ぶつぶつとした肌荒れの原因は?見直したいスキンケアと生活習慣

2017.07.01

ぶつぶつとした肌荒れの原因は?見直したいスキンケアと生活習慣

スキンケア

NADECICA編集部
NADECICA編集部

痛みもなく、目立ちにくいけど、なんとなく気になる肌のぶつぶつ。忙しい毎日で、ゆっくり十分なスキンケアができない人も、原因を知り、生活を見直すことで、改善することができます。毎日の生活やスキンケアを見直し、肌荒れしにくい肌を目指しましょう。

INDEX

目次

    肌のぶつぶつの原因

    ターンオーバーの乱れ

    肌にぶつぶつができてしまう原因に、肌のターンオーバーの乱れがあります。肌は、一定の周期で新しい細胞と古い細胞が入れ替わっており、それをターンオーバーといいます。何らかの原因によって、ターンオーバーのリズムが乱れると、肌に古い角質が残った状態になります。

    古い角質により毛穴の出口が狭まったり、毛穴が詰まったりすることで、ぶつぶつなどの肌荒れが起こりやすくなるのです。ターンオーバーが乱れる原因には、睡眠不足や生活習慣の乱れ、偏った食生活、ストレスなどが挙げられます。肌のぶつぶつを解消するためには、正常なターンオーバーを促す必要があります。

     

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    毛穴に汚れがたまっている

    肌の白いぶつぶつは、ニキビの初期段階といわれ、一般的に白ニキビとよばれています。毛穴に皮脂などの汚れが溜まることで起こりやすくなります。赤みや炎症がなく、目立ちにくいので、ニキビとは別物のようにも思われがちですが、この状態から悪化することで気になる赤いニキビとなってしまうのです。

    正しいスキンケアで、毛穴の汚れをしっかり落とすことが大切です。

    睡眠不足やストレス

    睡眠不足やストレスによっても、ぶつぶつとした肌荒れの原因となることがあります。十分な睡眠がとれていなかったり、ストレスが溜まってしまったりすることで、肌のターンオーバーのリズムに影響を及ぼします。

    乱れたターンオーバーにより、古い角質がうまく剥がれ落ちずに肌に残ってしまい、毛穴の詰まりを起こしてしまうのです。十分な睡眠や、ストレスをため込まない生活で、ターンオーバーの乱れを防ぎましょう。

     

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    運動不足

    適度な運動は、全身の血流を促してくれるので、肌のターンオーバーを整え、結果的に肌を整える効果が期待できます。また、運動により成長ホルモンが分泌されるので、肌にもよい影響を与えてくれるのです。

    肌のためには、激しい運動は必要なく、身体の負担になりにくい運動がおすすめです。忙しく、なかなか時間がとれない人は、いつもの道を少し遠回りして歩くとか、入浴後にストレッチをするなど、生活の中にうまく取り入れることで、継続しやすくなります。

    乱れた食生活

    食生活の乱れは、肌にも影響を与え、ぶつぶつなど、肌荒れの原因となります。油分や糖分の高すぎる食事は、皮脂分泌を過剰にし、毛穴が詰まりやすくなります。また、肌に必要な栄養素を十分に摂れていないと、肌を整えることができず、肌荒れを起こしやすくなります。

    過剰な皮脂分泌やニキビの炎症を抑える効果のあるビタミンCや、肌の状態を正常に保つのに必要なビタミンB群、強い抗酸化作用で、活性酸素の発生を抑制するビタミンEなど、肌のために積極的にとりたいですね。どれかひとつを摂ればよいというわけではなく、炭水化物や脂質、タンパク質などバランスのとれた食生活を心がけましょう。

     

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    ホルモンバランスの乱れ

    ぶつぶつは、ホルモンバランスの乱れによっても起こります。ホルモンバランスが乱れると、男性ホルモンにより皮脂分泌が活発になります。過剰に分泌された皮脂が、毛穴を詰まらせることで、白いぶつぶつなどの肌荒れを起こしてしまいます。

    ホルモンバランスは、不規則な生活や、睡眠不足、ストレスなどにより乱れることがあります。普段の生活習慣を見直してみることが大切です。

     

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    過度なスキンケア

    毛穴を詰まらせることで起きてしまう、ぶつぶつとした肌トラブル。予防のための入念なスキンケアが、かえってぶつぶつを発生させてしまうことがあるので注意が必要です。毛穴の汚れをしっかり取るために、洗浄力の強い洗顔で何度も洗ったり、角質を必要以上に剥がしとってしまったりすると、肌は乾燥し、刺激を受けやすい状態になります。

    乾燥した肌を守ろうとして、皮脂分泌が活発になるため、かえって皮脂が多く分泌されてしまい、毛穴を詰まらせてしまうことになるのです。洗顔の回数は基本的には1日1回をおすすめします。しっかり泡立てた洗顔料で、肌をやさしくなでるように洗っていきましょう。ぬるま湯でていねいにすすぐことで、肌の負担を抑えます。

    過度なスキンケアは控え、肌の負担となりにくい正しいスキンケアを心がけましょう。

    汚れた手で顔を触る

    気になる部分があったり、なにげないクセで、顔を触ってしまうことはありませんか?汚れた手で顔を触ってしまうと、雑菌などにより肌荒れの原因となることがあります。ぶつぶつができてしまうと、気になって触ってしまいがちですが、手についた雑菌でぶつぶつを悪化させてしまいます。

    普段から手を洗い、清潔を心がけている人であっても、スマートフォン、リモコンなどの身の回りのものや、髪の毛や衣服に付着した汚れが、手に移ってしまいます。その手で顔を触ってしまうと、肌荒れの発生や悪化を招いてしまうことになるのです。

    必要以上に手で顔を触るのはやめましょう。どうしても触る必要があるときには、手や顔を洗ったあとにすると雑菌の繁殖を抑えることができます。

    ピーリングのしすぎ

    肌をより整えるために、ピーリングを取り入れている人もいるでしょう。ピーリングは、肌に溜まった古い角質を剥がし、肌のターンオーバーを正常に整える効果が期待できます。クリニックで行われるケミカルピーリングは、肌への効果も高く、専門医の診断のもと、肌の状態に合わせた治療が可能です。

    また、自宅で気軽にできるピーリング剤も多く販売されており、自宅でのピーリングを取り入れる人も増えています。気軽にできる自宅でのピーリングですが、その気軽さあまり、やり過ぎて、肌への負担となってしまうケースがあります。

    ピーリングをすると、古い角質だけでなく、通常の角質も剥がしてしまうため、肌が刺激を受けやすい状態になります。ピーリングの頻度が高すぎたり、使用後に正しいスキンケアを行っていなかったりすると、肌がダメージを受け、ぶつぶつなどの肌荒れを起こしやすくなってしまいます。

    ピーリングを行うのは、週1回程度とし、表示された使用方法を守りましょう。

    悪い姿勢によって内臓が圧迫

    全く関係がないように思われる姿勢も、実は肌に影響を与えています。長時間同じ姿勢が続いたり、姿勢の悪い状態で過ごしていたりすると、内臓が圧迫され、血行不良や代謝の低下を招きます。血行が悪くなり、代謝が落ちると、肌の老廃物がうまく排出されず、肌荒れを起こすことがあります。

    一見関係ないように思える、姿勢と肌の関係。姿勢は、見た目だけでなく、肌にも影響を与えてしまうのです。正しい姿勢で、きれいな肌を目指しましょう。

     

    肌のぶつぶつがかゆい理由

    空気が乾燥している

    肌のぶつぶつは、かゆみを伴うことがあります。かゆみの原因として、まず考えられるのは、乾燥です。空気が乾燥していると、肌が乾燥し、肌を守るバリア機能が低下します。そこへ、髪の毛や衣服などが触れることで刺激となり、かゆみを感じるのです。

    乾燥は、大気が乾燥している冬だけでなく、エアコンを使用する夏などの季節にも起こります。ぶつぶつした部分のかゆみには、まずはしっかりと保湿を行うことが大切です。

    肌の雑菌が繁殖している

    ぶつぶつのかゆみの原因として意外と多いのが、雑菌の繁殖です。手についた雑菌が肌の他の部分にもついてしまい、かゆみを引き起こします。清潔を心がけていても、手はさまざまな場所に触れる機会が多く、どうしても雑菌がつきやすくなります。

    また、エアコンや空気清浄機などのカビや、寝具の汚れなどが原因となり、かゆみを引き起こすこともあるので、注意が必要です。

    皮脂が分泌しすぎている

    皮脂の過剰分泌により、肌のかゆみを引き起こすことがあります。何らかの理由で、皮膚が過剰に分泌されてしまうと、カビの一種であるマラセチア真菌が増殖して炎症を起こし、かゆみを引き起こすことがあります。

    マラセチア真菌は、肌に常に住んでいる常在菌のひとつで、皮脂を好むため、皮脂が多く分泌されると増殖してしまいます。皮脂の過剰分泌が起こる原因には、油分・糖分の多い食生活や睡眠不足、ストレス、ホルモンバランスの乱れなどが挙げられます。

    皮脂の過剰分泌を抑え、かゆみの原因を取り除きましょう。

    花粉が肌を刺激する

    鼻水やくしゃみなどを引き起こす、花粉の影響によって、肌がかゆくなることがあります。花粉が飛ぶ季節は、空気も乾燥しているため、肌も乾燥しやすくなります。そこへ花粉が肌に付着すると、刺激となり、かゆみを引き起こすのです。

    花粉症の人は、ティッシュやマスクなど、肌に摩擦が起きやすく、余計に肌は敏感な状態になります。まずは肌をしっかり保湿し、肌を整えることで、刺激に負けない肌を目指しましょう。

    強い日差しを浴びすぎている

    特に紫外線の強い季節など、強い日差しを繰り返し浴びすぎていると、アレルギー症状が出て、かゆみを引き起こすことがあります。花粉などのアレルギー症状と同じように、紫外線を浴びるたびに抗体ができ、それが一定量を超えたときにアレルギー症状として現れます。

    そのため、それまでは症状が出ていなかった人も、ある日突然アレルギー症状を起こすことがあるのです。紫外線の強い季節には、日焼け止めや日傘などをうまく利用して、紫外線を防ぐことが大切です。

     

    肌のぶつぶつを治す方法

    低刺激の化粧品を選ぶ

    肌のぶつぶつができてしまうと、その部分にさらに刺激が加わることで、悪化してしまうことがあります。ぶつぶつの部分は、保湿をしっかり行い、なるべく刺激となるものを触れないように気を付けましょう。

    スキンケアや、メイクに使用する化粧品は、刺激の少ないものを選ぶとよいでしょう。

    カフェインを摂りすぎない

    カフェインの取りすぎは、肌のぶつぶつが治るのを妨げ、悪化してしまう原因となることがあります。カフェインは、肌に必要なビタミンCやミネラルを排出してしまいます。コーヒーだけでなく、紅茶や緑茶などにも含まれるカフェイン。

    水分補給の飲み物には、麦茶やルイボスティーなど、ノンカフェインのものを選ぶと安心です。

    フェイスマスクをしすぎない

    肌をしっかり保湿し、栄養を与えてくれるフェイスマスク。パックにより、十分な栄養を肌に与えることができますが、やりすぎると肌が栄養過多の状態となり、かえって肌荒れを起こすことがあるので注意が必要です。

    詰まった毛穴の上に、フェイスマスクで栄養を与えすぎると、炎症などの原因となり、ニキビを悪化させてしまうこともあります。ぶつぶつなど、肌荒れの症状が表れたときには、必要以上のケアは控えるようにしましょう。

    スチーマーで肌ケアをする

    肌のぶつぶつを治すためには、毛穴に詰まった汚れをしっかり取り除き、ていねいに保湿をして、肌の状態を整えることが大切です。スチーマーは、微粒子のスチームが肌に浸透し、毛穴をじんわりと開かせ、汚れを落としやすくすることができます。

    スチーマーを使用したあとには、化粧水などでしっかりと保湿を行い、肌をしっかり整えましょう。

    ファンデーションの厚塗りをしない

    肌にぶつぶつなどの肌荒れが起きているときには、ファンデーションを厚く塗るのは控えましょう。肌荒れが起きているときには、ちょっとした刺激で肌への負担となってしまいます。ファンデーションの油分で、ぶつぶつをさらに悪化させてしまうこともあるので注意が必要です。

    化粧をしなければならないときには、ぶつぶつの部分は薄く乗せるだけにしましょう。なるべく早めにメイクを落とすよう心がけ、肌の負担を抑えましょう。

    肌のお休みの日を作る

    肌のぶつぶつを早く治すためには、肌のお休みの日を作りましょう。化粧はもちろん、スキンケアも最低限にして、肌本来の働きを取り戻すのが目的です。化粧品や、美容成分の高い美容液など、普段の肌は常に忙しい状態です。

    たまには肌を休ませることで、肌本来の力を引き出し、肌荒れが治るのを促してくれるのです。とはいっても、女性にとって、仕事や外出時、化粧をしないのは難しいもの。毎日必ず化粧をするという人も多く、なかなか肌を休ませることができないのも現実です。

    忙しい人は、半日もしくは数時間でも、肌を休ませたいですね。用事がある時間までは化粧をしない、もしくは、帰宅したらすぐに化粧を落とすなど、いつもよりも少しだけ肌に何もしない時間を長めにとることで、肌を休ませ、肌本来の力を取り戻しましょう。

    清潔なタオルを使う

    洗顔や入浴後、また手を洗うときに使うタオルは、清潔なものを使用しましょう。タオルは、一度使うだけでも雑菌が繁殖しやすく、肌荒れを悪化させる原因となることがあります。肌荒れが気になるときには、特に意識して、清潔なタオルを使用することを心がけましょう。

    水分をとってデトックスをする

    肌のぶつぶつとした肌荒れを改善するためには、しっかり水分をとり、身体に溜まった老廃物をしっかり排出することが大切です。水分を十分摂っていないと、老廃物を排出するために十分な水分が得られず、うまく排出できずにため込んでしまいます。

    老廃物がうまく排出されないことで、肌荒れの原因となってしまうため、普段から、こまめに水分を補給することが大切です。

     

    色によって違うぶつぶつの特徴

    肌色のぶつぶつは老廃物が溜まっている

    ニキビの初期段階といわれる白ニキビは、毛穴が詰まり、炎症が起きる前の段階で、白いぶつぶつが特徴です。肌にできるぶつぶつには、肌色のものもあり、溜まった老廃物が原因であるといわれています。

    予防するためには、しっかり水分を摂り、老廃物の排出を促すことが大切です。肌のターンオーバーを正常にするため、規則正しい生活や十分な睡眠、バランスのとれた食生活などを心がけましょう。

    赤いぶつぶつはストレスが原因で免疫力などが落ちている

    赤いぶつぶつとした湿疹は、アレルギーやかぶれなどが考えられます。さまざまなアレルギー物質によるアレルギーや、植物や化学成分によるかぶれが起こると、赤いぶつぶつが発生します。また、赤いぶつぶつには、食べ物アレルギーや汗、虫さされなどによって起こる、じんましんもあります。

    アレルギーは、人によって起こる原因は異なりますが、ストレスにより免疫力が低下し、アレルギー症状が起こりやすい状態になることがあります。赤いぶつぶつができた直接的な原因は、アレルギー反応であったとしても、アレルギー反応が起きやすくなった原因は、ストレスだと考えられます。

    赤いぶつぶつを起こしにくくするためには、まずはストレスをため込まない生活を心がけましょう。

     

    日頃の生活習慣でぶつぶつは防げる

    肌にできてしまったぶつぶつを見つけると、いろんなケアをして早く治したいという気持ちになりますね。肌のぶつぶつを改善するためには、特別なケアよりもまず、普段の生活習慣やスキンケアを見直すことが大切です。

    赤みがなく、炎症が起きる前のぶつぶつであれば、正しい生活習慣とスキンケアを心がけることで、解消することが可能です。毛穴が詰まる原因となる、肌のターンオーバーを正常に整えることで、ぶつぶつとした肌荒れの発生や悪化を予防することができます。

    肌のぶつぶつが気になるときには、乱れた生活習慣や、間違ったスキンケアを見直すことから始め、肌荒れの起こりにくい肌を目指しましょう。

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