とは? 

    下地の役割

    ファンデーションの密着を良くする

    化粧下地には様々な種類や役割があります。その中でも代表的なものはファンデーションの密着を良くすることではないでしょうか。特に混合肌の人はTゾーンの化粧崩れが起こりやすいので、化粧下地を使用することはオススメです。メイクのノリや持ちが良くなり、肌のキメを整えることができます。日焼け止め効果のある化粧下地を使えば、紫外線防止にもなります。ファンデーションとの密着を良くするためには、下地を塗った後最低5分は時間を置いて、ファンデーションを塗りましょう。下地の水分が乾き、化粧崩れを防ぐためファンデーションとの密着がより良くなります。

    シミや毛穴をカバーして色ムラを均一にする

    化粧下地にはくすみや毛穴の開きなどの気になる部分をカバーしてくれる効果があります。コントロールカラーと一体になったものもありますので、肌がいつも青白く見えるブルータイプの人はピンク系、日焼けや赤みが気になる人はイエロータイプの人にはグリーンやイエロー系など、下地のカラーに注目して選ぶことによって美肌に見せることができます。また、シミやニキビ跡などの肌の色むらを均一にする効果もあります。

    毛穴にファンデーションが溜まるのを防ぐ

    化粧水やクリームで肌を保護した直後にファンデーションを塗ってしまうと、毛穴にファンデーションの添加物などが詰まりやすくなってしまいます。それを防ぐのも化粧下地の役割と言えます。ファンデーションにはさまざまな添加物が含まれています。それが直接毛穴に入り込むと、クレンジングで落としきれなかったファンデーションが毛穴を塞ぎ、肌荒れや色素沈着を起こしてしまう可能性があります。

    クレンジングの際にメイクを落としやすくする

    化粧下地を塗ることにより、ファンデーションと肌の間のクッション代わりとなり、肌を傷めずに優しくメイクを落とす効果があります。肌の負担を少しでも軽減するために化粧下地を塗ってからファンデーションを塗りましょう。

    外的な乾燥や紫外線の刺激から肌を守る

    化粧下地には日焼け止めや何種類もの保湿成分が配合されたものなど、たくさんの種類が存在しています。紫外線や冷暖房などの外的刺激から守りながら栄養を与えてくれる優秀な化粧下地が多く存在していますので、スキンケアをしながらメイクが楽しめます。特に乾燥肌や敏感肌の方はお肌に合わせて化粧下地を選んでみましょう。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    【紫外線対策】メイク前の日焼け止めと化粧下地でWブロック 

    混合肌の下地選びのポイント

    乾燥部分には保湿成分配合の下地

    肌タイプが混合している人は、皮脂肌対策か乾燥肌対策かで迷いがちですが、どちらも肌の水分量の減少が原因という共通点があります。部分的に化粧下地を使い分けることが一番ですが、手間を省きたい方には保湿成分配合の下地の使用をオススメします。保湿成分配合の下地を使い、皮脂の分泌を抑えながら化粧崩れを防ぎましょう。

    水分と油分のバランスがとれた下地

    乾燥する肌の部分は水分と皮脂の不足が原因ですが、実はオイリー肌の部分も水分が不足した結果、皮脂が過剰に分泌されてしまって起こるのが原因です。そのため保湿力は必須です。しっとりタイプかさっぱりタイプで迷ったときはしっとりタイプの化粧下地を選びましょう。水分と油分のバランスが取れた、保湿成分の優れた下地が混合肌の肌質を均一に守ってくれます。

    皮脂が多い部分にはオイルフリーの下地

    皮脂が比較的多く分泌されるTゾーンには、オイルフリーなどの油分の少ない化粧下地を使いましょう。その中でもリキッドファンデーションがおすすめです。一見油分が多そうに見えるリキッドファンデーションですが、肌との密着度に優れているので化粧崩れ防止になります。オイルフリー且つ皮脂吸着成分配合や保湿成分配合のものもありますので、そういったものを選ぶのも化粧崩れ防止に役立ちます。

    ファンデーションとの相性で選ぶ

    肌との密着をよくするために、化粧下地の後に塗るファンデーションとの相性で選ぶこともポイントです。化粧下地と同じメーカーやシリーズであれば、その下地に合うようにファンデーションも作られていますので、化粧下地やファンデーションを選ぶ際のポイントにしてみることもおすすめです。

    仕上がりの質感の好みで選ぶ

    自分がどういった仕上がりのメイクにしたいかで化粧下地を選ぶことも重要です。マットな仕上がりを目指したい人は油分が少ないものを選んだり、毛穴の開きや凸凹をカバーしてくれるものなど、化粧下地にはさまざまな種類があります。お試しセットなどの少量サイズの化粧下地やファンデーションもありますので、いろんな化粧下地を試して自分オリジナルの組み合わせを見つけていってはいかがでしょうか。

    2種類の下地を使い分ける

    比較的乾燥しやすいUゾーンなどの部分には保湿力の高い化粧下地を使い、皮脂が出やすいTゾーン部分には油分の少ない化粧下地を使うなど、2種類の下地を使い分けることも効果的です。それぞれの長所を生かした化粧下地を選び、上手く使用することで混合肌特有の悩みを解消することができるでしょう。

     

    肌をキレイに見せるオススメの化粧下地

    アクセーヌ スーパーサンシールドEX 22g

    アクセーヌ史上最高の化粧下地と言われているスーパーサンシールドEX。紫外線吸収剤を含まないノンケミカル処方の日焼け止めベースクリームです。乳液とクリームの中間のような、重た過ぎず軽すぎず、でもしっかりと潤いが持続する快適な化粧下地です。夏場だけでなく年中使いたくなるナチュラルなUV下地です。無香料、アルコールフリーの肌に優しい成分なのに、ウォータープルーフタイプです。色素が直接肌にふれないパーフェクトヴェール技術を採用していますが、通常のクレンジングでオフできます。アットコスメ化粧下地ランキングでも6位という、混合肌の方には一度試してみてほしい化粧下地です。

     

    マキアージュ ドラマティックスキンセンサーベースUV 25ml

    テカりを自動的に防ぐセンサー機能「美肌センサー処方」が入った化粧崩れ防止専用の下地。肌表面のうるおいと空気の乾燥を自動的に感知し、必要なうるおいは保ち、余分な皮脂だけを感知して固めてくれる機能。同時に肌とファンデーションを密着させてくれるトリニティマグネット効果もあり、とても優秀な化粧崩れ防止下地です。混合肌の人は部分的に下地を使い分けたりと面倒なことが多いですが、こちらの商品は1つで皮脂の多い部分と乾燥しやすい部分をセンサーで感知してくれるので、部分的に使い分ける手間を省くことができます。

     

    DHC 薬用ホワイトニングセラムUV 30g

    SPF50+、PA++++と最強のUVケアで敏感肌の人でも使用できるノンケミカル処方のDHC薬用ホワイトニングセラムUVです。1本で美容液、乳液、化粧下地、UVケアの4つの機能がある化粧下地。化粧水の後はこれ1本で大丈夫。しかも通常のクレンジングで落とせるという肌に優しい処方になっています。高い保湿成分がありながら、無香料、無着色、ノンアルコール、パラベンフリー、紫外線吸収剤不使用の薬用UVケアです。乾燥肌や敏感肌でお悩みの方も安心して使える化粧下地になります。

     

    キャメロン&ガブリエル ヘヴンヴェール 30g

    SPF45、PA++++と高いUVカット効果がありながら、美容成分が85%も含まれているキャメロン&ガブリエル ヘヴンヴェール。もちろんアレルギーテスト済みです。しっかりと紫外線から肌を守りながら、メイクの刺激からも守ってくれ、美肌へと導いてくれる一石二鳥以上の化粧下地です。とても軽やかな付け心地でつけていることを忘れるほど。皮脂や汗からも守ってくれるので化粧崩れの心配もありません。界面活性剤不使用、紫外線吸収剤不使用、ノンアルコール、パラベンフリーなど10個もの無添加を実現した化粧下地です。

     

    混合肌になじむメイクのポイント

    日焼け止めを塗る時は下地の前に

    日焼け止めは肌に直接触れることによって紫外線から肌を守ります。そのため化粧下地の上から日焼け止めを塗ってしまうと、日焼け止めの効果がうまく発揮されなかったり、化粧崩れの原因にもなります。日焼け止めを塗る際には化粧下地の前に塗るようにしましょう。

    保湿はスキンケアでしっかりしておく

    混合肌は乾燥肌と油性肌が混合していることを言いますが、どちらとも主な原因は肌の水分不足です。化粧下地を塗る前の肌の保湿をしっかり行い、乾燥や過剰な皮脂分泌から肌を守りましょう。保湿やスキンケアをしっかり行うことは、その後に使用する化粧下地やファンデーションのノリを良くする効果もあります。
    ▼さらに詳しい解説はこちら
    オイリー肌でも乳液での保湿は必要。正しいケアでテカリのない肌へ

    正しい方法で下地を塗る

    1.下地は適量を守る

    化粧下地の量が少ないと化粧崩れの原因になってしまいます。必ず適量を守るようにしましょう。逆に多く塗りすぎた場合にはティッシュで軽く押さえてオフして、その後に塗るファンデーションとの密着を高めましょう。

    2.外側へ円を描くように均一に伸ばす

    化粧下地を塗る順番は最初に化粧崩れのしやすいTゾーンから塗っていきましょう。そして余った下地を頬やこめかみなど、外側へ円を描くように均一に伸ばしていきましょう。均一に伸ばすことにより、肌の透明感が出て、くすみが消え、肌に統一感がでます。

    3.スポンジで肌全体になじませる

    最後はスポンジを使いまんべんなく仕上げましょう。スポンジを使うことによって塗り残しを防ぎ均一に仕上げることができます。しかも余分な油分が拭き取られることにより、その後に塗るファンデーションの付きがよくなり、化粧崩れの防止に繋がります。

     

    下地を生かせるメイクポイント

    コントロールカラーを使用する

    ファンデーションの前に、肌の質感や色味を補正するコントロールカラーを使うこともおすすめです。肌全体に統一感が出るので、ファンデーションの厚塗りを防ぐことができます。同時に化粧崩れを防ぐことにも繋がります。またニキビや肌荒れがあるときにはコンシーラーを使い、少量ずつ使いながら上手く調整し、自分のなりたい肌へ仕上げましょう。

    オイリー部分には塗り分けする

    化粧崩れを招きやすいオイリー部分にはしっとりリキッドタイプの化粧下地やファンデーションを使い、その後フェイスパウダーを使いましょう。固形になっているプレストパウダーや、お粉と呼ばれるルースパウダーと2種類ありますが、どちらもさらっとしたパウダーです。軽い付け心地で余分な皮脂を吸収してくれるので、Tゾーンのテカりや化粧崩れ防止に効果があります。

     

    下地の力で崩れ知らずテカり知らずのメイク美人に

    日本人に一番多いと言われている混合肌。そのため、今日ではさまざまな種類や効果のある化粧下地が増えました。自分に合った化粧下地や使い方は必ずあります。そのためには自分の肌質や特徴を知ることから始めることが必要かもしれません。

    自分の肌と向き合い、化粧下地を上手く活用することで、化粧崩れの心配から抜け出しましょう。なりたい肌になり、崩れ知らずのメイクで日々を楽しんでみませんか?

     

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