目次
ほうれい線が出来てしまう原因
肌が乾燥して潤いが不足
年齢を増すごとにほうれい線は目立ってしまいます。浅いほうれい線であれば年齢関係なく20代でもできることがあります。太っていてもやせていても体型も関係ありません。浅いほうれい線は表情の癖がそのまま残ってしまったことが原因となることがあります。例えば笑いシワなど。笑いシワが定着してしまうとそのままほうれい線になってしまいます。
むくみや、肌が乾燥して潤い不足になることが原因で浅いほうれい線ができてしまうこともあります。20代や30代という若さでほうれい線が気になるという女性は肌の乾燥が原因ということが多いです。冬になるとほうれい線が目立つという方もいます。一時的にほうれい線が目立つ時期があるという人は肌の乾燥が原因の可能性が高いです。
肌のハリと弾力の元になっているのはコラーゲンとエラスチンという成分ですが、乾燥をするとこれらの成分が不足してしまいます。そしてハリと弾力を失った肌はたるんでしまい、その結果ほうれい線ができてしまいます。
乾燥はほうれい線ができる原因になるので、肌の乾燥が気になる方は潤いを与えて保湿ケアをしましょう。
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肌のたるみで頬が下がる
深くほうれい線ができている人の多くは、肌のたるみで頬が下がったことが原因です。年齢を増すごとにどんどんと深くなるほうれい線は、頬の筋肉と口元の筋肉がかたくなって頬が下がったままの状態になっています。
皮膚の弾力とハリが低下したことが原因でたるむ
肌がたるむ原因は、皮膚の弾力とハリの低下です。加齢とともに皮膚の弾力やハリは徐々に失われていきます。皮膚の弾力とハリを取り戻したいなら、しっかりとケアをすることが大切です。
表情筋が衰えてたるむ
表情筋が衰えてしまったことが原因で、肌がたるむことがあります。たくさん会話をするように心がける、食べ物をよく噛む、かたいものを食べるようにするなど、表情筋を鍛えるためには日常生活を見直してみることが大切です。表情筋の衰えを進行させてしまうと肌のたるみで頬が下がり、深いほうれい線ができてしまいます。
皮下脂肪が原因でたるむ
顔の皮下脂肪が増えてしまうと、脂肪が支えられなくなって頬はたるみます。頬が柔らかい人もたるみやすいです。そして皮膚がたるむとほうれい線ができます。
ダイエットを繰り返している人も注意が必要。繰り返されるダイエットにより、皮膚がたるんでしまいます。
ほうれい線を隠すメイクのポイント
肌のお手入れをしてからメイク
できてしまったほうれい線を消すことは困難です。そうだとしたら、メイクでほうれい線を隠してしまいましょう。完全に消すことはできませんが、肌のお手入れやメイクを丁寧にすることでほうれい線を薄くして目立たなくさせることはできます。
いきなりメイクでほうれい線を隠すのではなく、肌のお手入れをしてからメイクをするということがポイント。
ほうれい線をこれ以上深くしないためには、メイク前にしっかりとスキンケアをして保湿をしましょう。
注意する点は、洗浄力が強すぎる洗顔料を使わないこと。汚れを落とすだけでは収まらず、守らないといけない皮脂までも奪ってしまうからです。そして肌が乾燥してしまい、様々な肌トラブルを引き起こします。
メイクアップベースはシリコン入りを
メイクアップベースはシリコン入りがおすすめです。シリコン製の下地は毛穴をカバー。さらに肌の凸凹がなくなり滑らかになるので、できてしまったほうれい線を薄くしてくれます。ファンデーションを塗った後、ほうれい線のしわの部分にファンデーションがたまることを防ぎます。
シリコン入りのメイクアップベースで肌を滑らかに整えたら、明るめのリキッドコンシーラーをつけて、ほうれい線を目立たなくさせるというテクニックがあります。コンシーラーは肌よりも少し明るめの色を選ぶことがポイント。色でごまかすのではなく光を反射させてほうれい線を目立たなくさせることが狙いです。
ファンデーションを厚塗りしない
ほうれい線を隠そうとファンデーションを塗り重ねて厚塗りをしてしまう人がいますが、逆にほうれい線が目立ってしまうので厚塗りをしないようにしましょう。ファンデーションを厚塗りすると、ほうれい線にファンデーションが溜まってしまってシワが目立ちます。
しかもファンデーションを厚塗りすると顔が白くなって不自然になります。塗りムラができてしまうのでファンデーションの厚塗りはよくありません。
ほうれい線の部分のファンデーションの塗り方は、スポンジで軽くトントンとたたいてなじませること。スポンジを上手に使うことで厚塗りになることを防ぎます。
メイク直しをする時は、鏡を見てほうれい線にファンデーションが溜まっていないかをチェックしてください。時間が経つとメイクが崩れてファンデーションがよれてしまいます。ほうれい線にファンデーションがよれこんでしまっていたら、ティッシュなどで溜まったファンデーションを取り除いてから再びスポンジを使用してファンデーションをたたいてなじませましょう。
ほうれい線から目をそらす部分メイクテクニック
口紅は肌なじみがいい色を選ぶ
真っ赤な口紅など鮮やかな色の口紅をつけたら肌が奇麗に見えそうな気がしますが、実はつけている口紅が原因でほうれい線が目立っているケースもあります。
真っ赤な口紅で口元に注目が集まってしまうと、ほうれい線が目立って老けて見られてしまうことがあります。目を引く色の口紅もファッションによっては素敵ですが、ほうれい線を目立たなくするメイクをしたいなら、コーラルオレンジやコーラルピンクなどのコーラル系の肌なじみがいい色の口紅を選んだほうがいいでしょう。
より若々しく見せたいならリキッドルージュがおすすめ。肌なじみがよく、さらに艶のあるぷっくりとした唇になります。
目元の印象が明るくなる色を使う
ほうれい線から離れた場所にある目元の印象を明るくすることで、口元から目元へと視線を逸らすことができるので、たるみやほうれい線が目立たなくなります。
アイメイクは濃いブラウンなど暗い色を選びがちですが、ポイントメイクでほうれい線をカモフラージュしたいなら、明るい色がおすすめです。目元の印象を明るく華やかにすることを意識して色を選びましょう。
派手な色を選ぶということではなく、印象的な目元にしてほうれい線から視線をそらすことが目的です。アイラインを入れて目元をくっきりと見せたり、目がしらと目の下に薄くハイライトを入れて印象を明るくするというテクニックもおすすです。
目元がくすんでいると老けて見えるので、目元の印象が明るくなるようにメイクをしましょう。目尻のキワなど細かい部分まで気を使って丁寧にアイメイクを施してください。
チークを入れてハリを表現する
チークを入れると血色が良く見えて顔全体にハリが出て明るくなります。
ただしチークを入れる場所がポイントです。チークを入れる場所を間違えると逆にほうれい線が目立ってしまうので注意してください。
チークを入れる場所は、頬骨より少し上になるようにしましょう。小鼻よりも上で顔の側面に向かって上昇させるように薄くぼかしていきます。
ファンデーションは頬の高い位置から塗る
頬の高い位置は毛穴や色ムラなどが出やすい場所です。この部分からしっかりとカバーすることがポイントになります。頬の高い位置からファンデーションを塗り始め、顔の中心から外に向かって伸ばすように塗ることがほうれい線を目立たなく見せるメイクのコツです。
まだほうれい線が気になって仕方がないということであれば、ハイライトを入れるという手段もあります。光で影をとばしてほうれい線から目をそらすというメイクテクニックです。
ほうれい線に良い化粧水
アクセーヌ モイストバランスローション 360ml
高保湿成分配合で1日中渇きを知らない肌へと導いてくれるローションです。のせてすぐに自分の肌になるような感覚。潤いが巡って肌に浸透します。
低刺激、無香料、無着色、アルコールフリーで肌に優しく安心です。フリー・ノンコメドジェニックテスト済みですが、すべての人に肌トラブルが起きないわけではないので注意しながら使用しましょう。
アクセーヌ モイストバランスローション 360ml
SKⅡ フェイシャルトリートメントエッセンス 75ml
SKⅡの中でも35年以上愛され続けている名作です。
90%以上が天然成分のピテラでできており、ビタミン類、アミノ酸類、ミネラル類など、50種類を超える肌に効果的な有効成分が含まれています。ピテラは肌をバリアしてくれる角質層に潤いを与える高保湿成分。肌本来の働きを整えて、キメ、ハリ、輝きのあるクリアな肌をサポートします。
SKⅡ フェイシャルトリートメントエッセンス 75ml
イプサ ザ タイムRアクア 200ml
うるおい成分を含む水の層を肌表面につくることでキメを整えてみずみずしい肌へと導いてくれる薬用化粧水です。アセチル化ヒアルロン酸などの高保湿成分の複合体を組み合わせることで潤いが持続します。
水分不足の乾燥肌や過剰皮脂が気になる肌にも、水分補給を高めることでバランスを整え、テカりにくいみずみずしい肌へと導きます。
イプサ ザ タイムRアクア 200ml
サイエンスボーテ バイタルコンディショニングローション 200ml
北海道産サラブレット馬のプラセンタを高配合した美容液を凌ぐ化粧水です。必須アミノ酸や酵素などの肌に効果的な成分を手軽に補給できます。
アウレオバシジウムプルランス培養液がキメを整えて毛穴が目立ちにくい柔らかな肌へとサポート。天然植物・果実由来の厳選された成分、コラーゲンやヒアルロン酸などの高保湿成分も含まれており、潤いバランスやバリア機能を整えて長時間保湿します。
サイエンスボーテ バイタルコンディショニングローション 200ml
ディオール スノーブライトニングエッセンスローション 200ml
肌に効果的な有効成分をたっぷりと含んだローションです。たっぷり潤って透明感があふれる肌へと導きます。
カプセルに閉じ込められたビタミンEにより鎮静効果や抗酸化効果が働き、肌荒れや日焼け後のほてりを防いでくれます。
ディオール スノーブライトニングエッセンスローション 200ml
アルビオン 薬用スキンコンディショナーエッセンシャル 110ml
肌のコンディションを見守り続ける薬用化粧水です。季節や環境の変化でコンディションを崩した肌をみずみずしくすこやかに整えます。
肌を積極的にサポートしてくれる高保湿の有効成分が含まれているので、紫外線の影響でダメージを受けた肌、乾燥した肌に潤いを補給。肌荒れや乾燥を防いで心地よく引き締めます。
アルビオン 薬用スキンコンディショナーエッセンシャル 110ml
ほうれい線を目立たなくする日常ケア
保湿はしっかりと
お肌が乾燥することでほうれい線が目立つことがあるので、保湿ケアはしっかりとしましょう。コラーゲン、アミノ酸、ヒアルロン酸、セラミド、プラセンタなどの高保湿成分が含まれた化粧水で保湿ケアをすることで、乾燥を防ぎほうれい線が目立たなくなります。
お肌の角層には水分を保持してくれるバリア機能があります。バリア機能が低下すると肌が乾燥するので、バリア機能を整えて潤いが長持ちする化粧水がおすすめ。ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化作用のある成分が入った化粧水はバリア機能を整えるサポートをしてくれます。
合成界活性剤が入った化粧水を使用するとバリア機能を破壊してしまうことがあるので、化粧水に含まれている成分はよく確認しましょう。合成界活性剤不使用と明記されている化粧水であれば大丈夫。
保湿ケアをする時はバリア機能を整えることを意識しましょう。抗酸化作用のある成分や高保湿成分や合成界活性剤不使用など、肌に効果的な有効成分が入った化粧水かどうかを確認してください。
紫外線対策をする
紫外線は肌の奥にある新皮層のコラーゲンを破壊。紫外線を浴びたことが原因で肌が衰え、たるみやシワができます。
たるみやシワができるとほうれい線が目立ち老けて見えます。肌の老化を防ぐためには紫外線対策をすることが大切。日焼け止めをして紫外線をカットしましょう。
日焼け止めを選ぶ際の注意点は、自分の肌質に合っているかどうか。敏感肌や乾燥肌の人は肌に負担をかけない日焼け止めを選ばなくてはいけません。防腐剤や合成着色料などの添加物が入っている日焼け止めは肌荒れの原因になります。余計な添加物が入っていないもので、酸化チタンや酸化亜鉛などの天然成分を使用した日焼け止めを選びましょう。
紫外線は肌の水分を奪って乾燥させてしまうため、保湿成分がたっぷり入った化粧水でスキンケアをすることも忘れないようにしてください。
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日焼けしやすい人必見。紫外線対策で意識するべきこととは?
顔の筋肉を鍛える
ほうれい線を目立たなくするためには、顔の筋肉を鍛えることも大切です。顔の筋肉は使わないと衰えてしまいます。意識的に顔の筋肉を鍛えることでリフトアップをしてたるみを解消しましょう。
顔の筋肉を鍛える簡単な方法があります。それは話をする時に大きな口を開けること、なるべくかたいものを食べること。たったそれだけでも顔の筋肉が鍛えられます。わざわざ時間を取ることなく日々の生活の中でできることなので、たるみを解消してほうれい線を目立たなくしたいなら試してみてください。
運動をするなど生活習慣に気を付ける
睡眠不足や運動不足など、生活習慣の乱れは肌のターンオーバーに悪影響です。睡眠不足は肌の老化を進めてしまい、運動不足になると血流や代謝が悪くなり肌に栄養が届かなくなります。
ランニングなどの有酸素運動をする習慣をつけて運動不足を解消し、程よく疲れて深い眠りにつくという日々を送るのが、健康と美容のためには理想的な習慣です。ですが、誰もがそのような生活習慣にはなれません。オススメの、睡眠不足と運動不足の両方を簡単に解消できる方法は、睡眠前にストレッチをすることです。ストレッチをすることで体も心もリラックスでき、深い眠りにつくことができます。
生活習慣を気を付けることが美肌へのアプローチに繋がります。
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ストレッチで健康とダイエット効果が期待できる?簡単に実践できる体操
栄養のある食事をとる
栄養バランスの取れた食事をとることも肌のために大切。
コラーゲンを含む食べ物、コラーゲンの生成を助けるビタミンC、抗酸化作用のある食べ物など、肌に良い栄養素を含んだ食べ物を意識的にとることで肌の老化を防ぎます。
コラーゲンを含む食べ物は、鶏の手羽先や軟骨や牛すじやモツなど。ビタミンCを含む食べ物は、ブロッコリーやピーマンなどの緑黄色野菜やイチゴなどの果物など。抗酸化作用のある食べ物は、バナナ、カボチャ、ニンジン、キャベツ、ニンニク、ショウガなどがあります。
ほうれい線はメイクで上手に隠そう
ほうれい線が気になるなら、まずは肌の老化の原因を取り除く努力が大切です。
肌のためにも健康のためにも、栄養バランスの取れた食事をすることを意識してください。そしてランニングもしくはストレッチなどの自分にできる無理のない運動をして生活習慣を見直すことからスタートしてみましょう。
日常的なケアとしては、日焼け止めをして紫外線対策をしてください。紫外線は肌に大きな負担をかけ、たるみやシワの原因になります。
さらに口を大きく動かすなど、顔の筋肉を鍛えると、たるみをなくしてほうれい線ができにくくなります。日々の生活の中で顔の筋肉を鍛えることも意識してみてください。
できてしまったほうれい線はメイクで上手に隠しましょう。
化粧水、メイクアップベース、ファンデーションに気を使い、さらにメイクを工夫することでほうせい線をカモフラージュできます。ほうれい線を目立たなくするメイクテクニックのポイントは、ベースを整えること、ファンデーションを厚塗りしないこと、目元を明るくすることです。
気になるほうれい線は、普段のスキンケアやメイクテクニックで改善できます。できることから始めて楽しく過ごせるように、見た目の若々しさを自らの力で手に入れましょう。