目次
大人ニキビの原因
食生活の乱れなどの内的要因
仕事や家事でなにかと忙しい女性。食生活の乱れなどの内的要因から大人ニキビが発生してしまうこともよくあります。「疲れている」と感じたときにニキビができた経験がある方も多いのではないでしょうか。
これは睡眠不足やストレス、偏った食生活なのでホルモンバランスが乱れてしまうことが原因。ホルモンバランスが乱れると、皮脂が過剰分泌されやすく、毛穴に皮脂や角栓が詰まりニキビが発生しやすいのです。この場合、生活習慣などの内的要因を改善することでニキビ発生を予防できます。
医療・美容コンサルタントの滝沢日花里です。今まで複数の記事にてニキビやスキンケアについてコメントをさせて頂きました。大人ニキビは、ホルモンバランスや食生活などの内的要因や季節・ライフスタイルによる外的要因など、複数の原因が重なっている事も多々あります。原因を突き止め正しいケアが大切です。内的要因が原因の場合は、食生活の見直しやサプリメントを取り入れてみましょう。また外的要因を取り除く方法としてメイクオフは忘れない、寝る前までにはシャワーを浴びる、寝具は清潔に保つ、最低でもこの3つは取り入れていきましょう。最後にスキンケアですが、ニキビが出来た際の肌状態に合わせて変える事も大切です。乾燥やインナードライが強い場合は、弱酸性・セラミド配合の化粧品を使用してみたり、油脂が多い場合はビタミンC誘導体やトラネキサム酸配合の化粧品を使用してみましょう。予防と出来てしまった時のケアが必ずしも同じで良いとは限りません。ご自身で肌の状態をみてあげ、分からない場合は専門家に相談をしましょう。そして何よりも慌てて治そうと焦らない事です。最初に記載しました通り、複数の事が重なっている可能性は高い為、体質改善や肌質改善の期間を考えますと最低でも1ヶ月〜3ヶ月は必要です。根気良く正しいケアの継続が美肌や肌質改善に繋がります。また予防と出来てしまった後のケアは異なる場合がありますので、柔軟に対応をし日常ではメイクオフを早めるなど、少しでもお肌の休息時間を取ってあげる事も大切です。体の内側・外側の両方からケアをしていき、お肌も体も元気な状態を目指していきましょう。 大人ニキビの解消にはスキンケア。正しい知識を身に着けて改善しようさんを0人が応援しています! SNSでシェアすることで、モデルの表示順位がアップします。
誤ったスキンケアなどの外的要因
規則正しい生活を心掛けていても大人ニキビが発生してしまうことがあります。この場合、一番に考えられるのは誤ったスキンケアなどの外的要因です。
自己流だったりとスキンケア方法が間違っていると、肌に大きな影響を及ぼします。肌が清潔に保たれていなかったり、紫外線の浴びすぎや肌の乾燥によってニキビが発生してしまうのです。自分では「きちんとできている」と思っていても、実は間違ったスキンケアをしていた…なんてことも。いま一度毎日のスキンケアを見直してみることをおすすめします。
大人ニキビの種類
ニキビの初期段階「白ニキビ」
大人ニキビができた際に、初期症状として現れるのが白ニキビ。毛穴の中に皮脂や汚れが詰まっています。色がないことが特徴で、おでこや口周りにできやすいです。
白ニキビは、まだ炎症は起きていない状態。そのため、痛みやかゆみなどもありません。乾燥などの肌トラブルやストレスが原因で発生します。また、白ニキビをそのままにしておくと、黒ニキビや赤ニキビと徐々に症状が悪化してしまいます。白ニキビができた場合は、あまり触らずに正しい洗顔をして改善させましょう。
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皮脂が酸化した「黒ニキビ」
白ニキビは毛穴に汚れや皮脂が詰まった状態。中に詰まってしまったものが空気に触れ酸化した状態が黒ニキビです。つまり、白ニキビが悪化したことになります。黒ニキビは白ニキビよりも雑菌が入りやすいことが特徴です。
また、黒ニキビもまだ炎症を起こす一歩手前。そのため、痛みやかゆみはありません。しかし、そのまま放っておくと黒ニキビは炎症を起こし赤ニキビとなってしまいます。白ニキビから黒ニキビに悪化したということは、いつものスキンケアが間違っていると考えられます。早急に見直しを行いましょう。
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炎症を起こしている状態の「赤ニキビ」
黒ニキビを放置してしまうと、いよいよアクネ菌などにより炎症が発生します。炎症が起こると当然痛みやかゆみも生じてしまいます。ここまでは見た目以外の症状がないため、赤ニキビと悪化した時点で初めてニキビができていることに気づく方も多いです。
赤ニキビとなってしまった場合も同様に正しいスキンケアを行うことが大切です。また、抗炎症作用を持つ市販のニキビ薬も有効です。ニキビが顔中に発生してしまったり、痛みが強い場合は皮膚科の受診をおすすめします。
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赤ニキビが悪化した「黄色ニキビ」
赤ニキビが悪化すると今度は黄色ニキビに。炎症がひどくなり、化膿したニキビから黄色っぽい膿が出ている状態です。赤ニキビと同様に痛みやかゆみも存在します。
膿が溜まっているので「つぶせば治るかも」と思ってしまいがちですが、絶対につぶさないでください。でこぼことしたニキビ跡になってしまう可能性があります。黄色ニキビができた場合は、洗顔・保湿のスキンケアを行った上で薬で治療を行います。抗炎症作用や殺菌作用を持つ市販薬がおすすめです。また、黄色ニキビがなかなか治らなかったり数が多い場合は皮膚科を受診しましょう。
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大人ニキビのスキンケア用品選びのポイント
クレンジングはジェルもしくはクリームタイプ
クレンジングは肌に負担がかかる行為。なるべく低刺激のものを選びましょう。スルっと頑固なメイク汚れを落とせるオイルタイプのクレンジングには、肌への刺激が強い界面活性剤が含まれています。ニキビケアをするにあたっては避けたほうが良いでしょう。
おすすめなのは、ジェルもしくはクリームタイプのクレンジング。界面活性剤の量が少ないので、肌に優しくメイクをオフできます。油分が少ないため、ニキビ肌の方でも安心して使用できますね。
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洗顔は油分の少ない洗顔石けんで
ニキビケアをする場合、油分は大敵。毛穴に詰まりニキビ発生の要因となってしまうこともあります。洗顔料も油分の少ない洗顔せっけんを使用しましょう。皮脂や汗、ほこりなど最低限の汚れを落すことができれば洗顔料としては十分なのです。
ただ、固形石けんでも天然オリーブ石鹸はNG。オリーブオイルの成分がそのまま含まれているため、油分も多い傾向にあります。肌に残ったオイルがニキビを引き起こす要因となってしまうこともあるので使用は控えてくださいね。
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化粧水は有効成分の入っているもの
洗顔後に欠かせない化粧水。ニキビに対する有効成分が入っているものをおすすめします。特に重視したい成分がビタミンC誘導体とグリチルリチン酸。
ビタミンC誘導体には、ニキビ跡の原因となるメラニンを抑制する作用や酸化を防ぐ抗酸化作用があります。グリチルリチン酸には抗炎症作用があるので、赤ニキビや黄色ニキビへの対策として有効です。これらが含まれており、なおかつ肌への刺激となるオイルやアルコールが含まれていない化粧水がベスト。化粧水購入前にはパッケージの成分表をチェックしてくださいね。
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美容液はセラミド配合のもの
スキンケアの仕上げとして塗布する美容液。高い保湿効果を持つセラミド配合のものを選びましょう。セラミドは、ヒアルロン酸やコラーゲンよりも浸透性が高いことが特徴。角質層にしっかりとうるおいを与えます。
また、セラミドを補給し保湿を行うことで肌の乾燥を対策。乾燥にって生じるニキビを予防できます。肌のバリア機能も向上するため、外部からの刺激に強くなります。きちんと肌の水分量を維持し、ニキビのできにくい肌質へと改善させましょう。
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できればノンコメドジェニック製品を選ぶ
ノンコメドジェニックというのはなかなか聞きなれない言葉かもしれませんね。ノンコメドジェニック製品というのは、ニキビができにくいようにつくれたもの。ニキビの要因となる成分が含まれていないため、毛穴詰まりを予防することが可能です。
ただ、ノンコメドジェニック製品にはニキビを改善する力はありません。あくまでも、ニキビができにくい製品ということです。赤ニキビや黄色ニキビが発生している場合は、ノンコメドジェニック製品を使用しつつ薬などで治療を行いましょう。
大人ニキビのスキンケア化粧水
ルナメア AC スキンコンディショナー
富士フィルムの独自技術により開発された「アクネシューター」の働きで、有効成分と保湿成分を、角層まで浸透させて集中ケア。セイヨウナシ果汁発酵液やビルベリー葉エキスなど、4つの植物由来の保湿成分が、優しく肌を保湿します。
乾燥によって発生しやすい、大人ニキビやあごまわりなどのフェイスラインニキビにおすすめの化粧水です。
さっぱりしているのに、つっぱらずにしっかり潤うと評判です。
ファンケル アクネケア 化粧液
無添加化粧品でおなじみのファンケル、アクネケアラインの化粧液。ボタンエキスが、肌本来の抗菌力を引き出し、アクネ菌をケアします。さらに、3つの生薬が配合された漢植物エキス配合で、肌のバリア機能をアップさせて、ニキビができにくい肌に。
防腐剤、香料、合成色素、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤は不使用で、未開封で1年以内に、開封後は60日以内に使い切ることをおすすめします。
NOV AC アクティブフェイスローションモイスト
敏感肌・ニキビ肌向け化粧品「NOV」のニキビケアライン「ACアクティブシリーズ」の化粧水です。優れた保湿力を誇るリピジュアなどの保湿成分が配合され、べたつかないのに肌に潤いをあたえます。
pH3.5処方でアクネ菌が増殖することを抑制し、ニキビの悪化を防ぎます。有効成分のアラントイン配合の医薬部外品で、無香料・無着色。
オルビス 薬用クリアローション
オルビスが25年の研究を経て開発した薬用化粧水。紫根エキスや天草エキスが、繰り返す周期ニキビを根本からケアします。100%オイルカット処方に加えて、浸透型コラーゲンが配合され、べたつかない高保湿を実現。
超脂性肌~普通肌向けのさっぱりタイプと、普通肌~乾性肌向けのしっとりタイプから選べます。大人ニキビ特有のあごや口周りにできるニキビのケアに。
市販のプチプラニキビケア化粧水
ナチュリエ ハトムギ化粧水 スキンコンディショナー
ナチュリエ「ハトムギシリーズ」の化粧水です。保湿するために不要な成分はできるだけ省き、保湿成分として、天然植物成分のハトムギエキス配合というシンプル処方で安心。ハトムギエキスがしっかりと肌になじんで、肌荒れを防ぎます。
大容量なのにプチプラで、たっぷりと惜しみなく使えると大人気の化粧水です。香料、着色料不使用の低刺激性で、ニキビ肌のケアにも。
地の塩 どくだみ化粧水
自然派天然素材にこだわる地の塩社のどくだみ化粧水。古くから日本人になじみの深い、どくだみエキスが配合された自然派化粧水です。どくだみには保湿作用があり、肌に潤いをあたえます。
全成分は、水、グリセリン、エタノール、DPG、ドクダミエキス、ローズ水、天草エキス、メチルパラベン、エチルパラベンと、とてもシンプル。500ml入りの大容量サイズで、たっぷりと使えることも魅力です。
キュレル 皮脂トラブル化粧水
乾燥性敏感肌向け化粧品「キュレル」の皮脂トラブルケアシリーズの化粧水です。皮脂を抑制する成分と保湿成分のユーカリエキスが配合され、べたつきを防いで潤いのある肌に導びいてくれます。
有効成分のアラントイン配合で、ニキビや肌荒れを防ぎます。ポンプ式の容器で、清潔に使用できる点も魅力。1回の使用量は3~4プッシュ程度で、約3カ月間使用可能です。
大人ニキビに向かない洗顔料
殺菌成分が配合されている
殺菌成分が配合されているケア用品は、ニキビ対策に効果があるように思われがち。しかし、殺菌成分は肌への刺激が強い傾向にあります。大人ニキビのケアとしてはあまり適しません。
というのも大人ニキビができた場合、肌のバリア機能が低下し乾燥やターンオーバーが乱れていることが考えられます。つまり、肌はとても敏感でデリケートな状態。そんな肌に殺菌成分は刺激が強すぎるのです。ケア用品購入の際には、殺菌成分が含まれているか確認しましょう。
イオウが配合されている
殺菌作用や角質を柔軟にさせる効果があるイオウ。昔からニキビに効果的だと言われてきました。ただ、イオウにはこれらの効果よりさらに強力な肌を乾燥させる作用があります。
先ほどもお伝えしたとおり、大人ニキビは乾燥が要因となっていることもあります。イオウで肌を乾燥させるのは逆効果になりやすいのです。大人ニキビのケアには保湿が大切なのに乾燥させてしまっては意味がありませんね。イオウは大人ニキビへの効果が期待できないと言えるでしょう。
10代用のニキビ洗顔料
大人ニキビに10代用のニキビケア用品はおすすめできません。10代のニキビの原因のほとんどは、皮脂の過剰分泌。思春期のホルモンバランスの変化で肌に皮脂が多い状態となるのです。
そのため、10代用のニキビケア用品には余分な皮脂を取り除く成分が含まれていることが多いです。大人ニキビは潤い不足や乾燥が要因で発生する場合もあるので、皮脂を過剰に取り除くと逆効果となってしまうことも。大人ニキビができた場合は原因を見つけ出し、それに応じたケアを行いましょう。
ピーリングやスクラブが入っているもの
ピーリングやスクラブが入っているケア商品は、古い角質を除去できると評判ですね。一般的な洗顔料より効果が高いイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実はピーリングやスクラブはニキビケアとしては逆効果。必要な皮脂までも取り除いてしまうため、肌のバリア機能が衰えてしまいます。外部からの刺激にも弱くなり、ニキビができやすくなってしまう恐れがあるのです。ピーリングやスクラブでのケアは、肌が丈夫な状態のときに行いましょう。
大人ニキビに効果的な洗顔フォーム
ルナメア AC ファイバーフォーム
ルナメアの大人ニキビケアライン、ルナメアACの洗顔フォームです。毛穴より細い糸状繊維のファイバースクラブが、毛穴の詰まりや角栓をからめて除去します。
また、フランス産クレイが、不要な皮脂などを吸着して潤いをキープしつつ、さっぱり洗いあげます。無香料、合成着色料不使用で、ノンコメドジェニックテスト済み。
ビーグレン クレイウォッシュ
ビーグレンから、”吸着洗顔”がキャッチフレーズの泡立てない洗顔料。天然クレイのモンモリナイトが、肌の汚れや角質など、不要なものだけを吸着して、潤いを残しながらやさしく洗います。
グリチルリチン酸ジカリウムが、肌荒れを防いで肌を健やかにキープ。チューブから出して、マッサージするようになじませるだけなので、手軽に洗えて肌に負担もかかりません。
オルビス 薬用クリアウォッシュ
オルビス薬用ニキビ対策スキンケア、クリアシリーズの洗顔フォーム。ニキビや肌荒れを防ぐ天草由来のグリチルリチン酸ジカリウム配合。アミノ酸系の洗浄成分のへたらない泡で、優しく毛穴の詰まりを除去します。
保湿成分に浸透型コラーゲンと植物性のヨクイニンエキスが配合され、肌をふっくらと整えます。また、整肌成分の紫根エキスが、肌の状態を整えてくれます。
やってしまいがちな間違った洗顔方法
洗顔は夜の一回だけ
朝も夜も洗顔料を使用している方は多いと思います。しかし、洗顔料を使いすぎると肌に必要な皮脂までも除去し乾燥を引き起こしてしまう可能性があります。
基本的に洗顔は朝と夜の2回行いますが、洗顔料を使用するのは汚れが多い夜のみでOK。朝の肌に蓄積している水性の汚れはぬるま湯で十分落とすことができます。朝はぬるま湯のみ、夜は洗顔料で汚れを洗い流しましょう。また、洗顔のしすぎは逆効果となるので1日2回を守るようにしてくださいね。
冷水もしくは熱いお湯で洗う
洗顔を冷水もしくは熱いお湯で洗うのは絶対にいけません。冷水はしっかりと汚れを落とし切れなかったり、スキンケアの浸透率を低下させてしまいます。また、熱いお湯は肌の水分を奪い乾燥を引き起こす原因に。
洗顔の温度として最適なのは32~35度のぬるま湯。肌に必要な皮脂を残しながら、汚れを落とすことが可能です。人肌より少し低い程度なので、肌に優しいというのもポイント。手で触れてみて「ちょっと冷たいかな」と思う程度が32度前後の目安です。
クレンジングは時間をかけマッサージ
クレンジングに時間をかけてマッサージする女性はとても多いです。しかし、クレンジングはとても肌に刺激が強い行為。摩擦が生じるため負担がかかってしまうのです。
クレンジングは素早く行うのが重要。1分以内に手早く行いましょう。ゴシゴシと強く洗うのは余計に摩擦が生じてしまうため、クルクルと優しくメイク汚れを落としましょう。ニキビができていない場合でも肌への刺激となるので、できるだけ素早く行ってくださいね。
あまり泡立たないのでそのまま洗う
洗顔料の泡は肌への摩擦を抑える大切な存在。あまり泡立たないからと言って、そのまま洗ってはいけません。たっぷりの泡で洗顔を行いましょう。
きめ細かいたっぷりの泡をつくるには、少量の水で洗顔料を泡立てるのがコツ。素手で泡立てるのが難しい場合は泡立てネットを使用するのがおすすめです。たっぷりの泡を肌にのせ、優しく洗顔を行っていきましょう。質の良い泡をつくることで肌への刺激を最小限にできます。
隅々まで丁寧に時間をかけて洗う
ついつい時間をかけてじっくり洗ってしまいがちな洗顔。時間をかけるほど、肌の乾燥に繋がってしまいます。
肌を洗う目安は20秒。皮脂が多いTゾーンから順に、頬・フェイスライン・口周り・目元と洗っていきましょう。皮脂の多い部分をやや集中的に洗うのがポイントです。顔全体を洗ったあとは、ぬるま湯でぬめりがなくなるまですすいでください。最初は慣れないかもしれませんが、毎日時間を意識して行えば徐々に効率よく洗顔できるようになるでしょう。
ゴシゴシ擦って洗う
皮脂や汚れを落とすためにゴシゴシ擦って洗っている方も多いかもしれません。肌を擦る行為は摩擦がかるため、とても大きな負担に。ゴシゴシと擦って洗顔をしている方は、今すぐやめましょう。
顔を洗う際は、優しく指先で行うのが大切。たっぷりの泡で摩擦が起きないように力をかけずに行います。顔を卵だとイメージし、割れないくらいの強さがベストですね。中指と薬指で行えば余計な力がかからないのでおすすめです。
洗顔が終わったらシャワーでざっと流す
シャワーや入浴のついでに洗顔を行っている方がやりがちなのが、シャワーでのすすぎ。とてもラクではありますが、シャワーの水圧は肌への負担に。顔に直接当てないようにしましょう。
すすぎ方として一番良いのは、ぬるま湯を手のひらに取ってから顔にかける方法。手が肌に触れると摩擦の原因になってしまうため、ぬるま湯のみをかけましょう。10回程度バシャバシャと洗えば、しっかり泡を洗い流すことができます。また、入浴中は設定温度が上がっていることが多いので、水温にも十分注意してくださいね。
正しい化粧水の付け方を知る
化粧水の付ける手順
洗顔後に行う化粧水でのスキンケア。化粧水をつける正しい順番を身に着けることが大切です。
1.洗顔後タオルで拭いてから30秒以内で
化粧水をつけるタイミングはタオルで水分を拭き取ってから30秒以内。それ以上たつとどんどん肌の乾燥が進んでしまいます。保湿はスピードが重要。素早く水分補給を行いましょう。
2.手で化粧水を軽く温めてからハンドプレスする
化粧水が冷たいままだと高い効果が得られません。一度手の平に取り、化粧水を軽く温めてから塗布しましょう。手で化粧水をじっくりと浸透させるように優しくハンドプレスするのがポイントです。
3.乾燥しやすい目元や口元は化粧水を追加する
顔全体に化粧水を塗布したあとは、特に乾燥しやすい目元や口元に化粧水を追加します。細かい部分なので、指の腹でやさしくなじませてくださいね。余計な力をかけないよう、薬指で行うのがおすすめです。
4.重ね付けは2~3回までにする
どんなに乾燥が気になる場合でも化粧水の重ね付けは2~3回まで。摩擦が生じ、刺激となり肌への負担となってしまいます。
5.化粧水がしみる部分は避ける
赤ニキビや黄色ニキビなど炎症が起きていると化粧水がしみることがあります。しみてしまう部分は化粧水が刺激となってしまうことがあるので、避けるように塗布しましょう。
化粧水後は「乳液」「美容液」「クリーム」をつける
化粧水が蒸発するを抑える効果
化粧水を塗布したあとは、乳液・美容液・クリームでさらにケアを行います。これらには化粧水で補った水分が蒸発するのを抑える効果があります。
肌に薄い膜を張って、水分が失われるのを防ぎます。化粧水だけだと、時間がたつにつれて乾燥しやすいので乳液などでしっかりと肌に蓋をする必要があるのです。化粧水と乳液は役割が全く異なります。特に乾燥肌の方は、水分量を適切に保つためにも最後までしっかりとケアを行いましょう。
油溶性の美容成分を補うため
化粧水の効果は肌への水分補給。化粧水だけでは油溶性の美容成分を補うことができません。そのため、美容液などでしっかりと補う必要があるのです。
美容液に多く含まれているのが油溶性ビタミンC誘導体。水溶性より持続性が高くニキビも効果的です。また、油というとニキビに悪いイメージですが、油分不足は乾燥を促進しデリケート肌の要因に。もちろん多すぎるのは逆効果ですが、肌に必要な最低限の油分はきちんと補給する必要があります。
大人ニキビを予防する方法
有効な栄養素を摂る
大人ニキビを予防するためには、食生活の改善も必要です。外食やコンビニ食などは脂質が多くなりなちなので、できるだけ避けましょう。野菜を中心とした自炊を行うのがおすすめです。
また、ニキビに有効な栄養素を摂ることも大切。ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンE、ミネラル、コラーゲン、食物繊維は肌の状態を整えるために有効的な成分。食事やサプリメントで積極的に摂取しましょう。
十分に睡眠を取る
睡眠不足は、ホルモンバランスを乱し皮脂の過剰分泌の原因に。ニキビ予防には十分に睡眠時間を確保することも大切です。また、良質な睡眠を取ることで、肌のターンオーバーを促進しニキビ解消にも繋がります。
最近では就寝前にスマートフォンを使用する方も多いですが、これは良質な睡眠を妨げる原因に。入眠前は、強い光を視界に入れずリラックスすることが大切です。温かいミルクを飲んだり、アロマを炊くのも効果的です。
日焼け対策をする
紫外線は大人ニキビの原因である乾燥を引き起こす上、やっかいなニキビ跡をつくる要因になることも。しっかりと日焼け対策をすることが大切です。
日焼け対策として一番に挙げられるのが日焼け止めですね。日常生活程度であれば、SPFは20~30、PAは++程度のものを選びましょう。UVカット効果のあるファンデーションを使用するのもおすすめです。また、日差しが強い場合は日焼け止めと併用し、帽子や日傘での対策も行ってください。
ストレスを溜めない
ストレスが蓄積すると、ホルモンバランスが乱れてしまいます。男性ホルモンの分泌が盛んになってしまうとニキビが悪化してしまうことも。男性ホルモンには、皮脂分泌を促す働きがあるのです。
ホルモンバンスを整えるためにも、ストレスはできるだけ溜めないことが大切です。適度な運動や半身浴などはリラックス効果があるのでおすすめ。自分が思い切り楽しめる趣味などで発散するのも良いでしょう。あなたに合った解消法を見つけてくださいね。
油分の多いファンデーションは避ける
ニキビを予防するためには、リキッドタイプやクリームタイプなどの油分の多いファンデーションは避けたほうが良いでしょう。密着力がありカバー力も高い分、毛穴を塞いでしまうのです。ニキビの原因は皮脂や汚れの毛穴詰まりなので、毛穴を塞ぐのは絶対にNGです。
おすすめなのは、ニキビができにくいノンコメドジェニックタイプのファンデーション。油分が少なめで毛穴を塞ぐこともないので安心して使用できます。
継続してケアを行うことが重要
ニキビと言えば思春期のイメージが強く、大人になってからできると恥ずかしさもありますね。また、大人ニキビは再発しやすくやっかいな存在。治ってはできるの繰り返しとなってしまうことも多いのです。
大人ニキビをしっかりと解消するためには、長期的なケアが必要です。今回ご説明した洗顔方法・化粧水の付け方など正しいケアを身に着け、改善を行っていきましょう。毎日継続して行うことで、ニキビのできにくい肌を目指すことが可能です。