目次
クレンジングクリームの特徴
洗浄力が強すぎない
クレンジング剤は油性のメイクアップを落とすために使用するものですが、主に油分と界面活性剤などから作られています。メイク汚れなどの油分を落とすためには油分が、そして洗い流すときには水分と油分をなじませるための界面活性剤が必要となるためです。
クレンジングにもさまざまなタイプがありますが、クレンジングクリームは油分や界面活性剤が多すぎないバランスのよいクレンジング剤といえます。界面活性剤が多く配合されたオイルタイプやジェルタイプに比べると、洗浄力が強すぎないので肌に負担がかかりにくいというメリットがあります。
肌への刺激が少ない
クレンジング剤はオイルタイプ、ジェルタイプ、ミルクタイプ、クリームタイプなどに分けられますが、それぞれにメリット・デメリットがあげられます。たとえばオイルタイプのように汚れ落ちのいいものは肌に負担がかかりやすいですし、ミルクタイプは肌にやさしいけれどメイクを落とす力は弱めだったりします。
クレンジングクリームは、この4つのタイプの中では油分が多めで汚れを落とす力は強いほうですが、界面活性剤は少ないので肌への刺激も少なく、美容家や皮膚科医の先生などに”理想的なクレンジング”と呼ばれることも多いのです。
肌の潤いを守る
クレンジングクリームが優れている点は、油分と水分がバランスよく配合され、メイク汚れを落とす力と肌への優しさをかねそなえていることです。界面活性剤の配合量は他のクレンジング剤のどのタイプよりも少なく、さらに適度な油分が配合され、皮脂を落とし過ぎることなく潤いを守りながらメイクオフできる理想的なクレンジング剤なのです。
同じクリームタイプでも、メーカーによっては水分が多くてゆるめのテクスチャーのものなどがありますが、ゆるすぎるとミルクタイプのように汚れ落ちが悪くなるので、適度な固さのものを選ぶとよいでしょう。
敏感肌の人向き
敏感肌とは肌のバリア機能が低下して、外部からの刺激に敏感になっている状態です。敏感肌の人は少しの刺激でも反応しがちで、スキンケアにも気を使いますね。たとえば1日の終わりに行うクレンジングや洗顔でも、敏感肌を引き起こす要因となるので注意が必要です。
洗浄力の強いものを使用すると、メイクはしっかり落とせますが肌に必要な皮脂までも落としてしまうことに。敏感肌の人は肌のバリア機能を高めることが大切ですが、そのためにも肌に負担がかかりにくいクレンジングクリームがおすすめです。
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日焼けなどで肌が敏感になっている人向き
日焼けした後の肌は軽いやけどをしたのと同じことで、ダメージを受けて肌が敏感になっています。肌が乾燥してバリア機能が低下し、外部刺激の影響を受けやすくなっている状態ですが、そんなときにもクレンジングクリームがおすすめです。
日焼けなどで肌が敏感になっているときには、炎症を起こした肌にできるだけ負担のかからない低刺激のクレンジング剤を使用することが望ましいです。クレンジングクリームは界面活性剤の量が控えめで肌への刺激が少なく、クリーム状で肌への摩擦も軽減できます。
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乾燥した季節ならすべての肌質の人向き
普段はそうでもないのに、季節によっては肌の乾燥が気になるという人も少なくないかと思います。特に冬場など乾燥する季節には、クレンジングや洗顔後の肌がかさつくなんていう人はいませんか？
オイルタイプやジェルタイプのクレンジングは、顔に乗せて少しなじませるだけでさっと汚れが落ち、使い勝手もよいので人気があります。しかし乾燥が気になるなら、他のクレンジングと比べて保湿力の高いクレンジングミルクにしてみるなど、季節に応じて使い分けしてみてもよいかもしれません。
クレンジングクリームの使用に注意が必要な人
マツエクをつけている人
すっぴんでも華やかな目元を演出できるマツエクが大人気ですが、クレンジングクリームはマツエクを付けている人には注意が必要です。というのも、クレンジングクリームは油性なので、マツエクの接着剤を溶かしてしまうおそれがあるからです。
それでもクレンジングクリームを使用したいという場合は、アイメイクはあらかじめマツエクをしていても使えるクレンジング剤で落とすなどして、目元以外の部分に使用するようにするとよいでしょう。
脂性肌の人
クレンジングクリームは油分が多くて界面活性剤は控えめという特徴があるため、洗い流した後にどうしても油膜感やべたつきを感じることも少なくありません。何度すすいでもべたつき感が残り、いつまですすいだらよいのか分からないという人もいます。
使い勝手がよく、さっと洗い流せるタイプのクレンジングを使い慣れた人にとっては、クレンジングクリームは使いにくいと感じるかもしれません。いわゆるこのべたついた感じは、クリームタイプの特徴でもあるしっとり感でもあるわけですが、特に脂性肌の人は不快に感じる人も多いでしょう。
毛穴詰まりが気になる人
鼻の頭の毛穴が詰まって黒いポツポツが見えるイチゴ鼻は、鏡で見るたびに気になってしまいますね。きっとクレンジングで何とかしたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
毛穴の詰まりが気になっている人の場合、クレンジングクリームを使用するとさらに詰まってしまうこともあるので要注意です。特にふき取るタイプは、クリームをふき取るときにティッシュで何度かこすることになりますが、汚れが混ざったクリームが毛穴に入ってしまうことにもなりかねません。
クレンジングクリームの選び方
洗い流すタイプを選ぶ
クレンジングクリームには、洗い流すタイプとふき取りタイプの2種類あります。ふき取りタイプの場合、最後にふき取るときにこすり過ぎて肌との摩擦を大きくしてしまうこともあるので注意が必要です。また、ふき取りきれなかったメークやクレンジング剤が肌に残りがちなので、洗顔料でしっかりと落とすことが大切です。
洗い流すタイプはメイクを落としたらぬるま湯で洗い流すので、それほどこすらずに済んで肌への摩擦はこちらの方が抑えられるといえます。
使い心地で選ぶ
クレンジングクリームは各メーカーからさまざまなものが販売されていますが、テクスチャーのかたさや使用感はそれぞれ違います。人によってはメイク落ちの良さや肌への優しさの前に、クレンジングクリームの使用感がネックになって合わないと感じることも。
どちらかというと手軽に使えるオイルやジェルタイプと違い、クレンジングクリームは使い心地という点で使いにくさを感じることも少なくありません。できればサンプルなどを使用してみて、メイクと混ざった後の感触など自分が好きな使い心地の商品を選ぶようにするとよいでしょう。
おすすめのクレンジングクリームランキング
ポンズ クリアフェイスクリームクレンジング 270g
170年に渡って世界中で愛され続けているポンズから、美容クリーム生まれのクリームクレンジング。保湿成分として高麗人参エキス、シャクヤクエキス、オウゴンエキス、金銀花（スイカズラ）エキスの4種の韓植物エキスが配合され、しっかりメイクも肌に負担をかけずにやさしく落とします。ふんわりなめらかなリッチなクリームが毛穴汚れを溶かし、古い角質も洗い流してくすみのない透明感のある肌に。無着色でさわやかなグリーンシトラスの香りです。
ポンズ クリアフェイスクリームクレンジング 270g
ちふれ ウォッシャブルコールドクリーム 300g
低価格なのに高品質で人気のちふれから、クレンジングとマッサージの両方に使用できる洗い流し専用のコールドクリーム。メイクとよくなじんで、落ちにくい汚れや皮脂汚れもしっかり落とします。指すべりがよく、軽いタッチでマッサージのときのクリームとしても最適。クレンジングやマッサージの後は、さっと洗い流せてすっきりしなやかな肌に。マッサージクリームとして使用する際は、クレンジング後に一度洗い流して水気をふき取ってからあらためてクリームを塗ってマッサージします。無香料、無着色、ノンアルコール。
ちふれ ウォッシャブルコールドクリーム 300g
イグニス ブランクレンジングクリーム 200g
ナチュラル思考のスキンケアブランド「イグニス」のクレンジングクリームです。農薬や化学肥料を極力抑えて大切に育てられたこだわりのお米”白神産米”の米ぬかエキスをはじめ、私たちの生活になじみ深いアシタバ葉やクマザサ葉エキスが配合され、やわらかな素肌に磨き上げます。こちらはリニューアルされて、とろける感触がさらに軽やかになり、汚れを落とすクレンジング効果もアップしています。ハーバルフレッシュの香りでバスタイムが癒しタイムに。
イグニス ブランクレンジングクリーム 200g
モイスティシモ クレンジングクリーム 120g
ポーラのモイスティッシモクレンジングクリームは、肌に乗せるとオイルに変化してメイク汚れをしっかりと落としてくれます。保湿成分のサクラエキスやオウレンエキス、パルマリンが配合され、角層を整えながら汚れを除去して洗い流した後の肌はしっとりうるおってやわらかな肌に。こっくりとした伸びのよいテクスチャーで、肌にじんわりと浸透します。ジェントルフローラルの香りで心やすらぐ。低刺激性、無着色、アレルギーテスト済みです。
モイスティシモ クレンジングクリーム 120g
ディセンシア つつむジェントルクレンジング 100g
敏感肌専用スキンケア化粧品「ディセンシア つつむ」の新発想クレンジング。コシと弾力のあるクリームタイプで、汚れとなじむとオイル状のテクスチャーに変化します。指先の感触が変化したら洗い流しのサイン。自己流で落とし過ぎることがなく、必要な皮脂まで洗い流してしまうことを防ぎます。角層保護成分のクパス(テオブロマグランジフロルム種子脂)が配合され、肌の水分を守りながら洗います。洗い流すときのすすぎの回数は、肌に潤いが残る5～6回程度がおすすめ。
ディセンシア つつむジェントルクレンジング 100g
無印良品 マイルドクリームクレンジング 150g
シンプルなパッケージ＆お手頃なのに高機能で人気の高い無印良品のコスメ。こちらのマイルドクリームクレンジングは、保湿成分として桃の葉エキスとアンズ果汁が配合され、気になる肌の乾燥を防いでしっとり保ってくれます。手のひらにさくらんぼ大のクレンジングを取ったら、メイクとなじませしっかりすすぎます。顔が濡れた状態でも使えますが、しっかりメイクを落とすときは濡れていない状態での使用がおすすめ。無香料、無着色、無鉱物油、弱酸性、アルコールフリー。
無印良品 マイルドクリームクレンジング 150g
コスメデコルテ フィトチューン ソフニング クレンズ
コスメデコルテの太古の熟成植物成分”フムスエキス”が配合されたライン「フィトチューン」のクレンジングクリーム。メイクなじみのよいオイルが配合され、落としにくいメイクや日焼け止めなどもすばやく溶かし、毛穴に残りがちな酸化皮脂や古い角質までしっかり落とします。3種類のオーガニック植物抽出オイルとスクワランが、肌のバリア機能に必要な成分を守ってしっとりやわらかな肌に。ベースがクリーム状からオイル状に変化して、ふき取りも洗い流しもしやすいのが特徴です。甘くてみずみずしいハーバルフローラルタイプの香り。パラベンフリーで、スティンギング（皮膚刺激感）テスト済みです。
コスメデコルテ フィトチューン ソフニング クレンズ
アクアレーベル メーク落としクリーム 125g
アクアレーベル、はりつやラインのメーク落としクリーム。保湿成分のヒアルロン酸、オタネニンジンエキス、グリセリンが配合され、潤いを守りながらメイクを落とします。マッサージクリームとしても使用でき、血行を促してハリとツヤのある肌に。しっとりとなめらかな感触でべとつかないしっとりなめらかな感触です。ジャスミンとローズの香り。洗い流しとふき取りのどちらでも使えるので、メイクを落とした後はやさしくふき取るかぬるま湯で洗い流します。
アクアレーベル メーク落としクリーム 125g
クレンジングクリームの使い方
アイメイクを専用リムーバーで落としておく
クレンジングクリームはクレンジング剤の中では汚れ落ちがよい方になりますが、製品によってもクレンジング力はさまざまですし、やはりオイルタイプには劣ります。
アイメイクなどはウォータープルーフタイプのものもありますし、口紅も落ちにくいものが増えています。そんな落ちにくいポイントメイクは、専用のリムーバーであらかじめ落としておくことをおすすめします。そうすることで顔全体に洗浄力の強いクレンジング剤を使わなくて済み、肌への負担も減らせます。
手のひらで包み込むようにして温める
クレンジングクリームは油分を多く含んでいるので、顔に乗せる前に手のひらで包み込むようにして温めてから使用するとより効果的です。温めることでテクスチャーがゆるみ、メイクとなじみやすくなるのです。
クレンジングクリームは、すすいだ後にべたついて何度すすいでも気になるという声をよく耳にします。クリームを温めてからクレンジングすることで、すすいだ後に肌にクリームが残りにくくなるというメリットもあり、クリームクレンジングの効果を最大限発揮させられます。
クレンジングクリームを使う順番
1：Tゾーンにのせる
2：Uソーンに広げてなじませる
3：目元と口元にもなじませる
まずは顔の皮膚の中でも強い部分といえる額から鼻にかけたTゾーンにクリームをのせてなじませます。次にあごまわりのUゾーンにも広げていきます。最後に皮膚が薄くて弱い部分でもある目元や口元にクリームをのばしてやさしくなじませます。指の腹を使って円を描くようにしてクリームをなじませるのがポイントです。決して引っ張ったりこすったりしないように気を付けましょう。
指先が軽くなったらすすぎのタイミング
クレンジングクリームは、オイルタイプやジェルタイプのクレンジングと比べると、メイク汚れとなじむまでに時間がかかります。そこでいつまでなじませたらよいのかで迷ってしまうかもしれません。
クリームタイプの場合、指でなじませている内に白いクリーム状から透明な状態に変化して指先がふわっと軽くなったらすすぎ時です。すすぎのタイミングが早すぎると汚れが充分に落ちず、さらに洗い流すときのべたつく原因ともなるので気を付けましょう。
30度前後のぬるま湯でよくすすぐ
洗顔やクレンジング剤を落とすときに水かお湯で洗っている人もいるかもしれませんね。実は顔を洗うときの水の温度はけっこう大切で、冷たすぎると毛穴が閉じてしまって汚れを落としにくくなりますし、熱いと肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうことに。
クレンジングクリームでメイクを落とす場合も、冷たい水だとクリームが汚れとなじみにくくなって汚れ落ちが悪くなってしまいます。ですからクレンジングの最後に洗い流す際には、30度程度のぬるま湯で丁寧に洗い流すようにしましょう。
クレンジングの後に洗顔料で洗う
ときどき、クレンジングの後の洗顔は必要かどうか迷う人もいるようです。クレンジングの役割はメイク汚れなどの油分を落とすこと、そして洗顔料を使用した洗顔には汗や古い角質など水性の汚れを落とす役割があります。
中にはW洗顔不要が売りのものもありますが、一般的なクレンジングの場合はW洗顔は必要です。クレンジングと洗顔にはそれぞれの役割があるので、クレンジングの後には洗顔料を使用してしっかりと洗い流すようにしましょう。
自分に合ったクレンジングクリームで1日の汚れを落としましょう
ほとんどの人が毎日使用しているクレンジングという行為は、意外と肌に大きな負担をかけているものです。若い頃はあまり知識もなく、価格や手軽さなどでクレンジングを選んでいたかもしれないですね。しかし肌のつっぱりや乾燥が気になるなら、クレンジングを見直してみるとよいかもしれません。
クレンジングクリームは肌に負担をかけずに汚れをしっかり落としてくれるので、理想的なクレンジング剤として推奨している美容の専門家はとても多いです。初めて使う場合は、オイルタイプなどに比べて手間がかかり使いにくいと感じるかもしれません。しかし使い続ける内に肌が変わってくるのが実感できるでしょう。
クレンジングクリームもメーカーによって使い心地や配合成分、価格もさまざまです。数ある中からいくつか試してみて、自分に合ったお気に入りのものを見つけてみてください。
